長文置き場

備忘録

3月後半にあったこと雑記

またまた日記回。特に時系列順ではない。

 

WITHステイベに行ってきた

20日の昼夜公演に参加してきた。TLに素晴らしいレポがたくさん流れてきたので、わたしが語ることなんもねえ……と思ってしまったが、軽く書き残しておく。

内容としては、12月に行われたWITHステの振り返りをしつつ、バラエティコーナーあり、ライブコーナーありというものだった。

わたしはWITHでは「好きにしてI-I-Z-E」が大好きで、どんな現場の前でも現場に向かう最中に聞くとテンションがブチ上がる神曲で、ずっとこれ生で見たいなー!とツイッターで言っていた。

 

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そしたらわたしが入らなかった19日公演のみの披露でマジかーーーーーーーーい!!!!!となってしまった。WITHステのときもそうだった……わたしが入らない日にだけ好きにしてが披露される……。まあこれに関しては入らなかったお前が悪いとしか言いようがないだが……。好きにしてとGiraギャラは定番曲だから聞けると高をくくっていました。

ただ20日に披露された分ではスパダリが聞けたのがすごく嬉しかったなーーー!あとDANCE PRINCE今まであんまりリピってなかったんだけど、生で聞いたらめっちゃ良い曲じゃんと思って死ぬほどリピってた。

 

WITHのキャスト3人はものすごく仲が良くて、定期的に流れてくるキャッキャしているツイートを見ては微笑ましく思っているのだが、やっぱイベント見て思ったけど、3人とも根がめちゃくちゃ真面目なんだろうなと。出てくるエピソードとか話しぶりに真面目さがめっちゃ滲み出ているんだよな……。だからあんなに仲が良いんだろうなと思った。ふざけているシーンを見ても、真面目な人たちがハメを外してはしゃいでいる感があって見ていてニコニコしてしまう。

 

やはり記憶に残っているのは20日夜公演で起こった地震だった。最初はオタクのせいで揺れてるのかな?と思ったら、それにしては横方向のスライド感が異常すぎたし、シャンデリアもヤバいくらい揺れていた。

スパダリを歌いきった後に公演が一時中断になり、本気で中止になるかもなと思ったがその後再開されてホッとした。これはマジでみんな言っていることだと思うけど、この後の山下さんのコメントが素晴らしくて…!マジで座長頼もしいなあと思ったし、玲央くんからも「こういうとき本当に頼もしいよね」って言われててわかるってなった。

その後にオレーザーの振りで天然ボケかましたのも、いい意味で緊張感ある場の空気を和らげていて愛すべき座長だなと思った。

山下さんのコメントというか話しぶりって、冷静に聞いてるともうちょっと簡潔に言えるだろうなーって言い回し結構あるんだけど、でもその分本当に考えて言葉を紡いでいるんだなと思えて、そこにすごく誠実さを感じて好き。作品に対してもそれに関わる人たちにもファンにも、たくさんの感謝と愛を伝えている言葉だったなと思った。

 

 

スタマイを始めた

スタンドマイヒーローズ

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スタマイの山下さんのキャラは口悪い系だと知っていたので前々から気になっていたのだが、相互さんのnoteを読んで「やるか!」とようやく決心できた。

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相互さんへの私信だけど、布教文上手すぎて途中キレながら読んでた。特に「そう、後述するがこの男、考えれば考えるほど姫なのである」という一文にやられ、ちょうどその日上司からわけのわからない仕事を振られ疲労していたので、誠一郎の姫演技吸って元気出そうと思いDLした。

この試聴動画、完全に姫でしかなくてブチギレていた。わかんないけど多分山下さんも神楽亜貴のこと姫だと思って演じてると思う。そうとしか思えない姫すぎるから……。

そしてフォロワーさんに「神楽さん出るまでリセマラしてたらアニメ8話まで見終わってました」と言われ震えていたのだが、2日目でなんとか出せた。なおその後はRですら出ない。

 

さすが長寿ゲーだけあって、半月ほど触っているが全貌が何も見えてこない。わけもわからずメインストーリーと神楽姫の本編進めている。

あと一生懸命パズルをやっているだけなのに「バカ」「キライ」とののしられ「はぁ」とクソデカため息をつかれる。姫だから気難しいのか!?でも山下さんの言い方がマジのマジに絶妙なので「何でそんなこと言われないといけないんですか(キレ)」という気持ちと、「ツンデレくっっっっっそ可愛い……」という気持ちが同時に襲ってくる。 

 

メインストはのんびり進めているが、神楽さんのキャラストは爆速まで最新分まで追いついてしまった。そこで終わる!?というところで終わるので、次更新されるのがいつなのかわからん現実に絶望する。

物言いがめちゃくちゃ辛辣で素直ではないが、基本的に仕事がデキる人なので、よく周りを見ているし、憎まれ口にしか聞こえなくとも主人公を含め周囲への優しさや気遣いを感じさせる人だし、お坊ちゃまなので乱暴な言葉遣いはしないところ、本当に上質なツンデレだった。あとマジのマジに神楽姫が姫すぎて俺がお前の王子になる……って思いながらプレイしてしまう。

それはそれとしてこういうプライドエベレストなツンデレ姫系な男に対して、主人公の一生懸命だけどどこか天然ですっとぼけたような感じは相性が良いし、サブキャラのメグちゃんや莉生さんのキャラクターもものすごく良い。話がシンプルに面白い。早く続きください……。

 

K4の映画を見てきた

k4company.jp

へえーK4映画になるんだーーー見に行きたいなーーーとチラッチラッしていたら、有識者のフォロワが「一緒に行きませんか?」と匂わせに釣られてくれたので一緒に見に行った。

K4についてはほとんどミリしらで、4人の顔と声と名前は一致しているレベルの知識しかない。完全に好奇心で見に行った。キャストの中で1番好きなのは熊ちゃん!

 

正直アイドル映画でよくあるわけのわからないストーリーの虚無作品を想像していたので、期待値はさほど高くなかったのだが、こんな失礼過ぎる第一印象を詫びたくなるほど真っ当に面白かった。1時間半くらいの尺なのだがその中にK4勢はもちろん、俳協勢の見せ場もちゃんと織り込み、話の筋としてもおおよそ無理がなく、全然途中で眠くなったりしなかった。面白い映画見たなー!!!というシンプルな爽快感が残る作品だった。

K4を追いかけているオタクだからこそわかる小ネタが大量に仕込まれているのだろうが、そんなのわからなくても普通に面白かった。これは2度3度見に行くオタクいるだろうな、と思わされるくらいの出来だった。

 

個人的にはずっと「武明可愛い……」を心の中で連呼していた。熱血空回りリーダー可愛い。あと小松くんの役柄完全にデュース・スペードだわ……と思うなどした*1

あとあの取ってつけたような雑過ぎる夢女子サービスシーン面白すぎて笑いこらえて震えながら見ていた。

 

三兄弟続編

 

やったあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!

帰宅してからはずっとこれで浮足立ってた。最高。言語化できないほど嬉しい。沸いた。てかわたし2021年は大沢先輩後輩対決が来るか、三兄弟の続編が出るか、山下さんと熊ちゃんがメインの作品が来るかしたら終わりでいいって言ってたけど、2つも叶っちゃったね……?これならもう3つ全部叶えてくださいお願いします。ここまできたら年内中に山下さんと熊ちゃんのメインが来ること諦めないから……。

 

いや正直跪いて~がキャスト発表された瞬間が1番沸いたというか、その後に2枚組を期待したら1枚組でカットされる説が浮上している上に、キャストトークつかなそうというWコンボを食らい、キャストも原作も何も悪くないのに肩を落とし続けるというアレだったので、これはマジでマジで素直に嬉しいニュースすぎる。この情勢なのでフリトが6人一緒じゃなくて2人ずつなのはちょっと悲しいけど。あの男子校の昼休みみたいなうるさいフリトまた聞きたかったな……。

 

ぶっちゃけこのブログで三兄弟の話散々しすぎてるから改めて書くこともないんだけど、やっぱりわたしをBLCD趣味に目覚めさせた一作なので本当に思い入れあるし続編CD化嬉しい。また山下さんのとびっきり可愛くて甘えん坊幼女で肉食系攻めな末っ子スーちゃんに会えると思うと生きるエネルギーがめちゃくちゃ湧いてくる。

これだけで十分爆沸きなんだけど、山下さんBLもマメに告知してくれるからはぁーーー大好きってなる。そこはそれぞれの方針なので良い悪いとかないけど、やっぱBLって出演NGを出す人もいるような特殊なジャンルなので、こうやって素早くコメントつけて告知してもらえるとホッとできるっていうか……。ありがたく楽しませてもらいます!って気持ちになる。

 

山下さんの攻め厨としては攻め新規が2作品も決まって、片や待ち望んでいた続編、片や待ち望んでいた組み合わせの作品なので、すごくほくほくしている。でもこうなると強欲なオタクとしてはいや別に受け新規もきていいんだよ……?という気持ちになる。攻め厨だけども、受けのときの山下さんのモノローグ第一声から「この可愛さは完全に抱かれる男のそれ!!!!!!」という受けオーラ全開ぶりを感じさせるあの感じも新規に浴びたいけど…!?!?!?

山下さん受けだと純朴なウブ系多いけど、ツンデレ姫系聞きたい。スタマイやってると本当に「こういう感じをBLで聞きたい…!!!!!」ってなってしまうんだよなあ……。

 

 

はーーーーほんとBLの新規が決まるとめちゃくちゃ元気になるな。とりあえず5月まで生きる理由ができた。7月まで生きてないといけないけど正直7月遠すぎるから5月まで生きる理由できてよかった。

*1:真っ当に生きようとしてるけどちょいちょい元ヤンが出てしまう感じの役

オタク遍歴を振り返ってみる

 ここ数か月でフォロワーさんのオタク遍歴をまとめた記事をいくつか読んで、他人のオタク遍歴の話なんでこんな面白いんだろう……と思い、自分も書いてみるか!と思い立った。

 ここ最近何人も新しく仲良くなったフォロワーさんもいるので、今更自己紹介がてら。てかこれ絶対年齢バレる。めっちゃ長いよ。

 

 

幼少期

 物心ついたときにはスーパー戦隊のオタクだった。きっかけはまるで覚えていない。

 特にハリケンジャーからゴーオンジャーくらいまでが1番熱心に見ていた時期で、全話ビデオに録画してもらっていたし(もう世代が出る……)、お気に入りの回は擦り切れるほど見た。暇さえあれば見ていた。

 あと自分が生まれた頃とかそれより前の作品をレンタルして見るのも大好きで、よくツタヤに通っていた。なので個人的に戦隊は90年代後半から00年代前半あたりの作品に特に思い入れがある。大好き。あと子どものくせに東映公式の撮影エピソードを読むのも大好きで、このあたりからオタク気質が滲み出ている。

 ただ小さい頃は戦隊と名がつけば何でも見ていたのだけど、大きくなるにつれ自分の好みとか刺さる刺さらないの感覚を自覚するようになったので、最終回まで見れないことが続いて結局フェードアウトすることになる。これが中学校くらいまでの話。

 

 ちなみに戦隊以外にはあまり興味を示さなかったので、アニメはおジャ魔女どれみセーラームーンしか好んで見ていた記憶がなく、漫画もドラえもんしか読まないような子どもだった。今でも二次元のキャラクターより三次元の人間に熱中してしまうのは、こんな幼少期を過ごしていたからだと思う。

 

 

オタクへの覚醒

 ぶっちゃけ幼少期の時点でもオタク感があるが、いわゆるアニメだったり声優に詳しくなるようなサブカルチャーのオタクに覚醒したきっかけとなったのは、仮面ライダー電王だった。あんまり電王の話しないけど(今見ると他のライダー作品の方が好きだから……)、でも間違いなく人生変えられたレベルの作品。

 さっき戦隊の話したけど、仮面ライダーは見てないなかった。理由は単純、暗いから。だから(パッと見は)めちゃくちゃ明るい戦隊のようなノリの電王は見事にクリーンヒットした。そして先述したように、東映公式の撮影裏話を読み込むような子どもだったので、ここで「声優」というものを知ってしまった。ここからヒーローしか知らなかったわたしは道を踏み外していくことになる。

 というわけでわたしが人生で初めて好きになった声優は鈴村健一さんである。そしてこの頃鈴村さんは銀魂沖田総悟を演じていて、まあこれもデカかった。わたしたちの世代って、銀魂BLEACH・リボーン・Dグレが四天王だった時代だったじゃないですか?ちなみにわたしの学校ではリボーンが1番強かった。

 それで鈴村さんってコミュ力トーク力の鬼みたいな方なので、交友関係が広いというか、どんな方と絡んでもとにかく面白いので、とにかく爆速で他の声優さんの名前も覚えていった感がある。ここから二次元声優オタクへの道を突き進むことになった。

 

中学時代

 特に中学時代は流行った作品大体かじってた気がする。ヘタリアとかうたプリとか。あとボーカロイドもめちゃくちゃ流行っていたし好きだったけど、歌ってみたも含めて1年くらいしかハマってなかったな……。初めて聞いたボカロ曲が「ワールドイズマイン」なのでボカロの親はryo。ボカロといえばryoだと思ってる。てかワイズマ12年前の曲でひっくり返った……。あと「悪ノ娘」とか「悪ノ召使」とか「magnet」とかがめちゃくちゃ流行っていた時代だったなー!

 平成ライダーでいえば電王で入り、キバで脱落して、Wで戻ってくるという王道パターンをやっていた。でも今見たら好みでいえばキバ>電王だし、当時はWが好きすぎて受け入れられなかったオーズの方がWよりも好き。

 それフォーゼにドハマりしてたな!全話録画してたし何度も見返してた。この頃は明るい作品を好きになりがち。あとフォーゼで初めて吉沢亮の顔を見たときの衝撃は忘れない。

 乙女ゲーをやっていたのもこの頃かな?遙かとか薄桜鬼とかVitaminとか。VitaminはXもZも間違いなく完走してて、薄桜鬼も多分完走した記憶がある。遙かは難しくて挫折してしまった……。薄桜鬼やっているとき、何でこんな文字読むだけゲーム性0のゲームがあるんだろう?ってガチで疑問だったんだけどマジで若かったな……。

 

高校時代

黒子のバスケ

 高校時代の前半は完全に黒子のバスケだった。最初に書いたように戦隊が好きだったので、キャラデザの戦隊っぽさに見てみよーと思って1話から見ていたのだが、あるとき突然バズっていた。エンドカード事件懐かしいね……あれでめちゃくちゃバズった気がする。

 本格的にハマったきっかけは、スーパーでたまたま本誌を立ち読みしたら陽泉戦で、しかも、むっくんが「もうやーめた」って試合放棄したのを氷室さんが泣きながらブン殴って、それでむっくんが覚醒する回だったこと。涙で覚醒って何これ……!?!?!?と衝撃を受けて、単行本を揃え始めた。今思えばわたしの末っ子厨や黒髪厨はもうこの時点で始まっていたのかもしれない。

 あときっかけは覚えていないけど高校時代GRANRODEOをめちゃくちゃ聞いていたので、氷室さんのCVきーやんで沸いたなあ。むっくん鈴だったし。

 

ジャニーズ期

 ただ飽き性なわたしは黒バスも1年くらいしか続かず、その後にハマったのがジャニーズだった。これマジで言ったことないやつだと思うんだけど(当時繋がってたフォロワーなら覚えてるかも)、ジャニーズにハマったきっかけはNEWSのチャンカパーナだった。テレビで流れているのを聞いてキャッチーすぎて頭から離れなかった。アイドルに対する性癖の原点が関ジャニ∞だったので関ジャニ∞からみたいな感じでずっと話してたけど実はその前にNEWSが好きだった期間がある。数か月レベルですごい短かったけど。

 それで関ジャニ∞にハマったのは、当時のフォロワーに安田担がいたから。でもってそのフォロワーは安田担かつやすば(安田くんとすばるくんのコンビのこと)のオタクだったから、「desire」って曲がとにかくヤバいみたいな話をしていて、それに興味をひかれた気がする。じゃなきゃ初めて買ったエイトの円盤が京セラのカウコンにはならん*1

 それでカウコンを買い見事に打ちのめされた。ただの関西の面白いお兄ちゃんだと思っていたら歌上手い、曲ヤバい、すごすぎ…!?ってなった。あとパッと見カラッとしているのに内情知るとめちゃくちゃ湿度高いというかウェットというか。そういうギャップにやられた。

 そして無事に丸山担になった。好きだったのは短い期間だったとはいえ、マルちゃんはわたしのアイドルの性癖の原点・始祖とも言える存在である。ってこれ言うとフォロワーが「(察し)」みたいなリアクション取ってくる。最初がマルちゃんなの業が深いのわかってるから!

 わたしが初めてコンサートというものに行ったのもエイトだった。Jukeboxだった。ビーストの演出がすごくて、文字通り東京ドームで双眼鏡構えて自担のケツ追いかけるオタクになっていた

 

大学時代

 大学時代というか高校時代に被るんだけど、高校時代の終わりから大学入ってからは平成ライダー熱がピークだった。それはわたしが指定校推薦で受験をする必要がなく、でも友達はみんな受験組だったので、1人で時間を潰せるものは…?ということでふと平成ライダーラソンをすることを決意したのがきっかけ。この頃とにかく時間だけはたくさんあった。

 ここで久々にニチアサリアタイに復帰することになる。1番思い出に残ってるのは仮面ライダードライブ。作品が好きだったというより実況がとにかく楽しかったし、放送中も放送終了後もドライブをこじらせてるオタク本当に面白くて好き。

 好きな作品としては時期によって変わるし選べないんだけど3つ選ぶなら、龍騎・キバ・オーズで安定かなあ。綺麗に井上敏樹小林靖子になってしまったが。基本やっぱ平成1期が好きかなあ。小さい頃は明るい衝突の少ない話が好きだったんだけど、大きくなると刺激が欲しくなるから人間関係ぐちゃぐちゃだったりシリアスな方が好き。

 

 今に通ずる話でいえばサービス開始直後に刀剣乱舞はやっていた。好きだったのは乱ちゃんだった。男の娘が好きというわけではなかったけど、山本和臣さんのあの高くてハスキーな声たまらんくて……。大体同時期だったと思うんだけど美男高校地球防衛部を見ていたこともあり、愛着持って使っていた記憶が確かにある。ちなみに地球防衛部は今になって若手声優界隈に出戻る前に摂取していた唯一の若手声優コンテンツだった。とはいえアニメが好きだっただけで、中の人にはさほど興味が出ず若手声優オタクルートには入らなかったのだが。

 同じ人多いと思うけど、初めて山下誠一郎さんの声を聞いたのは薬研だった。色白儚げショタから放たれる男前低音のギャップすごすぎて、みんなざわついていた記憶があるしめちゃくちゃ薬研ニキ人気があったような……。ただ当時は若手声優まるで興味がなかったので、キャラデザと声のギャップがすごい程度の印象しかなかった……。

 

 あと大学時代にハマっていたのは洋ドラ・洋画。その頃わたしはジョジョをきっかけにして、加瀬康之さんにハマっていた。加瀬さんは意外とアニメにもちょいちょい出てるんだけど、基本吹替畑の人なので出演作見ようと思った流れで洋画デビューを果たした。それまで洋画を見たことはまるでなかった。ちなみに後々加瀬さんは大沢事務所所属ということを知り、もうこの頃から大沢事務所に足向けて寝られねーじゃん!!!となった。

 それで最初は吹替目当てに見ていたのがなんかだんだん洋画見るのが普通に楽しくなってしまい、加瀬さんとは関係なしにとにかく気になったものを見まくっていた。この頃あたりにhuluとかNetflixとかサブスクが普及し始めたのでそれをフル活用していた。

 洋ドラに関しては人気作になるととにかく死ぬほど長いので時間を持て余した大学生にはぴったりすぎるコンテンツだった。1番ドハマりしていたのは「クリミナル・マインド」。S8の途中まで見たような…?サイコパス博覧会ドラマなのでよくもまあそんな殺し方思いつくな……みたいな感じだしそれが面白くもあるのだが、そういうゴア要素薄い回の方がお気に入りの回多かったりする。S4が個人的に好きな回がマジで多い。

 あとはSHERLORKとか(映画版はハマらなかったがBBC版は大好き)、ハンニバルがめちゃくちゃ好きだった。

 

 思い返せば二次元や声優に興味はないもののアニメは結構見ていた。これもサブスクが普及したおかげ。ジョジョにドハマりして自由に使える時間は全てジョジョの視聴に使っていたり(5部が1番好き)、あとは地獄少女とか、HELLSINGとか、コードギアスとか、カードキャプターさくらを見ていた。地獄少女は2期が1番面白い。あとおジャ魔女どれみを一気見したりもしてたな。大学卒業までに全シーズン完走はできなかったけど。基本90年代とか00年代アニメを見ていたので、若手声優の知識は増えなかった。

 

BOYS AND MEN(大学生~社会人)

 こればっかりは話が長くなるので独立項目にする。

 出会いは2017年の夏。きっかけは映画のダブルミンツだった。平成ライダーで繋がっていたフォロワーの影響なのだが、このフォロワーは普段すごくクールで淡々としたツイートをする人という印象だった。その人は田中俊介くんのオタクでもあったので、ダブルミンツを見てものすごくハイテンションなツイートをしていた。このときに「普段クールなフォロワーをこんなにも狂わせる映画ってどんなだろう?」と興味を持ち、見に行った。

 映画は本当にとても面白かった。ただこの時点ではそれでボイメンにハマるかといえば、ボイメンは別にしっくりきていないという感じだった。でもこのことがなければボイメンにハマることがなかったのは間違いない。

 

 転機があったのは7月。きっかけは覚えていないのだがこの頃関ジャニ∞に再燃していた。エイトはツアーを秋冬頃にやるイメージだったのだが、この年は夏開催だったので即FCに入ってもチケットの申し込みに間に合わないことが判明した。ちなみに結果として優しいフォロワーさんが譲渡してくれたことにより、この年のコンサートに行けることになった。そしてそれが7人の関ジャニ∞の最後のツアーだった。

 閑話休題。完全に不貞腐れたわたしのところに、ボイメンが東京でライブするらしいという情報が飛び込んできた。それがSUMMER STATIONだった。不貞腐れていたのでもう行ったれ!!!と思い行ったのが全ての始まりだった。

 曲もペンライトの振りもまるでわからなかったのだが、MCがとにかく面白かった。わたしはMCが面白いことはグループを推す上での絶対譲れない条件で、どんなに顔が良く歌やダンスが上手かろうとMCが下手なグループは推せないので、MCが面白いボイメンには一瞬で虜になってしまった。

 

 それでわたしはテーマカラー赤色の辻本達規くんを推すことになるのだが、これが完全に接触落ちだった。塩対応とか初見殺しとか言われるけど、わたしは完全に接触落ちだった。何が良かったのか、「顔」である。

 忘れもしない2017年8月1日の渋谷マルイ。その日のわたしは田村侑久くん(たむたむ)の接触を楽しみにしていて(フォロワーが「たむたむは行っとけ」って言ってたから)、辻本くんはそのついでだった。ついでのはずだったのだ。

 それが待機スペースの階段から目の前に通されたときに、あまりにも顔がカッコ良すぎて少女漫画でよくあるキラキラフィルターが見えた。床が抜け落ちるような衝撃だった。顔がカッコイイしか考えられなかったので「めちゃくちゃカッコいいですね!」としか言えず、中身のある会話をしたわけでもないのだが、顔がカッコよすぎて少女漫画の王子様みたいだったというただ一点だけで大きく爪痕を残された。ステージの上ではあんなに芸人みたいで作画コロコロコミックみたいなのにだよ!?とにかくダメだった。

 この時点で「推し!!!!!」と思ったわけではないのだが、その日を境にわかりやすくMVやテレビを見てもまず辻本くんを探してしまうようになり、ついに降参することになる。うるさい三枚目キャラやってるからこそ、スンッって涼しげに澄ましてるときがめちゃくちゃカッコいいのよ……。

 

 そこからはもうズブズブである。同じCDを何十枚も積んだり、炎天下や吹雪吹きすさぶ屋外で何時間も待ったりして現場に通った。あとファンレターも出しまくった。もちろんガチの人と比べたら全然だけども。そしてボイメンは名古屋拠点のグループなので、東京都民はただの地方民でしかない。遠征は必須だった。ここで「チケ代より交通費の方が高い」とか「学校終わりにそのまま舞台行けるのはめちゃくちゃ恵まれている」などを知った。

 ただ遠征ジャンルなのに学生時代は母親が厳しく遠征を許してくれなかったので、「友達の家に泊まる」など嘘をついて遠征したり、しょっちゅう喧嘩もした。完全に遅れてきた反抗期だった。あと4単位がかかったテストを翌日に控えているのに、名古屋遠征して夜行バスで帰宅からの即登校してテストというアホなこともした。単位はとれた。

 金遣いも当然ヤバくて、金銭面のやらかしは結構した。現金がない→カード使う→引き落とし額がヤバい→現金がないを永遠にループしていた。カード代引き落とされたらほとんどお金が残らないとか普通だった。今だから言うけどこの頃リボ払いしてた。結局完済したのは社会人になってからなので、リボ払いはやらない方がいい。わたしは一生しない。

 

 そんな感じでいわゆる推しを推すオタクを全力で経験させくれたのがボイメンであり辻本くんだった。もう些細なことで沸いたりキレたり救われたり病んだり大変だった!

 最初の1年目というか好きになった半年くらいは盲目新規ハイで何でも楽しいんだけど、2年目くらいになると新規ハイの反動か逆にイヤなところが過剰に目について、呪詛を吐き散らすオタクになっていた。マジで最悪。当時のフォロワーにはご迷惑をおかけしました……。この頃ナゴヤドーム公演へ向けての動きが増え始めたので余計ピリピリしていた。何でピリピリしていたのかというと、キャパが無謀だったから。埋まる見込みなんてなかったけど、まあこれが事務所の常套手段だった。とはいえ今思えばオタクがピリピリして何になるって感じだけれども。でも2年目は落ち込むことも多かったけど、今でも色褪せない神現場もいくつもあったのでインパクトが強く、熱量がピークな1年だった。お酒の席で話したいネタが多いのもこの年。

 3年目になると、ナゴヤドーム公演が終わったのを機に憑き物が落ちたかのようにメンタルが安定した。この頃社会人デビューを果たしたので仕事でヘトヘトで、ボイメンのこと考えられなくなったのもあった。でも惰性ってわけじゃないけど、このへんになると特別ブチ上がることがなくても「特に降りる理由がないので降りない」みたいな状態になっていた。

 

 なんかボイメン降りようと思ったこと何度もあったし、推し変しようと思ったこともあったけど、そういうときに限って最前が当たるとか、接触で神回だったとかが起こり、引き止められてたんだよなあ。そういう運やタイミングもあって何だかんだ今でも熱量だいぶ落ち着いたとはいえ、ボイメンも辻本くんのことも好きなんだよなあ。

 あとは2017年も2021年も辻本くんの良さがマジで変わらん。好きになった頃の魅力が今でもそのまんまある。月並みな表現しかできないんだけど、仕事に対してもオタク含めて関わる人に対しても、素直でまっすぐで誠実なところが好きでね……。月並みなことしか言えんけど。それと天邪鬼でアイドルらしいことしろって言われるとできないのに、超がつく末っ子気質だから自然体がアイドルみたいなところ。愛されるのが上手い。狙ってない天然の愛嬌と可愛げがある。

 

 若手声優オタクになったとはいえ、ボイメンの動向気にしちゃうし、メンバーのSNS見ては面白がったり、ボイメンのオタクと話すのも楽しいので、まだしばらく彼らのことを追っていたいと思う。

 

社会人

 あとはもうご存じの通り二次元と声優界隈に出戻ってくる。

 出戻るきっかけになったのはあんさんぶるスターズ!だった。でも、あんスタにたどり着いた理由はかなりヘンテコなものだった。ある日、TLを見ていたら「ウォズ*2のキャラソンがめっちゃアリプロっぽい」というツイートを見つけた。特にジオウを見ていたわけではなかったのだが、何となく試聴が転がっていないかとツイッターで検索をかけた。そしたらアリプロ繋がりだったからか、Valkyrieの魅惑劇のリンクが貼られたツイートを発見した。そういえば結構前話題になったな!と思いだし、Spotifyで聞いてみた。そこから1ヶ月くらい延々とValkyrieのアルバムだけを聞き続けていたと思う。

 曲をヘビロテするうちに、さすがに本編を履修した方がいいかな……?と思いあんスタを始めたのが全てのきっかけだった。結局半年ほどでやめてしまうのだが、おわかりの通り流星隊が好きである。鉄虎くんが好き。そうしたらフォロワーに「鉄虎くん山下次郎と中の人同じだよ」と教えてもらい、ウッッッッソ!?!?!??と腰を抜かすお決まりのアレもやった。

 そこからヒプマイとかSideMとかA3とかもう流行りジャンルはとりあえずいっちょかみするオタクになった。ただやっぱり元が二次元のオタクでないせいか、どれもむちゃくちゃドハマりするレベルには至らなかった。ライブ円盤は買ったけど。

 

 やっぱりわたしは三次元のオタク。二次元に来たところで結局三次元である「声優」に目がいってしまう。最初は駒田航さんが好きだった。オタクっぽいことしてたの3~4ヶ月くらいだったけど、ラジオ聞いてたしニコ生見てたし現場(朗読劇とか接近とか番組イベ)も行ったし手紙も出してた。このときには辻本くんでオタク経験値だいぶ貯まってたからこういう行動に出るのは早かった。

 学生の頃はボイメンだけで精いっぱいだったのに(てか破綻してたけど)、学生の頃と違って積みたいだけ積める上に、なおこまちゃんの現場行く余裕もあるという。マジで社会人って最高だなと思った。

 

 追うのをやめちゃったのは、こまちゃんのこと役者じゃなくてアイドルとかタレントとして消費してしまっているなっていう後ろめたさがずっとあって、結局それが晴れなかったから。もちろんこれはわたしの受け止め方の問題であって、こまちゃん本人はマジで何も悪くないし、何かイヤなところがあったからやめたとかでは全くない。だから今でも普通に好き。

 なので華Doll*とか三兄弟おにいちゃんの恋はこまちゃんがきっかけで触れた作品だった。経緯の説明めんどくさくてぼかしてたけど真相はこう。だからこまちゃん好きになってなかったら、山下さんとも出会っていなかったので今のわたしは存在しなかった。あとBLCDめっちゃ聞くオタクにもなってなかったかも。そう考えると、全てのことに意味ってあるんだな。まあ三兄弟に関してはもうその時点でふんわり山下さんのことは好きだったので、こまちゃんいる上に山下さんもいるしヨシキも好きだし最高じゃん!みたいなノリで買った。マジで初めて聞いた作品がこれで大正解だった……。

 

 こまちゃん追うのやめて数か月はちょうどコロナでバタバタ現場が消えて行ったのもあり、マジで虚無期間だった。ツイステドハマりしてたからpixiv巡回とかしてたけど、現場厨だったから全然満たされなくて。おうち大好きインドアマンだと思ってたのにこの頃はさすがに家での過ごし方全くわからなかったなあ。

 それが華Doll*5巻で山下誠一郎さんとかいう演技がドヤバな人がおる…!?と認識してからの話はもう散々しているので割愛する。自粛期間ひたすら山下さんのBLCD聞きまくってたら虚無が一気に消えた。アニメも見るようになったし。ありがとう山下さん。

 あと正直明確なきっかけよくわかんないんだけど、同時に小林千晃くんのことも追いかけることになった。山下さんがツイッター開設したから、何となく千晃くんも開設してほしいなーって思ってたら開設されて、人となりを知れるラジオとかないのかなあと思ったらラジオが始まったので、自然とチェックするようになってしまった……。

 

まとめ

 書き始めて思ったのは、マジで社会人になるまでのわたし飽き性すぎると思う。短期間でわーーーー!!!っとハマって一気に冷めるみたいなオタクだった。それが社会人になってから同時並行で推すってことが上手いことできるようになったのと(収入が増えたからが1番デカい)、別に熱量がピーク時より落ちたからってオタクやめなくてもいいってことを知った。常に動向追いかけなくても、推しになんかあったら教えてってスタンスでその時々で面白いことしてる人だったりコンテンツを追いかけるって風にすると、すごく掛け持ちしやすい。あとやり方気に食わねえって思ったら、落ち着くまで別の人や作品のこと考えるとかってするとストレス溜めずに済む。

 というかピーク時の辻本くんへの熱量が凄まじすぎてしばらく1つの対象に対してあのレベルの熱量が出せないから複数推しできてる説はある。2018年頃の辻本くんに対する熱量レベルのパワー当分出せる気しない。マジで気が狂ってたし色んなことが破綻していた……。でもそれだけ燃え上がれる経験ができたのはすごく良かった。

 

 とにかく思いつくままに羅列した記事なのでとにかく読みにくさブン投げているし、これだけ書いてもまだ書き漏らしていることはあるのだが、それはおいおいということで……。今までちゃんとしたオタク遍歴振り返り記事書いたことないので楽しかった!

*1:セトリがめっちゃオタク向けで全然初心者向けじゃない

*2:仮面ライダージオウのキャラクター

山下誠一郎さんのBLCD作品感想まとめ 

フォロワーさんがわたしのはてブを参考にしてくれたり、しばらく前から感想書き直したいと思っていたのもあり、もう紹介記事作ってしまうかと思い立った。山下さんのBLCD興味あるけど、何か色々あるし、高いし、どれ買ったらいいかわからないって人がこれ読んで参考にしてくれたら嬉しいなと思って書いている。

特に好きだったりオススメしたい作品には★をつけている。なおわたしは山下さんについてはゴリゴリの攻め厨なので攻め贔屓なのはご了承ください。

 

 

受け

まほろばデイズ(2016) ★

奈良最高位・久鹿家の跡取り鹿の白羽と、拾われ子で人間の草介は幼馴染で腐れ縁。
皆に慕われ愛されている白羽は、使用人の子でしかない草介に、いつも全身で好きだと伝えてくる。
高貴で秀麗な白羽に尽くされて優越感を覚えつつも、白羽の想いには気づかないフリで一線は越えない間柄だった。
……はずなのに! 発情期の白羽が我慢の限界を超えて草介に襲い掛かり……!?

http://crownworks.jp/crws0016.html

前野智昭 (久鹿白羽) × 山下誠一郎 (結崎草介)

 

記念すべき初メイン作なのでとりあえずこれは聞いておこう。カットされているからなのかCDだけだとよくわからない部分や描写不足の点はあるけれど、通常部分の山下さんの演技はこの時点でバチバチに上手い。山下さんの愚痴っぽい感じの男の子好き。あとお相手が前野さんなのですごく安心。受け演技は可もなく不可もなくかな……?

あとフリトがめちゃくちゃ好きなのでそこの加点も入っている。前野さんが積極的に話を振ってくれてマジで優しい先輩だった……。

 

最悪な男(2017) ★

高取裕也にとって、同僚の船場亮は高校の同級生であり、初恋の相手。
だが、船場は大学時代に女遊びを覚え、
職場で再会した頃には女にも時間にもルーズな男になっていた。
それでも初恋の思い出を忘れられない高取だったが、
ゲイだとバレた挙句「男とのセックスに興味ある」と船場に最悪な形で抱かれてしまう。
脅され、体だけの関係が続くにつれて追い詰められていく高取と同じように、
船場の様子も変わってきて――。

https://www.stellaworth.co.jp/shop/item.php?item_id=25L0Wu5z0sWha

山中真尋 (船場亮) × 山下誠一郎 (高取裕也)

・特典ドラマ付き配信あり(ポケドラ・DLsite)

 

 2作目にして評価が難しいやつが来てしまった……。性癖に忠実に言えばものすごくオススメ。話はあるようでないので男はじみたいなノリで聞いてほしい。ただ難点を抱えているのも事実で、1番は絡みシーンの山下さんと山中さんの音量差が激しすぎて聞きにくいという致命傷が存在していること。全部のシーンでそうではないけれど……。普通の会話のシーンは問題ないです。だからこう自信を持ってオススメはできないけれど、わたしはものすごく好き。

特にトラック3の会社でヤるシーンがマジで最高。ここのシーン、とにかく山下さんのSEがまあすごい。SEがヤバいので聞いてください。最高。5000000000億点。てかこれ本当に2作目?本当に最高。あとは本当は両想いだってわかって、高取の方からディープキスかますシーンがとにかく好き。

 

サヴィル・ロウの誘惑(2018)

■■■おまえがどんな色気を出すのか、俺に教えろよ
紳士靴職人の仁の悩みは、真面目で頑固な性格ゆえに華やかで色気のあるデザインの靴が作れないこと。
幼馴染みでテーラーの跡取り・蛍に教えを請うことになるが、 蛍が提案してきたのは色気を出すには“童貞を捨てろ”。
しかし童貞を捨てるどころか、蛍に処女?を奪われてしまって…?!


毒舌でイジワルなテーラー×真面目で実直な靴職人
若き職人たちが織り成すテーラーメイド・ラブストーリーが待望の音声化!

https://www.tokyomangasha.com/marble/html/products/detail.php?product_id=27

興津和幸 (紫垣蛍) × 山下誠一郎 (谷岡仁)

 

 最初に言っておくと、興津さん加点がかなり足されている。興津さん好きなんだもん!そこで加点しちゃう。しかも上品な色気漂うスーパーカッコいい攻めなんだ……。また対戦してほしいなぁ。

この作品の良いところは全てにおいて取っつきやすい。取っつきやすさがずば抜けている。興津さんにしろ山下さんにしろオーソドックスな役柄で外していないし、話も舞台設定こそオシャレだけど、中身は王道幼馴染もの。途中で癖の強い脇役が出てくるが、悪役というほどでは全くなく、心穏やかに聞ける。

話はオーソドックスで癖がなく、適度に絡みシーンもあり、3枚目か4枚目くらいに聞くのがちょうどいい。ただこの作品、テーラーものであるという性質上視覚萌え要素多くてドラマCDだとどうしてもそこが出せなくて威力減しているのがネック。

 

魔彼 MAKARE~魔は来たりて彼を堕とす~天編「Zorn」(2018) ★

空の荒れた夜のこと、ユーゴが神父を務める小さな教会に酷い怪我をしたひとりの男がやって来た。
男は赤い髪と赤い羽を持った──人ならざる者。悪魔の類に思われたが、怪我人を放っておくことはできずユーゴは手当てを試みる。
そのユーゴを、男は犯した。
翌朝、男は天使ケムエルであると名乗り、怪我が治るまで滞在すると言い出す。
村の人々には手を出さないことを条件に、ユーゴは自らの身体を差し出すことになるのだが……。

http://grisedge.com/makare/product02/pds06.php

竹内良太 (ケムエル) × 山下誠一郎 (ユーゴ)

 

山下さんの受け1作選べって言われたらこれ。

山下さんの受けの良さが全て詰まっている。それまで受けの合意なしに強引に体の関係を持つことから始まる話があまり好きではなかったのだが、この作品で萌えればなんでもいいか!!!!!!!ってなった。それくらい開幕ケムエルがユーゴを強引に襲うシーンと、礼拝堂でのシーンが性癖ぶっ刺さりすぎておしまいになった。純潔の神父が教会で襲われるとかこんな……シチュエーション大勝利やんけこんな……。

そしてこれの1番ヤバいのは特典CDである。山下さんは基本的に甘々トロトロの受け演技はあまり得意そうではなく、無理やり襲われるシーンで輝くタイプと認識していたのだが、事この特典CDに限っては甘々トロトロ演技がマッッッッッジで最高に良い。気持ち良すぎて最中に泣いてしまうのだが、泣き喘ぎの感じが最高にそそる。山下さん受けの中でこの特典CDが最高傑作だと思う。入手困難なのが本当にもどかしいのだが、これを聞くのと聞かないとでは山下さん受けの印象が180度変わるくらいのヤバさ。

 

オルタナティブ(2018)

俺にひっかかればいいのに――
自由恋愛を楽しんでいた水原は、後輩の結婚式で出会った男・志田に興味を抱き、そのまま一夜を共にする。 真面目で清廉そうに思えた志田だったが、予想外に情熱的なセックスをする彼に我を忘れ淫らに求めてしまった水原は――?

https://st-noix.jp/brilliantprin/alternative/

古川慎 (志田久征)× 山下誠一郎 (水原知紀)

・ポケドラで配信あり

 

これは話は悪くない。むしろこんなガッツリ大人の駆け引きですれ違うような話ってあんまり見たことなくて新鮮だったし面白い。

でもこれ恐らく年下攻め×年上受けの話なんだと思うけど、山下さんは年上美人受けの声じゃないんだよなーーー!!!頑張って同い年、いや古川さんの方が年上に聞こえる……みたいな感じで話がスッと入ってこなかった。これ真面目な顔して肉食系の年下の男が、誰にも本気にならない年上の男を落とすところに萌えがあるはずなので、その年齢感出ないのはちょっとなぁ!というアレ。

とはいえ面倒くさい大人同士の話ということで心理的な駆け引きの描写が多く、心情の移り変わっていく芝居はめちゃくちゃ楽しめる。山下さんにしては珍しく慣れてる系の受けなので、攻めのときのような男前感のあるトーン面白い。だけど結構この受け泣いてるので、泣き演技好きな人にもおすすめ。

古川さんの演技はヤバくて本気で震えた。獣感すごすぎる。

 

リカー&シガレット(2018)

「少しずつでいいから、……俺たち、近づいてみよ?」
のんびり陽気な坂道の商店街を舞台にした、幼馴染同士のシネマティックラブストーリー!
お向かい同士で店を構える酒屋のテオとタバコ屋のカミロ。
二人は幼馴染みだが、カミロが自分に特別な想いを寄せていることをテオは知っていた。
テオもカミロを意識していたが、それが恋愛感情からくるものなのかどうかわからずにいたそんな時、カミロに「お試しでいいから付き合ってみない?」と提案され、迷いながらもテオは受け入れる。
その後、情熱的なキスをされたり優しく愛撫されたり、今までと違う雄の顔を見せるカミロにテオは……?

https://www.marine-e.net/sp/lc/

山中真尋 (カミロ) ×山下誠一郎(テオ)

・ポケドラ限定配信のミニドラマあり

 

これも人気原作なので話は面白い。エロも適度にあるのだが、全体を通して陽気でカラッとした異国情緒が漂っていてすごく好き。あとこの山下さんのトーン大好き。モノローグ開始1秒で「だいすき!!!!!!!!」ってなった。

なんだけどこうめちゃくちゃプッシュしたいというわけでもないかなというのが本音。パンチがあんまりないというか。山中さん×山下さんなら最悪な男の方が断然好きだし……。絡みシーンも適度にあるのだが、なんかあんま印象に残ってない。キスが多かったのは好き。

あとこの山下さん絡みシーンよりも、その前に酔っぱらってポヤポヤしながら喋ってるシーンが1番エッッッッッロ!!!!!って興奮した。

 

元ヤンパパとヒツジ先生(2018)

「お前って学校の先生とか向いてんじゃね?」
高校時代、初恋の相手に言われた言葉だけを大事にして、気持ちを伝えないまま小学校の教師となった日辻宏明。
ある日、生徒のひとり・日向の父親である鳩山とスーパーで偶然出会った日辻は、なんだか懐かしい感じを覚えながら彼と話すが、鳩山はどうやら子育てについて頭を抱えているようで――…。

https://comic.mf-fleur.jp/lineup_drama/cb024/

日野聡 (鳩山京一) × 山下誠一郎 (日辻宏明)

 

 エロ極薄少女漫画系の話なので、もうどうしてもエロ多いのは苦手なんだという人にはオススメ。でも絡みシーンの量でいえばまほろばと同じくらいだから、それなら初メインであるまほろばを推したいってなる。

ただこの作品の最強の推しポイントは相手役が日野聡さんである点で、わたしはあまりの美声に腰を抜かした。声かっっっっっっっっこ良すぎんか!?衝撃を受けた。もう終始日野さんの声がカッコ良すぎるしか考えられなかった。ヤバい。

対する山下さんはかなりぶりっこ系。アニメで言うと猫被ってるときのショウゴに近いかな?大体あんな感じだと思う。こんな引き出しもあるんだーって思った。可愛い。

2018の時点で日野さんの相手役できるって絶対レアだったと思うのでもうそこは神に感謝した。そのへんをありがたがって聞くべき作品。でもここにありがたさを特に感じない人には勧める理由はない。

 

終電車(2019)

社畜SEの夏目は、終電を逃した日、同じく終電を逃したリーマンの御木と出会う。成り行きで近くのビジネスホテルに一緒に行くことになるが、なぜか同じ部屋に泊まるハメに。普段PCばかり相手にしている夏目にとって初対面の人間と一緒の部屋に泊まるのは難易度MAXのミッションだが、人あたりよくニコニコする御木に押し切られる形で一晩を共にする。そして翌朝「また会いたい」と御木に告げられた夏目は―――?

最終電車 - chocolatblanc 大人の女性向けオリジナルドラマCDレーベル

高塚智人 (御木豊) × 山下誠一郎 (夏目澄)

・DLsiteで配信あり

 

 これは1枚しかないんだけど、なんか終わるまで恐ろしく長かった気がする。漫画で読む分にはいいんだろうな。一応リーマンものだけど、中身は学生ものピュアストーリーなので、これリーマンでやる必要ある?って感じがした。テンポ感が合わなかった。

もうこの作品1番強烈にインパクトに残ってるのが、御木が夏目に告白するシーンがで、てっきりモノローグかと思ったらセリフだったこと。夏目が反応してて「えっこれモノローグじゃなかったの!?」ってなった……。ここで愕然としすぎてその後の話覚えてない。高塚さんここ以外は特に問題なかったんだけど、いや1番大事な告白シーンでそれやらかすのは厳しいなーーー!!!ってなってしまった。山下さんは安定の爆萌え演技だった。

 

蟷螂の檻(2019)

この男の餌食にされて

孤独な御曹司に植え付けられた快楽。

地方名家・當間家の跡取りとして厳しく育てられてきた育郎(いくろう)は
座敷牢に匿われる妾腹の兄・蘭蔵(らんぞう)に父の関心のすべてを奪われていた。
辛くとも気丈にふるまう育郎だったが、そのそばには、常に一人の男がいた。
典彦(のりひこ)。育郎が幼い頃から仕える年上の使用人である。
典彦は、孤独な育郎を蛇のように愛でた。深い口づけを教え、性処理とうそぶきながら股を開かせ、その長い指で尻を抉った。
そうして育郎に快楽の種を植え付け体をいやらしく変えていった。
そして数年後、事態は一変する。當間家当主が死に、育郎が次代を継ぐ時が来て――!?
使用人・典彦×御曹司・育郎の下克上主従が織り成す、執着と依存の官能時代ロマンが遂にドラマCD化!

【ドラマCD】BLCDコレクション 蟷螂の檻1 | アニメイト

平川大輔(深山典彦) × 山下誠一郎(當間育郎)

 

この評価の理由はただ1つ、これだけだと消化不良感がすごいから。

原作が現時点で4巻まで発売されていて(未完結)、そのうちの恐らく1巻だけを音声化したものなので、起承転結の起だけで終わってしまっている。ほとんど舞台説明だけで、これから話が動き出すぞ!というところで終わりなので「え?」ってなる。 

世界観も昭和の名家の話で昼ドラ感すごいので、甘々ラブラブハッピー!という感じは全くなく、人を選ぶ話だと思う。ただ前述の通り起で終わっているので、ドロドロしているもののさわり程度で、そんなにメンタルやられるほどではない。

あといかにもエロ!!!!という感じのあらすじだけど、起だけで終わっているので絡みシーンは少なめ。トラック5が全編に渡って細々とある感じ。最後までしてるのはない。ドエロいのを期待すると肩透かし食らう。

山下さん演じる育郎は歪んだ性格で、知的障害を持つ兄・蘭蔵を忌み嫌いヒステリーを起こしては暴力を振るうなどしており、そのあたりは聞いていて辛い。ワケありっぽいけど。1巻時点だとヒールっぽさがある。トーンは結構低め。でも終盤にある過去回想での学生時代の育郎はめっっっっっちゃ可愛かった。ここは聞いてほしいめちゃめちゃ可愛い。やっぱり山下さんって純朴とかウブな感じがハマる人なんだな……。

それと元ヤンパパの日野さんのときも思ったけど、山下さんくらいの世代の若手で平川さんが相手役なのも結構貴重な気がする。平川さんはやっぱりこういう腹に一物なんか隠してるだろみたいな役がお手の物で雰囲気が出まくっていた……。

 

過剰妄想少年(2019)

大野(おおの)くんの特技は“ノット・ハンド・オ×ニー”!
自身の妄想によって、触らずとも射精までできるという離れ業で、
一人充実したスクールライフを過ごしていた。
そこに、クラスの人気者、暮島(くれしま)が急接近してきて……?
周りの女子も巻き込んで欲望と策謀が駆け抜ける、青春。

https://comicomi-studio.com/goods/detail/112354

中島ヨシキ(暮島弘) × 山下誠一郎(大野優也)

 

これも蟷螂の檻と同じく複数巻あるうちの1巻のみの音声化なので、蟷螂の檻ほど消化不良感はないけれど、甘々になる前に終わってしまった感がある。

山下さん演じる大野くんはザ・陰キャで、ローテンションでオドオドとした喋りがマジの陰キャあってさすがの演技だった。陰キャ可愛い。山下さんの演技自体は受け作品の中でもだいぶ好きな部類なので、演技目当てなら買って損ないと思う。

ただ1巻だけの音声化なせいか、攻めがいじめっ子としか思えなくて(受けが好きすぎてイヤな奴になってるだけという作者談)、弱みを握られているのもありやや可哀想さのある受けなので、そのへんで好みがわかれるかなと。最後に物語が始まる前から攻めが受けのことめちゃめちゃ好きなことは説明されるんだけど、それにしてもねえ……という気持ちが残る。

 

ロストバージン(2019)

 早く抱きたいのに優しくしたい――、なんてはじめて

若手俳優の江本は大学の後輩である鞍馬とコンタクトを取ろうとするも
なかなかタイミングが掴めず、ストーカーのごとく付け回す日々。
様子を見かねた売れっ子オカマタレントの蝶子に「鞍馬に近づくな」と忠告され
反抗的な態度をとる江本だったが、本音を吐けと飲みに拉致られてしまう。
泥酔した江本のいつもとは違う弱々しい姿と鞍馬に謝りたいという本心を知った蝶子は
江本のかわいさに完全ノックアウトされてしまい――?

https://e-fifth.net/faca0313/

小野友樹 (桐島長治/蝶子) × 山下誠一郎(江本たける)

 

「恋愛不行き届き」のスピンオフ。恋愛~を知っていた方がわかりやすいけど、これ単体で聞いても全く問題ない。

率直な感想。2019年といえば攻めでいうと凸凹シュガーデイズ、男はじafter、三兄弟、ところで今は何番目でしょうかが発売されているのだが、これらの作品で天才演技を聞かせてくれた人と同一人物なの……!?って思うくらい、これは山下さんが外してる。単純に萌えどころがない……。通常演技は問題ないけれど、絡みシーンが山下さんどうしたの……って思ってしまうくらいだった。最後の最後まで嫌がってるように聞こえて、あまり結ばれたカタルシスがない。嫌がってる演技で萌え感出すのは得意な人のはずだが、今回はその良さも出ていない。

ただこの作品、キャストはやたら好みだから困る。相手役のおのゆーはもちろんのこと、脇が熊谷さんで未遂だけど絡みシーンがあるし、崚汰くんがいたり千晃くん(可愛い役どころだった!)がいたり。まあそれを踏まえても、オススメする作品ではない。まだキャラクターは可愛い分最終電車の方がいい。

 

兎の森1(2021)

――その「好き」はどうしたら俺と同じになる?

弓永環(ゆみなが たまき)は、人懐こくてよく笑う。
そんな環の笑う顔が好きだった志井洵太(しい しゅんた)。
二人は1歳差の幼なじみ。
環が先に入学しても卒業していっても一緒に遊んだ。
小学校、中学校、高校──いつからか、それが少し変わっていった。
家の前で泣く環を見た時から、志井の何かが違っていった。
この気持ちは、清くない。正しくない。美しくない。
禁則事項がふえていく中、高校生になった二人の関係は急速に変化していき…?

苑生が描く、1歳差の幼なじみの繊細な恋の物語をドラマCD化。

https://www.animate-onlineshop.jp/products/detail.php?product_id=1960128

榎木淳弥(志井) × 山下誠一郎(環)

 

この作品はエロがほとんどなく、登場人物の心理描写がメインで話としてドシンプルに面白い。環の家庭環境が複雑すぎて、明るい話ではないが鬱というほどでもない。BLによくありがち「何でお互いを好きになったのかわからない」なんてこともなく、絡みのシーンが苦手とかで普段BLCDを聞かないけれどという人でも手に取りやすいと思う。

でもこんなに心理描写に力を入れていてエロなしで聞かせる作品って山下さんがBLCDに出始めたここ数年ではSSRレベルの貴重さなので、よくあるBLCDの雰囲気を知るには向いていない。山下さんの出演作で他に似たような作品はないと思ってほしい。もちろんBLCDを聞き慣れていてエロもばっちこい!むしろなきゃ物足りない!というオタクでも、純粋にストーリーの力が強いこの作品は楽しめると思う。

話は文句なしなのだが、お芝居がネックなのであまり高評価をつけなかった。生っぽさを重視したディレクションがされていて、生っぽい演技(いわゆる映像俳優的な感じ)はこれを自然でリアリティが強いと捉えるか感情がない棒演技だと捉えるか、聞く人によって180度評価が分かれると思う。わたしは後者の感想を持ったので、あんまり……という感じだった。山下さんは割と通常運転なのだが、榎木さんがかなり生っぽさ強めなのでわたしはちょっと聞くのがしんどかった。子ども時代の志井の方も榎木さんにかなり寄せていたのか、終始感情どこいった?みたいな芝居で心折れそうになった。

山下さんの芝居で言うと、あまりBLCDでは聞かないようなふわっとした中音のトーンで、華Doll*の眞紘にめっちゃ近い。

 

過剰妄想少年2(2021)

大野(おおの)は妄想だけで射精ができるという離れ業を持つ。
その秘密を唯一知っているのが恋人の暮島(くれしま)。
2人は新たな快感を開発しながらラブラブな毎日を送っていたが、
同級生•押崎(おしざき)が現れる。
何かと大野にちょっかいをかけてくる押崎に暮島のイライラが爆発。
2人の歯車は少しずつ噛み合なくなってきて――?

独占欲とすれ違いが積み重なる、不器用な恋。

中島ヨシキ(暮島弘) × 山下誠一郎(大野優也)

 

原作の過剰妄想少年4巻についてくるドラマCD。CD単体で発売されているわけではない。予約なしで当日アニメイトで買おうとしたら予約分しか入荷してなくて、池袋新宿渋谷の都心の店舗に在庫確認して全滅し、それでも何とか手に入れたのだが、今は普通にメイト通販で買える。

感想としては1巻とほぼ同じ。1巻が面白いと思ったなら2巻も面白いと感じるだろうし、そうでないなら面白いとは思わないと思う。わたしは後者だったので、2巻も相変わらずウーン……という感じ。山下さんの受け演技はかなり可愛いと思ったのだが、いかんせん話がなあ。

暮島は典型的な不機嫌で人を支配するタイプのDV彼氏っぽくて、とにかく嫉妬心が強く、大野の話を聞かず一方的に癇癪を起こす感じがどうも好きになれない。それに加え周囲に当たることもあるので暮島の非の方が大きいと思うのだが、大野が暮島の嫉妬心に気付かない鈍感なのが悪いみたいな話の収束をするし、大野が「ごめんなさい……別れたくない…」と泣いてすがるところは、もはやDV彼氏に依存する彼女としか思えず萌えどころではなかった。大野は大野で性欲モンスターすぎるので、暮島のどこが好きなのかよくわからず、単に体の相性が良いから好き程度にしか感じられないのも1巻と変わらずかなあ。

とにかくこれは話が合わなかった。でも山下さんの芝居はすごく可愛いので芝居の聞きごたえはある。でも原作片手じゃないとどこからが妄想でどこからが本当にやってるのかわかりにくいところはチラホラあった。

 

愛しき人魚(2022) ★

「お前は綺麗で優しい俺の人魚だ」

人魚の呪いを受けて生まれた彫師・海(うみ)は、
生まれながらに漆黒に染まる右目を持ち、醜い痣が右半身を覆っていた。
親からも忌み嫌われた痣を隠すように見事な刺青を入れ、
世を忍びながら生きる海だったが、インチキ霊媒師のミカギと出会いその日常が変わっていく――
バケモノと呼ばれた青年の、
生涯一度きりの恋。
コミックス描き下ろしの2人と2匹の甘すぎる日々も収録!
ひじき先生が贈る、チャラめインチキ霊媒師・ミカギ×呪われた孤独な彫師・海の一生に一度の恋がついにドラマCD化!

https://www.animate-onlineshop.jp/products/detail.php?product_id=2013654

小野友樹 (ミカギ) × 山下誠一郎 (海)

 

山下さんで受け作品といえば、個人的に最悪な男と魔彼の2強で、これを塗り替える作品なかなか出てこないな……と思ったところにやってきた今作。めちゃくちゃ良かった。まず原作からして面白く、原作の面白さが損なわれずにCD化されており、キャストがみんなハマり役だった。吹替畑の印象が強い加瀬康之さんも悪役で出演されていて豪華さにビックリした。実力のあるキャストしかいないので安心して聞ける。

山下さんでいえば、日常のシーンでも見せ場でも変わらず丁寧にキャラクターの心情を表現してくれるところだったり、インタビューでおのゆーにも言われていたSE職人ぶりが発揮されていたり、とにかく1枚で山下さんのお芝居の好きなところがフルコースで味わえる作品だった。山下さん演じる海ちゃんは、思わず「ちゃん」付けをしてしまうほどめちゃくちゃに可愛い。基本的にやや低めの淡々としたトーンで話すのだが、こういう喋り方でも可愛さを乗せられるのがすごいところよなぁ……。

山下さんの受け、何買ったらいいかわからないならとりあえずこれを買え!と言えるくらいに平均点の高い作品で大満足。まあBLならではの山下さんの魅力が感じられるのは、最悪な男や魔彼の方なのだけれど。

 

みなと商事コインランドリー(2022)

脱サラして古びたコインランドリーの管理人をしている湊晃(みなとあきら)は、店を訪れた男子高校生、香月慎太郎(かつきしんたろう)と知り合う。
慎太郎は頻繁に店に通うようになり、年の差を超えてふたりの関係は近づいていく。
ある日、晃はうっかり自分がゲイであることをカミングアウトしてしまう。
距離をおこうとする晃だったが、慎太郎は晃が好きだと猛アプローチをはじめて……!?

http://www.fwinc.co.jp/goods/71763/

島崎信長(香月慎太郎)×  山下誠一郎(湊 晃)

 

一応受けにカテゴライズしたけれど、軽いキスシーンがあるのみでエロは全くないのでもはや×じゃなくて+。2021年7月に雑誌の付録としてついたものの製品版。

とにかくピュアでプラトニックなのでBLCDとして聞こうとすると物足りなさがあるので、恋愛ものではなく両片想いな2人が送る日常ものとして聞く方がしっくりくるし、一般CDとして捉える方が楽しめた。恋愛ものとして捉えるとわたしはこのカップル全然性癖に刺さらんのよなあ……。

湊はすごく感情豊かなキャラクターで、だいぶ年下のシンにフランクに話しかけるのとか、そのへんにいそうな人をそのへんにいそうな感じで演じている山下さんが好きな人にはものすごく刺さるキャラクターだと思う。基本的にテンション高めでコミカルな演技なのだが、ふとシリアスになる瞬間の切り替えもすごく好き。あと回想シーンの生意気DK湊さんめっちゃ可愛い。ここが1番の興奮ポイントだった。

お相手の信長さん、山下さんも含めキャラクターにはすごく合っているし、掛け合いもテンポが良いのだが、何というか相性とか演技の温度感的な意味で2人の演技が噛み合っていたかはやや微妙だな……と思うところがあった。あとシンは基本クールで淡々としているけど、熱がこもる瞬間があるけれど、そのへんのトーンのメリハリもっと欲しかったな……。ずっと冷たかったなと思ってしまった。

 

攻め

三角オペラ(2017) ★

貞木 薫は、由緒正しい学園の真面目な音楽教師。彼には心に秘めた片想いの相手がいた。
その相手、大河内 明幸は清く正しい“学園の王子様”と呼ばれている。
ある日、不良の“情報屋のショウ”に目を付けられた貞木は秘密をバラさない代わりに飽きるまでセックスするようにと命令されて――…。

https://e-fifth.net/faca0219/

山下誠一郎 (山口翔太) × 山中真尋 (貞木薫)

佐藤拓也 (大河内明幸) × 山中真尋 (貞木薫)

・ポケドラ・DLsiteで特典付き配信あり

 

山下さんのオタクならぜっっっっっっったい買って!!!!!!!!!!

とにかくゲスと憎たらしさに全振り。オタクが聞いても、演技エグすぎてずっとイライラしてた。もう第一声から目に映る人全てをナメ腐った喋り方してて、ちょっと殺意沸くレベル。ロスバのたけるに似たトーンだけど、こちらの方が断然オススメ。

ただあらすじの通り気持ちの良い話ではないし、3Pものだからなかなか人を選ぶ話で勧めにくいのが心苦しい……。でも山下さんの演技を楽しむという点ではマストバイ。あと特典トラックまで聞くとなんやかんや丸く収まっている話なのがわかるからバッドエンドでは全くない。

1周目聞いたときにはひたすらイライラさせられていたのだが、2周目落ち着いて聞くと彼が先生との出会いで心情変化していく様子は結構わかりやすい。ゲスに全振りの演技ながらそういう繊細な心情を丁寧に演じているのはさすが。ゲスだし彼の振る舞いは全く褒められたものではないが、どこか誰にも理解されないゆえの寂しさを抱えていて、けれど優しくされても素直に受け入れられず悪さで返してしまう少年を見事に演じきっている。歪みの方向性としては歌舞伎町シャーロックのモリアーティにやや近い。

BLCDの経験は浅いながら、山中さんやサトタクさんといった先輩たちとちゃんと渡り合えているのもこの人すげーなとなる一作。

 

男子高校生はじめての第8弾(2018) ★

サードシーズン2作目となる第8弾は、立場の違うふたりのすれ違いカップル !
硬派で不器用なピアニスト ・ 八雲と、純粋培養で一途なお坊ちゃん ・ 江純。

音大をめざして熱心にピアノを練習する八雲と、八雲の演奏を聴きにくる後輩の江純が、ふたりきりの時間を過ごす放課後の音楽室。
けれど育った環境が違いすぎる2人の会話は、いつもどこかぎこちなくすれ違ってしまう。

そして、ピアノを弾く指先ばかりを熱い眼差しで見つめる江純に、八雲は複雑な想いを抱いていて …… 。

https://www.animate-onlineshop.jp/pd/1489825/

山下誠一郎 (八雲譲) × 小林裕介 (江純瑞祈)

・ポケドラで配信あり

 

まずは男はじシリーズの説明から。といっても簡単で、とにかくストーリー性をブン投げ甘々イチャイチャセックスに全ステータスを振ったシリーズである。とにかくひたすらにヤッている。それでいて普通のBLCDよりも安い。つまり大人気シリーズ。これを楽しく聞けるようになったらBLCD初心者卒業といっていい。

 

本題。これは特典ディスクが最高なので、絶対に限定盤を買ってください。特典なかったら★★★だけど特典入れたら★★★★★なので間とって★★★★にした。

このカプ、回を重ねるごとに最高になっていくのが特徴。マジで相手役の小林裕介さんとの相性がどんどんえげつないことになっていく。ヤバイ。マジで小林さんと再戦してほしい。個人的再戦してほしい声優ランキング第1位なんだよな小林さん。

というわけで1番最初のやつはまあそんなにって感じはある。全部ストーリーのトンチキさが悪い。八雲いけ好かなくてでも山下さんの声は最強にカッコ良くて情緒がめちゃくちゃになった。キレ倒した。

でも特典は最高。本当に特典が最高に推せるからマジで特典を聞いてほしい。当方ゴリゴリのキス厨なため、キスシーンが多いとそれだけで加点が止まらなくなるのだが、この特典、キスだけで3分くらいあるのでそれはそれは神としか言えない。

軽めの甘いキスから、ディープキスから、吸い付くようなのまで、山下さんによるキスの雨。最高すぎて死ねる。江純のこと散々キス攻めした後に言う、「キスでイッた?」がほんとめっっっっっっちゃカッコ良くて骨まで溶かすので絶対聞いてください。リップ音最高すぎるからこのセリフマジで説得力あるんだよな。

 

男子高校生、はじめての Summer Vacation 2018(2018)

シリーズ3周年記念!オリジナル BL ドラマ CD シリーズ「男子高校生、はじめての」全10カップルのミニドラマ集☆

彼らの恋の行方をただひたすらに見守りながら、こっそり盗み聞きを体験できるオリジナルBLドラマCDシリーズ「男子高校生、はじめての」
シリーズ3周年を記念して、これまでに登場した全10カップルのミニドラマを集めたドラマCDをお届け!
3周年記念ミュージアム&ショップ会場にて公開する、『真夏のバカンス』をテーマにしたカップルごとのミニドラマを収録。
この夏をエンジョイする彼らを、ドラマCDでもお楽しみ下さい☆

https://www.animate-onlineshop.jp/pn/pd/1536824/

山下誠一郎 (八雲譲) × 小林裕介 (江純瑞祈)

・ポケドラで配信あり

 

あらすじにもあるように10組のカップルのミニドラマ集で、山下さんのカプは6分ほどしかなくて、キス止まりなのでこれは買わなくてもという感じ。youtubeであがっているミニドラマ動画くらいの感じ。ある程度男はじのシリーズ聞いた人向けかも。

ただポケドラなら300円でトラック単品買いできるので(CDに特典はない)、ポケドラで買うのをおススメする。

 

凸凹シュガーデイズ(2019)

「ちっちゃくて可愛いこの子を、俺が守ってやりたい--!」
幼い頃に出会ったあの日、そう強く願った相手=花峰涙は、
のびのびすくすく育って現在は身長180センチオーバー。
一方、俺=松風雄二郎はというと、正直伸び悩み気味。
しかも高校生になってもまだ、男の幼なじみをかわいいと思ってしまう深刻なエラーを抱えたままなのだ。

このドキドキの正体は、とっくのとうに知っているような気がするけれど…?

小さい男前君×でっかわほわほわ君の
幼なじみ2人がゆっくりじっくり恋をする、むずきゅんラブストーリー!

http://ginger-records.jp/dkbk/

山下誠一郎 (松風雄二郎) × 八代拓 (花峰涙)

・ポケドラで特典(ドラマ・フリト)付き配信あり

 

山下さんの攻めの中で唯一まとも。唯一無理やり襲ったりとりあえず体の関係からってなったりしない。なのでBLCD聞き始めに選ぶにはもってこいの作品だと思う。いやこれ十分良作なんだけど、正直山下さんは他の攻め作品がずば抜けすぎてまあまあだなみたいな印象になってる。でも本当に良作だし、癖のない硬派で男前な男の子なので(受けでやりそうな役)、BLCD聞きたてとかエロ濃すぎる作品苦手みたいな人にも勧められる。あとたまにこういう甘いピュアッピュアの聞きたくなる。

 

男子高校生、はじめての 3rd after Disk~Dear~(2019) ★

SIDE 八雲×江純 Act.2「トワイライト・ヘリオトロープ
 国内コンペ決勝で出番を待つ八雲の元にかかってきた一本の電話。それがきっかけで「本当に大切なこと」に気づいた八雲は?

http://ginger-records.jp/berry/dkad3/index.html

山下誠一郎 (八雲譲) × 小林裕介 (江純瑞祈)

 

なんかもうこれ本当にヤッているのでは?と思うくらい山下さんと小林さんの演技の白熱ぶりと相性の良さが大変なことになっている。もうとにかく最高なので聞いてほしい。演者の熱がマジでビシバシ伝わってくる。すき。絡みシーンの最高さは言うまでもないが、江純の「大好き」に対する八雲の「愛してる」がもう五臓六腑に染み渡りすぎて聞いていて「あぁ今生きてるな……」って思った。

特典もまあ最高。八雲が江純にひたすら優しい。ひたすら優しい攻め演技を聞ける。言いたいことを言えずにためらっている江純を見て「いいよ。無理に言うな」の「いいよ」がマジで脳が痺れるくらい優しくてカッコ良くてヤバい。絶対聞いてほしい。

ちなみにafterで異常な相性の良さになっているお2人なのだが、オールコンビネーションで更にその上をいきます。震えながら聞こう。

 

ところで今は何番目でしょうか。(2019) ★

ヤリチンくずのモテメン同級生×純情一途な大学デビュー
「いっぱいいる中の何番目でもいいから、史郎くんの恋人になりたい」

れんげは大学構内で有名な、遊び人の同級生・史郎に声をかける。
あっと言う間に、友達になれたのはいいけれど、
大学デビューのピュアボーイにとってパリピの世界は分からないことだらけ…!!
思わぬ史郎の言動に、れんげはドキドキさせられっぱなし。
でも、それ以上に気がかりなのは、史郎に内緒で膨らむこの気持ちで…。

山下誠一郎 (市川史郎) × 野上翔 (川吉れんげ)

 

 なんかもう山下さんの攻めは全部聞けとしか言えないし全部高評価しかできん。これも大好き。話もキャラ設定も割とありふれた作品なのだが、山下さんはもちろん野上さんもまあ最高で、キャストの演技で最高CDになっている。山下さんは死ぬほどカッコいいし、野上さんは死ぬほど可愛い。もうマジでこれに尽きるからこれしか言えない。

「ヤリチンくず」と書かれているが三角オペラに比べたら全然可愛いし、強引でイジワルな攻め程度なので安心して聞いてほしい。イジワルでおちょくった態度とりがちなところが若干エースくんみがある。こういう山下さんの攻め浴びるほど欲しいんだよなあ……。

 

三兄弟、おにいちゃんの恋(2019) ★

虎視眈々系一途男子×大黒柱な赤髪ビッチおにいちゃん
巨根忠犬な幼なじみ×金髪極悪天使じなんぼう
褐色マイペースの末っ子×振り回される中年担任

美貌の三兄弟、ラン・ミキ・スー。
それぞれ父親は違うものの、お互いが大好きすぎる仲良し兄弟。
天使のような見た目の次男・ミキに対し、劣等感を抱いている長男のランは、
ミキの親友・アイに淡い想いを寄せていた。
だけど、ミキもアイのこと好きだって知っているから、この恋は内緒。
そんななか、仕事の客相手にウリをしていることをアイに知られてしまい…?

おにいちゃんの恋をきっかけに兄弟に少しずつ変化が起こっていく―――。
大胆で破天荒、だけどとっても繊細な三兄弟たちの恋のおはなしが、
大ボリューム2枚組み仕様でドラマCD化!

「三兄弟、じなんぼうの恋」「三兄弟、末っ子の恋」も収録。

https://e-fifth.net/faca0319/

・神尾晋一郎 (アイ) × 駒田航 (ラン)
野上翔 (ルイ)× 中島ヨシキ (ミキ)
山下誠一郎 (スー) × 笠間淳 (甲斐)

・ポケドラで配信あり

 

1番最初に聞いたBLCDがこれだったからこそ、今になってもBLCDを聞く趣味が続いていると言っても過言ではないほど大好きで思い入れのある一作。

3つのカプのオムニバスなので1つのカプあたり40分くらい。コスパ悪くない?って思うじゃん!?!?これがめちゃくちゃ素晴らしい。

この作品の素晴らしいところは、作品の良さが絡みシーンの良さだけに依存していない点だと思う。これの何が好きなんだろうなーって考えたときに、コメディパートの楽しさと、キャラクターの良さと、掛け合いの楽しさが理由としてパパパっと浮かんだ。いや絡みシーンめっちゃ良いよ!?爆萌えロリ攻めスーちゃんだいすき。山下さんの攻めってイジワルなタイプが多いから、スーちゃんみたいな攻め本当に新鮮。ここでしか味わえない。

でも山下さんのオタクだったら、絡み以前にスーちゃんのキャラクター自体にめちゃくちゃにされる。普通に喋ってるシーンで発狂する。他キャストのオタクからも評判良いからそこは間違いない(TL調べ)。低音でゆったりとしたダウナー口調なのだが、それでいて愛され末っ子らしい感情豊かさがあり、もうこの上手いこと同居させている天才爆萌え演技を聞いてくれ!!!!!はぁーーー本当に演技上手いな。

あと兄弟同士の会話がとにかく良い。特にミキとスーが仲良く喧嘩しているシーンたまらん。テンポも良い。エロもしっかりあるが、ラブ以外の楽しい要素がぶっちぎっているので、ぶっちゃけしっかりエロある割には最初に聞いても問題ないと思う。わたしがそれでBLCDにハマったので。

それとフリートークがめちゃくちゃ楽しいので、ぜひフリト付を買ってほしい!こんなにうるさくて昼休みの男子高校生みたいな雰囲気のフリトないと思う。時期逃してもこの作品フリト付再プレス4回もしてるので、今後も入手できる機会はあると思う。

 

「男子高校生、はじめての」~Third Stage~ 八雲×江純編【ポケドラ独占】

「光の化石」 店舗特典小説を音声化!
江純父の援助を受け入れ、二人暮らしをはじめたものの、江純はピアノに精魂を傾ける八雲のことが心配でたまらない。すれ違う二人の想いは…。
ピアノの下で初体験を思い返しながら、身体も心も淫らにさらけだして…v

「Off the Record」 新規エピソード!
ラブラブな同棲生活を送る江純と八雲だけど、
八雲がこの関係を江純の両親に黙っていられないと言い出して、はじめての大喧嘩に!?
お互いが大切なのに行き違う、でも欲しがらずはいられないv繋がり求めあうラブv

https://pokedora.com/dorama/dorama_detail.html?input_dorama=2491

山下誠一郎 (八雲譲) × 小林裕介 (江純瑞祈)

 

 これ喧嘩してばっかりなんだよなぁ……。男はじってやっぱ甘々ラブラブイチャイチャ!みたいなのを求めて聞いているので、喧嘩シーン多くて聞いていてシュン……となってしまう。もちろん2人の関係性が進展する回なので、ストーリーを把握するという意味では聞いておいた方がいいけれど、男はじは絡みシーンさえ良ければストーリーわかんなくてもOKだよというオタクは聞かなくていい。

 

男子高校生、はじめての オールコンビネーションCD vol.3(2020) ★

『afterDisc~Dear~』を経て、『Third Stage』(※ポケットドラマCDにて配信中)に至る前の、恋人たちの“スペシャルタイムH"や、高校卒業間近な彼らの“ここだけトーク"、大好きな恋人だからこそヒミツにしたい"ひとり×××”をCD2枚組にギッシリ詰め込みました☆
ふたり手を取り合いながら歩いていく、そんな彼らの恋をもっと覗いてみませんか?

http://ginger-records.jp/berry/ACCD/vol3/index.html

山下誠一郎 (八雲譲) × 小林裕介 (江純瑞祈)

 

こんな後ろの方に書いといてあれだけど、こんな駄文読んでる前に早く買って!!!!!!!!!!!!!1 事は一刻を争うんだ。

書き忘れたけどこれも3つのカプのオムニバスで、構成がちょっと変わっている。1枚目がキャラ同士の数分の会話が組み合わせを変えて1枚丸々入っていて、2枚目がソロプレイ+各カプ2トラックずつという構成。つまり、1カプあたりのドラマの尺としては正直短い。20分くらいかな?

ただ、それでも、ここまで山下さんの攻め作品にガバガバ採点をしてきたのだが、これが現時点(2021/3/3)で最新の山下さんのメイン作かつ、攻めの最高傑作だと自信を持って言える。リピート回数ぶっちぎりナンバーワン。もうね、攻めに限らず今まで紹介してきた全ての作品でどれか1つだけって言ったら迷いなくこれ。これさえ買ってくれればいい。これより前の作品買わなくてもいきなりこれ買っても話ついていけるから。大丈夫。何なら聞いてくれたらわたしが説明する。具体的な感想は全部ここに書いた。

mito-913.hatenablog.com

 もう最初から最後まで50000000000億点。最大瞬間風速しかない。最高ポイントがありすぎる。山下さんと小林さんafterでも度肝抜かれるほど相性良かったのに、それを超えてくる息ピッタリぶりでなんかもう怖くなってくる(?)。

最高ポイントしかなくてしいて言えばというのも難しいけれど、八雲の「ん~~~?なんで?イケば?」がマジでめっっっっっっちゃカッコ良すぎてこれだけで5500円の価値ある。「なんで?」で今まで聞いたことないタイプのヤバい声出してる。脳が砕ける。あとこのカプDキスしてるときの臨場感だいすき。マジで貪ってるなって感じで好き。

 

三兄弟、おにいちゃんの愛(2021) ★

強面溺愛スパダリ彼氏×弟想いのえっちなおにいちゃん
進化する忠犬幼馴染くん×ツンデレ極悪天使なじなんぼう
オトコとして成長する末っ子×歳の差に悩む常識人な元恩師

 

海辺の街に住む三兄弟、ラン・ミキ・スー。
相変わらずいちゃらぶで仲良しな兄弟に
大切な恋人たちも加わって賑やかな毎日。

長男・ランは今日も大好きなダーリン・アイと熱く激しい夜を過ごしていた。
しかし、いつもと違いおとなしいアイの様子が気になり話を聞いてみると、
飛び出してきた言葉は”長期留学”。
「一緒に来てほしい」と懇願されるも
ランの頭をよぎるのはまだ学生の弟たちのことで――?

それぞれの将来と向き合う
少し大人になった三兄弟たちの愛のおはなしが、
大ボリューム2枚組み仕様でドラマCD化!!!!!!

https://e-fifth.net/faca0358/

・神尾晋一郎(アイ) × 駒田航(ラン)
野上翔(ルイ) × 中島ヨシキ(ミキ)
山下誠一郎 (スー) × 笠間淳(甲斐)

 

三兄弟、おにいちゃんの恋の続編。前作が好きな人は今作も買って間違いなし。

ただ注意してほしいのは、3カプとも尺がほぼ同じだった前作とは変わり、今作では山下さんがメインであるスー編は1トラック(25分)と最も短い。でも、短いけど、ギュッと魅力詰まってるんだよなあ……!

今作の聞きどころははやっぱりスーの成長ぶり。6人の中で1番成長したといっていい。前作の幼女としか言えない可愛さは今回は薄れ、その代わり大人として深みを増していくスーちゃんが楽しめる。もちろん根の甘えん坊末っ子可愛い部分がなくなったわけではなく、前作と比べて大人びたからこそ、ここぞというときに繰り出される末っ子の甘えたが破壊力抜群。「だめ?バブー……」で死にました。めちゃめちゃリピっている。

そういうスーちゃんの成長していく過程を山下さんが丁寧に演じてくれているのが今作の推しポイント。声色の変化で成長がわかる……。わたしはラストのスーちゃんのモノローグが大好きなのだが、何かもうとにかくたまらん最高ってなった。こういうことを説得力もって言える大人になったんだな…!と心が震えた。

もちろん絡みシーンも最高で、前作より今作の方が絡みシーンリピってる。

 

跪いて愛を問う(2021)

”支配”されて、喜ぶなんて。

「なんでお前に逆らえないのか、もっと触って欲しくなるのか」

「人を支配したい」Dom(ドム)と、「支配されたい」Sub(サブ)。
第二の性」を持つ人が存在する世界。
生活のためSub専用クラブでキャストとして働く正己は、
転校生の悠生にSubだと指摘され命令(コマンド)された瞬間……!?

魂と本能で求め合うDom/Subユニバース!

https://www.animate-onlineshop.jp/products/detail.php?product_id=1913367

山下誠一郎 (伊達悠生) × 小林千晃 (佐山正己) 

・ポケドラで配信あり

 

何とも難しい作品。人気原作だけあって話は面白くエロしかない作品ではないし、2人の演技はとても素晴らしいのだが、いかんせんボリューミーな原作を1枚に詰め込んでいるせいで、本来ドラマチックな話のはずがのっぺりとした平坦な話に聞こえてしまった。話が進むテンポが速すぎて各エピソードごとの余韻がない。カットされているわけではなく原作に至って忠実なCDなので、気にならない人は気にならないし面白い作品ではあるのだが……。

山下さんでいえば普段は朗らかで明るい少年なのだが、行為のときだけトーンが低くなりSっぽい感じになる二面性のあるお芝居を楽しめるのでそこは聞きどころ。Sっぽいのだが根底には受けへの愛情があり、今までの攻めでありそうでなかったタイプの攻め。

これは買わんでいいというほどではないのだが、山下さんの攻めは本当に名作揃いなので、それらの中からあえてこの作品を勧めようとは思わないかなあ。

 

リバ

ネコ×ネコ(2021)

好きだから、抱きたいし抱かれたい――いちゃえろリバップルの同棲生活☆

高校時代、女顔で華奢だった敬太は、理想の体格をした先輩・智史に告白し、付き合う事に。
それから3年。同棲生活を始めた2人だったが、一つ大きな変化が――。
敬太が男らしく成長してしまったのだ!

ノンケの智史がどう思っているのか気になり、Hに集中できない敬太。
一方の智史も、昔のように敬太を抱いてやれない事を気にしていた。
そしてある夜、欲情した敬太は智史に迫ってしまい!?

「こんなリバが読みたかった!」と大反響☆
実力派作家・たつもとみおが描く大人気シリーズが遂にボイスドラマ化!

https://pokedora.com/blcd/campaign/campaign_435_nekoneko_2110.html

・智史(山下誠一郎)×敬太(堀江瞬)×智史

・ポケドラ(フリト付)・DLsiteで配信あり

 

BLCDでリバという変化球。元は智史が攻めで敬太が受けなのだが、敬太×智史でもできるように奮闘することが話のメイン。こう書くと敬太×智史の尺の方が長そうな気がするが、実際のところ半々くらいだと感じたのでまさしくリバ。

ひたすら2人が悶々とするお話なのだが、どちらも根は優しく相手を想っていることがわかるので、聞いていてしんどいパートがなく最初から最後まで安心して聞ける。ほのぼの甘々系の作品が好きな人には強くオススメできる。リバが目につきやすいけれど、エロよりは心理描写の方がメインなので、エロ目的でリバの絡みシーンを期待しすぎるとやや肩透かしを食らうかも。

この山下さんはひたすらに男前でカッコ良く、普通に喋ってるだけでめちゃめちゃカッコいい。攻めのときは決めるべきセリフでバシッと決めてくれて安定感抜群だし、受けで演技が硬くなってしまう感じも、この役についてはそれが良くハマっていた。

話もキャストの演技も手堅くまとまっているので、気になっているなら買って損はないと思う。

 

脇役

ここでは出番が多かったり、脇ながら山下さん目当てで買ってもおいしい作品を紹介。

 

プリンシプル(2018) ★

エリート建築士×褐色ビッチ大工

腕の良い大工の山城の性癖は30歳以上のノンケの童貞を奪うこと。
でもセックスの際には独自の細かいルールがあった。
そんな山城が職場で出会ったのが一級建築士で謎多きエリート・八代。
彼から見た山城の第一印象は変態。第二印象は食えない人。
しかし、そんな二人が一度きりのセックスで終わるはずがなく…。
男臭いビッチ、インテリとガテンのバトル…など
コミカルにエロい展開から目が離せない!!

https://e-fifth.net/faca0284/

・新垣樽助 (八代) × 古川慎 (山城)

 

山下さんは辻という山城の後輩を演じている。プリシンプルの辻くん大好きと何度も言っているのだがマジで大好き。まずまずなメイン作買うくらいなら、これ買った方が絶対ハッピーになれる。断言する。

辻くんはとにかく口が悪くいつもけだるそうにしていて可愛げは全くない。なのに可愛げないのが一周回って可愛いみたいな感じある。大好き。山城の「俺ケツ狙われたい方だから」に対する「あぁ…その情報クソいらねえっす」がめっちゃ好き。全体的に山城と辻のやりとりテンポ良くて楽しい。

基本先輩の山城に対して毒舌で可愛げの欠片も見せないのだが、辻なりに先輩を心配している節はチラホラあり、辻がメインになる番外編がとにかく良い!これは本編ディスクに入っているので、特典付きなくても通常盤だけで全然問題ない。

山下さんを抜きにしても、この作品とにかくギャグとエロとシリアスの配分がちょうどよく、あまりにも面白かったのであっという間に聞き終わってしまったくらいだし、メインお2人は歴戦の猛者なので安心して聞ける。

 

αがαを抱く方法(2020)

本能型執着番犬α×俺様強気タチ専α
「誰を抱くって?抱いて"ください"の間違いだろ」

α階級のキャストのみを集めたタチ専高級出張ホストクラブ『alpha』。
その頂点に君臨するNo.1ホスト・流華が危惧するのはNo.2のレオの存在。
生まれ持ったセンスだけで全てを難なくこなし、他人を見下すレオの舐めた態度が気に入らない。
そんな時、常連客に同時指名される2人。
丁度いい、こいつのお手並み拝見といくか――と思ったのも束の間、
客からの要望は「2人のセックスが見たい」という難題で――。

本能型執着番犬α×俺様強気タチ専α
過激エロティックな発情オメガバースがドラマCD化!

https://e-fifth.net/faca0321/

江口拓也 (レオ) × 熊谷健太郎 (流華)

 

山下さんは野月空真という当て馬役を演じている。未遂ながら山下さん×熊ちゃんのシーンがある。

これに関してはぶりっこから豹変する裏表激しい山下さんが好きなオタクはぜひ!出番として終盤の方に出てきてそこまで多いわけではないのだが、インパクトのある役。こういう陰キャストーカーっぽい卑屈なこじらせ感のある山下さんの演技もっと聞きたいなあ……。

これは余談だがこの作品で初めて熊ちゃんの受け演技聞いたわたしはあまりにも性癖をぶっ刺され死んでしまった。それ以降熊ちゃんの受け大好きオタクと化したので、未遂とはいえ山下さん×熊ちゃんが聞けるというだけでマジで価値がある。

 

みだらな猫は甘く啼く(2021)

「どエロ♥セフレ同士」から「あまあま♥どエロ恋人同士♥♥」になった天野とミケちゃん。外ではツレないくせに、二人っきりになると発情した猫みたいに求めてくるミケちゃんに天野も夢中♥
だけど独占欲が強い二人には、恋人同士だからこそ気になるアレやコレがあって……??

http://dn-e.jp/shop/products/detail.php?product_id=150

中島ヨシキ(天野陸)× 斉藤壮馬(三池悠一)

・ポケドラで配信あり

 

これ書くかめっちゃ迷ったけど、そこそこおいしいキャラクターなので書いておく。

迷った理由は、山下さんの役柄はおいしいけど話が虚無すぎるから。終始ヤキモチ→仲違い→なんやかんやあってやっぱお前が好き→仲直りセックスを繰り返しているだけの話で、本当にこれ以外に何もない。

ただ山下さんの役はおいしい。α~と同じくぶりっこからの豹変系のキャラで、最初は「天野せんぱぁい♡」とあざとく迫るぶりっこなのだが、振られた途端「ばっからし。つまんないの」と生意気な本性全開になるギャップが最高。

言うてもほとんどαと同系統のキャラなので、これ買うんだったらα買った方がいい。熊ちゃんとの未遂シーンあっておいしいし。

 

 あとは「サハラの黒鷲」大好きだから聞いてほしいけど、山下さんの出番あんまないんだよな……。かなり低めのトーンですごいカッコいいし、イングルという役を演じているのだが、イングルがメインのスピンオフが連載されているので、CD化に備えて興味ある方はぜひ聞いてほしい。

 

僕の番はサラブレッドΩ(2022)

気に食わないアイツは、運命の番

芸能一家に生まれたαの浅香礼旺は、モデル、映画とマルチに活動する若手俳優
「親の七光り」と言われるのが嫌で、日々真面目に努力し着々と才能に磨きをかける中、世界的に有名な映画監督から主演のオファーが舞い込んだ。
しかし相手役の“運命の番”を演じることになったのは、スキャンダルが絶えない同じαで二世俳優の柳瑛斗だった。
軽薄で自由奔放に生きる瑛斗を良く思わない礼旺だったが、役作りのためホテルに二人きりで閉じ込められた夜、瑛斗が本当はΩであるという秘密を知ってしまい――…。

「俺が孕んだら最強の遺伝子(サラブレット)産まれるんじゃない?」

新鋭・あらた六花が描く、抗えない衝動と欲望に翻弄された優秀な俳優たちが織りなす史上最高にドラマチックな運命愛。

https://www.animate-onlineshop.jp/products/detail.php?product_id=2081208

・小林千晃(浅香礼旺)× 寺島惇太(柳瑛斗)

 

この話は礼旺と瑛斗、山下さん演じる千歳琥太郎、壮馬くん演じる王賀夏目の仲良し俳優4人組が中心になって話が回るので、脇だけど割と出番は多い。この作品は薄いストーリーをエロでカバーしているような話だと思っているが、メインカプがそんな感じなので、少ししかフィーチャーされない琥太郎と夏目の話の方がインパクトに残る。脇カプが優勝していた少年の境界を思い出すレベル。

琥太郎はワンコ系男子で、ムードメーカー的ポジション。華Doll*の眞紘みたいな感じを想像していたけど、天晴爛漫の小雨っぽさがある。結構コミカルなノリが多いのだが、締めるところは締め、カッコいいところは抜群にカッコいいのでさすが山下さん……となる。興味があれば買ってもいいと思う。でもエロしかない虚無なストーリーに耐えられなければ無理して買う必要はない。わたしは千晃くんの攻めが想像以上に良かったので買ってよかったと思ったが、メインキャスト2人に特に興味や思い入れがなければ本当に無理して買う必要はない。

 

色々ベスト3

独断と偏見で各部門のベスト3を考えていく。赤は攻め、青は受け。順不同。

 

初心者向けベスト3

まほろばデイズ

・愛しき人魚

・凸凹シュガーデイズ

 

初心者向けなので絡みシーンが少なく、話の癖が強くないものを選んだ。絡みシーンが全くないという点では「兎の森」や「みなと商事コインランドリー」が当てはまるが(絡みシーンがガチ苦手な人にはオススメ)、ノリがだいぶ一般CDっぽいのでBLCDの雰囲気掴むのにはあまり向いていない気がする。

 

ストーリーが面白いベスト3

・兎の森

・愛しき人魚

・三兄弟、お兄ちゃんの恋

 

兎の森は正直わたしの好みのCDではないけど、ストーリーが面白いことは間違いない。愛しき人魚はシリアスベースだがにぎやかしのキャラもいて、重たいけれども鬱というほどではなくバランスよくまとまっていて聞きやすい。三兄弟シリーズはコメディとしてのクオリティが高いのであげてみた。ただまあ話が面白ければ名作かと言われれば、BLCDってそれだけで決まるもんじゃないよねという話ではあるが……。

 

とりあえずこれは聞いてくれベスト3

・三角オペラ

・男子高校生、はじめての オールコンビネーションCD vol.3

・魔彼

 

三角オペラはここでしか聞けないのではってくらいの山下さんのゲス演技が聞けるのでぜひ。これが2017年の作品だからすごい。男はじのオルコンは色んなところで語り尽くしてるしただわたしが死ぬほど好きだから聞いてほしくて、魔彼は山下さん受けの良さが全て詰まっているのでぜひ。

 

リピート回数多いベスト3

・男子高校生、はじめての オールコンビネーションCD vol.3

・ところで今は何番目でしょうか

・魔彼特典CD

 

これは単にわたしが好きなやつです。三兄弟シリーズも結構リピってると思う。リピるってなると話が重たくなくて、絡みシーンが良い感じの分量である作品になりがち。

 

総括・所感

ここまで書いたけど、山下さんに関しては基本攻めはどれ買っても大丈夫。あらすじ読んだり、他のキャスト見てピンときたものを買えばいいと思う。それでもわからない人は男はじのオルコン買えば良し。

モチベある人は男はじシリーズ全部買おう。わたしみたいにケチってポケドラで買ったものの結局あとからメイト盤を買い直すという二重の出費はもったいないので、最初からメイト盤買おう。個人的に無印の本編があまりおススメできないので(メイト特典は大好き)、男はじ買うならafterも一緒に買ってほしい。

 

受けは個人的には、「魔彼」か「最悪な男」か「愛しき人魚」の三択。

てか正直割とピンキリあるので、買うならちゃんと選んで買った方がいいと思う。山下さん自体がピーキースペックなところがあるので、本当に作品とか役柄に左右されるなというのが実感。

オタクが色々聞いた感じ、全体的な傾向として、甘々トロトロ系演技は苦手だが、愛なし合意なしで嫌がってる系の演技はものすごく良い、というのがあると思う。だから結ばれた後より、序盤の方が萌えのピークだったみたいなことが割とよく起きる。ただし魔彼の特典CDは例外である。これは非の打ちどころがない。最高。

そしてリップ音をはじめとしたSEのスペックは初期から打点高いので、喘ぎはうん……って感じなのに、Dキスはやたら良いみたいな現象もめっっっっちゃ起きる。そのせいで無事にキス厨に成長した。

とはいえ通常演技はどの作品聞いても平均点以上叩き出す人なので、聞けはするんだけど……ってなる。もはや絡みより通常演技の方が萌えみたいなことも結構ある。第一声から爆萌えキャラなのがわかるモノローグよくある……。

というわけで、受けに関してはなかなか癖のある人だと思う。とはいえこれは攻め厨の意見なので、受け厨の人が聞いたらまた別の感想になるのかも。

 

これからも手持ちが増えたら気が向くまで随時更新予定。

キャラソンとかホリミヤとか

雑記回だよ。

 

Tycoonの話
Tycoon

Tycoon

  • provided courtesy of iTunes

 

 発売からちょっと時間経っちゃったけど。

 マーーーージでカッコ良すぎてもう100回以上は聞いてる。通勤中延々と流してるから多分そのくらい聞いた。ほんとカッコいい。

 もう視聴の時点で音程もリズムも鬼ほど取りづらそうな曲だと思ったんだけど、2番以降は英語と韓国語のオンパレードなのでもうえげつないことになってる。しかも多分1番難しいパートで韓国語出てくるの鬼畜すぎて笑える。声優に歌わせる曲じゃないのでは?山下さんだいぶ苦労しただろうな……ということが伝わってくる曲だったが、ちゃんと眞紘の感情が乗っている歌声で、そのへんの表現力で底上げしてるあたり声優さんの歌だなぁ……と思った。

 

ホリミヤあれこれ

 めちゃくちゃ面白いときと、この作品肌に合わん!!!!と思うときの波が激しすぎて毎回発狂しそうになってる。情緒がめちゃくちゃになる。でも山下さんの石川くんが最高なことは毎度変わらんので視聴をやめられない……。間違いなく今後山下さんの代表作になると思う。

 

 ホリミヤ「超微炭酸系」とうたわれているのだけど、見るたびにこの「超微炭酸系」ってどういうことなんだろうって考えていた。甘いんだけど少女漫画よりは甘々になりすぎない感じ?でも宮村の行動とかめっちゃ甘いし、そのへんでムズムズしちゃうのはやっぱ自分少女漫画向いてないんだよなぁって思っちゃうし、どうにもしっくりくる解釈が見つからない。

 そうしたら山下さんがsmashのインタビューで(10分くらいあって最高)、「読んでいるとチクッとしたりズキっとしたりするシーンがあるんですけど、微炭酸だから辛くない」と言っていて、そういうことか、とめちゃくちゃ腑に落ちた。納得した。ここしばらくモヤモヤしていたことがマジでスッキリした。本当に作品に対する理解が深くて恐れ入る……。

 あとインタビューといえば、これマジで説明が上手すぎて、原作読んでないのに透と由紀ってそういうことねって全部わかった気になった。マジ理解力高い人が読んだ感想。「この解釈が正解だからもうわたしが考えることないか……」と思わされるレベルの的確さなので(石川くんと由紀を見るたび山下さんの解釈がよぎってしまうので自分では考えられません)、自分で考えたい人は読まない方がいい。

ddnavi.com

 山下さんがopenrecのラジオで「僕話すのはあんまり上手くないけど、わからないものをわかるように噛み砕くのは得意かも(要約)」的なことを言っていて、わかるー!ってなった。人に道説明するのとか上手そう。

 

 で、昨日ホリミヤの円盤が届いて特典ドラマCDを聞いたり今日は8話を見るなどした。今更な話にはなるのだが、山下さんって何であんなにどうでもいい一言が上手いんだろう?上手いというか妙に耳に残るセリフ回しするっていうか。決めセリフでも重要なセリフでもないところで印象に残るのが面白い。

 ドラマCDだったら、修学旅行の写真を買うシーンで、宮村に「あ、堀さんの写真買ってるんだ」って言われたときの「違いますぅー思ったよりベストショットが多かっただけですぅー」とか、8話だったら柳くんと会ったときの「先日もお会いした、石川です(ここの言い方ほんと面白い)」とか。デフォルトとはちょっと調子外した話し方というか、わざと音程外して遊んでるみたいな独特な聞こえ方するなーと思った。エースのときもデフォのトーンからわざと外して遊んでるようなセリフ回し*1ちょいちょいしてる気がする。山下さんって本人はすごく真面目な人だと思うんだけど、お芝居においては「遊び」方がすごく面白い人だなーと思いながら聞いてる。

 

 

Dimesions of the Windの話

 千晃くんのお歌目当てに買った。1曲のために4000円弱か……って思ったけど、とりあえず1発目のキャラソンは買っとこと思った。あとDimensions of the Windめっちゃ好きな曲だったから……。あと愛抱夢のBGMもすき。

 

 さっそく鬼リピしている。試聴聞いた感じやっぱりキャラソン慣れしてなくて初々しいなーと思ったけど、フルで聞くとそうでもないところも結構あって、今しか聞けない歌声だなー!と思った。さすが学生時代バンドのボーカルやってただけある(?) いやほんと今までお歌に縁なかったのもったいないくらい良い歌声だと思う。

 アップテンポのロックで英語詞が多いんだけど英語に振り回されている感じがなくサラッと歌ってる感じがカッコ良いし(歌い出しカッコいい)、澄んだ綺麗な声でロックサウンドにハマる感じが聞いていてすごく楽しい。元々歌える人なんだろうなと思ったので、これからもバシバシ歌ってほしい。この手のロックもっと聞きたい。

 

 これ書きあげたら3月になっててビックリしたところで締め。

*1:「せんせぇー!デュースくんが他の寮の子泣かせてます!」とか

BLあれこれ

嬉しいことがあったよ!!!!!!!!!!!!!!1

 

 

 見た瞬間「あああああああああああ!?!?!?!?!?!」って絶叫してしまった。ブチ上がりすぎて、この日やろうと思ったことは何もできなかった。

 3日に1回か2日に1回の頻度で山下さんのBLCDの話をしてしまうオタクなのだが、去年の10月に発売された男はじ以来ぱったり新規がなく、2020年のメインは男はじだけあとは脇役ばかりで、マジ無理死ぬ……という情緒だったので、めちゃくちゃ嬉しい。まあ脇なんだけど。メインじゃないけど。メイン来なさすぎて脇でブチ上がってるの悲しい。

 

 とりあえず他のキャストもチェックしてみた。

三池悠一(ミケちゃん) 斉藤壮馬
天野 陸        中島ヨシキ
田中大樹        安田陸矢
佐久間彰人       山下誠一郎
佐久間隆人       坂 泰斗

(後略)

http://crownworks.jp/crws0065.html

  坂くんおるやんけ!?!?!?!?!??!?!!?!?とこれまた大声を出してしまった。個人的BLCDのメインに出てほしい若手声優2トップだった千晃くんと崚汰くんがメインデビューを果たしたので、今1番メイン出てほしいのが坂くんなのである。これを見てほしい。

www.youtube.com

 あまりに正統派美声すぎて腰を抜かしてしまった。ツイステのジャックのときと全然違いすぎて「何だこの良い声!?!?!?!??!」ってなった。カッコいい低音も出れば、中音域のドストレートイケボも出るの……は……?人生のほとんどをオタクとして過ごしながら西尾維新と無縁なオタク人生だったのだが、坂くんが美声すぎたのでとりあえず1話は見ようと決めた。そう思うとツイステって有望な若手の宝庫なんだな……。

 話を戻す。山下さんが出るってだけで買いなのに、期待の若手坂くんもいるので買うしかねえの2乗だし、しかも役名見たら兄弟役じゃん!?!?!?!となり買う以外の選択肢を失った。私向けすぎて天を仰ぐことしかできなかった。

 

 というわけで秒速で原作3巻分を購入した。よほど出番少ないとかでなければ買うつもりだったので、話と役柄の確認の意味で購入したのだが、これは買うしかねえ!!!!!!!という気持ちが更に強くなった。

 山下さんの役は天野の後輩かつ当て馬その1。あざと可愛い+口悪くて生意気な後輩+お兄ちゃん大好き(過去に本気で想いを寄せていた)ブラコン弟という脇役の割にめちゃてんこ盛りだったので、マジで楽しみだなぁーーー!!!!てか読んでいる間山下さんの声で脳内再生余裕すぎわろたとなった。でも山下さんだから脳内再生超えてくる爆萌え演技用意してくれるって信頼してる。

 プリンシプルの辻くん(口悪い系後輩)と、αがαを抱く方法の空真(ぶりっこしてるけど屈折していて闇深い系)足して2で割ったような感じかなあ。あと3巻まで読み終わった後「この子も幸せになってほしい……」と思わされる系の当て馬だったので、印象に残るキャラクターだった。

 あと坂くんの役も当て馬その2かつ悪役のようなポジションなので、出番そこまで多くないながらすごくいい役だと思う。一見誰にでも優しいけれど女癖最悪で、遊び感覚で人の心弄んじゃう系。悪い奴だけどモテ男系なので、これ坂くんどういうトーンで来るのかなあ。30代の役なので低めでくるだろうけど、美少年探偵団的な感じも混ざりそうでどう来るか楽しみだなー!

 正直エロ重視かつストーリーがあるようでないので、メイン2人の話は1巻で終わってしまうというか、この当て馬2人が引っかき回すことで2人の関係に波風荒立てて2巻3巻と続けているような作品なので、どちらにしろインパクトのある脇役だと思った。てかこの告知知ってから、原作読んでるときも何度も思ったんだけど、このキャラ設定で坂くん×山下さんのメイン聞きてえ……(本音)。

 

 ストーリー全体の感想だけど、漫画でもちょっと絡みシーン多すぎてくどいなと思ったので、これがCD2枚組かあ……という懸念がある。3巻ものの2巻目だから1巻の話予習したけど、「ライバル会社に勤める配達員同士が、ひょんなことから体の関係を持って、何やかんやあって恋人同士になる」以上のストーリーなかったし……。

 2巻以降は新しい男が出てくる→片方が嫉妬する→なんやかんやあって仲直り→セックスを延々と繰り返しているだけの話というか……。絵は綺麗だったから漫画で読む分にはとはいえそんなに悪い印象ではないけど、CDで聞くとなると途中で飽きないか心配になってる。まあ買うけど。兄弟再会でいちゃついてるシーン聞けたら全部許しそう。

 

 あと他にも色々トピックあったんだけど、久々の山下さんのBL新規作にテンションブチ上がりすぎて2000字も書いちゃったから他の記事で書く……。BLCDって好き嫌い分かれる分、好きになってしまえばBLCDを聞くことでしか埋まらない心の穴ができてしまうことがしんどい。脇もいいけどメインがききたいよーーーーーー!!!!!

【BLCD】彼のいる生活 感想

最近BLCD感想書いてなさすぎて書き方忘れちゃってたけど、これは書かないわけにはいかない!!!!発売日まであたためていた感想記事ようやく出せる!

 

「夏川好きだよ。世界でいちばん」
胸キュン大渋滞♡

 

大学デビューをもくろむ夏川涼太はひょんなことから
キラキラオーラをまとった幼馴染、田中一仁と同居することに。
性格良し、ルックス良しの超優良物件の一仁にはなぜか彼女が居ない。
原因探しに付き合う夏川だったが、ダメ出しする箇所ナシ!
そんな折、一仁の意味深発言によって状況は一変し……!?
意識しまくりの二人暮らしの行方は――?

胸キュン大渋滞な幼馴染の恋模様をドラマCD化♡

https://e-fifth.net/spsite/karenoiru/

 

〇キャスト

夏川涼太:小林千晃
田中一仁:鈴木崚汰
春名圭太:古川慎

 

いやーーーーーーーもう本当に聞けるときを待ってた!!!!!

フィフスさんって発売日の前の週の土日にフラゲさせてくれるので、届く前日は頻繁に発送完了メール確認してた。それくらいワクワクドキドキの作品だった。

メインが2人ともBL初メインかつ、どちらもマジでマジでメインを待ち望んでいた2人だったのでもう本当にドキドキだった。千晃くんにしろ崚汰くんにしろ普段のお芝居はきっちりやってくれる方だとアニメなりソシャゲなりでわかっていたので、絡みシーンがどうなるんだろうというただその一点で胃を痛める日々だった。

 

まずは結論から。

初メイン同士なのにドラマパートは言うまでもなく、絡みシーンも事故っていない奇跡みたいな作品だった。

もちろん拙かったり粗い部分もあったのだけど、ちゃんと「可愛い」「エロい」「爆萌え」な要素も入っており、大事故という最悪の想定が杞憂になったのでもう本当に一安心した。いやブログも手紙も書く気起きないくらい事故ってたらどうしようって聞くまでマジで不安だったので……。

言うまでもなく本編のドラマパートのお芝居は2人とも素晴らしかった。文句のつけようがない。

 

まず本編から。

BLCDを少し聞き慣れてくると、この点の王道ピュア系BLって話がよっぽど面白いとか、キャストが両方めちゃくちゃ好きとかじゃないとCDで聞くには退屈してくるタイプのお話で。原作が王道少女漫画的な感じの作品なので、良い人しか出てこないし予想通りに事は進むのだけど、そんな話を手に汗握るようにドキドキ聞ける体験そうそうないなって思った。

本編に関しては何の心配もしてなかったけど、いや本当に2人とも上手いよね……。ほとんど千晃くん視点で進行していくのでモノローグが大量だったのだが、知ってたけど、演技うめえ……ってなってた。モノローグが上手い人は信頼できる*1。千晃くんはすごく綺麗で澄んだ声をしている割に、まっすぐで正統派なキャラクターが似合うというか。テンションの高いツッコミシーンとかもすごく似合っていた。

本編はぶっちゃけ割と一般作でもよく聞ける感じの演技だったけれど、特典になって恋人同士になってからのときは喋り方にリラックスした甘さみたいなのが混ざっていて、そこがめちゃくちゃ好きだった。

 

崚汰くん。本編中何度「すずきりょうた!!!!!!!!!!!!!11」ってキレて叫びそうになったかわからん。やま恋のときはチャラめでコメディリリーフっぽいキャラだったので(坂くん×崚汰くんのスピンオフください)、崚汰くんの本気カッコいい演技浴びるのこえーーーー!!!って思っていた。

ほんとめっっっっっっちゃかっこいい。かっこいい。何の説明もなくても最強モテ男なのが伝わってくる声。はぁーーーすき。特に好きなのは、春名が「うちにも1人夏川がほしいなー!」って言ったときに、「だーめ」って割り込んでくるところ。この「だーめ」が本当に本当にドヤバなのでブチ切れる。

 

肝心の特典ディスク。絡みシーン。

これフォロワーさんが超熱量MAXの記事を書かれていたので、わたし書くことないなって思っちゃったんだけど……笑

本編で最後にキスシーンがあるんだけど、これがまあすっごい音軽くて。初同士だから音軽くて色気感じないのは仕方ないのか……とちょっとこの先の特典CDが不安になった。そういえばブリラジで崚汰くんが「収録のとき唇乾いてたからリップ音がちょっと……」みたいなことを言っていたのを思い出して、やっぱそうなのかぁと思った。

 

そんな風に凹んだのもつかの間、特典CDからめっちゃ覚醒しててビックリした。いや普通にキレた。崚汰くんちゃんとリップ音、しかも深めのやつが出ててめちゃめちゃ良かった。ブリラジで言ってたこと嘘じゃん!!!!!!ってキレ倒していた。最初は優しくやってるんだけど、途中でスイッチ入ってガツガツ攻めちゃう感じもバッチリで本当に最高だった。

てかこれ2人とも両方に言えるんだけど、本編→特典トラック1→特典トラック2って話が進むたびに、手探り状態からコツを掴んだ!と言わんばかりにSEや絡みシーンがめっちゃ良い感じになる。この感じが夏川と一仁にめちゃくちゃリンクしていて、ある種生々しさを感じるような演技になっていてマジでグッときた。初メイン同士だから起きる現象というか。

 

で、千晃くん。いやマジのマジで心配してたんだけど、蓋を開けたら普通に可愛いじゃんってなってビッッッッっクリした。人間ってあまりにも大きく予想を(いい方向に)裏切られると喜びより先に呆然となるしかないことを知った。

最初こそ本当に不安すぎて「やだやだやだやだ」「聞けない無理」とか言いながら一時停止ボタン連打してたんだけど、トラック2の1人でするシーンがアホほど可愛く、大丈夫かもしれんと思いそこからは一息で最後まで聞いた。

SE周りとか拙い部分や初めてゆえの不安定さや不慣れ感もあるのだが、そこは作品に救われている感じがする。初受けって事故ってなくて、悪くないレベルならもう及第点だろうと思っているのだが、悪くないどころかちゃんと可愛いしトロトロ感も出ていたので、めちゃめちゃ優秀な人来ちゃったな……と思った。

正直性癖に刺さるか刺さらないかっていったら、刺さってはいなくて……。そういう点で性癖ポイントはあんまり高くつけられないんだけど、でもこれから先場数踏んでもっと力量つけたらある程度どんな性癖のオタクも刺せるお芝居になると思うし、それを期待できる人だなっていうのはめちゃくちゃ思った。

まあ言っても、夏川くんの「いれてほしい、です」が最強レベルに可愛すぎて他の拙いところ全部許した。わたしが一仁なら次の瞬間めちゃくちゃにするね。そう思える演技だった。

 

キャストインタビューだったり、フリートークで「先輩方みたいな上手い演技じゃないかもしれませんが……」とか「聞くに堪えない部分もあるかもしれませんが……」とか言ってるんだけど、全然そんなことなかったから2人とも自信を持ってほしいということを声を大にして言いたいと思った。確かに歴戦の先輩方と比べて全く遜色ないとまでは言えないけれど(ドラマパートはマジで遜色ない)、そんなに謙遜しなくていいよー!!!!自信持って!!!と言いたくなる素晴らしい出来だったのは間違いない。

それでいて今の2人だからこそ出せる初々しい雰囲気が作品にとてもマッチしていて、そこがすごく今これをリアルタイムで聞けて良かったなって思った。本当にこんなに優秀で有望な若手2人のメインデビューをリアルタイムで見届けられたことがマジで幸せで、BLCD好きになって良かった……って噛みしめている。

これからもBLCDでもたくさん活躍してほしいし、千晃くんにはしばらくこのまま受けの場数いっぱい踏んでほしいし、崚汰くんも先輩たち抱き散らかしつつ受けもやってほしい。期待に胸が膨らむなーーーー!!!!!!

 

最後に書きそびれてしまった脇の古川さんの話。

終始ドキドキしながら聞いていたので、古川さん出てきたときの安心感異常すぎて笑ってしまった。やっぱ良い声だし古川さんの存在感めっちゃ好きだなーと思ったので、メイン2人が場数を踏んだ暁にはいつかこの3人で3P出してください。

*1:別の作品で、メインキャストがモノローグとセリフを切り替えできてなくて「マジか……」ってなった経験があるので

イメコン診断(パーソナルカラー・骨格・顔タイプ)受けてきた話

 

mito-913.hatenablog.com

 

去年メイクレッスンを受けたおかげで、コスメへの解像度が上がり、人間としてのレベルアップをものすごく感じられるようになった。ここ最近スキンケア用品買いまくってる。

というわけで今回はトータル診断を受けてきた。

行ってきたのはこちら。

www.pilvi-pilvi.jp

PC、骨格、顔タイプ全部診断できて36000円で、他のところと比べてお手頃だったのと、診断カルテくれるのとかめっちゃ良いじゃん!って思ってここを選んだ。事前に振り込む方式なので、当日何も支払う必要なくて実質タダじゃんって思いかけた。

個人でやっているところっぽくて、場所が普通のマンションの一室みたいなところだったので、駅から迷わず行けるか不安だったけど、大正義Googlemapだった。

というわけでそのレポ。

 

受けた理由

コスメ選びやメイクに関してはメイクレッスンでだいぶ苦手意識消えてたんだけど、ファッションが未だに迷子だったので、指針がほしかった。特にこれといって好きな服があるわけでもなく、似合う服がわかるわけでもなくというアイデンティティのなさだったので、これをどうにかしたかった。コスメも選択肢多いとはいえある程度王道商品があるけど、ファッションに関してはマジで物自体も組み合わせも無限すぎて本当に取っ掛かりなくて困る人生を生きてきたので……。

あと去年の10月にPC診断は受けていたのだけど、ネットで調べるとセカンドオピニオンを受けている人もいるらしく、もう1回受けちゃお!と思った。ちなみにそのときはブルべ夏で、イエベ春の色も一部イケるみたいな診断だった。

あと始まる前に「とにかく幼く見られがちなので、歳相応に見られるようにしたい」と言った。

 

診断の流れ

全体で3時間半~4時間。わたしのときは3時間半だった。

顔タイプ→パーソナルカラー→骨格の順番。パーソナルカラーが1番時間かかるかな。骨格診断が1番早く終わる。

行くときは別に普段のメイクしていってもいいけど、あとで落とすから落とすのに時間がかかる濃いメイクはしないでという感じだった。もちろんクレンジングとかスキンケアの道具は貸してくれる。

あと顔タイプ診断のときに写真を切り抜いたものが必要なんだけど、自分の写真が全くないタイプのオタクは事前にちゃんと用意しておいた方がいい。診断中めちゃくちゃ使うので。

 

顔タイプ診断

結果から言うとフレッシュだった。

子ども顔の中でも直線と曲線を併せ持つタイプで、フレッシュとかカジュアルとか爽やかとかそういうイメージ。芸能人で言うと広末涼子さんとか生駒里奈ちゃん、榮倉奈々さんとかが該当するそう。確かにフレッシュで爽やかな感じ。

前述の通りとにかく幼く見られるタイプなので、子ども顔であることは間違いないと思っていた。カウンセラーの方にも「マスクしてるのを見た感じでも、大人顔ではないでしょうね……」って言われた気がする。あと丸っぽさの自覚もあってキュートかなあと思っていたので、フレッシュはちょっと意外だった。

パーツで見ると大人タイプっぽい要素もあるんだけど、顔の全体が圧倒的に子どもって言われた。わろた。顔に骨っぽさないもんな!!!!!あと顔立ちに関係なく小柄だと子ども感は増すとも言われた。

 

その後フェイスマッチという切り抜いた自分の顔写真を色んなモデルさんのコーディネートに合わせていく行程があった。これがなかなか面白かった…!

これで思ったのは、わたしみたいなファッションに詳しくないとかこだわりがないような人間でも、ある程度は自分の得意不得意がわかっていたものなんだなと。フレッシュはボーダーが得意って言われたときに、そういえばやたらボーダー買ってしまいがちだったのはそのせい…!?と思ったり。

あまりにも大人っぽいのも苦手だけど(知ってた)、可愛いとか甘いに寄りすぎているのも苦手だそうで、そういえばフリルとかリボンのついたワイシャツ買ってもなんかめっちゃ微妙で家で1回袖通しただけで終わってしまったことを思い出した。あまりにも自分は童顔という意識が強すぎて、童顔なら可愛い系選べばいいんかなとめっちゃ雑な理由で可愛い系選んでしまうことあったけど、それじゃダメだったんだな……。思い返せばそういう甘めガーリーな感じの着ると、妙に頑張っちゃってる感出て事故ってた。

あと子ども顔タイプが大人要素をむやみに取り入れようとすると、大人っぽいじゃなくて老けて見えたり、お母さんのお下がり感が出てしまうそう。実際フェイスマッチしていく過程で、大人っぽいドレス系のコーデに写真あてたときに完全にお母さんのお下がり感が出てた。ものによってはおばあちゃんのお下がりくらいに見えてしまうのもあった。

大人綺麗め要素の強い服が苦手なタイプと言われて、別に自分が何か悪いんじゃなくて得意不得意の問題だったのか……と思えて気楽になった。

 

フェイスマッチで色んなコーデを見ていく中で、これ似合いますよと言われるコーデが大体好きな感じだったのが良かった!元々爽やかな色合いが好きなので(ブルーとかミントグリーン系とか)、爽やかとかカジュアル系のファッションが似合うのは嬉しい。あとキャラものやイラスト系の柄だったり(キャラがデカデカと描いてあるようなものも大丈夫らしい)、スニーカーコーデが得意らしいので、今後のファッションの参考になった。

でも1番嬉しかったのは「フレッシュタイプはショートヘア、長くてもセミロングくらいがよく似合う」ってことだった。生まれてこの方ずっとショートで*1、ショートが好きなのでロングヘアが似合うって言われたらどうしようかと思った。これからも堂々とショートヘアを貫こうと思う。

 

パーソナルカラー診断

去年10月に受けたのとブルべ夏という診断に納得していたので、あまり新しい発見はないかと思ったら新しい発見があった…!

結果はとにかく明るくて淡い色ならイエベブルべ問わず全般似合うタイプ、春と夏にまたがってるけど春夏どっちを決める必要ない、一言でまとめると明度の高さ命。春にも夏にもすごく似合う色とこれはダメという色が混在しているタイプだった。

夏だと特にくすんだ色が得意とされるけど、わたしの場合はそれがあまり似合わなくて(夏大勝利カラーのくすみパープルとかがダメだった)、春でもパステルカラーは似合うけど鮮やかな色だと顔が負けてしまっていた。冬の中でもアイシーカラー*2だけは似合って、秋は全滅だった(知ってた)。

 

今までファンデを購入するときは絶対ピンク系勧められていたし、何よりJK時代に自担カラーコーデでオレンジ*3のコートを着たら似合わな過ぎて大爆死したトラウマからオレンジを筆頭に黄味とされる色を徹底的に避けていたのだが、「黄味苦手じゃないですし、オレンジでもイエベ秋大勝利カラーじゃないものならいけますよ」と言われてびっくりした。ただ黄味にしろ青味にしろ強すぎるのはダメとのこと。

イエベブルべというより明度の高さがキーになるタイプだから、あまりネットにあるブルべ夏に合うコスメ!みたいな記事をあてにしすぎない方がいいとも言われた。とりあえず春も夏もイケる色なら間違いなくて、明度が高い色が得意ゆえにアイシャドウの暗すぎる締め色も苦手らしい。そういえば暗い締め色とか影強くなりすぎて微妙だなと思ってたな……。単色で自分に合う明るい色買った方が早いと思いますよと言われた。

あと黒髪似合わないタイプですね、就活のとき苦労したでしょ?と言われたのには爆笑した。黒髪が似合わない日本人詰みでは?でも黒髪だとただでさえ幼いのが更に幼く芋っぽく見えるので苦手なのは自覚があった。あと黒染めは次髪染めるときに響いてくるからめっちゃ苦労した。二度と黒染めしたくない。

 

色でいうとオレンジをこれまで目の敵にしていたのだが、オレンジよりも赤の方が苦手で取り入れにくいらしくてこれはちょっと凹んだ。ここ数年の推しカラー赤だからメイクで取り入れたかったんだよなーーー……。

とういうのも赤という色自体が明度が低い色で高くするとピンクになってしまうので、メイクより小物で取り入れた方がいいらしい。でも完全にダメというわけでもなく、これの赤ならと赤シャドウを入れてもらったので、なんとか自分に合う赤を見つけていきたい。

 

骨格診断

自己診断がストレートで、骨格診断する前に色々やりとりする中でストレート説が濃厚にだったのだが、もうそのまんまストレートだった。首短いし鎖骨目立たんしハイウエスト着ると上半身大渋滞して事故だし冬はとにかく着ぶくれする。

手の感じでもある程度判別できるそうなのだが「手見た感じ間違いなくナチュラルではないですね」と言われて笑った。あとカウンセラーのお姉さんもストレートで、手を比べてみたらマジでそっくりだったのでもはや最初から約束されたストレートだった。もうお姉さんに「今日着てる服なんかもストレートとしての生き方わかってるって感じですもんね」と言われてしまった。

 

ただここで問題になってくるのは、骨格診断で似合う服と顔タイプ診断で似合う服が噛み合わないケースが出てくる点だった。例えばストレートなら胸元が開いたVネックとか、タイトスカートが似合うとされるのだが、顔タイプフレッシュだと大人要素が強すぎて似合わないとなってしまう。なのでそのへんを考慮してコーディネートした方がいいとのこと。あとバッグ、アクセ、靴とかの小物で調整効かせるのが良いみたい。

でも最初に「とりあえず顔タイプで合ってる服ならそんなに事故らないから」と言われたので、影響度で言えば顔タイプ>骨格だそう。だから最初顔タイプでファッション絞って、そこから骨格に照らし合わせて服選びするのがいいのかなと思った。

あとお姉さんと話していたのは「ストレートは特に冬困る」「流行ってるファッション大体ナチュラル向け」ということだった。マジでこれ。ダボっとした服とかスタイリッシュに着こなせんし……。ストレートの生きづらさを感じた。

 

まとめ

それぞれ単体で受けようかと考えていたときもあったけど、全部まとめて診断してきてよかった!全部まとめて診断したからこそもらえるアドバイスがたくさんあった。特に顔タイプと骨格診断は食い違うことがあるので一緒に受けた方がいいと思った。

自分で好きな服の方向性がちゃんとある人とか、似合う服が選べる人は別にこういう診断に左右される必要はないと思うのだけど、わたしみたいにコーディネートの無限の選択肢の前に成すすべなしみたいな人間は「これ似合う」「あれは似合わない」ってどんどん選択肢が絞られていく方がかえって気楽になった。

 

あと最後にお姉さんが

・歳相応って言いますけど、学生っぽい若々しい顔立ちの人が似合う服を選んだら学生っぽい服になるのは自然なことなので、そんなにガチガチに年齢意識しようとしなくてもいいですよ。年齢意識しすぎなんです。

・〇〇さん(女優さんの名前だけど忘れちゃった)だって20代から30代になってそんな急にファッション変わってないです。

・みなさんないものねだりされるんですよね。大人顔の方は若々しく見られたい!って言う方多いですし。

って言っていたのがすごく印象的だった。特に1番最初の。別に歳相応ファッションじゃなかったとしても顔と服が合ってりゃいいじゃんみたいな話で、すごく気が楽になったというか。もっとラフに考えていいんだなと。

もちろん大人っぽさが求められる場面があるので、そういうときフレッシュタイプはソフトエレガントに寄せるといいとのことなので、このあたりも研究していきたい。

 

とにかく受けて良かった!情報量が膨大すぎて実践に落とし込むの大変だけど!

この診断受けてから「これ好きだけどちょっと学生っぽいかなー」と思っても、これはイケるやつだから買う!ってなれる。これも自分なりにブラッシュアップを重ねて、現場行くときに服どうしよう!?って困らないくらいになりたい。

*1:ロングはシャンプーとドライヤーに時間めっちゃかかってイヤだから

*2:アイシーカラーって初めて聞く名前だったんだけど、パステルよりもっと薄い男性のワイシャツとかにある色のことらしい

*3:当時関ジャニ∞丸山隆平くんが好きだった