長文置き場

備忘録

K-POP無知マンだけどMONSTA Xがやばい

この数日で2022年こんなはずじゃなかったオブザイヤーな出来事が起きたので、記録しておこうと思う。

結論から言うと、MONSTA Xにハマりそうです。

前回の記事と重複する部分もあるが、ここ1週間の経緯をまとめてみる。

 

こんなはずじゃなかったと言うくらいなので当方K-POPに関しては全くの門外漢で、何なら自分には一生縁がないと思っていたジャンルだった。でも付き合いの長い信頼フォロワーにK-POPのオタクが数人いるのでここ3年ほど常に受動喫煙はしていたのと、K-POPのオタクのブログもいくつか読んでいたから、タイトルには「無知」って書いたけど全くの知識0というわけではなかった。0.1くらいは知識ある。

 

 

mito-913.hatenablog.com

前回の記事にも書いたのだが、MONSTA X(以下モネク)の存在自体は数年前から知っていた。わたしがこんなことになり、受動喫煙元のフォロワーが過去のツイートを調べてくれたのだが、どうやらわたしのTLに初めてモネクの名前が登場したのは2019年の春頃のようだった。「筋肉がすごい人がいる!!!」とあるフォロワーがウォノちゃんを好きになったのだが(彼は脱退しているので上のツイートにはいない)、最終的にフォロワーは別のグループのオタクになり、その受動喫煙を浴びた別のフォロワーがウォノペンになっていた。

そして2019年の秋頃に色々あり「フォロワー大丈夫!?!?」と思ったことも鮮烈に記憶に残っている。その結果ウォノちゃんはグループを脱退することになったのだが、フォロワーはモネクもソロになったウォノちゃんの活動も追っていた。なので相変わらず7人の情報がTLには流れていたと思う。とはいえ特に気に留めることもなく、ウォノちゃんはいつも刺激的なセルカをあげたり衣装を着たりしているなあということだけが印象に残っていた。この受動喫煙はめちゃくちゃ楽んでいたし今もそうである。

そんな受動喫煙期間が2~3年続いていたが、今月に入りフォロワーが「新曲出したのでよかったら聞いてください」とLOVEのMVを貼っていて、試しに見てみたらめちゃくちゃ気に入った話は前回の記事に書いた通りである。全ての要素が聞き手を気持ちよくさせるあまりにも天才の曲。

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LOVEがぶっ刺さった後の話。わたしはモネクだとShoot Outが好きだったので久々にMVを見ていた。

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これ久々に甘辛のバランスが絶妙すぎてめっちゃMVのセンス良いじゃん!!!!って感動した。治安の悪さと幻想的で甘い部分が混在していてめっちゃ好き。というかわたしこの曲のこと他の奴らなんか蹴散らして俺らが天下獲ったるでって曲だと思ってたんだけど、数年越しに字幕つけて聞いてみたらラブソングでビックリした。いやこれ韓国語ネイティブ以外で曲だけ聞いてこれがラブソングだって思う人0人だろ。こんないかついラブソングある? しかもラブソングはラブソングでも激重男の厄介ラブソングっぽいので結構歌詞には叙情的な表現が多い。殺意が強すぎるラップパートでも結構エモいこと言ってる。ビックリした。

ちなみに初めて見たときサビの直前に出てくるお耽美金髪碧眼美青年に衝撃を受けて(サムネの人)「これ誰!?!?!?!?!?」と聞いたら「ヒョンウォンだよ」と教えてもらったので、彼の顔と名前だけは一致していた。

 

 

ここで終わればこんなことにはならなかったのだが、フォロワーの「LOVEと同じくジュホンが作った曲でGAMBLERも好きなのでよかったら」というツイートを見て、素直に見てみることにした。今思えばこれが良くなかったと思う。

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これ最初に聞いたときあんまり刺さらなかったんだけど、サビの「All in 했다면 다 이기는 game 일 벌리는 대로 판은 이미 race」ってフレーズがキャッチーで耳に残っていたので、日を置いてもう一回見てみたらいやめっちゃええやんとなった。曲めっちゃいいし何より「顔の綺麗な男たちが濃いメイクしてるの、最高…!?」となってしまった。

元々男性の濃いメイクがそんなに刺さらなかったというか、日本でもV系とか2.5次元とか濃いメイクをするような界隈でオタクをしたことがなかったので馴染みがないとかもあり、K-POPのスタイリングはあんまりハマらないなあと思っていた。あと黒髪厨(1度も染めたことのない黒髪と、染めたことある人の黒髪は違うとか言いだすタイプ)だから派手な髪色にバチバチカラコンみたいなのもあんまり……って感じだった。

なのにこのMVで濃いメイクの良さに気付いてしまい「全員イエベ秋みたいなメイク最高!(バカの感想)」とキャッキャし、濃いアイシャドウに真っ赤なルージュに釘付けになっていた。メンバーの顔ばかり見ていたのでこのMVが潜入捜査官が違法賭博の現場を抑える的な筋書きであることに気付いたの15回目くらいだと思う。有識者のフォロワーから訂正が入ったんですけど、警察じゃなくて犯罪者集団だった。

そのうち「名前はわからないけど最高にイカしたお兄さん」と思いながらMV見るの何かムズムズするなと思い、ちゃんとメンバーを覚えようと思い始めた。フォロワーのツイートやメンバー一覧を見ながら覚えた。パッと見いかついお兄さんたちだけどよく見ると顔の系統はかなりバラバラなので個体識別には苦労しなかったが、韓国人の名前に馴染みがなさすぎるし似たような響きが多くて顔と名前を紐づけるのに苦労した。韓国人の名前めっちゃ混乱しない…!?

 

そしてMVやアルバムの曲を聴き漁った。歴が長いから曲たくさんあってまだ全然digりきれていないけど、あれもこれもそれも良い曲じゃん!!!!となりアーティストとしてもめっちゃ良いと思った。最近ダウナーで不穏な感じがあって低い音がデンデンデンッってくるような攻撃性の高い重ため曲を求めているところがあって、何かその感じにハマってくれる曲が多いというか……音楽に詳しくないので全然上手く説明できないのだが。ダウナーな攻撃性を求めたわたしが最近ハマったアーティストはSub Urbanです。

Sub Urban - PATCHWERK (with Two Feet) [Official Music Video] - YouTube

Sub Urban - Isolate [Official Lyrics Video] - YouTube

 

まだまだ魅力を完全に理解したとは言い切れないけど、パッとわかりやすいところでモネクはラップラインがマジで良すぎると思う。ラップラインのラップが大好きすぎるんだが?聞き始めの頃はジュホンのラップがあまりにも激ヤバオブヤバすぎて「この人のラップが上手すぎる……」しか考えられなかったが、曲を聞きこみ始めるとチャンギュンのラップもあの声質が大好きなのでめっちゃ癖になるし記憶に残る。低音ダウナーハスキーボイス最高。方向性の違う攻撃性と尖り感があるので、聞いててめっちゃハイになってしまうんよな。

 

 

以下良いなと思ったMVを貼ってみる。

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「Love Killa'」とか曲名だけでオタク絶対好き曲枠なのがわかるな……と思ったら思った通りだった。スタイリングの雰囲気とかMVの色調がGAMBLERと似ててめっちゃ好き。ただ恋愛ソングにしては歌詞があまりにも不穏すぎるし、どう考えても作詞家の先生が愛憎こじらせて殺し愛に発展するカプにハマっていたとしか思えない。

あと基本的にラップラインはここに来るまでに人殺してきましたみたいな顔でパフォしてるなと思うのだが、これは特に顕著で悪人面すごすぎて笑ってしまう。でもこれはMVが元々ヴィランたちなコンセプトなんだっけか。

 

 

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シティポップ感強めの軽快な曲でめっちゃ洋楽っぽい。それでいてなんか宇多田ヒカルtravelingを思い出すような懐かしさもちょっと感じる。このMVについてフォロワーが「スティーブアオキヒョンが豪邸で7人を囲っているMV」と言っていてもうそれにしか見えなくなった。

あとこの曲がサンプリングされているNight Viewもめっちゃ良いよね。てかFATAL LOVEの曲全部好き。

Night View

Night View

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日本語曲。そのせいかJ-POP感というかLDH感をめっちゃ感じる。MVを見るとこの人たちの歌っていることがわかる……なぜ……!?という違和感がすごい。それはそれとしてサビで大きくビートチェンジ?するのあまりにも癖になる。前振りもなく突然ビートチェンジするの最高かよ。真剣に聞くとカタコト感は否めないけど、流し聞きしてると全然気にならんレベルだしK-POP慣れしてない人にもとっつきやすい曲だと思う。キヒョンの突き抜けるハイトーンボーカル最高だなあ。

 

 

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頑張って映像からストーリーを理解しようと試みたものの終盤の浴槽のシーンで思考停止して何もわからなくなった。どういうことなんですか? この話をしたらミニョクとヒョンウォンについて補足したいことがあるとフォロワーがスペースでエピソードを教えてくれた。

2人は今の事務所とは別の事務所で練習生をしていたのだが(オタク大好きグループ結成前から付き合いがあるコンビ)、その事務所が倒産して他の事務所を探すことになった。ヒョンウォンは地方出身で実家から通うのが大変だったので、ミニョクが俺の家来なよと実家に一時的に住まわせてあげて同居することになった。だけど部屋にはベッドが1つしかなかったので2人で1つのベッドに寝ていて、ミニョクは寝相があまり良くなくて布団を奪ってしまうので冬場ヒョンウォンは大変だったという話だった。

途中まで「ふーんよくあるアイドルの同居話ね、そんなんじゃ驚かないよ」と思いながら聞いていたけど、ベッドの件でそんなことある!?!?!?!?!?と腰抜かしてしまった。この話を踏まえてMV見るとまた違うよということで教えてもらった話だった。

 

 

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マジでこれめちゃくちゃ聞いてる。ジャニオタのみなさんは絶対に好きなので聞いてください。一生聞いてるんだが? いかつい男たちが爽やかな衣装着て爽やかで可愛いラブソング歌ってるのあまりにも"良さ"しか感じられない。ソロパートを繋いでいく形式なのも大好き。これはチャンギュンのソロパート聞くために聞いてる。あまりにも好きでしょ。可愛い曲に低音ハスキーボイスが癖になるし、ここの歌詞良すぎるし、ウォノちゃんとの絡みあんまりにも可愛い。

これをジュホンとIMが作詞して、ジュホンが作曲なのもあまりにも良すぎる。

 

爽やか可愛い曲だとウォノちゃんが手掛けた「ノルハダ」という曲もあるのだが、普通に聞いてる途中にボロ泣きして最後まで聞けなかった(?)今も聞けてないのだが……。ウォノちゃんの作る曲優しくて繊細な心が反映されすぎだと思う。

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他にも色々好きな曲あるけどとりあえずこのへんで。

もちろん曲を漁る以外にも「曲聞くだけじゃなくバラエティ漁ってしまったら終わり」「好きなケミできたらマジで終わる(関係性オタクのため)」「Vライブ入れたら破滅」と言いながらアクセルとブレーキを両方全力で踏む日々を送っている。でも少しずつメンバーのキャラクターの解像度が上がってしまっているのがヤバい。

今まで日本のコンテンツにしか触れたことがなかったから、韓国アイドルにはビックリするポイントがたくさんあるのだが、これは別の記事にしようと思う。とりあえず年功序列が強いのと、オタクにめっちゃ愛してるよとか他のグループによそ見すな!って言ってくれるのとか、あまりにも無料コンテンツが多いのにめっちゃビビる。やめようやめようと思いながら指が勝手にペンサやヨントン(ビデオ通話)のレポを漁ってしまっているのだが、フォロワーから「ビハインドとかバラエティ漁る前にヨントンのレポ漁るのはマジでダメだと思う」って言われてわろた。K-POP、公式からの供給量が異常なのでオタクからのアイドル供給もあるから情報の洪水すぎる。

 

 

冒頭に書いたようにK-POPには完璧に門外漢だけど、フォロワーからの受動喫煙とか、オタクのブログをよく読んでいるので、兵役とか魔の7年*1という概念は知っていて。今のモネクはそれが同時に降りかかっている状況だということが即堕ち2コマのスピード感でわからされて、グループの存続に揺れている真っ只中だと思うから、このまま彼らのコンテンツを浴び続けて愛着を持っていいものだろうかと躊躇する気持ちがないといえば嘘である。もう残された時間は短いかもしれない。

でも過去を振り返ってみて、アイドルとしてのその人を推したいと思ったときには既にその人はアイドルをやめていて、せめてあと半年早く出会っていればラストライブくらいは行けたかもしれないのにと悔やんだことがあった。だからまあ、ギリギリの滑り込みだったとしても現在進行形に立ち会えているだけいいんじゃないかと考えている。とはいえ寂しい結末を告げるニュースがきたら普通にショック受けると思うんですけど……。

てかそれよりジャニーズにボーイズグループにLDH、声優のオタクを渡り歩いてきた経験則が全然役に立たねえ~~!!何も勝手がわからない!!オラワクワクっすぞ!!!!の気持ちが強すぎる。わたし基本的に同じ界隈で複数の推し作れない病なので(この病治したい)、常に全く未知の新しい界隈を求めていてるのだけど、そもそも生産国が違うコンテンツなんて未知の極みじゃん!!!!楽しい!!!!

全然勝手もわからない、何の先入観もないからこそ、素直にアイドルって尊い、わちゃわちゃしてるところが可愛い、この人たちがどんな人なのかもっともっと知りたいってワクワクと好奇心が抑えきれない。ここ数日彼らの動画をほぼ1日中見ているし、こんな気持ちになったのは本当に何年ぶりだろう?もう枯れていたと思っていた感情がよみがえってくる1週間だった。まあつまりは、とりあえず今はこのワクワクと好奇心の赴くままに身を任せてもいいんじゃないかと思っている。7年活動しているだけあって、どこから崩せばいいのかわからないくらいコンテンツが膨大にあるし、それに触れていくだけでもしばらく楽しめそう。

 

 

微妙に煮え切らない感じになったのは、言うてもまだふわふわしているからで、ちょっとこの先どうなるかわからない。とにかく今は未知のコンテンツたのしーーー!!!!という気持ちがめっちゃある。別に狙っていたわけではなく本当に昨日知ったことなのだが、今日が7回目のデビュー記念日だそうなので煮え切らなくても今日あげたかった。7周年おめでとうございます。これからも彼らの未来に幸がありますように!!!

 

 

あとマジでK-POP無知すぎるしコンテンツ膨大すぎて何をしていいやらなのでもし読者で有識者の方がいたら情報提供していただけるとすごく助かります。

marshmallow-qa.com

*1:韓国では事務所の契約期間が7年なので、ここで再契約しないメンバーが出たり解散してしまったりすることから

2022/5/6 最近聞いた音楽

ここ数か月くらいでよく聞いていた曲まとめ。ここ最近はTLの受動喫煙で知った曲が当たりが多くてホクホク。

 

 

FAKE ME FAKE OUT/Da-iCE

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TLで曲名を見かけて何となくつべで検索してみたらイントロから絶対好きなやつだった。Da-iCEだと元々FAKESHOWが大好きなのだが、FAKEとつく曲に外れないな……と思った。作詞作曲を髭男の藤原聡さんが手掛けている曲で、わたしが令和にして髭男の曲を1曲も聞いたことのない人間なのでこの点に関して何も言えることはないのだが、とにかく気合いが入った曲なんだなということはわかる。めっちゃオシャレ。

あと花村想太くんの突き抜けるハイトーンボイスがマジでエグい。歌上手すぎやろ。このやんちゃな少年性をゴリゴリに残す歌声良いなあ。

 

INFERNO/Sub Urban & Bella Poarch

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これはマジで一時期取りつかれたようにリピっていた。てか今でもかなりヘビロテしている。マジでヤバいから聞いてほしい。洋楽は全く詳しくないが、適当に見ていたインスタのリールでBGMで使われていたのをきっかけに知った。とにかくめちゃくちゃに中毒性が高い。2分15秒ととても短い曲なので延々とリピってしまう。ヤバい。最初こそ「こんな中毒性高いトラック作ったの誰!?!?」とトラックの方ばかり気を取られていたが、歌詞も聞き心地いい単語が並べられていてすごく良い。特に男性ボーカルのパート聞き心地の良さがエグい。英語の発音気持ちよすぎ!!!ってなる。

そしてこの曲のトラックとMVを作り、ものすごく聞き心地の良い英語の発音をするのはSub Urbanだとわかったので、彼の曲をめちゃくちゃ漁っていた。PATCHWERKとIsolateが好き。

ちなみに2人ともTikTokでバズったアーティストなので若者の間では超有名人。

 

UH OH!/Sub Urban feat.BENNE

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6月に発売を控えたSub Urbanの新アルバムの1曲。MVがあるしコラボしてるってことはこれがリードトラックかな。これもすごく良かった。彼の曲の特徴は幻想的でダウナーでけだるげな中に不穏さや攻撃性があるところだと思うのだが、この曲でも健在。パッと聞いた感じポップなのだけど、何か不安にさせられる感じが癖になる。てかMVがめちゃくちゃ悪趣味で笑う。彼は動画クリエイターとしての側面もあるようなので、MVがどれも死ぬほど凝ってるし世界観強め。

INFERNOでも思ったけど女性ボーカルとの相性マジで良い。柔らかでけだるげな歌声なので、ハスキーでカッコ良い系の女性ボーカルとすごく噛み合っていて聞き心地が良い。

 

いけないボーダーラインワルキューレ
いけないボーダーライン~album version~

いけないボーダーライン~album version~

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シェリル・ランカとワルキューレがお互いの持ち歌を交換するカバーアルバムが出たときにカバーの方を聞いて「めっちゃ良いじゃん!」ってなった曲。カバーも原曲も好き。原曲でいえば全てを美雲が歌っている本当のオリジナルよりも、2番がフレイアソロになっているアルバムバージョンの方が好きなのでこっちを貼った。

オシャレで凝った曲も好きなんだけど、何かこういう複雑怪奇な曲疲れたな……って思ったときにキャッチーでわかりやすい曲が多いワルキューレを気分転換で聞きたくなる。「いっちゃうかもね」がキラーフレーズすぎる。ブチ上がる。

 

How are you/INI

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フォロワーがオタクをしていてあまりにも辛いことが立て続きすぎて、突然西洸人(左の黒髪の人)に沼落ちした結果受動喫煙した一曲。SixTONESのlove u...にめちゃくちゃ系統似てる。こういうオシャレで淡々とした感じでまどろんだ感じのある曲調何て言うんだろう?西くんのラップ聞き取りやすいしめっちゃ良い声で好きなのだが、フォロワー曰くダンサーとしての経験はあるけれど、特にラップの経験はない人らしくてビックリした。

 

LOVE/MONSTA X

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マジでめちゃくちゃ聞いてる。全ての構成要素が聞き手を気持ちよくさせる天才の曲。聞きこめば聞きこむほど癖になる。MONSTA X(以下モネク)はフォロワーが数年オタクしているので、実は存在自体はそこそこ前から知っているグループである。そして正確に言えば主に受動喫煙をしているのはモネクというより元メンバーのウォノちゃんなのだが……。ウォノちゃんは毎度「そうはならんやろ」なセルカや衣装で楽しませてくれるので楽しく受動喫煙させてもらっている。

話がそれた。ラップがエグくてわろてしまう。サビのシャッシャッやばすぎて何?ってなった。シャッはshotだった。そう発音するのエグすぎるやろ。異常にラップが上手い人がいるのだが、その人こそこの曲を作ったジュホン氏なのがエグい。多分色々手の込んだ楽曲だと思うが、鋭く異常に上手いジュホン氏のラップと、ハイトーンのキヒョン氏のボーカルが分かりやすいパンチラインでめっちゃ気持ちいい。なんかHIPHOPなんだけど、R&Bっぽくなったりメロウな繋ぎがあったりめっちゃ面白いんだよねこれ……。

 

モネクといえば、Shoot Outが好きで結構聞いてたなーということを思い出した。久々に見てみたらMVの出来が良すぎてビックリした。

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曲の始まりはあまりにもいかついしここに来るまでに数人殺してきたような顔をしているメンバーもいて、いかついアウトロー路線かと思わせておいて甘い要素も混ぜてくるのがセンス良すぎる。それにしてもこのMVのヒョンウォン氏のパートはあまりの美貌に度肝を抜かれるのだが、いかつく始まってるからあの甘いルックスが強烈に印象に残るのはあると思う。ビジュアル担当の正しい使い方を見られるやつ。

 

Blue Flame/LE SSERAFIM

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韓国の音楽番組でのパフォーマンスを公式がつべにあげてくれるシステムマジで神。日本も見習ってくれ。これは宮脇咲良推しフォロワーからの受動喫煙である。A面?の方はさほど刺さらなかったのだが、こっちはめちゃくちゃ良い。何だろうこの感じ!?夜のドライブで流したい感じの曲。新しいのにちょっと懐かしさを感じるような。めちゃくちゃ良い。宮脇咲良さんのことは宮脇プロと呼んでいるのだが、マジで"可愛い"の貫禄がすごい。伊達に3回デビューしてねえな……ってなる。個人的にはチェウォンちゃんが可愛いと思う。

ただわたしは韓国の女性アイドルのパフォーマンスをまともに見るのはこれが初めてなのだが、みんな怖くなるくらい細い。ちゃんと食べてる?通り越して絶対まともに食ってねえだろ!!!!って思ってしまう……。

 

Valentine Eve's Nightmare/luz

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わたしはあんスタの中でもこの曲が5本指に入るレベルに大好きなのだが、めちゃくちゃ良いカバーだった。原曲よりもキーを高くしているので、セクシーさよりもオシャレさと疾走感が増していて何だか別の曲を聴いているような感覚。すごく新鮮だったし、曲の別の魅力を引き出す良カバーだと思う。フルで聞きたいレベルだった。

 

 

音楽だけは年々ストライクゾーンが広がっていくので楽しい。やっぱり現代はHIPHOPに馴染めるようになるとグッと広がる。きっかけをくれたヒプマイとパラライに頭が上がらない。

2022/5/5 雑記

ここ数日カラッとした気持ちの良い天気が続いていて、睡眠を貪るには最高の日和すぎてずっと寝ている。現場行くかスタマイするか寝ているかしていない。ほぼ寝ている。そんなわけで雑記集。

 

 

山下さんがこういう企画に呼ばれるのめちゃくちゃビックリした。こういう役者としてではなく山下さん個人として出る企画あんまり縁がないと思っていたので……。

そして令和なのにYOASOBIをまともに聞いたことがない人間だったため、この告知を見て初めて「夜に駆ける」を聞いた。今はこういう曲が流行るんだ……以上の感情を何も抱けなかった平成のオタクだが、キーが変わったりアレンジが入ったりすると聞こえ方が全然変わると思うので蓋を開けてみるまでが楽しみ。

てか夜に駆けるについてフォロワーが「フィギュアと混ざる」と言っていてめっちゃわかるってなった。夜に駆けるを思い出そうとしても絶対フィギュアが脳内で流れてしまう。フィギュアの方が夜に駆けるよりも後に出た曲なので、夜に駆けるっぽい感じでとオーダーされた曲なんだろうと思った。

YOASOBI「夜に駆ける」 Official Music Video - YouTube

SixTONES – フィギュア [YouTube Ver.] - YouTube

わたしは何かしらキャラクターを背負っているときの役者としての山下さんが好きなので、こういう個人企画ってそんなにテンション上がらないんだけど、でもこういう個人企画に呼ばれるくらいにならないと、キャラクターを背負っていない本人の名前の価値が高まっていかないと、上昇していけない世界*1なのはものすごく感じているので、呼ばれたこと自体に価値があるやつだなと思っていた。今貼った「フィギュア」の歌詞に「ショーウィンドウに並ぶ僕ら 代替不可であれよフィギュア」というフレーズがあるのだが、こういうことを考えているとめっちゃ刺さるフレーズ。

 

 

次は華Doll*。先月発売されたICONで2ndシーズン終了ということで。

2ndシーズンになってからLoulou*diと交互の発売になったことで1stよりも発売に間が空いたりだとか、1stと比べると今後の展開への布石・繋ぎの意味合いが強いストーリーだったとかでモチベが失速気味。1stは(一見)寄せ集めのメンバーがぶつかったり支え合ったりしてデビューを目標に頑張るという軸があったので、ドラマチックだったしストーリーに波があってかなり楽しかったのだけど、2ndはあまり話が進展したとは思えず。明かされたこともあるけど、やっぱりそうかと驚きはなかったので……。でも話のクオリティは落ちていないと思うし、今後への助走期間であることは明らかなので繋ぎのシーズンと考えればこんなもんかなという。

あと公式が推しているコンビが全然性癖に刺さってないからモチベ失速してるのは絶対ある。こういうの公式と好みが合えば楽しいけど、合わないと微妙な感じになるよねえ……。でも眞紘と刹那の関係はめちゃくちゃ好きだから今後すごく気になる。既に数百万回言われているだろうけど、Might beは眞紘のこと歌った曲だと思う。

楽曲も6人時代から数えれば20曲近く出しているので仕方ない部分はあると思うが、2ndに入ってからはどれも凝っていてオシャレな反面ちょっと似たような曲が多い印象。アルバムボーナストラックのinfractionはジャジーな感じの今までにない曲で7人になってからの1番好きだったな。これがサブスクで聞けないのが残念……。

ただ3rdからはAnthos*とLoulou*diのドラマがもっと交わるのではないかと思っているし(むしろ本格的にクロスしてほしい)、早いところ眞紘と亜蝶の直接対決が見たい。どんどんしたたかさや安定感が増している眞紘と、逆に感情の振れ幅が大きくヒステリックさが目立つ亜蝶の絡みは面白いことになりそう。そしてゆくゆくはAnthos*とLoulou*diのキャスト全員集めたイベントやってください。

 

 

こちらに感想は付け足したのだが、改めてみな商のことも。

正直そんなに期待していなかったというとアレだが、BLCDをある程度聞くようになるとこういうプラトニック系の絡みシーンが全くないような作品に食指伸びにくくなるんだよね!不思議。エロのないありきたりな話とエロのあるありきたりな話だったら後者の方がいいという理屈と、ここ半年くらいの山下さんのBLはプラトニック系が割と続いていたので食傷気味なところもあり。男はじくらいの濃厚な作品が続いていたときにこれならまだ気分転換にもなるけどね……。

当初の予想通りこれはBLCDとして聞くと非常に物足りないけれど(話はやっぱりありきたりなので)、BL要素のある一般作品くらいの気持ちで聞くとちょうどいい。どうも話の感じからして日常ものの要素が強くて、はよくっつけ!!!と思いながら見る作品というよりは、両片想いの2人が織りなす日常を楽しむ作品のような感じがする。縦糸よりも横糸重視なのかな。こういう進展がスローテンポな作品はドラマCDよりもアニメやドラマの方が映えそうだなと思った。30分の尺だとしたらAパートで1話、Bパートで1話みたいな。

ただ今の山下さんが湊晃というキャラクターを演じるのはすごく聞いていて面白かった。やや誇張気味なところもあるけれど、ちゃんとアラサーしているアラサーのキャラクターで、相手が男子高校生というのもあってアラサーの年齢感が強調されていたように思う。それを30歳目前の山下さんが演じるのがすごく面白い。

シンと同い年のように聞こえたらダメだからある程度大人感は出ないといけないし、かといって大人すぎても湊さんのまだまだ青臭いところを拾いきれないので、今の山下さんだから演じられる役だなあと思った。キャラ設定は全然違うけれど86のライデンもそうだったなあ。若手だとBLに限らずアニメでも10代の役を振られることが多いと思うので、アラサーのときにアラサーのキャラが振られるってよくある話でもないがする。そういう意味で良い役もらってるんだなあと思わされた。

 

そんなこと言いながら1番リピっているのはDK時代の湊さんが出てくる回想シーンである。30秒程度しかない回想シーンめちゃくちゃリピっている話をフォロワーにしたら「これが本物の飢餓状態*2なんだ……」と哀れまれてしまった。ツンデレ生意気な感じが異常に可愛い。山下さんは元の声質は全く可愛い系ではないのに台詞回しで可愛く聞かせるの本当にすごい。

この回想はツンデレ生意気な口を叩きながらも、想いを寄せている先生に突然キスしてそのまま走り去るというシーンなのだが、この軽いキスシーンだけでわかる山下さんのキスSEの上手さよ……。ビックリしたし鬼ほどリピってる。唇を離したときに漏れる吐息の甘さが最高。ずっと聞ける。このSEだけで甘いけどほろ苦いキスだったんだなってことがわかる。SEって台詞ではない分注目されにくいけど、SEの上手い下手で没入感が全然変わってくるので、そこも的確に決めてくれる山下さんの芝居マジで最高だなーーー!!!ってなった。

あとこのシーンの山下さんはめちゃくちゃBL演技してる感じがした!これはわたしだけが思っている可能性が高いのだが、山下さんって特に受けだと第一声から受けなのがわかる(男に抱かれるシーンが想像できる)演技をするなと思っているのだが、現在軸の湊さんは受けなのにBL演技の感じ全然しなかったな。作品の雰囲気に合わせて、BLっぽくしすぎないようにしたんだろうか。みな商が一般作品っぽく感じたのは、山下さんからBL演技を感じなかったからかもしれない。これ本当に調整してたんだとしたら、その山下さんのバランス感覚めちゃくちゃ好きだな……。

 

 

単独の記事にするほどでもない方を1つの記事にまとめたのだが、みな商の話とか普通に独立させてもよかったな。でも「雑記」として書く方が肩の力抜いて書ける分、正直な言葉が出てくる感覚があるので(どうせ読まれてないやろという気持ち)、このスタイルはやめられない。

*1:ここで言う「上昇」は大きな作品の大きな役をたくさん掴めるようになること

*2:常に山下さんのBLCDに飢えている

フォアレーゼン 茨城公演

 

正直単独で記事書くつもりなかったけどめっちゃ楽しかったから書く。

本当は確か去年の秋頃上演される予定だったものが今になった演目。フォロワーと「キャストが俺ら向け」「賄賂積んだかもしれん」と大喜びしたことが懐かしい。

 

話の舞台は江戸時代(幕末に近い)の水戸藩。色んな陣営の思惑が入り乱れる話なので、演者が3人に対して登場人物は10人前後いた気がする(メインキャラとしては5人くらいかな?)。だから兼ね役が多くて、特に何も予習していないと少し全体図の把握に時間はかかった。1人が正反対の立場の役柄を兼ねていたりもしたのだけど、でも思ったほど混乱しなかったのは整理された脚本と演者の力だなあと思った。全く予習せずにいったから何もわからなかったんだけど、史実に沿った話なんだね。

3人しかいないしキャストごとに感想を書いていく。

 

まず崚汰くん。

終演後フォロワーとずっと「崚汰くんヤバかったですよね!?!?!?」「崚汰くんが優勝」と大盛り上がりした。上手い人ということは知っていたのだが、生でガッツリお芝居を見るのは初めてだったので、開幕度肝抜かれた。マジでエグい。

まずナレーションの上手さがすごかった。第一声「声めっっっっっちゃ良いな!!!!」からの「ナレーションうっっっっっま!!!!」だった。歴史ものなので、まず前提知識として説明しなければならないことが多いし、難しい言葉や聞き慣れない名前も多いので、下手すれば退屈で眠たい説明台詞にしかならなかったと思うのだが、崚汰くんのナレーションは素晴らしく聞き心地が良かった。ランチ食べたばかりの午後公演だったけど、全然眠くならなかった。そこに感動した。

1時間という尺の都合上ナレで説明するだけで済ませる場面も多いので、ナレがかなり肝になっていて、ここが下手だったら他が上手くても退屈な物語と化していたところをやりきっていたのは本当に素晴らしかった。

それでいてキャラクターも複数人演じていたのだが、ナレからキャラ、キャラからナレへの秒速切り替えもすごかった。クールビューティー系から、中年っぽい感じ、老人っぽい枯れた感じ、引き出しの多さがすごいし、そのへんの切り替えは崚汰くんが1番上手かったなーと思った。涼しげにナレしてたかと思えば、次の瞬間必死な形相で山野辺に状況を訴えるおじいちゃん兵とかになってたりするからマジでヤバかった。ちなみに崚汰くんだとアスクレピオス先生のトーンが大好きなわたし、"男"のトーンに大歓喜していた。「この声しゅき……」しか考えられなくなった。

3人の中では最年少、23歳でこの仕上がりエグいて……と恐れおののいていた。隙のない仕上がりにはこの若さで……と思ったけど、芝居が全体的にギラギラしていたのは若さだなあと思ってニコニコしていた。

あとアフトで山下さんが崚汰くんのことべた褒めしていたし、トイレで崚汰くんに告白までしたそうなのだが、その気持ちメッッッッチャわかる!!!!ってなった。本当に圧倒されたし、強烈なインパクトだったな……。

 

次、千晃くん。

演技の感想の前に。忠義と三左衛門は別の人にやらせた方がよくなかった?って思っちゃった。忠義は山野辺の忠臣で、三左衛門はこの作品(山野辺視点)での悪役で立ち位置が真逆のキャラクターなのだが、それを絵のない朗読劇でやられると個人的にその都度頭を切り替えないといけないのが感情移入をぶつ切りされる感覚があった。どちらも重要なキャラクターな分、どちらかに集中させてほしかった感。千晃くん自体はどちらのキャラクターもしっかり演じきっていたと思う。

千晃くんはこの1年とか1年半ほどでだいぶ特色とか得意分野を感じられるようになってきて、とにかくまっすぐで意志も気も強そうな感じが根っこにあるなと思う。なのでとにかく自分の目指すことにまっすぐなキャラクターであればハマる、善悪は問わないっていうのが今回の朗読劇で思ったことかな。最近主人公がすごく多いけど、悪役らしい悪役もかなりハマっていて面白かった。主人公にピッタリなあのまっすぐな感じが、そのまま悪に反転する感じが新鮮だったし、悪役でもまっすぐだからこそ目的のために手段を選ばない役にハマっていたと思う。

忠義はいわゆる千晃くんがよくやりそうな役という印象。殿にまっすぐな忠誠を誓う家臣。この作品は山下さんと崚汰くんがバチバチ言わせていた場面が多かった印象があるが、忠義が最期瀕死になりながらも敵の首を折るシーンなんかはめちゃくちゃカッコ良かったし印象に残ったので、自分の見せ場ではちゃんと爪痕を残して蚊帳の外にならない存在感があったのがすごく良かった。

 

最後に山下さん。

山野辺というキャラクターの解釈が難しくて、観劇直後はなかなか感想を言語化するのが難しかったのだが、一日おいてまとまってきた感がある。

山野辺の解釈が難しかったのは、ノー予習だったのでこれがハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、彼をどういう風に捉えていいのかがわからなかったからだった。わたしの結論としては、彼は群像劇の主人公的な感じで捉えた方がしっくりくる。彼は結局三左衛門の策略にハマった挙句城や家臣たちを失い、奥方を取り戻すこともできず、最後廃人になるという何も成し遂げられなかった男なので、ヒーロー的な主人公として見ようとするとしっくりこなくなる。これは単に山野辺の出番が多いだけの物語として俯瞰的に見る方がしっくりくると感じた。

とはいえ観劇中は山野辺の掴めなさにどうもフワフワした印象しか残らないところがあったのだが、山下さんがアフトで「あまりヒロイックになりすぎないようにした」「掴みどころのないどっちつかずさを意識した」ということを言っていてかなり合点がいった。このフワフワした感じは狙ったものだったんだなと。やっぱり山下さんそういうパワーコントロール上手いし的確よなあ……。もっと山野辺を悲劇の主人公としてヒロイックに描けるのにそうしなかった山下さんのバランス感覚すごい好きだし、だからこそ歴史において絶対的な正義や悪はないというメッセージが伝わりやすかったと思う。

そんな難しい立ち位置の山野辺を破綻させず演じていたのがすごいなと思った。主人公っぽいけど全然主人公じゃない感じを絶妙なバランス感覚で表現していたというか。山下さんって決めるべきところはバシッと決めてくれるけど、逆に決めるべきでないところを決めない力を抜く上手さがあると思う。崚汰くん演じる"男"に対して、敵の罠と分かっていても奥方のために敵陣に向かうことを力説している場面とかの微妙に響いてこない感じとかね!結局彼のその選択のせいで大勢の家臣の命と城が失われることになったから、あそこは別に響いてこなくていいんだよな。大事な場面で情に流されて誤った判断をしてしまう人間の愚かさへの風情とか愛しさはあったけど。

最後の廃人になる演技は薄気味悪くて哀れでめっちゃ好きだった。子守歌めっちゃぞわっとした。山下さんはダウナーで爪痕残してくる感じが好きだ……ローテンションでの感情表現の引き出しがめっちゃ多いと思う。好き。

 

 

こんな感じかな!全体の話をすると、ただただ上手い人ばかりでめっちゃ良かったって思った。上手い人同士の芝居だと掛け合いに火花が見えるというか、芝居と芝居のバトルみたいな感じがして見ていてめっちゃ楽しかった。座組って足し算じゃなくて掛け算で、良い役者と良い役者が揃うと相乗効果でものすごい熱量のものが生まれるというか。逆に上手くない人が来ると他がどんなに良くても×0で0になったり。何かそういうことを思うような作品だった。

崚汰くんが開幕トップギアで剛速球を投げまくっていたように思えたし、何なら途中まで一人勝ちしている気すらしたのだが、それに2人が押し負けないし対等に火花散らしてる感じがすごくワクワクしたし、最後まで見終わると対等なパワーバランスの3人だったなという印象が残った。マジで良かったし生で浴びられて本当に良かった。自分がこれまで見てきた朗読劇の中でも上位に入る良さだったな!

 

書き始めて自分の中でも上手く言語化しきれていない部分があって、思ったこと考えたこと全部書ききれてはいないのだけど、これ以上書くと本格的に取っ散らかりそうなので(既に取っ散らかっているが)、とりあえずこのへんで。

2022/4/24 雑記

怒涛の現場ラッシュが終わり、久々にのんびりとした土日を過ごしている。また来週から現場ラッシュ月間が始まるが……。

 

 

85.5区の最終回に山下さんがゲストで出演するとのことで見ていた。

声優がバラエティをしている姿に全く興味が沸かないので、こういう番組ってほぼ見ないんだけど、86はちゃんと真剣に作品の話をしてくれて好きなので最初から最後までちゃんと見た。今まで入ってなかったチャンネル会員にもなった。

太っ腹にも先週のイベントの映像を出してくれて、それを見ながらイベントや作品を振り返るという流れだった。やっぱり現地にいるときは目の前で起こっていることに圧倒されすぎて、落ち着いて見返してみて初めて気付くようなことが短い映像の中に色々あった。イベント参加直後だとまだ熱気を引きずっているので、1週間後のほどよく熱気が冷めた今見返すというのもちょうどいいタイミングだった。

生アフレコのときにちばしょがポケットに手を入れていたのとか*1、山下さんの耳の後ろあたりに右手をあてるのとか、気付いていたけどあれが癖とまでは思い至れなかった。こういう気付きがあるの面白いな。オタクとしても声優さんがアフレコしているときの姿はそうそう見る機会ないし(朗読劇とはまた違うよね)、キャスト自身も自分がアフレコしているときの姿を見ることはないそうなので、アフレコ中自分はこういう表情してるんだ!癖なんだ!と言っていた様子は面白かった。

生でお芝居をするといっても、絵がある生アフレコと、絵がなく自由度の高い朗読劇では違う技術が要求されていると思うから、生アフレコ本番一発で噛まずにちゃんと絵にはめるのはプロの技だなあとしみじみ思った。

イベントを振り返りつつ、バラエティコーナーもしつつ、最後はワイワイとした雰囲気で終わったのだが、イベントのときよりも寂寥感が強くてビックリした。アニメが終わるときならともかく、アニメのニコ生が終わる時にこんな気持ちになるんだ……と。正直85.5区は山下さんがゲストにきた回しか見てなかったのに。

 

86のイベントに参加したときに、夜の部の最後の挨拶でキャストの複数人が涙で声を詰まらせながら挨拶をしていたことに驚いた記憶がある。みんなそれぞれ売れっ子だから担当している役は多くて、決して新人が初めて掴んだ大きな役というわけでもないのに。それなのに1つの作品にここまで愛情を注げるんだなと。

そんなことをニコ生を見て今度は自分自身にも思った。言ってもわたしは周りと比較するとそこまで86についてはガチ勢ではなくて、考察もできないし、ただただすげー……と圧倒されていただけの視聴者だった。なのにキャストや制作陣の熱にあてられたのか、この作品の展開の終わりを見届けることにすごく寂しさを覚えている。

 

近年作品を見ることを「履修する」と表現するけれど、履修という表現だと見終わることを目的にしているというか、1回見て一通りどんな話なのかを知ることができたら終わりというニュアンスをすごく感じる。何度も見返して話を深く味わい考えるといったニュアンスは「履修」という言葉にはないと思う。これはサブスクの普及で過去から現在に至るまでの膨大なコンテンツに触れられる環境が整った現代特有の表現だなと思う。次から次へと新しいコンテンツが生まれるから、1つ1つのコンテンツにじっくり腰を据えて向き合っている余裕がない。どこか「こなす」ような感覚になってしまう。

このあたりはここ最近よく考えていることで、山下さんのオタクになって1年半ほどが経っているけれど、作品に向き合う姿勢がどこかただ「視聴済みの作品を増やす」ことになってはいないかと。役者以上に視聴者たる自分がたくさんの作品に触れていく過程で「こなす」感覚になっているんじゃないかと考えていた。もう少しゆっくり立ち止まって1つの作品を味わう余裕を持ちたいし、作品に対する咀嚼力を鍛えたいなあと思う。なんか作品に向き合う筋肉弱ってるよなあ。ここ数年アイドルのライブに行くことだけがオタ活の全てだったからと言い訳させてほしい(?)

なんかこれ山下さんの作品に向き合う姿勢に影響されてる感じめっちゃするな。作品の一視聴者、読者として山下さんの姿勢は憧れるんだよねえ。わたしは無駄にダラダラした文章を書きがちなので、山下さんのシンプルな文章で核心をバシッと突ける読解力とか着眼点とかそういうのめっちゃ欲しい。読解力あるオタクになりてえなあ!!!

 

アニメ86の展開の終わりを見届ける過程でこういうことをめっちゃ考えていたし、考えさせられた作品だったな。そういう意味で出会えてよかったと思える作品だった。

 

 

話は大きく変わって。

 

わたしのツイッターを見てくれている方は知っていると思うが、ここ数日後宮の烏面白すぎbotになっている。これしか言えない。現在6巻の途中まで読み終わっている。こんなに爆速で読み進める予定ではなかったのだが……。

元々原作の名前自体は知っていて、表紙がすごく綺麗で気になっていたので、いつか読みたいと思っていた作品だった。そんなところにアニメ化のツイートを見かけたのだが、何というか話題性全振りのキャスティングじゃなさそうなところ気に入った!って思った。それで俄然気になったので原作を購入することにしたらドハマりしてしまった。

一言でいえば後宮のお悩み解決ものである。原作は全7巻でどの巻も4編の中編からなっている。ひょんなことから不思議な術を使える寿雪のもとに時の皇帝である高峻が訪れ、彼の依頼を解決したことから寿雪のもとに次々と依頼が舞い込んできて……というお話。単純にお悩み解決ものとして後宮の人間模様が面白いし、出てくるキャラクターたちはみんな重たい過去を持っているので、そういう縦糸の部分もすごく面白い。

寿雪は招魂という死者の魂と一度だけ交流できる術が使えるので、死者が絡む話が多く、1巻や2巻はどれもしんみりして切ない中編ばかりで好き。3巻以降だと本筋が本格的に動き出すので、しんみりとは違う感じになってくる。

 

まだ最終巻まで読んでいないので、寿雪と高峻の関係がどのような結末を迎えるのかはわからないけれど、6巻まで読んでも2人があまり恋愛恋愛していないのがいい。もうここまできたら友達エンドか、この関係性に名前はつけられないけどかけがえのない人みたいな終わり方してほしいなぁ。烏妃であるがゆえに孤独の運命を背負っていた寿雪を救うのが結局恋愛であるってなったらありきたりすぎてつまんないなと思ってしまう。これはわたしの好みでしかないが。

ちなみにわたしのお気に入りキャラクターは2巻から本格的に登場してくる温螢(おんけい)。温螢はみんな好きでしょ!?衛青は終始寿雪にツンツンしているのだが、温螢は柔和で穏やかで忠誠心の強い寿雪の護衛。ザ・従者。温螢のキャストめちゃくちゃ気になるよぉ……。多分温螢出るところまではアニメやると思うので。温螢、淡海という2人目の寿雪の護衛が登場すると更に魅力増すんだけど、淡海出るところまではやらなそうだなあ……。護衛コンビめっちゃ好き。

 

原作を踏まえた上で改めてティザーを見てみたのだが、寿雪の声がちょっと意外だったことを除けばみんなめっちゃイメージ通り。寿雪もうちょっと威厳ある感じなのかと思ったら思いきり若々しい少女の声でビックリしたけど、でも寿雪の成長物語でもあるのでこのアプローチでも納得。

これ言ったことなかった気がするんだけど、実は八代さんのツンツンした演技が結構好きである。衛青は高峻の忠実な宦官なのだが、そういう忠臣としての側面よりも寿雪へのツンツンぶりが印象に残るキャラなので(寿雪に接するときは基本不機嫌)、めっちゃ好きな感じになりそうだなあ。

あとティザーの時点で作画の美麗さが半端じゃないので、何とか最後まで美麗さを保って完走してほしいな……。制作間に合わなそうだったら総集編で時間稼ぎしてくれてもいいので!(?)あと原作が中編集とはいえ、どのエピソードも本筋に関わることばかりなので、エピソードのカットはされないと信じたい……。

 

アニメを見たら更にドハマりしそうな予感がするので、10月が本当に待ちきれない。もう10月までスキップしたい。

*1:これだけだと態度悪そうな感じがするが、生アフレコでシンを演じるのにはエネルギーがいるので自分が1番リラックスできるポーズでいたかったとのこと

スタンドマイヒーローズ in サンリオピューロランド 

昼夜参加してきたのでサクッと感想。アーカイブ配信もあるよ!

 

 

山下さんが演じているキャラクターの中でも、神楽亜貴ちゃんはめちゃくちゃお気に入りのキャラクターなのでこのイベントを楽しみにしていた。あと人生初ピューロだった。

 

尺的にはコンパクトなイベントで、1部が1時間ほど、2部が1時間20分ほど(1時間半はなかった)だった。流れとしてはトーク→朗読劇→即興劇→ポチャッコ・シナモンとのジェスチャーゲームというもの。コンパクトながら満足度は高いイベントだったのだが、唯一言えば昼夜で朗読劇は変えてほしかったかなぁ。そこ以外は満足。

 

 

まずは1部の感想から。

最初に今回の山下さんのスタイリングめっちゃ好きだった。自前だよね?わたしは常々山下さんは明るい色の服を着ているの方が好きだし、むしろ暗い色より明るい色の方が似合うと思っているのだが(黒を筆頭に暗くて重たい色ばかり着てくるよね~~~~)、今回は亜貴ちゃんをイメージしたのか、淡くて薄い水色のトレーナーでこれこれこれこういう色よ!!!!ってなっていた。山下さんみたいに黙っているとクソ真面目に見えて、濃くてハッキリした顔立ちでない人はパステルカラー着て明るく爽やかに見せた方がいいのよ!

 

イベントの中身の話。まず登場時のツンデレ亜貴ちゃんで「は?天才?」ってなっていた。開幕パンチが強い。これは袖で言っていたのかな?山下さんの姿を見るたび、何であんなに可愛くて可愛い爆萌えツンデレお姫様の声がこの人から出るんや……ってなるよ(?)

トークでは演じた当初と今でキャラクターの印象で変わったことはありますか?という質問の回答が印象に残った。山下さんは「演じた当初は神楽より年下だったのが、神楽の歳を追い越した今になって、歳を重ねるたびにこういうときにはこういうことを言ってしまうよねみたいな神楽の気持ちがわかるようになってきた(ニュアンス)」と答えていた。演じるキャラクターの年齢追い越すのエモくね? これぞ長寿コンテンツの醍醐味な気がするし、若手声優だと10代の役を演じることが多いと思うので、演じている中で役の年齢を追い越すのはなかなかできない体験かもしれないなと思った。

 

朗読劇は4人でそれぞれのキャラのピューロに来たときの様子のタレコミメールを紹介していくストーリー。ここにはいないキャラクターたちにもしっかり触れている内容。何かこのメンツだと亜貴ちゃんしか一貫したツッコミ役いなかったの面白かった!w

ただダイジェスト的に色んなキャラクターのピューロでのはしゃぎっぷりを紹介していくストーリーなので、内容としてはかなりあっさり。せっかくの謎メンツなので、4人の絡みにフォーカスあてても良かったと思うけど、3年ぶりのイベントだしここはお祭りみたいだと思って。てか書いた後にコラボイベプレイしたから気づいたけど、これピューロイベの後日談になってるんだ!めっちゃ納得!

 

続いては胸キュン即興劇コーナー。2人1組に分かれそれぞれ彼氏役・彼女役になり小道具を使いつつお題に沿った即興劇を披露していくというもの。なお感染症予防の観点から先攻チームが1度使った小道具を後攻チームは使えない。1部でのチーム分けは山谷くん・柿原さんの警視庁チームと、しらいむ・山下さんのRevelチーム。

警視庁チームのお題は「キャラクターと一緒に写真撮るのを恥ずかしがる彼女を励ます胸キュン台詞」で、Revelチームは「彼氏そっちのけでキャラクターとのグリーティングに夢中になる彼女を振り向かせる胸キュン台詞」だった。これ胸キュンじゃなくてコントになるのは安定の流れだったけど、どちらも面白かったなー!!!

先攻チームがしらいむをキャラクター役に指名してたんだけど、しらいむの動きが面白すぎて全然2人のやりとりが頭に入ってこなかったw

後攻チームはしらいむが彼氏、山下さんが彼女を演じていたのだが、山下さんの「悠介とは毎日会えるけど、クロミとは今しか会えないの!」というセリフが謎にオタク感情への解像度が高くてめっちゃ笑った。基本みんな裏声で話すし一斉に喋るので誰が何を言っているのかわからないカオス空間だった。

 

最後はポチャッコ・シナモンを交えたジェスチャーゲーム。ポチャッコとシナモンがジェスチャーする側で、キャスト4人が回答者。ジェスチャーゲームってよほどのことない限り誰がやっても面白い鉄板コーナーよなと思っていたが、案の定ゲラゲラ笑っていた。シナモンの可動域が狭すぎて、ほぼポチャッコしかまともにジェスチャーできておらず「シナモンの情報量が……」とキャストに言われていてめっちゃ笑った。柿原さんとか2部になってもずっとシナモンいじってたよねwww シナモンのビリヤードは2部でもずっといじられていたし、めちゃくちゃ可愛かったwww

 

お次は2部。

トークだとキャラクターと似ている部分は?という話が面白かったかな。山谷くんに「誠一郎くんは毒吐くイメージ全然ない」と言われて「自分があまり毒吐けないからこそ毒吐くのが楽しい」と答えていたのが印象的だった。毒舌亜貴ちゃんもそうだし、BLCDでちょいちょい演じる傲慢な攻めといい、山下さんは硬派で誠実そうな人柄や声質からは想像できないような役にバチっとハマるの面白いよね。

特に亜貴ちゃんみたいな生まれが良くて努力家で才能あるがゆえにプライド高く(要するにお姫様系)そこからくるツンデレ毒舌キャラって、ここに山下さんをキャスティングしたcolyに頭上がらない。センスありすぎやろ。てか山下さんはあの声からは想像できないかもしれないけど、古き良きお姫様系のツンデレもできることもっと知られてほしい(?)亜貴ちゃんみたいな系統のキャラクターもっと聞きたいんだけど!

話がそれた。神楽について、そのストイックさに自分が影響される部分もあるし、自分の憧れを乗せたキャラクターだと語っていたのもすごく印象に残った。

 

朗読劇は両部共通。アドリブも特になかったので両部で大きな差異はなかった。話の流れが分かっている分1部よりもよりお芝居に意識できたというか、マジで亜貴ちゃんの声が聞こえる……ってなってた(?)台詞回しとかいつもゲームで聞いている大好きな亜貴ちゃんそのままだ……と当たり前のことを噛みしめていた。神楽亜貴ちゃんの声って本当に山下誠一郎さんから出てるんですね……????

 

お次の即興劇。今回のチーム分けは1部からシャッフルして、先攻の柿原さん・しらいむペアと、後攻の山谷くん・山下さんペアに。先攻チームがピューロでのプロポーズ、後攻チームはジュースを服にブチまけて落ち込む彼女を励ます彼氏というお題。

先攻チームが使った小道具を後攻チームは使えないというルールを悪用し、先攻ペアが小道具を無理やり全部使っていて悪い先輩すぎてめちゃくちゃ笑ったwww 

小道具使えない中でエチュードどうするのかな~~山下さんなら何かやってきそうだけどな~~とワクワクしていたら、開幕彼女役山下さんの「さっき何か変なバカップルにあたしの持ってたグッズ全部取られて、その衝撃でジュースこぼしちゃった」「何なのあいつらサイテー!!!」というアドリブで、めちゃくちゃに笑ってしまった。笑いと共に拍手も起こっていた。いやこんなの天才的な話の始め方すぎるじゃん……!そこから柿原さんとしらいむもバカップル役でエチュードに参戦してきて、結局4人のコントになり、小道具が使えない縛りプレイからこの流れを作った山下さんすご……!となった。

これ何度も言っているのだが、山下さんは素で話しているときはおっとり系で熟考しながらじっくり言葉を紡ぐタイプの印象がある。あとシャイだからなのかボケが空回りしたりすぐにボケを取り下げがちだな(もっと自信持って貫いていいよ!って思ったりする)と感じることも多いのだが、こと芝居になると的確に周囲の流れや状況を読んで瞬時にアドリブを繰り出してくるので毎回ギャップに驚く。役者モードになると普段より頭の回転の速さにめっちゃバフ乗ってるよね????あと先輩に対しては緊張しいなイメージもあるけど、86では大先輩のアドリブに真っ先に切り返したり、今回も先輩を巻き込むようなアドリブをしていて、そこの度胸?もギャップよなあ。何かこういう役者モードにオンになる場面めちゃくちゃカッコ良くて好き。

 

そして最後はポチャッコとシナモンとのゲームコーナー。1部とは変わり、みんなでジェスチャーを合わせるゲーム。衝立をしてお互いのポーズが見えないようにして、それぞれポーズを取り、ポチャッコかシナモンのどちらかと合えばOKというルール。

これがめちゃくちゃ面白かった!!!!!!!面白すぎて途中涙が出てしまった。1部ではまともだったポチャッコがここで大ボケをかますようになり、ポチャッコの独特なボケとシナモンの可動域の狭さにより難易度が鬼のように上がってしまっていて本当に笑えた。「バスケ」がテーマで俺自身がゴールポストだ!のポチャッコは本当に笑った。その発想はなかった……。

バスケゴールのボケが面白すぎて(あれウケ狙いじゃなくて割と真面目に考えたやつじゃないかと思ってる)、なんかキャストのポチャッコのボケへのハードルが上がっちゃって、2問目のポチャッコめっちゃ頭抱えてたの可愛かったな!w 3問目の「アフタヌーンティー」のポチャッコの俺自身がケーキスタンドだ!と、シナモンの俺自身がアフタヌーンティーだ!のWボケめちゃくちゃ最高だったwww

声優イベントなのにサンリオの2人が出てくるコーナーでは、本当にこの2人のインパクトが強すぎたのさすがっす……という気持ち。表情は変わらないし喋らないのに、動きだけで表情や感情がわかるの本当にすごいなと思ったし、わたしはもちろんだけど、成人男性であるキャストも可愛さにメロメロになってたのすごくわかる……。山下さんは限界オタクと化してたし、ポチャッコやシナモンの動き真似してたの微笑ましかった。

今までサンリオとはあまり縁のない人生を送ってきたのだが、今回のイベントでサンリオキャラクターのことも好きになれて、そういう意味で本当に良いコラボイベントだったなと思った。今回はただただ現場に行くためだけのピューロで全然満喫できていなかったので(この前の北海道と全く同じパターン)、またリベンジしたいなと思った。ミーグリ行きてえ!

 

というわけでめちゃくちゃ楽しいイベントだった。今月は先週からハイカロリーな現場が立て続いていたので、こういうゆるゆるとした可愛さと癒しに満ち溢れたイベントすごく体に染みる。これが4月ラスト現場なのだが、締めの現場としてもちょうどよかった!来週の土日は久々にゆっくり休めるけど、GWになったらまた現場なのでしばらく忙しそうだな!

2022/4/15 雑記

わたし自身も、周りの人たちも、あまりにも激動の1週間だった。この1週間、1週間とは思えないほど色々あった。良くも悪くも濃密だった。でもまた明日あさってと現場が立て続くし、少し休んだらGWからまた現場。そしてなぜか来月EXILEのライブに参戦することになって草。

 

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第一声の「あ、おはよ」で優勝ブチかましてて泣いた。この山下さんめちゃくちゃ好きでしかない。一人称「僕」なのもポイントが高い。こういうありふれた日常の風景に山下さんの声って本当に馴染むよなぁ。山下さんが良すぎるのはもちろんだけど、料理をしているSEもすごくおいしそうで食欲をそそられる。ツイッターを見ていたら実際にこれを作っているツイートをいくつか見かけたのでわたしも作ってみたい。

 

 

そして86。

 

mito-913.hatenablog.com

前回の記事にもチラっと書いたけど、もうちょっと掘り下げてみる。といっても詳細に感想を言語化するにはあまりにもカロリーが高すぎるイベントだったので簡易的に。

現場に足繁く通うようになってたくさんの現場を経験していると、ただもんじゃないガチの熱気がある現場とたまに遭遇する。もちろんどんな現場も楽しいのだが、肌感覚でこの盛り上がりは尋常じゃねえ……!って感じるときがある。86はまさにこのタイプの現場だった。熱気が普通じゃなかった。

イベントの形式としては、アニメの名場面集生アフレコ→トーク→ライブコーナー→挨拶という流れだった。生アフレコとライブコーナーがメインディッシュで、トークの尺はさほど長くない。これは結構変わったタイプのアニメイベントだった気がする。個人的にあまりにもバラエティ色が強いイベントだと、それわざわざアニメの冠つけてやる意味ある????円盤代+チケ代で実質2万円もとって????と思ってしまうので、この形式めちゃくちゃ好き。

生アフレコは昼と夜で共通部分と回替わり部分があった。山下さんの見どころが多かったのは夜だけど、実は台本通り真面目にやっていた昼の方が好き。セオのブチギレシーンとかフレデリカとキリの決着シーンとか昼の方が好きなシーン多かったんだよな。現場でマジで滅多に泣かないオタクなんだけど、フレデリカとキリのシーンは耐えきれず泣いてしまった。

夜で言ったら死刑台のシーンが聞けるとは思わなかった。あの後アニメの方も見返したんだけど、アニメと比べるとイベントだと最終回まで経た状態だから声が渋くなっていた気がする。ここのシーンは「死刑台に上るのは決まってても上り方は選べるだろってそういう話だ」のリズムのつけ方がめっちゃ好き。生で聞いても聞き心地が良かった。

夜では内田夕夜さんがかなり自由奔放にアドリブを入れていたのだが(昼での宣言を有言実行してて笑った)、真っ先に山下さんが切り返していたのはめっちゃカッコ良かった。本当にこの人アドリブに強いな……と改めて実感した。

 

ライブパートは2~3曲くらいかな?と思っていたのだが、体感30分以上あった気がする。かなりガッツリライブパートがあった。あと結構ペンライト持ってきていた人がいて驚いた。どれも好きだけどアルケミラとavidがめっちゃ好き。CD音源より歌声に力ありすぎてマジで体の芯から震えたし鳥肌立った。

声優オタクだけど声優の存在感ばかり強くなりすぎないイベントが本当に良い作品イベントだと思っているんだけど(作品を作っているのは声優だけじゃないから)、ライブパートもしっかり尺取って、アーティストの楽曲という方面からも作品に浸れるコーナーを設けてくれる86イベント本当に信頼できる。

 

最後の挨拶なんだけど、雰囲気が完全にニチアサのファイナルイベだった。なんか新人でこれが初めて掴んだ大きな役だとか、出世作だとかならこういう雰囲気になるのもわかるんだけど、売れっ子で他にも抱えている役がたくさんある人たちが次々と声を詰まらせ泣いていく光景本当にすごかった。売れっ子の若手揃いの2クールアニメでこんな雰囲気になることってあるのかな? それだけこの作品は関わった人たちからたっぷり愛されて、オタクも含めて関わった人を熱狂に巻き込むだけの力があったんだなと実感させられた。そういうキャスト側の熱や愛はもちろんなんだけど、それを大人しく聞いているだけのオタクからも熱気めちゃくちゃ感じたんだよね。ものすごい時間だった。

山下さんのオタクのブログなので、山下さんについて。1番印象に残っているのは、夜の部でエルンストのアドリブを返したときに、自分の中にライデンが生きてるんだって思ったという話。わたしは山下さんの演技を聞いていて、アドリブをして遊び始めたときに役を完全にモノにしたんだなと感じるのだが、この感覚的外れでもなかったな?と思えた瞬間だった。なんかキャラでアドリブしてるときの山下さんって、1番山下さんと演じているキャラクターとの境界線が消えたなって思うんだよね。シンクロ率100%みたいな?

あとはやっぱりちばしょにもらい泣きしてたのがめっちゃビックリした。ちばしょが挨拶してるときはちばしょに全神経釘付けだったのだが、ふと横を見たら山下さんが涙を拭っていて「おいおいおいおいおい!?!?!?」ってなった。

この写真の山下さん若干まだ目潤んでると思う。

キャストの方々の挨拶を思い返してみて、原作の安里先生や石井監督、絵や音響などアニメの制作に関わった人たち、本編を楽曲で彩ったアーティストの人たち、そしてキャスト、誰が欠けてもこの作品はお届けできなかったということを言っていた人が多かった印象がある。そういった話に本当に説得力があるようなイベントで、ただ声優を前面に出すだけじゃなくて作品に関わった人全てを尊重し労うな内容で、本当に素晴らしいイベントだった。何かこういう全方面から溢れんばかりの愛情と熱気を全身で浴びられるイベントってそうそうないよね。昼夜現地参加できて本当によかった。楽しかった。

 

 

話題は打って変わって。

去年の初めと同じ、あまりにもメイン(の攻め)が来なさすぎて脇をめちゃくちゃありがたがる現象が今年も起きている。見る限り壮馬くんとサブカプなのは明白なので、これはもしや結構出番あるタイプの脇かな?となった。原作レビューを調べたところ、サブカプ(未満)だがスピンオフを待望されるほど良い感じの2人と聞き、秒速で原作を履修。そもそも若手俳優仲良し4人組みたいな感じなので結構出番はあったし、2人の関係性めちゃくちゃ良かった。メインカプより全然そそられた。これCDで聞いたら完全に少年の境界状態(※サブカプの盛り上がりが1番のクライマックスに感じる)になるやつだわ……となった。

てか壮馬くんとはメインと脇という関係では何度か共演しているけど、カプとして共演するのはこれが初めてという。BLにおける壮馬くんって、個人的には演技がというよりキャラにハマってるかハマってないかの当たり外れが激しい人の印象なので(演技以前にミスキャだから何とも……みたいなこと複数回あった)、原作読むまでちょっと身構えたけど夏目はハマると思う。

ただこの原作、言ってしまえば絵の綺麗さとエロでもってるような作品でストーリーは取ってつけというか、とにかくドロドロにセックスしたら丸く収まりましたでしかないので、漫画で読む分には目の保養になるだろうけど音声化して面白くなる……?ってとこある。メイン2人の絡みシーンが刺さらなかったら虚無CDコースのやつ……。

でもコタと夏目の告白シーン(告白シーンではない)は絶対に聞いて盛り上がるやつなので、めちゃくちゃ楽しみだし、山下さんの年下ワンコ攻めのかすかな希望がまた1つ増えた。もう1個の希望はイキガミとドナー。

 

何か最近改めて思うんだけど、BLCDってメインキャスト2人の二人三脚、デュエットのようなものなので、片方だけ良ければ良いってもんじゃないよなぁと。共演者めちゃくちゃ大事だなと感じる。だからこそメインキャストの芝居がカッチリハマる組合わせのキャスティングだったときの感動すごいよね。そこを突き詰めると、何か同じ人同じ組み合わせで回しがちみたいにもなるんだけど……。

でもってBLCDある程度枚数聞くようになると、この人の芝居は好き・上手いと思う、この人の芝居はあんまり……みたい好き嫌いがどんどんハッキリ出てくるので(場合によっては第一声で判断つく)、聞けば聞くほど高望みするオタクになる。難しいなあ。でも売れてる人はみんな上手い、極端に棒の人は下手くらいしか芝居を捉えることができなかったからと比べたら、この人は好きだけど、この人は好きじゃないみたいに自分で聞いて判別している方が、芝居とちゃんと向き合えてるなぁと思うので、そういう意味では芝居を楽しんでいるなと思える。