長文置き場

備忘録

8弾推しがクマローカフェに行ってきた

男はじ3rdの新規音源が欲しい!!!!!!!!!

 

ここしばらくこの気持ちが抑えられなくなっていた。2ndの新規作が出るという話を聞いて「3rdの新規もくれ~!!」となっていたのだが、とどめは君雪である。もう大体君雪のせい。プレイし始めの頃は抑え込んでいたんだけど、正直な脳みそなので、山下さんと裕介さんのキャラが同じ画面で喋ってるところ見続けるうちに「3rdの新規音声が欲しい!!!!」という強めの発作が起きてしまった……。

しかも君雪で裕介さん演じる篁智成くんというキャラが恐ろしく可愛かったせいで、元々好きな声ではあったんだけど、プレイして以降ちょっとヤバいくらい深くまで刺さるようになってしまった。史上最強きゃわいいボイスと脳が認識するようになった。あのハスキー具合がたまらんのよ……。

結果第8弾がめちゃくちゃ好きな声×めちゃくちゃ好きな声のカプが聞ける神CDと化してしたので、3rdの新規音源が欲しすぎてどうにかなる……3rdの新規をくれ……。

そんなときにちょうどよく、男はじコラボカフェが開催されるという情報をゲットしたので、行くしかねえなと思い行ってきた。そのレポ。わたしのブログにしては写真が多い。

 

場所はCafe 801という商業BL読み放題のカフェ。池袋駅から10分ほど歩いた。入口が普通のビルなので初見だとややわかりにくい。

ピックアップされている4組のカプそれぞれに個室があるのだけど、予約時に部屋までは指定できないので、絶対にやくえすの部屋に入りたいと思い早めに到着するようにしたんだけど案外ちょうどいい時間に着いた。

Cafe 801は会員制で初来店のときは会員登録しないといけないので、初来店で絶対に推しカプの部屋に入りたい人は登録の時間も込みで到着時間を計算するといいかもしれない。

 

入口はこんな感じ。

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しどあるのポスターがお出迎えしてくれる。しどある未履修なのだが、2nd新規音源が配信されたからやたら「しどある」というワードを聞いたので覚えた。

 

諸々を済ませて、個室に入るとこんな感じ。

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入った瞬間推しカプの巨大ポスターがお出迎えしてくれる。最高だね。

てかやくえすってパッと見八雲がバンドのボーカルで、江純がピアニストに見えるのに実際逆なの最高じゃない?このジャケ写の愛おしそうに八雲の指を口に寄せる江純がマジで大好き……。

あと個室について。半個室だし仕切りが珠すだれで外から中が丸見えなので、完全に他人からの視線をシャットアウトできるようにはなっていなかった。あんまりだらしない格好できない。とはいえみんなBLに静かに没頭してるし人の行き来がほぼないので、最後の方は寝ころんでたけど。

 

八雲の練習部屋!

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こういうの2人の生活感を感じてめちゃくちゃ興奮してしまうよね。楽譜にはショパンとかシューベルトとかなんか作曲家の名前書いてあった。

 

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カプ年表!何年何月にこういう出来事があったってめちゃくちゃ細かく書かれているし、CDやSSのエピソードがいつの時期にあったのかも知れる。情報量すごい。

 

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ここは写真コーナー。ジャケ写とか小説の挿絵とか書き下ろしのイラストとか。コルクボードに貼ってあるのなんかリアルでいい。

あと左上にあるのが江純の八雲宛てのメモなんだけど、

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江純大胆すぎんか?(最高)

この習字習ってそうな育ちの良さを感じさせる字からは想像つかないほど内容が大胆でブチ上がった……。これだけでも最高だが、コラボメニュー頼むとついてくるSSを踏まえて読むとめちゃくちゃ良い。元々江純って肉食系の気質あったけど、八雲との付き合いが長くなるにつれどんどん肉食度合いが増していていいよね。

 

コラボメニュー!

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やくえす♪ ほろ苦コーヒーゼリー×ピュアミルクプリン

コースターがピアノの鍵盤なのがいい。

わたしは甘ったるい飲み物と炭酸が苦手なのだが、これはそのどちらでもなくて本当に助かった…!コーヒーゼリーがほどよくほろ苦いしプリン自体もそんなに甘くないので、口の中が甘ったるくなりすぎなくて、おいしく完食することができた。

 

そして今日のメインイベント。

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レンタルシナリオ!!!!!!

今日のメインミッションは台本を読みながらCDを聞くことだった。無印とAfterの台本を借りられたので、時間いっぱいまで台本を読みながらCDを聞いていた。めちゃくちゃ贅沢な体験すぎて、上級国民になったかのような優雅な気持ちだった。

家以外でBLCDを聞くなんてと思っている人間だが、店の中はすごく静かで落ち着いていて堂々とBLに没頭できる空間だったので、家にいるかのような気持ちでBLCDを聞くことができた。

無印の本編って確か1回聞いたっきりリピしてなくて聞くのがめっちゃ久々だったので(限定盤の特典ドラマはむちゃくちゃリピってる)、途中山下さんのリップ音が天才すぎてめちゃくちゃ食らってしまったのだが、店内の雰囲気が雰囲気なので食らってしまっても大丈夫だった。お客さんみんな目の前のBLに没頭しているので。

 

あとBLCDの台本がどんな風に書かれているのか全く想像つかなかったので、こういう風に書かれてるんだというのが知れたのも楽しかった。

これは作品によるのかもしれないけど、セリフの前にカッコ書きで(驚いて)とか(苦笑して)とか(自嘲気味に)みたいな感情の指定が入っていて、本当にその通りの感情が声だけでバッチリ表現されていて、声優さんってすごい!と小学生みたいな感想を抱いた。

そしてメインディッシュの絡みシーンのところなんかすごくて、当然「んっ」とか「はぁ」とか「だめ」みたいなほぼ言葉になってない台詞しかないわけで、しかもそれが20ページぶっ続けだったり。もはや永遠みたいな長さじゃん。BLCDってめちゃくちゃ体力仕事なんだなって思った。

台本を目で追いながらCDを聞いていたんだけど、ほぼ言葉になってない台詞ばかりが続くから、音声と一緒に文章を目で追っているのに、次の行に行くタイミングがわからなくなって「今どこのセリフ???」って現在地を見失うことが何回かあった。多分それこそがメインキャストの息の合わせ方が試されているというか、お互いの演技を聞きながらタイミング図ってるんだろうなぁと思ったら、ものすごく高度なことしてるんだなって改めて実感した。

あとキスシーンになると文字ですらなくただの音なので「キスをする」「キスを受ける」みたいなト書きしかなくて、それを合わせるってエグい技術……。前々からキャスト同士息が合ってるかどうかって、ガッツリヤッているときよりキスの方に出るんじゃないかと思っていたけど、台本読んでその説が強まった。本当にプロの技術に感謝することしかできない。

 

久々に無印聞いたのでその感想書いちゃう。やっぱ改めて聞き返してもこのときの八雲の行動はどうかと思うが(これを許してくれた江純の寛大さに真剣に感謝すべきだと思う)、山下さんの演技が尋常じゃなくカッコ良すぎて情緒めちゃくちゃになった。むちゃくちゃカッコいい。あと八雲が江純にキスしまくるからリップ音浴びるように聞けてキス厨満足した。このカプはやっぱりキスの臨場感がたまらんなあ……。

あとそれまで八雲が割と強引めにリードしていたのが、終盤になって江純がトリップ状態みたいになってギア全開になるのめちゃくちゃテンション上がった。ここの裕介さんの正気飛んでキマっちゃってる感じの演技がマジで大好き。

あとアフターも聞いたけど、アフターは文句なく最高。お互いを想うがゆえにすれ違って、最後に2人が「大好き」「愛してる」って気持ち伝え合うところ異常にブチ上がる。カタルシス半端じゃなくて大好きなシーン。

 

ちょっとただのBLCDの感想になり始めたのでこのへんで。

写真撮ったりコラボメニュー食べたり台本読みながらCD聞いてたらあっという間に1時間半が経ってしまった。最後時間足りなくて駆け足でCD聞いてたもん。

それで会計のときに、このご時世カード払いできないとかないやろと現金は小銭入れしか持参しなかったら、3500円以上でないとカード払いできないと言われ(金額違ってたらごめんだけど一定額以上じゃないとカード払いできないのは確か)、

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その場のノリで買っちゃったよね……。現金下ろしにいくのダルかった。金欠なのに辛い。でも楽しかったので全く後悔はしていない。

衝動的に予約を入れてからこの日をずっと楽しみにしてきたので、楽しいひと時を過ごせてめちゃくちゃ幸せだったーーー!!!!来てよかった!推しカプは心の栄養すぎるね……。

やくえすをしこたま浴びた1日だったので、男はじ3rdの新規音声がめちゃくちゃ欲しくなった!!!!!!

GINGER BERRYさんどうかお願いします。待ってます。もちろん完全新作の5thシーズンでも大いに可です!!!!男はじは"医療"なので人命を救うと思ってよろしくお願いします……。

 

あと関係ないけど、やくえす浴びた帰りにピアスを開けに行った。大学生の頃に1回ファーストピアス失敗してるので、今度は失敗しないといいなあ。

朗読劇 彼女が好きなのはホモであって僕ではない 感想

千秋楽公演を観劇してきたよ!!!

これ本当は今年の1月くらいに開催される予定だったのが一旦中止になって、9月に延期されたので、こんな情勢もあって中止を覚悟していたけれど、無事開催されて本当によかった!

 

 

まずはストーリーの感想から。原作未読。

結構重たい話というのはどこかで聞いていた気がするのだが、全くその通りだった。タイトルから受ける印象よりはかなり重たくて難しい話を取り扱っている。結構メンタル血まみれになる。でも着地の仕方は割と王道の青春ラブストーリーだったというのが1番強い印象。かなり重たいしキツいシーンもあるのだが、ジャンルとしては青春もののボーイミーツガールと考えていいと思う。

どうやら小説からは端折られた部分があるようなのだが、重たくて複雑で要素が多い話が2時間でしっかりまとまっていて、すごく見ごたえのある作品だった。

 

ただ前半と後半でだいぶノリが違うのにはあんまついていけなかったかな。作者自身が同性愛者の男性だからだと思うけど、安藤純のマイノリティである葛藤と、思春期特有の視野の狭さ揺れやすさが混ざった危うい描写はすごくリアリティを感じた。ただこの悩みの重たさや、途中で起こる三浦さんや友人たちとの衝突のドロドロ加減に対して、解決シーンに現実味がなさすぎて力業で解決した感というか、突然ドラマのようなフィクション色ゴリゴリの展開になるので戸惑ってしまった。

終業式の三浦さんのシーン、これがクライマックスで感動シーンとして描かれていると思うんだけど、わたしにはアウティングとしか思えなくて見ていてキツかった。普通に考えて全校生徒の前で本人の了承なくセクシャリティや2人の間のかなりプライベートな話をベラベラ話すの無神経すぎると思うし(この話がある程度広まっていたとしても)、結果純と三浦さんがみんなの前でキスして大団円!みたいな展開になったのはちょっと理解不能だった。

 

あのシーンだけはいただけないし見ながらスーッと冷めていく感覚があったけど、純と三浦さんの関係の着地点は爽やかさがあってよかったと思う。

相手に性的感情を抱けるか抱けないかでの判断に囚われていた純が、三浦さんに対してやっぱりその感情は抱けないし三浦さんもそれを受け入れながらも、ある種の特別な関係に落ち着いたのは純にとっての新しい一歩だったのかなと。結局純は大阪の学校への転校が決まって(三浦さんとの関係以外は何も解決してないのも落としどころとしては好き)、2人は別れることになったけど、この2人ここでサヨナラって感じ全然しなかったし、普通にまた会うことがありそうで爽やかなラストだった。

ただマジで重たくてキツい話なので、個人的に繰り返し見たい話ではないなと思った。思い出すために配信で確認してるけどしんどい……。

 

続いてキャストの感想。

まずは主人公の小林裕介さん。わたし最近裕介さんの熱がきてて、そんなちょうどいいタイミングで朗読劇やるって聞いて、告知見た瞬間考えるより先に指が動いてた。

主人公視点で進むので、出ずっぱりで喋り倒していた印象。わたしは普段アニメをほとんど見なくて、特に異世界系とかなろう系とかは全然見ることがないので、そういう作品で主人公をしている裕介さんを全く知らないのだけど、何かそういう役が多い理由何となくわかった気がする。過酷な目に遭う主人公がめっちゃハマる。

それでいて年上の彼氏であるマコトさんと話しているときは、BLCDで馴染みのある甘え感のある可愛いトーンが出てきて「たまらん……」となっていた。いやもう芝居以前に声がめちゃくちゃ可愛くないか?柔らかくて可愛い声質に絶妙な塩梅でハスキー混ざるのが最高なんだよね……。

特に印象的だったのは温泉デートの最中にMr.ファーレンハイトの死を知って取り乱すシーンと、母親にカミングアウトしたシーン。個人的に裕介さんの動揺して取り乱す演技めっちゃ好きで、ものすごく緊迫感あって迫るものがあるし、あとはハスキーな震え声がたまらなく可愛いのツボ押してくる。どうしようもなくなってたまたま会ったマコトさんに泣いてすがるのとか、そのときの「助けて……助けて」とか、見ていて可哀想で辛くて可愛くてたまらないみたいな色んな感情が押し寄せるシーンだった。

母親へのカミングアウトは、これはもうドシンプルに辛かった。生で見ていて迫力ものすごくて呆然となった。純が今まで抱えてきた苦しみをそのまんまぶつけられているような感情の煮詰まった演技だったし、そのときの表情も「泣いてる?」って思ってしまうようだったのもあって、1番強烈に印象に残ったシーンだった。

 

ヒロイン三浦さん役の吉岡茉祐さん。BLを語るシーンではオタク特有の気持ち悪さがありながらも、基本声のベースがすごく明るくてまっすぐさだったのが三浦さんにめっちゃ合ってるなあと思った。明るくてまっすぐゆえの一直線に突っ走っちゃう痛さみたいなのも漂わせていて、そこもすごくいい塩梅だったな。

わたしは三浦さんの1番の見せ場である終業式のシーンは好きではないのだが、とはいえ本当に純のことが好きなんだなという乙女心が伝わる熱のこもった素敵な演技だった。このシーン周囲からすすり泣きが聞こえていて、それだけ胸を打つ演技で良かったなあ。

 

亮平役のあまちゃん。ずっと良い奴。あまちゃんにかなり近い席だったのでよく見えたのだが、三浦さんに「高岡くんはホモっぽい」と言われたときのビックリするリアクションと、隣の八代拓さんに絡む動きをしていたのがめっちゃ可愛くて覚えてる。

純がゲイバレをしたときに、小野に「純のこと気持ち悪いって思わないのかよ!」と問い詰められて、言葉にはしないけど、本当は100%否定できるわけじゃないしすんなり純のことを受け入れられるわけじゃないという葛藤を感じさせながらも純の味方をする演技がめっちゃ好きだったな~。頑張って味方してる感。でも最初は取り繕いであったとしても、1度も純のことを否定せず、純の味方であり続けたからマジで良い奴。

 

小野役の八代さん。作品ではヒール役なのだが、マジョリティ代表でもある役だと思う。中盤から純に対するあたりが異様にキツいので、マジでセリフの1つ1つが聞いててしんどい。同性愛者を気持ち悪いと思っているのは本心だろうけど、大切な友達である亮平の気持ちを踏みにじるようなことをしたことへの怒りも相まってあのキツさになったんだろうなと思う。ただ純が飛び降りて入院したのを見ても、ゲイである純へのが差別感情があまり変わってないあたりはちょっと怖い。飛び降りて大けがを負ったとしても、命を落としたとしても、伝わらない人には何も伝わらないのが現実なんだなと。

こんな役柄だったので、最後の挨拶とか観劇後しばらくは役引きずって顔見ただけで憎たらしく感じてしまうくらいだった。それだけ素晴らしい演技だった。あと終業式で叫ぶシーンのとき顔を真っ赤にしていたことをものすごく覚えている。

 

Mr.ファーレンハイト役永塚さん。純と直接会ったことのない、ネットだけで繋がっている謎の人物で、永塚さんの浮世離れした感じというか現実の存在ではない感じの演技が雰囲気あってものすごく良かった!あの少年とも青年ともつかない感じだったり、もっと言うと男性性すら感じさせないどこにも属していない感じがすごく印象に残った。

だからこそ最後に明かされる実は中学生で純より年下だったという事実がすごく腑に落ちたし、だからこの役永塚さんだったのか……となった。そう思うと純とチャットをしていたときのMr.ファーレンハイトってなんか背伸びしてる感じあったよなと。そしてやっぱり言い方はサラッとしているものの、純の心を縛り付けるかのような「好きだよ」がめちゃくちゃ良かった。

 

マコト役興津さん。興津さんにはBLCDで散々お世話になっているので、生で芝居を見たいと思っていた人の1人だった。声が良い。というかマコトさん、冷静に考えると妻子持ちのくせに自分より20下のDKに手を出すという犯罪スレスレの行為をしている洒落にならないくらいヤバイ大人なのに、興津さんの声と演技カッコ良すぎて流されるんだよね……純の気持ちになっちゃう(?)ヤバイことしてるどうしようもない大人ゆえの色気がヤバかった。そのくせ「言うことが聞けないのか……」とか「たっぷり可愛がってあげるから良い子にしてなさい」とかSな教師っぽい感じで接するあたりが更にどうしようもなさある。まあ生で聞いてるときは色気ヤバすぎてぶっ飛ぶしかなかったのだが……。

純とマコトさんのシーン、思ったよりも生でBLCD朗読聞いてるみたいな雰囲気で体温40度くらいになったしずっと喉カラッカラになってたんだけど、多分なかなかできる経験じゃないのですごく贅沢な気持ちになった。

 

 

やっぱり声優現場の中だと朗読劇が1番好きだなと改めて思った。1回中止になったからぶっちゃけもう見れないと思っていたので、お蔵入りのままにならなくてよかった!本当に贅沢な経験ができた、この一言に尽きる。

全アイドルオタクに見てほしい「少年ハリウッド」

タイトルが全て。噂はかねがね聞いていたけど、本当にアイドルの推しがいる人全てに見てほしい少年ハリウッド」というアニメを完走した。ぶっちゃけわたしの感想とか読まなくていいからとにかく見てほしい。

 

anime.dmkt-sp.jp

 

かつて、伝説のアイドルユニットと呼ばれた『少年ハリウッド』が活躍していた劇場「ハリウッド東京」。
彼らの解散から15年……。
劇場に集められた十代の少年達、風見颯、佐伯希星、甘木生馬、富井大樹、舞山春は、
自分達がこの先どうなるのかもわからないまま、日々レッスンにはげんでいた。
そんなある日、彼らが所属するノエルジャパンエージェンシーのシャチョウから、自己紹介の特訓をするように指示が出る。
マネージャーの勅使河原も交え、熱い指導が行なわれるが、心が折れかける者多発。
なぜなら、それは世にも恥ずかしい自己紹介だったからだ。
しかし、そんなところで、立ち止まっている場合ではないのであった。
なんと、シャチョウから、彼らは新生「少年ハリウッド」として活動してゆくことが発表されたのだ。
アイドルとして活動することを、心から喜ぶ者もいれば、嬉しそうじゃない者、
まだ何が起こっているかピンときていない者、あらゆる感情が渦巻きながら、
新生『少年ハリウッド』がいよいよ動き出す!

http://king-cr.jp/special/shonen-hollywood-anime/story/001.html

 

今のところ、dアニメでしか全話配信されていないのだが、ぶっちゃけ少ハリのためだけにdアニメに入会する価値、あります。それくらい強く推したい。ちなみに1話だけはyoutubeで見られるのでぜひ!!!!

www.youtube.com

絵柄が青年漫画っぽいというかリアル系なのでそこで敬遠しちゃう人もいるかもなんだけど、もったいない!!!!1話からアイドルオタクは死ぬので絶対に見てほしい。そこから3話まで見たら最終話まで見てる。

 

アイドル作品って今や飽和状態で星の数ほどあるけど、この作品はどのアイドル作品とも全く違っている。一言で言えば、アイドル哲学アニメ。

少年ハリウッド」というグループに選ばれた5人の少年たちの成長を見守っていく要素もあるのだけど、彼らの成長や活動を通して「アイドルとは何なのか」ということをすごく考えさせられる作品で、独自のアイドル哲学が毎話毎話出てくるのがこの作品独特の魅力だと思う。わたしは定期的にフォロワーとアイドル談義を繰り広げているようなオタクなので、毎回毎回刺さりまくって死んでいた。

なので、普段アニメを見ていなくても三次元のアイドルを推している/推したことがあるオタク全てに見てほしいし、思い当たる節が多すぎて毎話うめき声をあげる羽目になることを保証する。わたしは毎回「あ~~~~!!!!」「ウッッッ!!!!!」と言葉にならない声をあげていた。

逆に言うとこの作品って(特に三次元の)アイドルを推したことがない人にとっては、地味でよくわからないアニメに映るような気がするので、アニオタの素養よりはドルオタの素養が楽しめるかどうかを左右する気がする。

 

少ハリの好きなところは、アイドル哲学が1話から全開なところで、1話の時点で心を鷲掴みにされてしまった。

1話で強烈なのはキャッチフレーズの練習。このシーンも噂はかねがね聞いていたのだが、実際に見ると本当にすごい。元はアーティスト志望の舞山春(シュンシュン)が披露のトップバッターに指名されるのだが、そのキャッチフレーズがこれである。

笑顔でキュン!怒りんぼに…シュン。この八重歯にかけて、君の最後の彼氏になることを誓います。十五歳の高校一年生、シュンシュンこと、舞山春です!

キッッッッツ!!!!!!!!!!!!!!

見ていて「うわあ……」としかならなかった。でもこのあとのシャチョウのセリフがまたすごい。

みなさん見ました?恥ずかしいことを恥ずかしそうにやるのがどれほどまでに恥ずかしいか!なりきること、やりきること、それを大切にしなければ、アイドルはただの恥さらしになるという最高の例をシュンは今見せてくれました!

いやすごない??????でも思い返してみればアイドルのキャッチフレーズなんて大概冷静に考えれば恥ずかしいものばかりだし、恥ずかしいセリフをカッコ良く/可愛く言ってナンボみたいな商売だよなと。こんな感じで毎度毎度思い当たる節の多すぎるセリフが飛び出してくるのが少年ハリウッドである。

 

1話で印象的なシーンといえばもう1つあって、帰りの電車でのマッキーのセリフ。

キャーキャー言われて手振られるのってさ、裏を返せばバイバイってことなんじゃないの?あんたたちこっちの人間じゃないからねって。

ふ、深え~~~!!!!!!!

マッキーっておバカでポンコツ気味な最年長キャラだけど、結構視点鋭かったり、何か起こったときのキーパーソンになりがちなのが良いよね。

 

こんな感じで2話ではアイドルと一般人の友達問題、3話で既にアイドルは永遠ではない話がされる。このアニメは2014年の作品だが、2016年にSMAPが解散し、2020年に嵐が活動休止をした今見ると「そうだね……」と思う部分が多いのではないかと思う。

でもただアイドルは永遠じゃないで終わらせるんじゃなくて、それをいかに「永遠」のものとしていくかというところにも切り込んでいるところがめっちゃ好き。

 

ここからは好きな回の話。だいぶ絞っている。

7話 人生に人生はかけられない

もうサブタイがすごない!?!??!少ハリはサブタイがもう「哲学」だよね……。

これはカケルが自分は音痴であることを思い悩む話。そこから今まではやらされている感の強かった5人に、明確に少年ハリウッドとしてやっていくという意思が芽生える話で、めちゃくちゃ印象的だった。1話であれだけ恥ずかしそうにやっていたキャッチフレーズを、街中で人前でやりきる5人の姿にはものすごくグッときた。

 

16話 本物の握手

個人的にこの回1番有名な回だと思っていて、少ハリ見たことない人でも

握手できないくらいになってください!すごくすごく大きなところをお客さんでいっぱいにしている少年ハリウッドが、カケルくんが、見たいです!そしたら今日のこの握手がもっともっと宝物になるから!

というセリフはどこかで聞いたことあるんじゃないかな?わたしは知ってた。毎日劇場で握手できるようなレベルの人にこんなこと言えるって本当にすごいよね……。この言葉をきっかけにカケルは今した握手が本物かどうかは今の時点ではわからなくて、自分たちがもっと大きくなってこの握手を本物にしていかなきゃいけないってことに気付いて、それが社長の考えをも覆すのがすごい。

でもこの回の更にすごいのは、最後のカケルの

誰かの手に届かない存在になんて、僕はなりたいと思わない。本物になるってことが、そうなのだとしたら、そこを目指すことが、僕は、少しだけ怖かった

ってモノローグで終わるところ!ヤバくない!?!!?!??

何というかアイドルオタクって、ずっと手に届く距離が近い存在であってほしいって願望は堂々と言うことがはばかれるけど、逆に手の届かない存在になってほしいと思うことは良いオタクとして肯定されがちなところがある思っていて。それはさっきのファンの子のセリフが支持されていることからもわかる。でもアイドル側からしたら、手に届かない存在になるってそれはそれで怖いし、近くにいてほしいも遠くの存在であってほしいも結局はオタクのエゴの押し付けであることに変わりはないんだなって思った。

あとこれが21話に効いてくるって意味でもいいよね……。

 

17話 僕は君のアイドルだから

これベスト3に入るレベルで大好き。トミーが富井先輩のバーターでドラマに出演することになる話。富井先輩といえば3話の初代少ハリの合宿中のときに、これからの夢を発表しあうシーンで、「僕はね!ずっとみんなと一緒にいたい!ずっとみんなと歌って踊ってずっと少年ハリウッドでいたいな!」と言うんだけど、現実はそうはならなかったということをトミーや視聴者に突き付けてきた人である。

だからこの回でも「永遠にアイドルなんて無理だよ」ってトミーにしきりに言うんだよね。加えて大した演技力がなくても運が良ければ映画とかドラマにポッと出れてしまうのがアイドルの武器なんだから、その武器が使えるうちにアイドルを辞めた後の居場所見つけた方がいいよみたいなことを言うんだけど、刺さりすぎて死んだよね。これアイドルアニメに出てくるセリフなの?

でもそんな富井先輩がトミーとの交流の中で、

君がずっとアイドルでいられるよう僕も応援するよ。だって僕は君のアイドルだからね。図々しかったかな?君がいるから、僕もかろうじてまだ自分のことアイドルって言っていいかなって。

って言うのがマジで良い!!!!!!!!!!このときの阪口さんの演技が素晴らしいのもあって、めちゃくちゃ沁みる。アイドルってファンがいてこそのアイドルだから、自分がもうアイドルではないって思っても、歌って踊る仕事をやめたとしても、ファンがいればアイドルでいられるんだなあって……。ファンがいる限りそのアイドルは「永遠」なのかもしれない。裏を返せば、みんなから完全に忘れ去られてしまったときがアイドルでなくなる瞬間なのかも。

 

20話 僕たちの延命

またしてもサブタイがすごい。でも見ればわかる。センター交代回。20話と21話みんな好きじゃない?絶対みんな好きだからあげるか迷った(?)

これは最後のマッキーとシャチョウのやりとりに全て詰まってる。大好き。起こったことだけを見れば、マッキーにひどいことしてるように思えるんだけど、シャチョウなりのマッキーへの想いを感じるというか……。

どうしても欲しいものがある、どうしても手にしたい場所があるという人間は絶対に輝きます。あなたはセンターと引き換えに輝きを手に入れたんです。(中略) あなたはどこにいてもそれが自分の場所になるという光を手に入れたんです。

これ1話のシャチョウのマッキーへの言葉とか(リーダであるあなたは目印です)、6話のマッキーが自分の居場所に思い悩む回踏まえるとめちゃくちゃ効く。このセンターが今週いっぱいのマッキーマジで良いパフォーマンスしただろうなっていうのは見なくてもわかるよね……。あとこの回の次回予告でのシャチョウの

良さを言葉では説明できない存在が最もセンターに相応しいんですよ。

が真理すぎて震えちゃった……。アイドルって往々にして「何でこの人がセンター?」ってなること少なくないと思うんだけど、結局これなんだよな……。

 

21話 神は自らの言葉で語るのか

アイドル哲学の極み回。少ハリで1話選べって言われたら断然これ。今回は新センターになったカケルの話。この回、アイドルそしてセンターである自分と、アイドルではない素の自分がかけ離れていって、自分の言葉を他人に曲解して解釈されアイドルである自分のイメージが勝手に独り歩きしていくことに思い悩む回なんだけど、もうこれ刺さらんアイドルオタクいるんか!?

本当はそんなこと言ってないのにって思いながら、訂正もできず勝手にいいように解釈されていくのだいぶ居心地悪いんだけど、アイドルって常にこれに晒されてるんだなって思ったらとんでもない職業だなって思う。良い風に解釈されてるんだからいいじゃんってわけでも全然ない。本当の自分はそうではないのだから。

もうこの回のシャチョウガチで名言しかなくて困る。

アイドルってね、あるものもないものも、全てを求められてしまう存在なんですよ。

アイドルはね、追いけかる側の時と場合によっては、神にだって生贄にだって、なってしまうんです。

神だって生贄にだってというセリフが強烈なパンチラインすぎる。このあたりのシャチョウのアイドル論は全部突き刺さる。神様も生贄も自分からなるものじゃなくてならされるものという点では同じで、アイドルもなるというよりならされるものなのは、めっちゃわかるしシャチョウの言葉に共感できるんだよね……。

ならされるもの、そして他人から祭り上げられていく過程でもはやその行動が自分の意思なのか他人の意思なのかよくわからなくなっていく感じは「我らジャンヌ」という作品を見たときにものすごく感じたことで、これもアイドルオタクに絶対刺さる作品なので見てほしい。

mito-913.hatenablog.com

 

 

突然別作品のダイマをしてしまったが、この回を見ると、1話でシャチョウがカケルに言った言葉が「そういうことかあ」ってすごく納得できる。

シャチョウがカケルくんを何か気に入っている様子なのも、センターに任命したのもめっちゃわかるんだよね。カケルって他4人に比べて自分はこうでありたい、これがほしいみたいな自我とか欲求が薄い感じがしていて。マッキーは自分の居場所を見つけたがっていたし、シュンはモテたいちやほやされたい願望があり、キラは子役出身だから芸能界への執着がすごくあるし、トミーは誰よりも少年ハリウッドへの思い入れが強いし運気上昇担当トミーである自覚をすごく持っている。

でもカケルってそういう何かにこだわっている様子が全然ない。アイドルとして最初よりは振る舞いが板についてきたけど、一般人の感覚も残っているし芸能界に染まっていない雰囲気がある。アイドルがあるものもないものも求められる存在ならば、何も持っていないカケルこそ、もはやつじつまの合わないファンのあらゆる願望を投影できるという点で1番強いんだろうなと。真っ白なものなら何色にでも染まれるけど、自我という名の色を持ち始めたら染められる色は限られてくるし……。

多分シャチョウはそのへんでカケルを高く買っているのではと思っている。

 

 

いつも通り長くなってしまったのでそろそろ締めに入ろうと思う。

わたしが少ハリの感想をツイートすると、どこから見つけてきたのか毎回少ハリのファンの方がりつふぁぼしてくださって。放送からだいぶ年数経っているのに、今でも熱心なファンがついていて愛されているすごい作品なんだなと思った。でも実際全話見ると熱心なファンがつくのめちゃくちゃわかるし、世の中に面白いアイドル作品ってたくさんあるんだけど、色んな意味で少ハリは一線を画すアイドルアニメだなと思った。こんなにアイドル哲学真っ向からぶつけてくる作品なくない!?

少ハリってアイドルの現実とか、いかに過酷な商売であるかを容赦なく突き付けてくるんだけど、だけどアイドルがもたらす希望もしっかりと描いてくれているのが好きで、やっぱり「アイドル」が好きだなって思える。それは12話のシャチョウの

どんなに辛いことがあっても、悲しいことがあっても、アイドルになった者にしか知ることのできない幸せがあります。それだけは私が胸を張って言えます。

ってセリフからも感じられる。このセリフ本当に大好き。アイドルは過酷な商売だし、オタクはアイドルに重たいものを背負わせてしまうのは絶対的な事実だけど、アイドルとして活動していたシャチョウがすがすがしい顔でこう言ってくれるのが本当に"救い"なんだよな……。

あとあの独特な絵柄、全部見終わるとあの絵柄で正解だわって思うよね。彼らは二次元のアイドルだけど、三次元のアイドルと同じ環境で生きているって思わせてくれるので、流行りの二次元のタッチよりはリアルっぽい方がしっくりくる。

 

単純にアイドルアニメとしても、ぱっと見は地味な感じがするんだけど、1話丸々舞台だとか音楽番組だとか挑戦的なことをめっちゃしていて、これによってめっちゃリアリティを感じるし、少年ハリウッドというグループに感情移入ができるようになっているので、そのへんもすごくよくできていると思う大好き!

どうやら小説版があるようなので、そちらも読んでいきたいと思う。

君は雪間に希う ネタバレあり感想

 

 

mito-913.hatenablog.com

 

ネタバレなしの方は既に書いたので、こちらではガンガンルートのネタバレをしていく。攻略順も一応ネタバレになるっぽいので、公式サイトのキャラクターの紹介順で感想を書いていく。わたしは智成くんと与市が好きなので、そのへんの文量差は大目に見てほしい。

 

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パラライにハマった&マシュマロ返信

マシュマロ返信もしているので、見出しで飛べるようにしている。

 

ここ数か月ほど、プリパラとかi☆Risとかワルキューレとか女性ボーカルの曲ばかり聞いていたのだが、突然パラライにハマった。最近ほぼパラライしか聞いてない。

きっかけは君雪をプレイしていて、小林裕介さんめっちゃ好き……の気持ちが高まり、そういえばパラライ出てたな~とふと思い出したからである。パラライはコンテンツが発足した直後くらいに曲を一通り聞いてみたが、ヒプマイほど刺さらず終わってしまってしまっていた。それを今改めて聞いてみたらドハマりした。

以下MVやリンクを貼りまくる。

 

www.youtube.com

めっっっっっちゃかっけえ!?!?!?!??!

ここ1年ほどほぼ声優が歌う曲しか聞いていない自信があるのだが、「これ声優さんが歌ってんの?」というIQ3の感想が出た。2人とも上手すぎんか????豊永さんが歌唱力モンスターなことは知っていたが(でもラップも歌いこなせるのは驚き)、裕介さんもめちゃくちゃ上手くてビビった。

そして2人しかいないのに全く聞き分けができないという記憶はあったのだが、改めて聞いてもそうだった。ただこの1週間ほどひたすらcozmezを聞き倒したところ、ボーっとしていても大体どっちが歌っているかわかるまでになった。やや高めのハスキーボイスかつオラついてる方が裕介さんで、ダウナーでたまに圧強めの歌い方する方が豊永さん。cozmezだとこの曲が1番キャッチーだと思うので導入にはオススメ。

 

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cozmezでイチオシ。サビの止めどないDesire~からの韻がマジでカッコ良すぎ。cozmez楽曲の特徴は地を這うようなダウナーなメロディと攻撃的なリリックだと思っているのだが、その典型的な曲。基本歌い方もけだるげだからこそ、たまに来るオラついた歌い方がたまらん。「Give me the dough Give me a chance Give me a mic」と「だから俺ら常にどんな手でも勝ち上がる」のところで脳汁バシャバシャ出る。

あとこれはBaeのAmBitious!!!と歌詞が対になっているので、併せて聞いてほしい。

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初めて聞いたとき、なんだこれ!?!!?!?!?!?ってなった。リズムが意味不明すぎる。英語パートが癖になって好き。冒頭の(多分)かなたくんの英語パート可愛い。

 

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攻撃的なサウンドが多い中での、この柔らかくて優しいしっとり感めちゃくちゃたまらん。まだドラパ聞いてないんだけどサビの「いつまでも離れたく無い いつまでも離れたく無い」がめっちゃ刺さる。

 

ひたすらcozmezばかり貼ってしまったが、cozmezしか聞いていないわけではない。Baeもめっちゃ好き。

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試聴動画見てかっけええええええ!!!!!となって聞いたら、フルはさらにカッコ良かった。Baeは明るくて勢いのある曲が多い気がするのだが、これはダウナーっぽい感じがする。ちょっとcozmezっぽいと思ったけど、アルバムのコンセプトがTRAPだからそう感じるのか。

 

一応一通り聞いたのだが、cozmezの楽曲が圧倒的に好きすぎる。地を這うようなダウナーなサウンドに闘争心剥き出しの攻撃的なリリックなのに、歌声はめちゃくちゃ耳に優しい。聞き分けしにくいくらい2人の声が似ていて溶け合っている感じなのも双子感あって大好き。

 

そしてタイミングの良いことに、8月20日にライブ円盤が出るらしい。数日買うか迷って結局ポチった。

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CD音源聞いてもピンとこない曲がライブ映像で見るとハマることはよくあることだけど、これ見るとどこのチームもめっちゃ曲良いなって思う。でも、This Is My Love見るとcozmezしか勝たんの気持ちになる。わかりやすく設定が悲惨な子たちなので優勝できてよかったね……。

あとドラマパート聞き始めてるんだけど、cozmezってスラム街育ちゆえに生き馬の目を抜くようなタイプかと思いきや、(特にかなたくんが)育ちも頭も悪く価値観は荒んでいるが根っからの悪人ではないゆえに本当に悪い大人のカモにされやすい子っぽくて、聞いてて辛くなってしまった……。

 

パラライがヒプマイの影響を受けて生まれたコンテンツであることはまず間違いないと思うのだが、大枠が同じだけで音楽性はかけ離れているので、ヒプマイのイメージもうちょい払拭できればいいのにな…!と思ってしまう。ただ何事も1番最初にやった人やコンテンツの影響からは逃れられないところはある。それほどヒプマイは革新的だった。

でもパラライ一通り聞くとヒプマイより電音部に似てるんじゃないかな…?と思ったりする。展開やリズムがトリッキーな曲多いし、HIPHOPを聞かないオタクにとって取っつきにくい曲を個性的なキャラクターというガワで包んで食べやすくしているヒプマイと比べて、パラライは取っつきにくいまんま出してる感じがする。

 

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これ全員曲なんだけど、ヒプマイと比べてそれぞれがどんなキャラクターなのかよくわからないので(みんな全然名前名乗ってくれないし……)、めちゃくちゃ方向性の違いを感じる。でも各ユニットごとで曲調が変わるので、キャラクターはよくわからないけど、ユニットの曲の方向性はわかりやすい。

 

とりあえずライブ円盤が届くまでにドラマパートを全部聞くのが目標。

 

 

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マシュマロ返信

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マシュマロいただきありがとうございます!

推し休養の記事書いた覚えはバッチリあるんですが(1月1日に休養発表されるとか忘れるわけない)、大層なことは特に書いていないので、あの記事で!?救われた!?ってビックリしました。ですがわたしの記事で投稿主様の気持ちが和らいだのなら、こんなに嬉しいことはないです!

 

Wake Up, Girls!、名前だけは聞いたことがあります!!!

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何だこの曲…!?!?!??!?!?

みんなのビジュアルやMVの作りは正統派可愛い系なのに、曲が意味不明すぎてすごい…!意味が分からないのにものすごく癖になる曲ですね!!!

Beyond the BottomはMVを見てみたのですが、衣装がすごく良かったのと、すごく神々しい雰囲気がしてすごく好きでした!他にも色々曲聞いてみますね。紹介していただきありがとうございました!

君は雪間に希う ネタバレなし感想

 

 

時は享保元年。
八代将軍・徳川吉宗が江戸を治めることになった世。

江戸の町では、異形の化け物による事件が多発しており
町民は度重なる事件に不安と不満の声を漏らしていた。

そこで徳川幕府は町の治安維持のため
密に異形を取り締まる組織「御庭番」を設けた。

それから季節が巡り――享保十一年。

江戸から遠く離れた村に特別な力を持つ一人の少女が暮らしていた。
彼女が「黒い糸」を見た場所では必ず禍が起きる。
不気味がった村人たちは、雪が降り積もる山奥へと少女を追いやった。

そんな彼女の元に御庭番と名乗る青年が現れ……。

これは一人の少女と「人ならざるもの」たちが出会い、愛を知る物語。

https://www.otomate.jp/kimiyuki/story/

 

○キャスト

篁 智成 :小林裕介

東条邦孝 :前野智昭

与市   :山下誠一郎

久賀源十郎:佐藤拓也

錦次   :浪川大輔

桜太郎  :斉藤壮馬

 

全ルート、情愛・悲哀ともにクリアしたので感想!

最後に乙女ゲーをやったのが恐らく10年近く前なので、買ったはいいものの途中で投げ出したりしないだろうか……と不安だったのも完全に杞憂で、購入から10日もしないうちに全クリできた。面白かったーーー!!!!

今回はネタバレなしの感想。ネタバレありはこちら。

mito-913.hatenablog.com

 

 

このゲームの特徴として、ハライチの岩井さんが監修しているというのがあるけれど、個人的にどこにその要素があるのかはよくわからなかった。かなり王道の乙女ゲーという感じだったので、何か変化球的なのを期待していると肩透かしを食らう。話もキャラクターも癖の強さはない。

ボリュームは短すぎず長すぎずですごくちょうどよかった!一気に集中してやれば1週間くらいで全クリできるんじゃないかな?でも乙女ゲやりこんでる人だとちょっと物足りなさがあるかもしれないとも思った。

 

糖度はほとんどないので甘々イチャイチャは期待しない方がいい。

どのルートにせよ何か事件が起きてそれを解決するという話の流れなので、事件解決の描写がメインで恋愛の過程とか甘々イチャイチャみたいなのはかなり控えめだったかなと。わたしは元々恋愛ものより謎解きものの要素の方が好きなので、楽しく読み進められたけれど。ただ恋愛描写が割とあっさりめなので、どこで惹かれ合ったんだろう?って思わされるルートもあるかな……。

ストーリー全体としてはご都合っぽいなとか、強引だなとか、微妙に謎が残ったままだなと思う部分もあるのだが、特別破綻しているような箇所はなかったので、こまけえこたぁいいんだよ!の精神があれば楽しめる。ルートによって起こる事件も違うし、特色はそれぞれあるので、誰か1人はお気に入りのルートがあると思う。

ルートによってバラつきはあるけれど、攻略キャラ以外のキャラはあまり出てこないので、攻略キャラ同士のやりとりはやや薄めかな。ルートによってはみんなでワイワイしているシーンがあったりするけれど、多くはない。

 

このゲーム最大の特色は「奇虚」という記憶と心を封じられた対宵禍のための存在だけど、最大限活かしきれているかというとちょっと微妙かな? 突き詰めればかなり面白くできる題材だけど、人外ってほど価値観にぶっ飛び感はなく、かなり強めの合理主義者程度の味付けかな。奇虚ゆえの葛藤もあるのだが全体的にあっさり処理されている感。もちろん設定自体は独特なので、キャラクターそれぞれの葛藤は面白いのだが、謎の残る部分もあったり、記憶を取り戻すのはわかりやすくても心を取り戻す基準が曖昧でわかりにくかったり、もうちょい上手いこと調理できる余地はあったかなーと。

 

全ルートクリアしてみて、好きなキャラは智成くん与市!この2人は第一印象から良くて攻略のモチベ超高かったんだけど、その印象の良さが最後までって感じかな。

智成くんは基本クールで淡白なのに主人公にだけは優しいキャラがたまらなくて、もうずっと可愛い可愛い言ってた。プレイ中1番ニヤニヤしてたのは智成ルートだったな……。あと悲哀エンドが性癖すぎて完全におしまいになる。

与市はcv補正かかっていることは否定できないのだが、それを踏まえてもストーリーがめっちゃ好きだし、何というか彼は怠惰で塩対応なんだけど、情が深くていいよね……。

あとルートをクリアしてみて印象が良くなったでいえば錦次さん。いかにもお色気大人枠のキャラで実際そうなのだが、面白い人だなと思える部分もあり、桜太郎との漫才みたいなやりとりがめっちゃ好き。錦次さんも与市ほど露骨ではないがそっけないビジネスライクな態度から、主人公に気を許していく過程がすごくよかった。

 

というわけで、不満点がないわけでもないけど、佳作レベルには面白かったし、キャストの演技はすごく良かったので、好きなキャストがいるなら十分おススメできる。あとゴリゴリの乙女ゲーマー向けよりも初心者向け。

攻略制限がかかったキャラクターもいるので、おススメの攻略順を知りたい人向けにふせったーを貼っておく。あくまで個人的なものなので一参考までに。

fusetter.com

 

あとラストに書くのもあれだけど、限定版の小冊子はプレイ前に読んじゃダメだよ!!!!わたしはプレイ前に読んじゃったけど、流し読みしたために運よく重大なネタバレ部分を読み落とし、書いてあった内容をすぐ忘れてしまったため、事なきを得た。自分の記憶力のなさに感謝する日が来るとは。てか目次にネタバレ書いてあるよって注意書きしてあるんだよな……そこすら読み飛ばしてた。

 

全クリしたし特典CD聞くぞーーーーー!!!!!!

推し増ししたい

今回も小ネタ集。後半からアイドルの話しかしてない。

 

 

ツイートにあるのは前編で、後編はこっち。

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結構前の記事にも書いたけど、山下さんって少年漫画よりも少女漫画が映える人だと思っていて、それはアッパーよりダウナー、盛りよりも抑え、ファンタジーより日常ものに強いイメージがあるので……。もちろんアッパーでオーバーリアクションでファンタジーでもめちゃくちゃ上手いんだけど、この分野だと山下さんよりもっと輝く人がいると思っちゃうんだよね。

みたいなことを思いながら見てみたんだけど、一言目で「めちゃくちゃ好きじゃん!!!!!!」ってなった。オタクチョロ。この主人公、喋り方は割と落ち着いていて出自ゆえにでやや冷めた態度を取る子なので、めっちゃハマっていた。前編の羅刹に対して鼻で笑うシーン大好き。バカにする演技ほんとにたまらん。

ストーリーもめちゃくちゃ面白くて、技を覚えて強くなるじゃなくて、元々ある周囲をも蝕む強すぎる力を制御するために修行を積んでいるみたいな感じめっちゃ新鮮。女の子たちも可愛くて、連載になればいいなあと思った!

 

 

そしてつい最近、山下さんが攻略キャラとして出演する初の乙女ゲーである「君は雪間に希う」が発売された。

わたしは乙女ゲームに関しては、夢女子の才能なし、コンシューマーがマジでクリアできない(途中で飽きて投げ出しがち)、最後に乙女ゲーをやったのが10年以上前という三重苦を背負っているため、山下さんのキャラですら最後まで攻略できるか自信がない。こういうのって本命のキャラからいくか、好物は最後まで取っておくか迷うけど、三重苦を背負ってたオタクなので素直に攻略したい順から攻略することにした。

山下さん演じる与一の第一印象はエースと亜貴ちゃん足して2で割った感じだったのだが、今のところ割と第一印象そのまま。城下町組の中だと割と弟っぽい立ち位置だし、やることはやるけどサボり魔っぽいとこあるし、それでいて身だしなみに関心はあり、初対面の相手に対して辛辣な物言いするところとか。攻略キャラの中では断トツ塩対応なので、親密度上げていくとどうなるのかが楽しみ~!!!

 

 

ここでタイトルの話になるんだけど、ここ最近メッチャ推し探ししてる。オタクして推しがほしくて推し探しをするって初めての経験。ここ1ヶ月くらい仲の良いフォロワーが立て続けに推し増ししていて、わたしも新規開拓したいという気持ちが強まっている。新しい推しがほしいよ~~~!!!!!

最近女の子を推したい欲がめちゃめちゃ高まっていて、ここ数日女性アイドルの動画を漁ってる。今まで男性のオタクしかしたことがなかったので、女の子推すってどういう感じなんだろ?と不思議だったのだが、ようやくこんなもんかと感覚を理解をできるようになったので、周波数を合わせられるようになったというか。楽しみ方はわかった、感じがある。

声優界隈に出戻ってきたとき、山下さんと出会うちょっと前くらい、もう今までアイドルオタクは散々やってきたからそろそろ役者のオタクやってみたいんだよなーという気持ちを抱えていたのだが、今はそれの女の子版。男性のオタクは散々やってきたから、そろそろ女の子のオタクやってみたいという気持ちになっている。定期的に真新しい刺激がないと生きていけないオタク……。

 

ただ山下さんとの出会いは本当にタイミング良くて、役者のオタクになりたいと思い始めてしばらくしないうちに役者として応援できる人に出会えたけど、これは「いうてもそんないい人すぐに見つかるわけないし」と思っていたからなんだよな。わたしは今までこれまで視界に全く入っていなかった人から突然後頭部を殴られ好きになるスタイルでやってきたので、意識しちゃうとダメなんよなあ……。

だから完全に前のめりで推し探ししようとしちゃってる今はもう全然見つからんよね!!!ピンと来る子に出会えていない。あと女性アイドルでいうと知ってはいたけど若すぎて本当にビビる。さすがに片手以上歳の差ある子はためらってしまうのだが、今アイドルやってる女の子って大体そのくらい歳の差あるからなあ……。

とりあえず最近気になったりヘビロテしていた動画を貼っていく。

 

ワルキューレがとまらない/ワルキューレ

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これはマジで鬼のようにリピってた。今でもリピってる。もう全部サビみたいな曲。ブチ上げポイントしかない。ブチ上げポイントしかないのに、ラスサビの「と・ま・ら・な・い・か・ら!」からの鈴木みのりさんのソロが本当にたまらないんだ……。これライブで聞いたらたまらんだろうなあ……。

これはマクロスΔの曲で、わたしたちの世代ってマクロスFの曲必修科目みたいなとこあるけど、マクロスFの感じが好きならワルキューレも絶対好き。

最初こそJUNNAさんの圧倒的歌唱力にもっていかれるが、次第にグループ全体の歌唱力のレベルが高いことに気付く。あと5人いるけど割とすぐに声の聞き分けができるところも好き。東山奈央さんの透明感と少年性ある歌声ほんと好き。

 

ワルキューレは裏切らない/ワルキューレ

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曲はめちゃめちゃカッコいいのにMVふざけ倒してて笑う。とまらないの方もそうだが。これはそもそもキーがめちゃめちゃ高い曲なのに、最後で転調して更に高くなる鬼っぷりがたまらん。オタクはラスサビ転調が大好き。

 

すきっ!/超ときめき♡宣伝部

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フォロワーが最近突然とき宣にハマりだしたので、検索して見てみた。

俺たちが求めてるのって、これじゃん……感がすごい。いやこれはマジで曲作った人が天才。サビの天才ぶりがすごい。スタダのグループなんだけど、ももクロを彷彿とさせる感じがあるので確かにスタダだな……となった。

メンカラ黄色の菅田愛貴(すだあき)ちゃんがマジで可愛い。てか20代になったらえげつない美人になる。今の時点でめちゃくちゃ美人なのだが……。めっちゃ顔好き!!!って思って調べたら2004年生まれで腰抜かした。赤ちゃんか?????

 

硝子のアンブレラ/predia

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現在進行形で鬼リピしてるやつ。ラテン調の歌謡曲みたいな感じで好きな要素しかねえ……となった。大人アイドルを売りにしているだけあって、歌もダンスのレベルもめっちゃ高い。MVの作りも洋画っぽさあってオシャレ。テーマが傷心旅行ってだけあって、メンバーみんなで和やかに食事会をしているんだけどどこか不穏な雰囲気があるところがめっちゃグッとくる。

 

アイガッテ♡ランテ/DIALOGUE+

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グループ自体は知ってたので何となく見てみたら、何だこの曲…!??!?!?と衝撃を受けた。何だこの曲。めちゃくちゃなようでものすごく計算されて作られた曲なんだろうな……ということが音楽無知マンにも伝わってくる。

それっぽい言葉を並べた可愛い系の曲かと思ったら、「ガイドブック a.k.a 旅のしおり」から突然雰囲気変わるので更によくわからない。そしてすぐに何事もなかったかのように可愛い系の雰囲気に戻る。

 

48とか坂道系とかハロプロはもう膨大すぎて何から手つけていいのかわからんので見れていない。あと基本的に大人数グループって個々の歌声あんまり楽しめないのがネックなんよなあ……。男女問わずグループは5~7人が理想。

こういうのってもういいやってなったときに、ビビッとくる子が見つかったりするものなので、あんまり前のめりになりすぎない程度に色々漁ってみようと思う。

 

あとアイドルでいうと最近SixTONESがまた良いなと思い始めている。

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マスカラ良すぎか!?!?!?!?!?!?!?

ストは曲が良かったらCDを買う程度のゆるゆるのライトファンなのだが、マスカラはCD欲しいな!って思った。カップリングの試聴も公開されているのだが、Lost Cityめっっっっちゃカッコイイ。ストってオシャ洋楽路線多すぎなんよなあ……って思っても「Lost Cityバチクソいいじゃん!!!!!!」ってなっちゃうから、オシャ洋楽路線が止まらないんだよなぁ……。

それでストの曲を最近よく聞き返しているのだけど、ストってマジで声質が良いなって思う。わたし慎太郎くんのキャラメルボイスがマジで大好きで、慎太郎くんのソロのために聞いてるみたいなとこあるけど(歌割徐々に増えつつあってよかった……)、グループに好きな声質の人がいるかどうかって曲聞くモチベにめっちゃ関わる。あと北斗くんのかすれ感のあるアンニュイな色気のある歌声もマジで好き。下ハモたまらん。好きな声質の人グループに1人いればいい方なのに、2人いるのはストくらいだな。

あとストはこの楽曲の方向性でデータ配信もサブスク解禁もしないのマジで意味わからんという感じなので、事務所なんとかしてほしい。せっかくKing Gnuに楽曲提供してもらってもさあ……という感がある。

 

話が取っ散らかってきたのでこのへんにする。

おススメの女性アイドル情報とか今回載せたグループの補足情報とか募集したいのでマシュマロ置いてみる。それ以外に何かある方はそれ以外でも投げてください。

marshmallow-qa.com