長文置き場

備忘録

2022/4/15 雑記

わたし自身も、周りの人たちも、あまりにも激動の1週間だった。この1週間、1週間とは思えないほど色々あった。良くも悪くも濃密だった。でもまた明日あさってと現場が立て続くし、少し休んだらGWからまた現場。そしてなぜか来月EXILEのライブに参戦することになって草。

 

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第一声の「あ、おはよ」で優勝ブチかましてて泣いた。この山下さんめちゃくちゃ好きでしかない。一人称「僕」なのもポイントが高い。こういうありふれた日常の風景に山下さんの声って本当に馴染むよなぁ。山下さんが良すぎるのはもちろんだけど、料理をしているSEもすごくおいしそうで食欲をそそられる。ツイッターを見ていたら実際にこれを作っているツイートをいくつか見かけたのでわたしも作ってみたい。

 

 

そして86。

 

mito-913.hatenablog.com

前回の記事にもチラっと書いたけど、もうちょっと掘り下げてみる。といっても詳細に感想を言語化するにはあまりにもカロリーが高すぎるイベントだったので簡易的に。

現場に足繁く通うようになってたくさんの現場を経験していると、ただもんじゃないガチの熱気がある現場とたまに遭遇する。もちろんどんな現場も楽しいのだが、肌感覚でこの盛り上がりは尋常じゃねえ……!って感じるときがある。86はまさにこのタイプの現場だった。熱気が普通じゃなかった。

イベントの形式としては、アニメの名場面集生アフレコ→トーク→ライブコーナー→挨拶という流れだった。生アフレコとライブコーナーがメインディッシュで、トークの尺はさほど長くない。これは結構変わったタイプのアニメイベントだった気がする。個人的にあまりにもバラエティ色が強いイベントだと、それわざわざアニメの冠つけてやる意味ある????円盤代+チケ代で実質2万円もとって????と思ってしまうので、この形式めちゃくちゃ好き。

生アフレコは昼と夜で共通部分と回替わり部分があった。山下さんの見どころが多かったのは夜だけど、実は台本通り真面目にやっていた昼の方が好き。セオのブチギレシーンとかフレデリカとキリの決着シーンとか昼の方が好きなシーン多かったんだよな。現場でマジで滅多に泣かないオタクなんだけど、フレデリカとキリのシーンは耐えきれず泣いてしまった。

夜で言ったら死刑台のシーンが聞けるとは思わなかった。あの後アニメの方も見返したんだけど、アニメと比べるとイベントだと最終回まで経た状態だから声が渋くなっていた気がする。ここのシーンは「死刑台に上るのは決まってても上り方は選べるだろってそういう話だ」のリズムのつけ方がめっちゃ好き。生で聞いても聞き心地が良かった。

夜では内田夕夜さんがかなり自由奔放にアドリブを入れていたのだが(昼での宣言を有言実行してて笑った)、真っ先に山下さんが切り返していたのはめっちゃカッコ良かった。本当にこの人アドリブに強いな……と改めて実感した。

 

ライブパートは2~3曲くらいかな?と思っていたのだが、体感30分以上あった気がする。かなりガッツリライブパートがあった。あと結構ペンライト持ってきていた人がいて驚いた。どれも好きだけどアルケミラとavidがめっちゃ好き。CD音源より歌声に力ありすぎてマジで体の芯から震えたし鳥肌立った。

声優オタクだけど声優の存在感ばかり強くなりすぎないイベントが本当に良い作品イベントだと思っているんだけど(作品を作っているのは声優だけじゃないから)、ライブパートもしっかり尺取って、アーティストの楽曲という方面からも作品に浸れるコーナーを設けてくれる86イベント本当に信頼できる。

 

最後の挨拶なんだけど、雰囲気が完全にニチアサのファイナルイベだった。なんか新人でこれが初めて掴んだ大きな役だとか、出世作だとかならこういう雰囲気になるのもわかるんだけど、売れっ子で他にも抱えている役がたくさんある人たちが次々と声を詰まらせ泣いていく光景本当にすごかった。売れっ子の若手揃いの2クールアニメでこんな雰囲気になることってあるのかな? それだけこの作品は関わった人たちからたっぷり愛されて、オタクも含めて関わった人を熱狂に巻き込むだけの力があったんだなと実感させられた。そういうキャスト側の熱や愛はもちろんなんだけど、それを大人しく聞いているだけのオタクからも熱気めちゃくちゃ感じたんだよね。ものすごい時間だった。

山下さんのオタクのブログなので、山下さんについて。1番印象に残っているのは、夜の部でエルンストのアドリブを返したときに、自分の中にライデンが生きてるんだって思ったという話。わたしは山下さんの演技を聞いていて、アドリブをして遊び始めたときに役を完全にモノにしたんだなと感じるのだが、この感覚的外れでもなかったな?と思えた瞬間だった。なんかキャラでアドリブしてるときの山下さんって、1番山下さんと演じているキャラクターとの境界線が消えたなって思うんだよね。シンクロ率100%みたいな?

あとはやっぱりちばしょにもらい泣きしてたのがめっちゃビックリした。ちばしょが挨拶してるときはちばしょに全神経釘付けだったのだが、ふと横を見たら山下さんが涙を拭っていて「おいおいおいおいおい!?!?!?」ってなった。

この写真の山下さん若干まだ目潤んでると思う。

キャストの方々の挨拶を思い返してみて、原作の安里先生や石井監督、絵や音響などアニメの制作に関わった人たち、本編を楽曲で彩ったアーティストの人たち、そしてキャスト、誰が欠けてもこの作品はお届けできなかったということを言っていた人が多かった印象がある。そういった話に本当に説得力があるようなイベントで、ただ声優を前面に出すだけじゃなくて作品に関わった人全てを尊重し労うな内容で、本当に素晴らしいイベントだった。何かこういう全方面から溢れんばかりの愛情と熱気を全身で浴びられるイベントってそうそうないよね。昼夜現地参加できて本当によかった。楽しかった。

 

 

話題は打って変わって。

去年の初めと同じ、あまりにもメイン(の攻め)が来なさすぎて脇をめちゃくちゃありがたがる現象が今年も起きている。見る限り壮馬くんとサブカプなのは明白なので、これはもしや結構出番あるタイプの脇かな?となった。原作レビューを調べたところ、サブカプ(未満)だがスピンオフを待望されるほど良い感じの2人と聞き、秒速で原作を履修。そもそも若手俳優仲良し4人組みたいな感じなので結構出番はあったし、2人の関係性めちゃくちゃ良かった。メインカプより全然そそられた。これCDで聞いたら完全に少年の境界状態(※サブカプの盛り上がりが1番のクライマックスに感じる)になるやつだわ……となった。

てか壮馬くんとはメインと脇という関係では何度か共演しているけど、カプとして共演するのはこれが初めてという。BLにおける壮馬くんって、個人的には演技がというよりキャラにハマってるかハマってないかの当たり外れが激しい人の印象なので(演技以前にミスキャだから何とも……みたいなこと複数回あった)、原作読むまでちょっと身構えたけど夏目はハマると思う。

ただこの原作、言ってしまえば絵の綺麗さとエロでもってるような作品でストーリーは取ってつけというか、とにかくドロドロにセックスしたら丸く収まりましたでしかないので、漫画で読む分には目の保養になるだろうけど音声化して面白くなる……?ってとこある。メイン2人の絡みシーンが刺さらなかったら虚無CDコースのやつ……。

でもコタと夏目の告白シーン(告白シーンではない)は絶対に聞いて盛り上がるやつなので、めちゃくちゃ楽しみだし、山下さんの年下ワンコ攻めのかすかな希望がまた1つ増えた。もう1個の希望はイキガミとドナー。

 

何か最近改めて思うんだけど、BLCDってメインキャスト2人の二人三脚、デュエットのようなものなので、片方だけ良ければ良いってもんじゃないよなぁと。共演者めちゃくちゃ大事だなと感じる。だからこそメインキャストの芝居がカッチリハマる組合わせのキャスティングだったときの感動すごいよね。そこを突き詰めると、何か同じ人同じ組み合わせで回しがちみたいにもなるんだけど……。

でもってBLCDある程度枚数聞くようになると、この人の芝居は好き・上手いと思う、この人の芝居はあんまり……みたい好き嫌いがどんどんハッキリ出てくるので(場合によっては第一声で判断つく)、聞けば聞くほど高望みするオタクになる。難しいなあ。でも売れてる人はみんな上手い、極端に棒の人は下手くらいしか芝居を捉えることができなかったからと比べたら、この人は好きだけど、この人は好きじゃないみたいに自分で聞いて判別している方が、芝居とちゃんと向き合えてるなぁと思うので、そういう意味では芝居を楽しんでいるなと思える。