長文置き場

備忘録

BL関連雑談

BL関連で色々あったのでまとめ。

 

サハラの隻眼狼

サハラの隻眼狼【コミックス版】【電子版限定特典付き】 (BOY’Sピアス)

 

サハラの黒鷲で山下さん演じるイングルがメインのスピンオフが連載しているということで、いつ単行本化になるかなーとちょこちょこ気にしていたのだけど、最近ようやく単行本が発売されたので買ってみた!

めーっちゃくちゃ面白かった!!!!!!!

受けのビャクの可愛さがわけのわからないことになっており、ロキとは違った意味で活きが良くじゃじゃ馬でイングルのことを振り向かせようとする一途可愛い受けで本当にたまらん。イングルとビャクはかつて殺し合っており、イングルが隻眼になった理由はビャクであり(代わりにビャクもイングルのせいで傷を負わされている)、その殺し合いをきっかけにビャクはイングルに片想いするようになるっていうこの設定も最高。

山下さんが演じているキャラクターであるということを除いても黒鷲よりも好きかも。ストーリー面がしっかりスッキリしていて、盛り上がりポイントもあるし、エロも適度にあるし、夢中で読み進められた。黒鷲って個人的にはマダム関連が余計だなと感じていたのだがイングル編では出てこないし、敵となる呪い師はシンプルに悪役に徹しているのがスッキリしていて読みやすかったのがすごく好きだった。

 

この作品の何が良いってこんなめちゃくちゃ面白い作品の攻めが山下さんで確定してること!!!!!!しかもレーベルもフィフスアベニューで確定していて*1、聞く前から神CDに王手かかってるようなもんじゃん。あとは受けのキャスト次第なのだが、サハラのキャスティングすごく好きだから良い人連れてきてくれるって信じてる…!

わたしの本命は小林裕介さん!マジで裕介さん来てくれたら思い残すことないな。売れっ子だからもう続編しか出てくれないのかなと思ったら、10月に新規作が控えているので全然希望ある。絶対ビャクちゃんハマるし可愛く演じきってくれると思うし、個人的に山下さんと再戦してほしい声優ランキングぶっちぎり1位なので、マジで実現したら思い残すことない。男はじでの演技の息の合いっぷりが本当に最高で大好きなので、別作品でも聞きたい組み合わせなんよなあ……。

 

ちなみに現状CD化するとは誰も言っていないのだが、わたしとしては年内中にCD化発表されるやろくらいのテンションでいるし(根拠なし)、発表される前からウキウキできる作品があるのって本当に最高だな~!

 

イキガミとドナー

みだ猫の虚無がフラッシュバックするキャスティングで一瞬「ウッ……」ってなった(原作自体がアレなのでキャストのせいではない)。てか山下さん、ヨシキ×壮馬くんの作品で脇にいるの3作品目……?めちゃくちゃ謎の縁。

そんなに出番なさそうな感じがしたので原作チェックはいいかなと思ったのだが、山下さん×河西さんのスピンオフがあるという情報聞いてソッコー原作買った。既刊では10ページほどの短いスピンオフがある程度なのだが、どうやら現在2人の本格的なスピンオフが連載中らしい。早く単行本化してほしい。そしてCD化してほしい(気が早すぎる)。年下ワンコ攻め×美人メガネ未亡人受け最高だろうが。ゴリゴリ刺さってしまった。

 

他にも似たようなことを言っていた人を見たのだが、このキャスティングって今の時代の安全安心キャストなのかななどと思った。まだ上の中堅世代が引退したわけじゃないけど(まだ引退しないで……)、アラサー世代での安全安心キャストのスタンダードがこれ!みたいな。メイン2人は場数めっちゃ踏んでるし、脇もガチガチに固めてるなーって思うし、若手しかいないけど聞かなくても大外れってことは絶対ないわって思える感じはある。

原作の話で言えば、SFもの?で特殊設定のあるBLでめちゃめちゃ読み応えあって面白かったのですごく聞きごたえのあるCDになるだろうなあと思った!あと大沢のBL担当はマジで優秀だと思いました。良原作と良キャスト選んでるとしか思えない。BL作品の選び方をとっても優秀な大沢事務所ほんとに推せみしかない。BLCDも芝居の経験を積む場として真剣に考えてくれているのがマジで伝わってきてLOVE……。

 

ここまで書いたけど、原作読んだ感じ大沢コンビの出番全然ないので(2人とも役柄はすごく可愛い)、スピンオフのCD化決まったら買おうかなと思ってる。

 

兎の森

見た瞬間「え!?!?!?!?!?!?!?!?」って大声出てしまった。

めちゃめちゃ嬉しい~~~!!!!!!!!!!こういう作品に出てほしかった……!!!!!表紙から雰囲気の良さが伝わってきて、読まなくても良原作なのわかった。秒で原作読んだけど、エロよりは心理描写メインの作品でめちゃめちゃ面白かった。エロなしとか極薄の作品だとピュア系とか少女漫画的なテイストになりがちなのだけど、この作品は青年漫画的な独特の雰囲気があって、これよこれよこれよこういうのが聞きたかった!!!!とテンションブチ上がった。絡みシーンはほとんどないものの、作品全体にじっとりとした色気が漂っているのがたまらなく良かった。

でもタイトルからすると1巻のみの音声化っぽいから、それだと前振りして終わり感あるような。2巻から話が動くし環のえげつない家庭環境が明らかになるから、2枚組で2巻まで音声化してほしかったけど……。

 

山下さん新規受けはロスバ以来2年ぶりなので、本当に久々だな!!!わたしが山下さん追いかけてから初めての新規受けだーー!!!わたしが山下さんだと攻め厨なのは散々言っていることなのだけど、それはそれとしてたまには受けの演技も聞けなきゃやだやだとなっていたので本当に嬉しい!!!山下さんの受けって通常演技に受け特有のそそらせ感?をまとわせている感じがすごい好き。男に食われる男の匂いみたいなのをちゃんと乗せてくれるっていうか……。

 

心理描写がメインだしキャラクターも普通の少年でリアリティある感じなので、こういう作品での榎木さんとの共演、マジで「対決」が聞けそうなのがめちゃくちゃワクワクする。2人とも自然さとか普通っぽさが良いと言われているのをよく聞くし、強みを発揮しやすい作品かと思うのと、とはいえ役者としてのタイプは全然違うというか、自然さの雰囲気作りは全く違うプロセス踏んでるんじゃないかと思っているので、そういう意味でバチバチの演技対決を聞けることを楽しみにしている。

 

てかこれ発売3ヶ月後なんだよな……4ヶ月半待ってアレだった跪いての傷が完全には癒えていないので、期待値高めるのマジで怖い。原作とキャストが良くて微妙な出来のCD聞いてしまったらもうマジ何を信じたらいいのかわからなくない?????

 

ラムスプリンガの情景

見た瞬間「マジ!?!?!?!?!?!??」って声が出た。この作品原作者の方がドラマCD化してほしいのにどこからも声がかからない話をされていて、その話も納得できてしまうくらい音声化難しい作品だと思っていたので……。でもこの作品1本の映画見たような感覚になる作品でめちゃくちゃ面白いんだよな!!!

ここ数年のBL作品の中でもかなり骨太な部類だと思うので、キャストの技量が試されるのはもちろん、制作側の技量もめちゃめちゃ試されるやつだと思う。受けは結構他の作品でも見かけるタイプの受けなのだが、攻めがね~~~!!!世間知らずで浮世離れして体だけ大きい子どもみたいな大型犬攻めなので、キャスト誰が来るか全然予想つかない!

 

とりとめのない雑談

2020年は山下さんのメインが男はじだけだったので(脇ならもっとあった)、もう出てくれなかったらヤダーーー!!となっていたのだが、出演作回復しつつあってホッとしている。やっぱりコロナでBLの製作本数自体が減ったせいなんだろうな!!!

BLも一般作と同じようにコメント付きでマメに告知してくれるのとか(BLの告知かなりマメな部類の人だと思う)、本人の雰囲気からして、話あったら出てくれるんじゃないかと思っていたので、本当に新規作があってよかった。今年は攻め2作、受け1作(製品版確定してるのが1作)とバランスも良くて、これの10倍は本数出てくれと思うこと以外はかなり理想通りで嬉しい。

てか売れっ子だからもう続編しか出てくれないのではみたいな人の新規作も今年はチラホラあるので(それこそ榎木さんとか裕介さんとか)、できるだけたくさんの人にBLCD界隈回していってほしい……。あと新しい人がもっと参入してくればいいと思う。そこそこ名前見るのは千晃くんと阿座上さんかなあ。千晃くんとかメイン2作でも数出てる方だと思う。単に他の新顔勢が出なさすぎるだけなんだけど……。

個人的には崚汰くんにまた出てほしいのと(攻めも受けも両方できるでしょ絶対)、脇での出演が増えている坂くんとか小松昌平くんはマジで一発メインきてほしいなあ。ご祝儀買いするよーーーー!!!(過度なエロトンチキでなければ) 

 

跪いての話なんだけど、ジェネリックキャスティング×人気原作のパワーってすごいんだなーって思った。オリコン入ったの笑う。5月に出た三兄弟とか山下さんのオタクで聞いてる人ほとんどいなかったし感想ツイも見なくて、他推しのオタクと感想合戦してたレベルだけど、跪いては買ってる人マジで多かった気がする。

まあ山下さんの攻め厨的には跪いては山下さんの攻めの中で初めて微妙だと思った作品だし(CDの作りが悪いだけで山下さんは断じて悪くない)、山下さんの攻めの良さってこんなもんじゃないの!!!!本当はもっとすごいの!!!!!と言いたくてたまらない複雑な心境になっているが。

BLCDのニッチさって濡れ場があることに終始するし、濡れ場が苦手っていうのはわたしも1回は通った道で、あって当然の反応なんだけど、今となっては一般作では聞けない技術が凝縮されたシーンで最高じゃん!!!!って思ってる。だから好き。山下さんがリップ音はじめとしたキス演技がマジ天才でSEのレベルが高いのはBLCDかシチュ聞かなきゃ知りえなかったから、BLCD聞ける才能がある人間でよかった。でもシチュCDは全く刺さらなかったので、シチュCDの才能はなかった……。

 

受け新作が確定すると攻め新作欲しくなるので自分の強欲さを実感する。早く隻眼狼のCD化発表してほしい。史郎くんでも大歓迎だよ!!!個人的には中音かつ優しく柔らかいトーンでSな攻めが欲しいです。山下さんの攻めSであることは絶対譲れん。なんか良い原作ないかな!!!

とりあえず今回はこのへんで。

*1:跪いてでレーベルは大事なこと身をもって知った

みなと商事コインランドリー(付録版)

 

 

イケメン高校生×アラサーのコインランドリー管理人。ゆるキュンBL!

エアコンの設備もない古びたお店「みなと商事コインランドリー」を祖父から継いだ湊晃(みなとあきら)。
アラサーで元社畜の晃は地元に愛される店をのんびりと営んでいた。
ある日高校生の香月慎太郎(かつきしんたろう)が客として来店する。
歳の差を越えて仲良くなるふたりだったが、
晃がゲイであることがふとしたことから慎太郎にバレてしまい…?
pixivランキング1位!! 大人気コインランドリーBL(ボーイズライフ)ついに発売!!

みなと商事コインランドリー 1【電子特別版】 (MFC ジーンピクシブシリーズ)

 

○キャスト

湊晃:山下誠一郎

香月慎太郎:島崎信長

 

コミックジーンに1話を音声化した付録CDがつくということで購入。

これは跪いて愛を問うと同じ日にゲットしたんだけど、個人的には跪いての方が大本命で、こちらはさほど期待値を上げていたわけではなかった。付録CDだし、山下さんなら攻め厨だし。

だったんだけど、まあーーーーーー良かった!!!!!!これで550円コスパ良すぎ。本当に癒された。正直跪いてが期待してた割にはさほど……な出来でメンタルブレイクしたので、その傷も含めて癒された。ありがとうございます……。

 

山下さんの出演を知って、原作を無料公開されている分だけ読んだのだけど、この役振られるのめっちゃ意外だなと思った。個人的に山下さんの声ってすごく若く聞こえるから、年上属性の印象が全然なくて。年上といってもお兄ちゃんとか兄貴分とか、年齢差があまりない年上キャラならまだイメージつくけれど、この作品だと学生とアラサー社会人で結構年齢差があるので、なおさらあんまりイメージつかないなと。

あと山下さんで年上受けっていうと、古川慎さんとのオルタナティブがパッと思い浮かぶんだけど、あれの山下さんは全然年上感を感じなくて、年下×年上カプの萌えを感じられなかった記憶があるので、ちょっと聞くまでどう転ぶかわかんないかもと身構えていた部分はあった。感情表現とかの部分で外す人では絶対ないとは思っているけど、果たして年上感が出るんだろうかっていう気持ちはあった。

 

それが聞いてみたらバッチリアラサー感が出ているお芝居で、聞く前に考えていたことは全然杞憂だったし、オルタナティブは3年前の作品だからそりゃ進化してますよねという…!今までに聞いたことのないテイストのお芝居ですごく新鮮だった。

台詞回しで枯れ感を出していると思うんだけど、声質はやっぱり若いから、高校生の慎太郎と比べたらおじさんだけど、アラサー自体は全然若い年齢みたいな絶妙さをすごく感じられて好きだった。1話の中でも湊さんはくるくる心情が変わっていくから、そのへんもじっくり楽しめてお腹いっぱいになれるCDだった。

 

相手役の島崎信長さんは、ソシャゲでサラッとしかお芝居聞いたことなかったので、どんな感じだろうと思っていたのだが、口調はクールで感情の起伏があまりないけど言動は素直で押しが強い感じがすごくよくハマっていたと思う。素直クールみたいな感じめちゃめちゃキュンとくるな……。

 

本編もドラマがありながらも、ほんわかしたテイストですごく楽しめたのが、個人的にはトラック2の質問コーナーがめちゃめちゃ好き。あまりにも可愛くて掛け合いのテンポも良くてニコニコしながら聞いていた。

このCDは実製品版のトラック1の先行公開的な位置づけだと思っているけど、質問コーナーこの付録CDにしかつかないとのことなので、気になっている人はぜひ買ってほしい。マジでこのトラックめっちゃリピってる。とにかく癒される。

湊さんへの「恋人はいますか?」の質問に、「今はいませんがいずれ俺が湊さんの恋人になります」ってしゃしゃり出てくるところめちゃくちゃ好き。あと最後の湊晃への一言での好きです攻撃は聞いていてニッコニコになってしまう。本当に好き。

 

キャストトークも短いながら和やかで良い雰囲気で収録したんだろうなということが伝わってきた。山下さんの、自分にとっては信長さんは先輩だから役の上で年上じゃなくて友達感が出てしまう、どう年上感を出すかを頑張ったみたいな役作りの話も聞けたのがよかったなー!

 

こちら製品版の発売も決まったということで!!!!

これガッツリBLCDとしてというよりは、ほとんど一般作に近いような普通のドラマCDとして聞くような感じになるんだろうなとは思っているのだけど、山下さんの久々の受けだし、ピュア系のほんわかテイストの作品自体が新鮮なので、製品版出るのすごく楽しみ!!!!!

【BLCD】跪いて愛を問う

”支配”されて、喜ぶなんて。

「なんでお前に逆らえないのか、もっと触って欲しくなるのか」

「人を支配したい」Dom(ドム)と、「支配されたい」Sub(サブ)。
第二の性」を持つ人が存在する世界。
生活のためSub専用クラブでキャストとして働く正己は、
転校生の悠生にSubだと指摘され命令(コマンド)された瞬間……!?

魂と本能で求め合うDom/Subユニバース!

https://www.animate-onlineshop.jp/products/detail.php?product_id=1913367

 

○キャスト

正己:小林千晃

悠生:山下誠一郎

 

キャスト発表から4ヶ月ちょっと、ようやく聞けた……!!!!

本当にこの作品に関しては4ヶ月ちょっとの間に色々あり、キャスト発表に爆沸きしたのも束の間、キャストトークつかない説*1や、これだけのボリュームなら2枚組だろうと思いきや1枚組だったなどの事案によりモチベが急降下するなどしたものの、やっぱり発売日が近づき、他の人の感想が出始めるとソワソワするわけで!!!!!前日から跪いてのことしか考えられなくて何も手に付かなかった。

去年からこの2人の組み合わせで欲しいと言い続けていたし、原作がBLアワード2021年だと次に来るBL部門で第1位だったくらいの話題作だったので、期待するなという方が無理がある。

 

前置きはこのへんにして感想。

単刀直入に言って、あまり面白くなかった。1回聞けば十分だと思った。あまり長文書く気も起きないのでサクッといく。

面白くないと思った理由について。

話が面白くなかったのか。違う。好き/好きじゃないと面白い/面白くないは別の軸だと思っていて、似た系統の作品でいったら歌舞伎町バッドトリップの方がだいぶ好きで、跪いては正直好きな話ではないんだけど、でも面白い話なのはわかる。ストーリーもちゃんとしてるし。

キャストの演技がイマイチだったのか。これも違う。詳細は後述するけど、2人の演技はすごく良かったし熱演だった。

ではCD化される上で大幅なカットや変更点があったのか。これも違う。カットや変更もなく原作に忠実なCDだった。

ストーリーがしっかりしている原作で、キャストの演技も良く、大幅なカットもない原作に忠実なドラマCDなのになぜか面白くないという不可思議な現象が起きていた。

 

何でこうなったかといえば、ボリューミーな原作を無理に1枚に詰め込んだからだと思う。2枚組にすべきだった。とにかくぎゅうぎゅうに詰め込んだせいで各エピソードごとの間がなく余韻が死んでいて、1つ1つのエピソードの印象が弱くなった結果、原作ではあんなにドラマチックな話がCDで聞くとめちゃくちゃのっぺりした平坦な話に聞こえてビックリした。聞いている間ずっと「原作もっと面白かったよな!?」って思った。

絡みシーンでいえば、この作品エロもかなり多めなのに、全然エロくなくてビックリした。フェードアウト多くて1回1回が短いのでとにかくじっくり楽しませてくれなくて、ストレス溜まったなあ……。絡みシーンに駆け足を感じたのは初めてだった。千晃くんのSEどんなもんになるんだろうって思ったけど、そんなの吟味する間もなく爆速で絡みシーンが終わっていって「????」ってなった。

全体的に倍速視聴しているかのような感覚になるCDで、正己が悠生に出会って心情が変化していく過程とか、濃密なラウンドシーンとかもっとゆったりとしたテンポで楽しみたかったなあと。話も絡みも薄味に聞こえるから、話が良いから絡み物足りなくてもいいとか、話面白くないけど絡みはエロいから良いとか、そのどっちにもならんという。

 

演技の話をする。正直ストーリーが薄味に聞こえたので、それに伴って演技も……というところではある。なんか原作の良さもキャストの良さももっと破壊力増し増しにできたよねって思っちゃうなあ……。

山下さんは最初から何の不安もなく絶対外すわけないと思っていたのだが、安心と信頼の山下さんですごくよかった。付録小冊子のインタビューでDomについて、

豹変というわけでもなく、性格が悪いとかSっ気っていう単純な話でもなく。そういう本能を持って生きている人、そしてそういう世界だということがあるので、バランスのつけかたというか、急に人が変わるようなサイコな感じではもちろんないですし、生理現象としてどう違和感なく芝居をするかというのは悩んだところでした。

と語っていた通り、普段と行為のときで豹変はするものの加虐心とか悪意を持ったSっぽさはなく、根底には正己への愛情とか心配が感じられるお芝居ですごく好きだった。似たような攻めをやっていそうで、意外と今までにない攻め。あとこのDom分析的確すぎんか?「生理現象」って表現がすごい腑に落ちた。

悠生くんの見せ場でいえば、正己くんのバイト先に乗り込むシーンだと思うのだが、あの物静かにブチ切れてる感じとかめちゃめちゃ良かったな……。でも1番印象的だったのは終盤の「正己くん、大好き!」のセリフ。この「大好き!」の言い方がめちゃくちゃ大好きが溢れててたまんない……。

 

そして千晃くん。メイン2作目かつ、ピュアピュアな彼いるとは180度違うハードな作品だからどうなるかな???と心配もあったのだけど、熱演だったと思った。

彼いるから薄々感じてたのだけど、どうも千晃くんの喘ぎはわたしの性癖に刺さる感じではないのでそのへんは差し引いて聞いてしまうけど、普段のツンギレな感じとはガラッと変わって乱れまくったりトロトロになっている感じがすごく伝わってきたなあと。

とはいえ場数少ないがゆえの粗さとか不安定さはやっぱりあって、苦しそうでやられ声みたいに聞こえるときと、めちゃくちゃ色っぽく聞こえるときの波が絶えずある感じかなあ。まだまだブラッシュアップの余地が多分にあるんだけど、でもマジでめちゃくちゃ色気のある瞬間もあるところが面白いのよなあ。特にトラック3の指をしゃぶるシーンはトロトロ感もあいまってすごく好き。これからブラッシュアップされることを期待したい。

 

このくらいかな。

いや最初の方で結構なこと言ったけど、原作は面白くて、カットもされてないし、キャストの演技はすごく良いので、楽しめる人は楽しめると思う。話の間やテンポに激しく違和感を覚えているだけなので、結構聞き手の感覚によるところでわたしが過敏なのかなあとも思うし。

ただなんか100点オーバー軽くできるはずの原作とキャストなのに62%しか良さが伝わってこない微妙さを終始感じるところがあり、楽しみにしていた4ヶ月ちょっとを返せ!というほど落胆しているわけじゃないんだけど、不完全燃焼が1番今の気持ちに近い。もっと作品とキャストの良さを引き出せたはずっていう……。なんか漫画を機械的に文字起こししている感を拭えなくて、自分のペースで読み進められる漫画と最初からペースが決められたCDだと適切な間とかテンポ感って変わってくるから、もっとそのへんCDに最適化できたんじゃないかなあと思ったりはした。絶対2枚組の方がよかったなー!!!

山下さんのオタク的にはオムニバスで山下さんのカプ25分しかなかった三兄弟の方がずっと満足度高くてめちゃくちゃリピったし、何なら同日届いた雑誌付録CDのみなと商事コインランドリーの方がゆったり演技味わえてお腹いっぱいになれたな……。

 

そんな感じでちょっと色々思うところがありすぎた作品だった。あと愛を問うたその先になかったよね…!?あれめちゃくちゃ好きなのに!「present」「真ッ赤♡」聞きたかったんだが!?多分何月号かの付録でつくんだろうけど、そういう情報先に言ってもらえないとか、キャストトークCDの時差とか、小冊子と雑誌のインタビューが丸々同じとか、他のレーベルと比べて振り回されている感じがすごくするのも思うところの一環であり、このレーベルと相性が悪いなと思わされた作品でもあった。

*1:シェリプラス2022年3月号の付録でつくけど、何だこの謎時差

朗読劇 Spiral 感想

Spiral観劇してきた~~~!!!!!!!

 

 

山下さんのお芝居生で見たいなーーーー朗読劇出てくれないかなーーーと去年から思っていたのでやっと!!!!!という気持ちだった。秒速で全通券買った。コンビニ発券ではなく、運営から送られてくるパターンって初めてだったのだが、届いたチケットがすごいオシャレ!!!

 

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もぎる必要はなくスタッフさんに見せればOKだったので、観劇後も届いたままの状態で手元にある。見てるだけで心躍っちゃうな~~!!

 

この作品、というかこの運営さんが手掛ける話の特徴は、3パターンの結末がある物語を日ごとに役を替えて演じること。なので全6公演中同じ公演は1つもなかった。全てが実質初見。結末だけ変わるのかと思いきや設定ごと変わってしまうので、全てのパターンを頭に入れて見られるのは2日目からなんだけど、2日目は1日目と役チェンジしてるから伏線は拾えても1日目の設定による演技のニュアンスの違いはもう拾えなくてめちゃくちゃ悔しかったーーー!!!!しかも結構頭使う系の話だったので、細かい芝居や動きどうこうより話についていくこととか伏線を拾うのに必死だった。

でもシンプルに、ほとんど同じプロットの物語に対して3パターンの設定・結末を作り出せるというのは脚本すごいなーーって思った。真相パート以外は少しセリフを変えているだけなのに。すごく面白かった!

 

というわけで感想。配役は

1日目 エリクサー:浦尾さん、レイス:山下さん

2日目 エリクサー:山下さん、レイス:浦尾さん

になっている。あとあらすじは以下。

魔女伝説が息づく町・モルグ。
探偵を生業にしているエリクサーの元に、レイスと言う行方不明の男を探してほしいと依頼が入る。手がかりは「絵本」と「指輪」。調査中にエリクサーは、ある集落へ辿り着くが……。

http://www.bewith-gogo.com/kirakiraland/kiralan34.html

 

 

全体を通して

難しかったな!!!!!終始頭をフル回転させながら見ていた。

大筋としては7割くらい同じ。尺の半分くらいが共通ルートかな?でも細かい部分でセリフが違っていたり(台本で既に違うのもあっただろうし、山下さんがアドリブで細々変えていた印象もある)、同じ会話でも展開の仕方が違ったり、同じセリフが違う意味合いを持ったり、分岐ポイントが色んな場所にあってどれが伏線なの!?とめっちゃ頭使った。あと途中絵本のシーンがあるんだけど、あれが何かの伏線なのか、単なる雰囲気作りのためなのかもよくわからなかった……。

どのルートであれ、エリクサーとレイスの記憶がぐちゃぐちゃ混ざり合っていて、実は自覚なく記憶を共有していたり、相手から聞いた話を自分の話として話していたり、お互いに記憶違いをしていたり、このエピソードは本当はエリクサーとレイスどっちに起こった話なの?という部分も意識して考えないと混乱しそうだった。あと実は別人だと思ったキャラが実は同一人物だったとか、回によって依頼人は違うキャラクターを指すので、そのへんの整理も大変だった。

でも実は村人がレイス以外に誰もいないというのは、視覚情報がない朗読劇だからこそ仕掛けられるトリックでやられた!!!!と思った。

 

以下ルートごとの感想だけど、解釈が間違っているかもしれない……。あと1日目の終わりにふせったーに簡易感想を書いたので貼っておく。でもこれも解釈違っているような気がして自信がない……。

全ての展開を頭に入れて見られた分、2日目の印象が強くなりがち……。

 

1公演目:悪魔ルート

エリクサー→悪魔

レイス→契約者

依頼人(レイスの父と名乗る男)→レイスの飼っていた黒猫

 

個人的にはこの結末が1番好き。1日目の悪魔ルート終わった後に山下さんが「最初からバッドエンドかい!」って言ってて笑った。

「そして絵本を永遠に閉じた」と最後のセリフを言った後に台本を閉じるのがめちゃくちゃ綺麗。このシーンがすごく好きだから悪魔ルートが1番好きなのかも。台本を持ちながら演じる朗読劇だからこそできる演出ですごく素敵だった。あとこのルート1番スッキリしていて疑問点が残らなかったのも好き。話が掴みやすかった。

これは死ぬ間際、レイスが自分の魂と引き換えにエリクサーに復讐と再生と永遠を願い、そのうちの復讐と再生だけ叶えられて永遠は叶えられないままだった。契約が完了していないエリクサーはレイスを探し続けていた。ようやくレイスを見つけたエリクサーは、最後の永遠、レイスが復讐を願った贖罪(多分これは後付けだけども)として永遠に絵本の世界で孤独に生き続けること、を叶えて魂を自分のものにするって解釈でいいのかな?多分そうだと思う。

 

2人のお芝居の話だけど、一発目からアプローチの違いがハッキリうかがえて面白かった。わたしの印象としてはこう。

○エリクサー

浦尾さん→明るくてまっすぐな感じの青年

山下さん→チャラチャラしていて、人をからかっているようなノリがある青年

どっちも明るくてノリが軽いのは共通しているけど、山下さんの方がチャラチャラ感というかイジワル(っていうと少しニュアンス違うんよなあ……)要素が加わっていた感じ。

 

○レイス

浦尾さん→大人しそうで神経質そう、厭世的な雰囲気がある

山下さん→穏やかで牧歌的な青年

ここはすごく印象の違いが出たと思う。山下レイスの方が友好的な感じがしたし、浦尾レイスは人と関わるの苦手そうな雰囲気があった。

 

といっても山下さんのエリクサーは回によってグラデーションがあったので(2日目だから変化を拾えたんだけど!)、2回目以降は1回目のときみたいなチャラチャライジワル感はあんまりない。でも3回通してベースの印象は大体こんな感じだった。

この回は唯一エリクサーが完全なるヴィラン側というか仕掛ける側なので、2日目の配役の方がしっくりきた。全体を通した印象でもあるけど、この話エリクサー視点で進むので、遊びや動きの多い山下エリクサーの方が話にテンポ感の良さがあってすごく好きだった。これは2日目で2人の掛け合いがより良くなったからなのもきっとあるだろうけど。

あと最後にエリクサーが種明かしをするシーンも、浦尾さんは豹変、畳みかけるように追い詰める感じだったけど、山下さんは普段のトーンと大きく変わることなくニヤニヤしながらネチネチ追い詰めている印象だったかな。

 

2公演目:タイムトラベラールート

エリクサー:時間旅行者

レイス:ただの人間

依頼人:レイス

 

唯一希望が見える爽やかなルート。ただタイムトラベラーってだけあって時系列が結構わかりにくい。こういうときに視覚情報がないと年齢で時間軸掴めなくて解釈が難しい~~!!!!でも多分依頼を受けたエリクサーがレイスのいる村にたどり着く=20年前に遡ったと考えていいはず……?だから序盤から村でレイスに会うシーンにかけて、時系列がきっと現在から過去に逆行してると思うんだよな。多分。

これは最後にエリクサーがまた時間を飛んで、惨劇が起こる前に戻って、また同じ時間をやり直すルートって考えていいのかなあ……。それともそもそも惨劇が起きない世界線に飛んだ(これだと並行世界っぽくなっちゃう)、もしくは惨劇を阻止した後の完全なるハッピーエンド世界線なのか。そのへんの解釈をしかねてるところではある。

ただこのルートが他2つと明確に違うのは、エリクサーの挫いた足が治ったこと。最後の塔へ上るシーンではレイスより先に頂上についていたりした。そもそもエリクサーは足を挫いたためにレイスを村の外へ連れ出せず、ここへ留まることになった。その足が治ったというのは、ハッピーエンドの示唆と考えていいんじゃないかと思っている。

あと山下さんが爽やかなエンドだと言っていたので、変に深読みすることなく、大ざっぱに爽やかで希望のあるエンドって捉える程度でいいのかも。

 

これは配役チェンジで1番話の印象が変わった回でもあった。

1日目の真相エンド以降って、エリクサーがとにかく目の前で起こっていること、記憶違いでエリクサーへの復讐に燃えるレイスを何とかしなきゃ!と思って一生懸命説得している感じなんだけど、2日目だと取り乱しているレイスをエリクサーがなだめている印象で、すごく話の感じ方が違った。山下エリクサーの方が浦尾エリクサーより大人っぽい印象があったな。

 

3公演目:サイコルート

エリクサー:人格その1

レイス:人格その2

依頼人:人格その3(?)

 

全てはエリクサーの心理世界だけで起こっていた話エンド。何もかも全部幻。2公演目を受けて、てっきり3公演目がトゥルーエンドなのかと思ったら、初日2公演目で山下さんが「3公演目は怖い」みたいなネタバレ匂わせをしていたんだけど、確かに怖い。

この回、この前の公演よりも2人で一緒にセリフを言うシーンが多いし、昔ゴーストに会った話も記憶を共有していて、同一性高いし同一人物っぽいなとは思っていたので実は同じ人物の中の複数の人格という種明かしもやっぱりか、という感じだった。

これ見るたびに誰が本当に存在している人で、誰がエリクサーの別人格なのかわかんなくなっちゃって……。多分エリクサーのお母さんは実在していたと思うんだけど。この事件のショックで別人格を生み出したみたいなことを言っていたので。

でも山下さんが「エリクサーだけで自己完結してる話」「結局エリクサーはレイスに消滅させられちゃう」と言っていたので、素直にそう捉えていいよね!って思ってる。山下さんこういう結末で~って言ってくれるから助かる。山下さんのこと神解釈マンだと思ってるから、山下さんがそう言ってるなら間違いない。

 

オタク大好きサイコキャラということで、わかりやすく面白みのある演技が見られたのはダントツでこの回だったと思う。1番最後に持ってきたのも頷ける。

これも役チェンジで印象が変わって、1日目はエリクサーはなすすべなくレイスがポンポン話を進めてしまう感じだったんだけど、2日目はかなりエリクサーがレイスに食らいついていてサイコvsサイコという印象を受けた。アフタートークで山下さんが「負ける役だけど負けないように演じていた」みたいなことを言っていて、確かにそれくらい鬼気迫っていたなあと思った。

ここでも1公演目の悪魔ルートのときのような差があって、悪役側になるときに浦尾さんはハイめで作ってくるけど、山下さんはそれと比べるとローというかあまり激しく強弱をつけないなーなどと感じていた。山下レイスのときはじわじわ追い詰める感じだったけど、浦尾レイスはおかしくてはしゃいでいる子どもみたいな雰囲気だった。

 

 

あとストーリーに関連することで、2日目の山下さんのアドリブで気になることが一点ある。それは序盤、依頼人からレイスの描いた少年が悪魔に出会う話を聞かされたエリクサーが「少年は悪魔に乗っ取られたのでした……(うろ覚えだけどこんな感じのフレーズだった)」というセリフのところ。山下さんはこのセリフの後に公演ごとに別々の言葉を付け加えていて(1日目の浦尾さんは言っていなかった)。ふせったで書いたものそのままコピペする。

 

1公演目
少年は悪魔に乗っ取られたのでした…to be continued
レイスは絵本の中に閉じ込められてレイスの孤独な生活(贖罪)は永遠に終わらない(to be continued)

 

2公演目
少年は悪魔に乗っ取られたのでした……(何もなし)
エリクサーとレイスは違う世界線で出会う(ハッピーエンド?)

 

3公演目
少年は悪魔に乗っ取られたのでした……bad end
エリクサーがレイスに消滅させられるバッドエンド

これ山下さん結末踏まえた上で付け加えてたのかな?だとしたらすごいな!と思いながら聞いていた。

 

全体的なお芝居の感想

同じ回が1つとしてないので、1日目の演技の違いを拾えなかったのがマジで悔しい(2回目)。あまりの情報量の多さに、お目当ての山下さんでさえ全部のニュアンスの違いとか細かな部分を拾いきれなかったので、浦尾さんも色々変えていたと思うんだけどほとんど拾えなくて(2日目のサイコルートはかなりわかりやすかったけど)、全部わかった上でもう1周したい!!!という気持ちになった。

 

というわけでほとんど山下さんの感想。

山下さん追いかけてて楽しいなーと思うのは、いつもこちらの予想を超えてくるところで、新しい仕事に触れるたびにわたしは山下さんに対する見立てを上方修正することになる。

やっぱり印象的だったのは、アドリブの入れ方がえげつなかったこと。こんなに隙あらばアドリブ入れる人だったんだ…!?アドリブ入れるの好きそうな雰囲気は感じてたけど。アニメとかゲームとかドラマCDとかだと、ここがアドリブだとわかることってほとんどないので、生ものかつ自由度が高い朗読劇だからこそ遊びの部分がハッキリ分かってめちゃくちゃ楽しかった。

自分のシーンだけで遊んでいるんじゃなくて、浦尾さんの芝居を受けてアドリブで返すことが1日目は特に多くて、その場で瞬時に返しを考えられるの頭の回転の速さすごない…!?と驚きっぱなしだった。普段の話しぶりを聞いてる感じ、ゆったりとしたテンポで思考する人だと思っていたので(話し方おっとり系だし……)、えっこんな頭の回転速い人だったん……!?と自分の中の山下さんの印象を大幅に上方修正することになった。

アドリブ周りはもちろん、2日目のサイコルートの終盤、浦尾さんの芝居を受けて食われないように負ける役だけど負けないよう頑張ったみたいな話からもそうだけど、相手の芝居めちゃくちゃ見てるなって思った。相手の芝居ちゃんと見てる人マジでめちゃめちゃ信頼できる。アドリブ満載で割と派手に立ち回っていたのに、独りよがりにならず作品に自然に溶け込んでいたのは、相手の芝居を見た上で自分の出方を考えていたからなんだろうなと思った。

 

山下さんの芝居が好きだと思うのは、聞いていて心地が良いからだなと今回改めて実感した。抑揚や強弱の付け方とか、間の取り方が全部気持ちいいツボを突いてくる。クライマックスとかおいしい場面を素敵に感じるのはもちろんなんだけど、そうじゃない普通の場面でも台詞回しがすごく耳に心地良くて、ずっと聞いていたいと思うくらいに全然退屈しないところが本当に好きだな……。何気ないシーンの細かい部分にも神経が行き届いているのをめちゃくちゃ感じる。

今回気付いたのは、山下さんの演技って感情と感情の繋ぎ目がすごい滑らかだなって。テンションやトーンの上下の仕方だったり、感情の切り替わり(移り変わり)がすごい自然。曲と曲の繋ぎ目がすごい自然みたいな。浦尾さんがスイッチのオンオフみたいにパッパと切り替わる感じだったり、ハイめのアプローチをしていたので、それと比べると山下さんの演技は穏やかな緩急だったなと思った。これは2日目サイコルートのレイスから真相を聞かされて記憶を取り戻す過程のエリクサーでめっちゃ思った。切り替わり滑らか。

あと山下さんって怒鳴るとか泣きわめくとか感情を激しく爆発させたり、ハイテンションで圧倒するような演技をするイメージがあんまりなくて。感情の強さをテンションやトーンの高低よりは、声に乗せる感情の密度の濃淡とか情報量の多い少ないとか声色の変化で表現しているイメージがあるんだけど、それは激情型の役柄をあまり振られないからなのかと思っていた。でも今回みたいに役のアプローチに自由度があるときでも割とこんな感じだったので、山下さん自身がハイテンションで圧倒するようなアッパー系のアプローチをしない役者さんなんだなと思った。

 

朗読劇なので視覚的な話も。単純に山下さんすごく動いてたなと思った。身振り手振りが多かったし、2日目でレイスを黒猫だと思って猫のポーズをする視覚的なアドリブもあったりして面白かった。このへんはWITHステでの舞台経験が活きているのかも。

あと姿勢がめちゃくちゃ良い。よく良い姿勢って糸で吊るされてるようって言うけど、マジでそんな感じだった。わたしが人生で見てきた人の中で多分1番姿勢良い。山下さんってwikiによると170cmでそんなに背は高くないんだけど、自分より背の高い人と並んでもさほど小柄な感じがしないのは、体格の良さも間違いなくあるけど姿勢が良いからかもと思った。

あと近くで見るとマジでガタイの良さすごいな……って思った。分厚さすごーい!筋トレの成果もあるだろうけど、あれは才能。スポーツマンで山下さんより絶対に運動量も筋トレ量も多いけど胸板ペラッペラで一生厚くならないアイドルの推しがいるので断言できる。山下さんは上半身に厚みあるからワイシャツコーデ絶対似合うのにな……とずっと思っていたので、1日目でワイシャツコーデ見られて良かったー!

 

まとめ

山下誠一郎さんの演技がめちゃくちゃ好きだと思った(いつもの結論)。

やっぱり3公演×2日と特濃レベルの芝居を浴びられたのは極上の体験だったー!!!!!役者が2人しかいないから喋りっぱなしだったし。喋りっぱなしの特濃芝居を浴びられるといえばBLCDも大好きなんだけど、生で見られる朗読劇はまた違う極上さがある。先月からライブ系のイベントだったり、ゆるいトーク系のイベントだったり足を運んだけど、山下さんはやっぱお芝居してるときが1番良い。輝いてる。カッコいい。

浦尾さんとは今回が初共演ということで、回を増すごとに息が合っていく面白さがすごくあった。1日目の1公演目でお互いに「名前は存じていました」って話から始まるのガチ初対面感あって笑った。初対面なものの2人とも稽古ではしなかった芝居を本番で出してきたり、それに対して本番ぶっつけで対応したり、プロの役者ってすごいんだな……と素直に思った。それぞれ役のアプローチが被らなかったところも、すごく良かったなー!!!見比べて楽しかった。トークは最初からすごく和やかでとても良い雰囲気で、初共演な感じが全然しなかったな。

朗読劇めちゃめちゃ楽しいからまたあってほしいーーー!!!!!まだ先だけどフォアレが楽しみ!!!なんかもう長くなりすぎて最後まとめ方雑になった。

 

おまけ

 ヒロアカ出演告知だーーーーーーーーーーーー!!!!!!ジャンプアニメ!!!!!これがジャンプアニメデビューかな????めでたい!!!!

まあヒロアカに対しては現状ポルノのTHE DAYが好き以外の感情なくて、全くの未履修なので原作30巻orアニメ103話分の履修が必要なので死にそうになってる。でもどうせ見るなら話全部頭に入れてから見たい……。

年々ジャンプアニメ見られなくなってるからアレなんだけど(マーベル映画に対する映像が大味でこってりしすぎて見るの重いと思う感情と同じ)、話題性とか作品が抱えるファンの多さでいえばジャンプアニメはずば抜けているので、多くの人が山下さんの演技に触れる機会ができるっていうのはオタクとしては素直に嬉しい。頑張って話に追いつくのでどんな演技が見られるか楽しみだし、山下さんのこれからの活躍の追い風になるようなものになりますように!

プリパラ3期 感想

 

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こちらの続き。

 

神アイドルグランプリ編の3期はこれまでの総決算のシーズンで、土台作りの1期、新キャラが続々追加された2期と比べると、ややスタートダッシュが弱いという印象があった。刺激が薄いというか。新しい要素としてジュルル登場による子育て展開があるけれど、女児アニメあるあるの展開なのであまり目新しさを感じず。

なので最初の1クール目はコメディ的にも本筋的にもあまり際立った回がないように感じた。ただ2クール目からシオぽよの回だったり、ガァルマゲドン結成回などシリーズ通しても指折りの傑作回が出てくるのでこのへんからエンジンが徐々にかかり始めてきたなと。この後にはトリコロールの結成回もあって、ガァルマゲドン結成も含めてこれらは2期から続くドラマの1つの到達点でもあるから、さすがにテンションMAXにならざるをえなかった。でも3期からの要素があんまりハマってこないな、という印象があった。

これがガラッと変わったのがノンシュガーが結成されてからだった。これまでのユニットって3人のうちの2人は既に仲が良くて(そらみ、ドレシ、ガルマゲとか)、あと1人をどうにかするみたいなパターンが多かったから、ノンシュガーみたいな3人ともバラバラの方向を向いていてまとまらないパターンはすごく新鮮でメイン回は全て面白かった。

そして中盤に差し掛かるとジュルル(ジュリィ)とジャニスにもスポットが当たるのだが、このあたりの種明かしはプリパラってめちゃくちゃやっているようで、話の要素には全て意味があるのが本当にすごいと思った。2期でも思ったのだけど、一見無関係に思えたり、コメディ目的で追加されたと思える要素が綺麗に繋がっていくのにあっと言わされてしまう。

最後には神アイドルグランプリが開催され、既にアイパラを見ているわたしには、まあ見ていなくてもそらみスマイルが神アイドルになるということはわかっている。どちらが勝つかではなく、勝敗の理由が注目ポイントだったのだが、どのチームに対しても本当に誠実に描写していたと思った。続投キャラ同士のユニットとはいえ即席で作られたうっちゃりに対しても。「何かよくわかんないけどそらみが主人公補正で勝った」と思わされるような適当さを感じることなく、勝ったチームにそれだけの説得力を感じられる展開で、ストレスフリーで最後まで見届けることができた。

 

 

好きなエピソード

#105 ガァルル、目覚めるでちゅーっ!!

2期の終盤から実質ユニットだったガァルマゲドンの正式結成回。次回予告の時点で絶対泣くわと思ったら案の定号泣。ガァルルのメイン回に外れがなさすぎる……。

トモチケをパキれないボーカルドールの悲劇性は1期のファルルでやってしまったから、この回の泣かせどころはここではなく。誓いの儀式のときに、ガァルルが2人に自分は歌もダンスも上手くない、ランクもきっとそう上がらない、きっと足引っ張って迷惑をかける、それでもいいのか?と聞いたときに、あろまとみかんがすぐにそれを笑い飛ばすシーンで3人の絆にめちゃくちゃ泣いてしまった。

3人の絆もそうだし、追手をまくためのいたずらとか、積み上げたバリケードとか、ゲン担ぎのアイテムとか、子どもの遊びみたいだけど、そこには間違いなく子どもなりの真剣さと覚悟があって、こういうの見たらもう誓いの儀式させたれ……って思わざるを得ない。だからこそ阻止するつもりできたらぁらとファルルがユニコンから彼女らの儀式を守ったんだろうし。

からのアメイジングキャッスルはもう涙なしに見られない。ガァルマゲドンのライブってとにかく純粋にアイドルを楽しんでいるのが伝わってくるところが好き。他のチームと比べると勝負も称号も関係なく大好きな友達と大好きなアイドルをするのが楽しい!っていう気持ちをすごく感じる。子どもっぽいとも言えるけど、それだけ彼女たちは自分の「楽しい」に対してめちゃくちゃ真剣だし、だからこそ見ている側にも楽しさが伝わってくるんだろうなと思う。眩しすぎて泣ける。

 

#114 急げ!アイドルグランプリ!

トリコロール結成回。ひびきは2回もスーパーサイリウムコーデを取り逃しているので、ようやくと言ったところ。

これは2期から続くひびきの友達問題の解決編でもあるけれど、何がいいって無理にひびきにみ~んなトモダチ!を受け入れさせなかったところ。幼少期にお金で友達に手のひら返しされて、その直後に距離感の詰め方がサイコパスすぎるあじみ先生食らってるんだから、そんな簡単に癒えるトラウマであるわけがなくて。だけどみんなはまだ無理でもふわりとファルルの友情は信じられるようになったのは大きな一歩だし、それを承認するプリパラシステムの寛大さが最高だなって思った。と同時に簡単に全てを丸く収めなかったところにプリパラの誠実さをすごく感じた。

3人と1匹の友情が本当に良くて、ひびきに強い言葉で迫ってしまうふわりに、実は陰で練習していてひびきなりに苦しんでいることを明かすトリコさんとか、それを聞いてすぐに謝るふわり、「ファルルのためなんでしょ」とふわりをフォローするファルルのあたりは、ちゃんとチームワークができあがっていて温かい気持ちになった。

そしてMon chouchou!!本当に本当に楽しみにしていたのだが、歌い出しの「これより我々は 君たちの全てを奪う」で度肝抜かれた。宣戦布告から始まるの、あまりにも王者の風格がありすぎる。これ観客への宣戦布告でもあるし、ライバルチームへの宣戦布告でもあるよね。そして後ろ姿から始まるカメラワークも、このフレーズの振付も最高すぎるんよな……。

ラスボス2人を擁するチームなので、ピュアモみたいな壮大さで殴ってくる曲でもよさそうなのに、優雅で明るくて爽やかな曲なのがかえって"強者"を感じて好き。ふわりとファルルの透き通る高音と、ひびきのカッコいい低音のハーモニーがすごく聞き心地良いし(ひびきがいると上下の厚み増して本当にいい)、振付もプリパラ楽曲の中でも最高難度だと思うので、まさしく格の違いを見せつける王者の曲で最高の曲だった。3期の楽曲の中で1番好き。

 

#123 ノンシュガー漂流記

ノンシュガーの話、全部面白くない!?!?!?!?

面白すぎてビックリする。どのチームも結成まではすったもんだあったけど、チーム結成までも結成してからここまでトラブル続きだったチームってない気がする。のんって1人3役のトライアングルができちゃうくらい姉と比べると器用で何でもできる優等生タイプだからこそ、初めて姉よりも上手くいかない状況に立たされるのが面白い。

無人島サバイバルという極限の状況に置かれて、バラバラだった3人がやっと本当にチームとしての結束を固める王道展開はやっぱり良い。自由奔放にやっているようでのんの嘘にちゃんと気付いていたペッパーとか(このときペッパーがちりに見せたのんのノートが健気すぎて泣ける)、綺麗好きゆえペッパーとそりが合わなかったちりが勇気を見せてペッパーを守ろうとするシーンとかすごくグッときた。今まではのん1人がチームをまとめるために頑張ってそれが空回りしているように見えていたけど、やっとのんの頑張りに2人が応えてくれたっていうところも感動ポイントだったなあ。

ノンシュガーはじゃんけんのグーチョキパーのように、いい意味で3人が方向性がバラバラで統一感がなく、それなのになぜか調和しているところが面白いユニだよなあ。

 

#130 女神の想い、ママの誓い

3期で1番泣いた。ラスト5分くらい引くほど泣いた。 次回予告からも、OPがなかったところからも、明らかに普段とは違う回という雰囲気が漂っていた。

ここで3期で起こったことはほとんどジュリィの計画通りだったことが判明するんだけど、これが本当にすごい。姉の方が妹より何枚も上手だったし、赤ちゃんになったのもアイドルのそばにいながら、必要以上の干渉をできなくするためって考えるとあまりにも理にかなっている。今までジュリィって生真面目すぎるジャニスと比べて、自由奔放でめちゃくちゃな印象があったけれど、自分が消滅してでも次の女神になるジャニスのためにアイドルを近くで見てほしかったってズルいよ~~~~!!!でもアイドルと近くで接したかったのはジュリィの夢でもあるから、妹のための自己犠牲ってだけではないけれど、ジュリィの覚悟がすごすぎる。

そしてこの回の見どころはやっぱりラスト数分のジュリィとジャニスがみんなに声をかけるところ。アホほど泣いた。ジュリィは3期からの登場だけど、女神だから3期以前のみんなの歩みも見た上での言葉なのがまた泣ける。短い簡単な言葉の中にみんなへの愛とエールが詰まっていて、ここまでの彼女たちの歩みを見てきてる視聴者としては涙なしに見られない。ただひびきやドロシーはちょっとギャグっぽい感じもいい。でもギャグっぽさありながらもちゃんとしたエールなんだよな。

特にシオンの「初志貫徹!」とみれぃへの「もうアイドルやめるなんて言っちゃだめよ」で泣いてしまう。あとはレオナへの「一生守る人が決まってるなんてあなたは幸せね」もめちゃくちゃ好き。ドロシーへは最初に「弟想いで」って言って、レオナへはこれなので双子の絆を感じてしまう。

そして最後のらぁらのところではもはや泣きすぎてよくわからなくなったが、らぁら以外とは女神とアイドルという関係性だったけど、らぁらとだけはママとジュルルの関係性になるのがめちゃくちゃ泣く。

これから始まる神アイドルグランプリへの序章としてこれ以上ない傑作回だった。

 

#135 スマイル0%

そらみvsトリコロール回。神アイドルグランプリはどれも名作なのだが、ピックアップするならやっぱりこれでしょう!衝撃がめちゃくちゃすごかった。

トリコロールといえば1期のラスボスと2期のラスボスがいる実力トップクラスの最強ユニットだし、わたしとしては単純にトリコロールが好きなので、これならそらみが勝ってもおかしくないという理由付けをしっかりしてほしかったし、どう描いてくるのかが楽しみだった。

先攻のトリコロール、マジですごかった。トリコロールの好きなところって、登場から既に演出の一環なところで、多分これ考えてるのひびきだろうけど、ひびきのタレント、エンターテイナーとしての経験値をめちゃくちゃ感じるんだよね。からの4連続メイキングドラマは1期のファルルのMD連続全コピーを彷彿とさせる絶望感がある。パフォーマンスが終わった直後、一瞬観客が呆然として静まってから一気に歓声が沸き上がるのも観客のリアルな興奮が伝わってきたし、どうやって勝つん!?!??!と。

それで、こんな状況で、Make it!出してくるとかある!?!?!?!!?!?!?

Make it!出してくるのズルいよ!!!!!」って声が出てしまった。心の底からやられたーーー!!!!!!と思った。先攻のトリコロールあんなにすごかったのに、Aメロの「らぁら!」「みれぃ!」「そふぃ!」ってみんなのコール聞いて、これそらみ勝ったわって思ったもんね。1番Aメロでそらみの勝利を確信した。めっちゃ楽しそうだもん観客が!アイドルとファンの一体感をすごく感じたし、実際こういう一体感感じられるライブめちゃくちゃ楽しいよね。わかる。

確かにトリコロールは実力最強格だけど、プリパラにおいてMake it!に勝てる曲は存在しないと思っているので、もうこの曲出してきた時点でそらみの勝ち。しかもこれを提案したのが、2期で散々ひびきに苦しめられてきたみれぃなのがまたアツい。

客席からの登場からしてそうだったけど、ああいうステージの上も下もなく、誰でも歌える人気曲で、観客みんなを巻き込んで一緒に盛り上がるライブって「み~んなトモダチ!み~んなアイドル!」を体現していると思ったし、トリコロールには絶対取れない戦法だし、そらみだからこそ最大の効果を発揮する戦法なので、文句つけようのない勝負だった。

これグランプリの開催地がプリパリだったらトリコロールが勝っていたと思う。Make it!はパラ宿だからころウケる曲だし、プリパリは実力主義な感じもするから、終始そらみが勝負の運を持っていて、ホームの利を最大限活かした上での勝利だったなと。真っ向からの実力勝負は端からする気がなかったので、トリコロールが実力では上であるという格は一切落ちていないのもすごい。

本当にただ一点も非の打ち所がない素晴らしい回だった。傑作。

 

番外編(ギャグ回で好きな話)

プリパラは基本息をするように狂気が挿入されるので、何をギャグ回とするのかは難しいところだが、本筋に関わらない話で好きなものを。これは3期に限らない。

 

#20 パスタVS忍者

双子が可愛い。らぁらのお店vsドロレオのお店という対決でありながら、そらみvsドレシの対決にもなっている感じ素直に面白い。あと校長先生の食レポゲラゲラ笑った。

 

#63 トモチケは世界を救う

24.5時間TV回。これギャグ回の傑作では!?とにかくゲラゲラ笑える。らぁらたちの企画にひびきが部下たちを使ってクレーム入れまくって潰す流れがとにかく面白すぎる。どんどんグダグダになっていく24.5時間TVを結局最後の1人になるまで見てしまうひびきが死ぬほど笑える。

 

#102 変幻自在!ジュエルチェンジぽよ♡

ジュエルチェンジで6人のキャラが変わってしまうの、面白くないわけがない。シオぽよ最高。

 

#107 緊急会議!びんわんマネージャーだクマ!

マスコット回好き。何だかんだみんな自分のチームが可愛くて仕方ない感じが出てるのが好き。 

 

1期→2期→3期につれ好きなエピソードの感想が長くなってしまった。

アイパラだけで終わるつもりだったのが、まさかプリパラ3期まで全部完走するとは思わなかった。社会人になって長期アニメ見られるとも思ってなかったし。でもそんなわたしでも2ヶ月でプリパラ+アイパラを完走できるほど面白かった。本当に出会えてよかったプリパラ。

というわけで、これからスタートするアイドルランドプリパラを楽しめる準備は万端!プリティーシリーズの新作が発表されたり、ライブが発表されたり、ようやくこうした動きに対してちゃんとついていけるぞ!!!!

今はとりあえずオータムライブのチケットがめちゃくちゃ欲しいです!!!!!!!

プリパラ1・2期 感想

プリパラ3期分、全140話を見終わったのでその感想。

anime.dmkt-sp.jp

 

ある日お年ごろの女の子たちに届く招待状。それはファッションやダンス、音楽といった女の子の夢と憧れが詰まった「プリパラ」の入場チケット。そこでは毎日のように、歌やダンス、ファッションセンスを競い合うライブが開催され、その様子はTVやネットを通じて世界中に発信される。今やトップアイドルはこのプリパラから生まれるのだ。主人公・らぁらも友だちと同じくプリパラに興味津々。でもらぁらの学園では小学生のプリパラは禁止…ところがひょんなことからプリパラに初入場してしまったらぁらは、なりゆきからライブに出ることに。どうなる、らぁらのプリパラデビュー!?

 

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WITH3rdに備えてアイパラを予習したところ、予想以上にドハマりしてしまい(ラスト5話ガチ号泣した)、アイパラのみ見るつもりが気づいたらプリパラも見ていた。

話がめちゃくちゃ面白く前シーズンも気になったからという理由が大前提としてあるが、もう1つにレオナ・ウェストちゃんくんがめちゃくちゃに可愛くハートを鷲掴みにされてしまったので、レオナのこともっと知りたい!!!!!という動機もかなり強くあった。

というわけで以下シーズンごとの感想と各シーズンで好きなエピソードを書いていく。レオナを見たいという動機で見始めたところ、案の定その色気にリラックスな魅力にメロメロになってしまい、ドレシ自体が好きになってしまったので好きなエピソードはドレシ贔屓になることをご了承いただきたい。例によってネタバレ全開。

 

 

1期 プリズムボイス編

全ての始まりにして至高。もちろんどのシーズンもめちゃくちゃ面白くそれぞれの魅力があるのだが、どのシーズンが1番面白かったかと聞かれたらわたしは1期と即答する。2期や3期と違って1期は全38話と短めなので、本当にダレる瞬間がない。そらみスマイル結成で1クール、ドレッシングパフェ参戦&プリパラ嫌いの校長のエピソードで締める2クール、ファルル参戦からのクライマックス3クールと流れが完璧で唸らされた。

そして何よりわたしが1期で大好きなのは終盤の展開である。これ以上に完璧な展開ある!?この終盤の展開が大好きだからこそわたしはプリパラでは1期が1番好きといっても過言ではない。奇跡は特別な力を持った誰かが起こすんじゃなくて、そこにいるみんなが強く願ったからこそ起こる。これぞみ~んな!トモダチ!み~んなアイドル!を体現する展開でもう涙が止まらなかった。

 

そして楽曲でいっても1期の楽曲ものすごく好きだ。

Make it!についてはもう言うまでもない。プリパラファンの方のブログに「No Make it, No プリパラ」と書かれていて激しくうなずいてしまったが、やっぱりこの曲が持つ力は本当にすごいし別格の存在感がある。「オシャレなあの子マネするより 自分らしさが一番でしょ」って歌い出しから心を鷲掴みにされてしまうのが大好き。

あとそらみやドレシで言っても結局1番最初の曲がわたしは1番好きなんだよなあ。Pretty Prism Paradice!とNo D&D code大好き。後半の曲と比べると歌にも初々しさとか駆け出し感があって、良い意味の洗練されてなさがすごくグッとくる。

そしてファルルの0-week-old。この曲は派生曲がいくつかあるけれど、納得せざるをえないほどに楽曲が強い。初めて聞いたときの衝撃たるや!

 

プリパラ3期+アイパラを見た今、やっぱり1期が傑作だったからこそ、ここで土台作りがきちんとされていたからこそ今でも愛されるシリーズになったのだなと思う。

 

好きなエピソード

#1 アイドル始めちゃいました!

全ての始まりの始まり。アイパラから見始めたので、らぁらは最初はあまり自分に自信がなくて、自分がアイドルになれるわけない!って思ってた子なんだとビックリした。

やっぱりこの回で1番好きなのは、ステージに立つ自信がないらぁらに対するみれぃの「プリパラは好きぷり?じゃあ大丈夫!」というセリフ。もう本当にこのセリフはあまりにも偉大。後のシーズンでも何度かこのフレーズは出てくるけど、聞くたびに目が潤んでしまう。プリパラでアイドルをやるのに必要なのはこれだけなんだよな。

そして今日アイドルタイムプリパラの1話を見たのだが、らぁらがゆいに「プリパラは好き?なら大丈夫!」と声をかけるシーンがあってめちゃくちゃグッときてしまった。

 

#18 レオナ、全力ダッシュなの!

レオナ推しとしてはこのエピソードは絶対外せない。ここでレオナは実は男の子であることが判明するのだが、実はそこが話のメインではないところがすごい。みんな衝撃を受けこそすれ、プリチケ届いたならいっか!とすぐ受け入れてしまうのがいい。

これはいつもドロシーの陰に隠れていたレオナが自分の殻を破るエピソードでもあるけど、シオンがレオナが元々持っている良さに気付くエピソードでもあると思う。レオナの自己主張の弱さは、他人を尊重したい優しさの裏返しで本当に慈愛に満ち溢れた子なんだよな……。

ここでレオナとそふぃが仲良くなるのもいい。そふぃの「今のままじゃダメかなって思ったときはもう変わり始めてるから」ってセリフが大好き。

 

#25 クリスマスプレゼントフォーユー!

24話から続く校長先生編は本当に名作回。校長先生は自分と同じような人が出てこないようにするために教育者になってプリチケを取り締まっていたのだけど、実はひめかがプリパラに来れなくなった理由はひめかの学校の校長がプリチケを取り締まっていたからっていう種明かしがめちゃくちゃすごい。

らぁらママがシュガーを信じていたとき、ずっとひめかやプリパラを恨んで憎んでいた自分に友達の資格はないって言う校長先生に、じゃあまたもう1度友達になりましょうというらぁらママがすごく良い。何かこの母にしてあの娘ありって感じで。

そしてこの回はそらみドレッシング初結成回で、ここで披露されたRealize!がめちゃくちゃ好き!!!!この曲大好き!!!!ライバル同士が手を組む展開めちゃくちゃ熱いし、Realize!の勝利確定ソング感もすごくて、もう向かうところ敵なしだー!!!ってすごくテンションが上がった。

 

#26 いよいよあの子がデビューでちゅ

ファルルデビュー回。25話で披露されたそらみドレッシングのRealize!の無敵感がすごくて、このチームに勝てるアイドルとかいるんか~????って思ってたところの、0-week-oldの衝撃。これは全てをひっくり返すとんでもない新人が出てきたぞとわからされた。

今までの楽曲とは全く違う幻想的で退廃的な曲調。虚ろで操り人形のように歌い踊るファルルがすごく強烈で、すぐに世界観に引き込まれてしまった。1期ラスボスに相応しい圧巻のライブでインパクトが強い回だった。

 

#32 みれぃ、ぷりやめるってよ

2期の展開を見ても、みれぃは凡人ゆえガチガチに計算でカバーしている分、メインキャラの中でもぶれやすかったり悩みやすい面があるなと思う。

自分で自分のことはなかなか客観視できないし、自分のことゆえに見えなかったりもするけれど、ファンの立場だからこそ見えるものがある、ファンの言葉で自分のスタンスを取り戻せるっていう流れがめちゃくちゃ好き。みれぃのキャラ作りはもちろんファンに向けてのものだから、ファンにぷりを肯定されることがやっぱり1番効くんだろうな。このときの雨宮くんは本当にカッコ良かった。

あと正直ビジュアルでいったらぷりみれぃよりもアイドル検事みれぃの方が断然好き。

 

#37 奇跡よ起これ!ミラクルライブ!

わたしはこれがプリパラ全140話の中でナンバーワン神回だと思う。らぁらのプリズムボイスで、そらみドレッシングのパフォーマンスで奇跡が起こってファルル復活だって普通そう思うじゃん!?!?

そうではなくてそこにいるみんなが、ファルルのことを想って歌ったから奇跡は起きるし、その歌声こそプリズムボイス。これぞみ~んなトモダチ!み~んなアイドル!を体現する展開だと思う。このプリパラが好きなあらゆる人に門戸が開かれている感じがたまらなく好き。

この回のライブで使われているのはMake it!なのだが、もうイントロかかった瞬間号泣してめちゃくちゃになってしまった。

 

2期 ドリームシアター

完走した今にして考えると、これは3期への壮大な準備編だったのではないかと思う。メタ的なことを言えば、1期の時点ではそらみとドレシしかユニットがいないから、グランプリをやっても盛り上がらないわけで。神アイドルグランプリに向けて対戦相手となるキャラクターを追加するためのシーズンが2期なのではないかと。

2期独自のシステムとして5人1チームで参加するドリームシアターが導入されているので、神アイドルグランプリの進展がほぼなく、ユニット単位での動きも少なめ。最初は5人1チームとか何でそんな中途半端なシステムやるんだろう?どうやって話を進めていくんだろう?と疑問がいっぱいだったが、終盤でこれがやりたかったのか……!と点と点が繋がった瞬間「やられた!」と思った。

2期でいえば、ラスボスである紫京院ひびきの存在なしには語れない。2期は彼女の物語と言っても過言ではないから。そしてドリームシアター導入の謎もひびきが本格的に動き出したときに全てを理解した。ユニット単位で動くとなれば天才チームvs凡人チームの構図は作れないし、ひびきは友達嫌いゆえ既存のユニットを解体させてチームを作ることも目的にあっただろうし、そのためには中途半端な5人1チームのドリームシアターシステムが物語上必要だった。このへんの手腕がお見事すぎる。やっぱり2期はひびきのための物語なんだなあ。ただひびきとの対立や彼女が抱える問題は2期では完全に解決されないので、2期の終盤はややカタルシスに欠ける部分はあった。それも踏まえてやっぱり2期は3期への橋渡し編だったのかなと。

もちろんひびきだけではなく、アロマゲドン、ふわり、ガァルル、あじみ先生などメインキャラクターが増えてものすごく賑やかなシーズンでもあった。特にあじみ先生は強烈というか、プリパラが生み出してしまった最凶の怪物というか、あじみ先生を見るとこれ以降どんなキャラクターが出てきても全く動じなくなった。

 

好きなエピソード

#44 イゴ、さらばウサ!?

ドレシ解散危機回。我の強いシオンとドロシーがいて、深刻な解散危機がむしろここまでよく出なかったなと思わなくもない。いつものように我の強さゆえに衝突する2人なのだが、この回では相手がドレシを裏切ってアロマゲドンと組もうとしていることが喧嘩のトリガーになっているのが逆に2人のチームへの愛着を感じる。

こういうときレオナをきっかけにチームがまとまるあたり、レオナってドレシの土台的な存在なんだなと実感する。そしてケガを負ってでもライブをしようと思ったのが、それによって2人を説得したいとかじゃなくて、みんなにライブ見せるって約束したからなのが他人のために行動できるレオナの優しさが表れててすごく好き。

 

#46 でび&えん保育園!ケロ?

あろまとみかんの過去話。とにかく尊いとしか言えない。2期ってひびきのせいでユニットが分断されたり色々ごちゃごちゃするのだが、そんなときでもひたすら仲良しでもはや見せつけているとしか思えない2人は2期の清涼剤といっても過言でなく、そんな2人の出会いの話はやっぱり最高。

大きい声で喋れなかったあろまが悪魔キャラとの出会いで大きな声を出せるようになったのとか、みかんのあろまが大好きであろまと一緒にアイドルしたいから天使キャラになったのとか本当に良い。みかんのとにかく自分に素直で、良い意味のこだわりのなさがガチガチに作りこむあろまとの相性が良いんだろうなーと思った。

 

#73 彼女がデビューする日

紫京院ひびきって男装の麗人でCV斎賀みつきで天才キャラってこれ好きにならんオタクおるんか?????と思うほど設定の時点で勝利が約束されたキャラなのだが、ひびきというキャラのすごさはこの回に詰まっていると思う。

とにかくこの回で初披露された純・アモーレ・愛インパクトが凄まじかった。プリパラ3期+アイパラ通して好きなライブベスト3に入る。何がすごいって、これまで割とネタキャラ的な立ち回りだったり問題行動が多く決して褒められることはしていないのに、これを見た瞬間そんなことは消し飛んでただただひびきのパフォーマンスの虜になるしかなかったこと。天才はライブで黙らせるんだなと。初ライブでゴールドエアリーもそりゃ出せるわ。ゴールドエアリーで舞いながらサイリウムを紫一色に変えるの大好き。

このときのひびきって友達嫌いだから、ユニットよりもソロ向きな感じがあって、この後に出てくるセレパラ曲よりもピュアモの方がひびきの強さがより出ていたと思うし、こんなん絶対勝てんやろ……とより思わされた。

あとみれぃたちとウィンドリについて言い争っている間にも観客からのアンコールの声があがっていて、話し合いが終わったと同時にひびきのピュアモアンコールがEDとして使われる演出がマジで大好き!!!!!!

 

#80 ポップ・ステップ・ガァルル!

これ2期の中でも1、2を争う、そしてシリーズ通してもベスト10には入る名作回だと思う。みれぃのアイドル辞める宣言はものすごく衝撃的な展開だったが、そんなみれぃをもう1度立ち上がらせたのが、最初は歌もダンスも大嫌いだったガァルルなの脚本天才!?!?!??!しかもそらみのライブを見てアイドルの楽しさを知ったガァルルのライブでみれぃが復活するのもまた良いんだよな……。

ガァルルの歌は外しているところも少なくない上ファルルみたいに綺麗な歌声でもなく(この絶妙に音外した拙い歌い方、真田アサミさんすごすぎる)、ダンスでも何回か転んでしまっていて、お世辞にも上手なパフォーマンスではない。なのに涙が止まらなくなって死ぬ。まあユニコンの前説の時点で爆泣きしてたけど……。転んでも笑顔で立ち上がって、ただただ純粋にアイドル楽しい!という気持ちが伝わってくるライブ、素晴らしいとしか言いようがない。プリパラの本質ってこれじゃん……!

わたしは2期のライブだとひびきデビューライブとこの回のガァルルのライブが2TOPで好きなのだが、この時点で監督や脚本の手のひらに乗せられている感じがする。天才vs凡人の対立軸が2期にはあるけれど、みんな違ってみんな良い。天性の才能とカリスマ性でねじ伏せるひびきのライブも、お世辞にも上手くなくてもひたすら楽しんでいる気持ちが伝わってくるガァルルのライブも、どちらもめちゃくちゃ感動できたから。

そして復活後のみれぃの「ところで2人とも、プリパラは好きぷり?」で涙腺に追いうちかけられる。本当にキラーフレーズ。

 

#85 逆襲のセレブリティ4

3期通して双子メイン回はこれが唯一ではないだろうか。レオナ推しとしては物語を追っていくうちに自然とウェスト姉弟だいしゅき……の気持ちになってしまうので、双子回は待望だった。とにかく双子成分がいっぱい吸える双子尊い回。ありがてえ。

小さい頃はドロシーに助けてもらって守ってもらってばかりだったレオナが、今度は自分の番とドロシーを助けに行くのには胸が熱くなるし、そんなレオナの姿を見てドロシーがもう昔のままのレオナじゃないと弟離れの一歩を踏み出すのもまた胸に刺さる。ウェスト姉弟って登場初期こそレオナがドロシーによりかかっているように見えたけど、実際ドロシーの方がレオナにベタベタで独占欲強めだから、ドロシーの心境の変化がめちゃくちゃグッときた。

あとドロシーって本当レオナに対しては真っ当に優しくて思いやりのある弟想いの姉ちゃんなんだよな。それがなぜレオナ以外にはあまり発揮されないのか……。 回想の「そんなに雪玉が好きなら雪玉とキスでもしてろーーー!!!」っていじめっ子たちに雪玉ぶつけるシーン好き。この頃から煽りのセンスがある。

そして待望の双子曲!!!Twin mirror compact、キュートでポップな曲だけど歌詞をよく見ると、これから離れ離れになる2人のことがちゃんと表されていて。でもこの別れは前に進むためのものだし、常に一緒にいなくても、離れた場所にいたって2人の心は繋がってるっていう曲でめちゃくちゃ良い曲。パフォーマンスもキキララカラーの双子アイドルは天才ということを改めて実感させられる可愛い満点の2人で本当に最高だった。

 

 

 

本当は3期まとめて1つの記事にするつもりだったのだが、あまりにも長くなりそうなので一旦ここで分割する。3期の感想はこっち。

mito-913.hatenablog.com

 

第2回大沢男子会

 

 

両部とも現地参加してきた~~~~~!!!

第1回は2部しか当たらなかったので2部だけしか現地参加できなかったんだけど、今回はキャパも広くなって両部参戦できてよかった!

前回はちょっと大きめのガチ会議室だったことを思い返すと今回はイベント用スペースみたいなところで、キャパも倍以上広くなっていて感慨深かった。前回は出入り口が1つしかなくてキャストもオタクも同じ出入り口使うから、後ろからぬるっと登場してきてめちゃくちゃビックリしたの思い出深い。

 

ゆるっとしたイベントなのでサラッと感想を書き残していく。アーカイブ付き配信があるから、わざわざ内容詳細に書くこともないし。当初は現場の備忘録を残すためにこのブログを作ったんだけど(それがなぜかBLCD感想ブログと化してしまったが)、このご時世になって備忘録残す必要なくなっちゃったよなあ。

前回と比較して大きく変わったことは、キャパを除けば、山下さんのコンディションだった。本人も最初言ってたけど、前回はWITHステの翌日だったために喉がガチで死んでいて、聞いていてやや痛々しく感じるような話し方だったので、今回は全快のコンディションで本当に良かった。それと今回シチュエーションコーナーがあったけど、これは喉が死んでいたらできないからなぁ。

 

前回に引き続き、この3人の空気感すごく良いなぁと思った。終始明確な先輩後輩関係がありながらも、誰も委縮したり変に気を遣いすぎることがなく、みんな自然体でボケたいときにボケるみたいな和やかな雰囲気が終始漂っていたので、リラックスして話を聞くことができた。

この中だと山下さんが1番先輩なのだが、そんなのお構いなしに山下さんをいじったり自由奔放に色々ぶちこむ最年少の千晃くんと、スタンダードな先輩後輩関係でちゃんと先輩を立てようとする年上の後輩である蒼くんのスタンスの違いがすごくバランスが良く感じた。山下さんはなんやかんやでいじられることを楽しんでいるように見えた。先輩を立てよう!っていう空気が強すぎると関係性に緊張感を感じてしまうし、いじりも度が過ぎれば見ていて気持ちよくなくなるから、そのどちらにも傾きすぎない3人の絶妙な距離感と関係性がたまらなかった。

それと無理に仲良しアピールしようとしてる感じもなくて、1部では山下さんと蒼くんがLINE交換してない話が暴露されたくらいだし(2部には交換済みになってた)、そのへんもみんな自然体で飾り気なくてよかった。

 

 

以下特に印象に残っていることを箇条書きにしてみる。

・1部の開演前ナレでふざける山下さんに対して「ふざけないでください(小声ガチトーン)」「山下さんが失礼しました」って言う千晃くん、めちゃめちゃ笑ったし好き。

 

・1部シチュコーナーでの大学4年生山下さんが最高すぎた

わたし山下さんだと「バーカ」と「はぁ?」が好きな話何度かツイートしてるんだけど、まさか生で「バーカ」が聞けると思わなくて致命傷食らってしまった。そのせいでこの後の記憶正直ないのでアーカイブあってよかった。キャラ設定の時点で「石川透か?」って思って身構えてたら、実際はエースくんと石川くん足して2で割ったようなわたしの奥底に眠る夢女人格を引きずり出すくらいのドヤバなものがお出しされて、ステージ見られなくなってこのときずっと床見てた(?)。

何であんなマジで話しかけてるような彼氏でしかない演技バチバチに上手いんだろうな……。「誠一郎演技天才……!?」とガタガタ震えることしかできなかった。

 

・2部の千晃くんの「名前とご飯かパン派かを答えてください」と振りに、「パンご飯麺類チョイスタイム……」って言っちゃう山下さん

山下さん隙あらばプリパラ(WITH)の話しすぎ~!!!って思ったけど、このときはさすがにわたしも同じ曲が脳内で流れてしまっていたので「わかる……」ってなった。

 

・Tycoonの振りの話

ところざわサクラタウンから魂が帰ってこないオタクなので、Tycoonの振りしてくれたのマジで爆沸きした。大好き。ありがとうございます。 まあTycoon記憶がぶっ飛びすぎて目の前で振りしてくれても、自分の記憶とまるで照合できなかったが……。

 

・千晃くんの「僕たち(蒼くん含め)アイドルコンテンツ経験したことのない稀有な若手声優なので」

いやほんとそう。千晃くんと蒼くんはダンスレッスンを受けたことがないので、山下さんから話聞いてる構図とか、若手声優3人集まってこの光景が繰り広げられることそうそうないと思った。

 

・裸族

正直2部で1番強烈だったのこれ。完全にハイライトだった。千晃くん不眠症だし、しばらく寝落ちしかしてないらしいし(蒼くんに「それ気絶じゃん!」ってツッコまれてたのは本当にそう)、寝落ちすると前後の記憶飛ぶ上に、裸族ってめちゃくちゃすぎる。山下さんに「ご飯おごるより治療費出したい」って言われてたの面白かった。とりあえず睡眠外来行ってくれ……。

裸族については「小林千晃と一緒に住めますか?」という話題の流れで飛び出してきた事実なのだが、それを聞いた蒼くんが終始ガチでドン引きしてたのがよかった。

 

 

このくらいかな!!!ゆるっとリラックスした雰囲気のイベントですごく楽しかった!もちろん第3回もやってほしいし、第4回第5回と続いていってほしいなあ!山下さんと千晃くんの誕生日祝ったから、次は蒼くんの誕生日付近とかどうですか?あと山下さんが最後に言っていたように、朗読劇のコーナーやってほしい!

 

それと事務所イベだから事務所の話すると、大沢事務所めっちゃ好きだなって改めて思った。結構な頻度で「事務所が推せる」って言ってる。この1年弱山下さんをメインに追いかけてて、千晃くんのこともゆるっと追いかけたりしてる体感で言うと、自社の声優のこと役者として大切に扱ってくれてるなっていうのをすごく感じてて。声優業界を取り巻く状況は日々めまぐるしく変わっているし、数年前には想像もできないようなことが起こったりしているけれど、老舗ゆえなのかそんな中でも明確に役者業に1番のウエイトを置いた方針を感じられるところがすごく好き。浮ついてる感じのなさが良いし、そんな事務所のカラーが3人からも感じられる気がした。あと追っかけてる感じ、山下さんは大沢とめちゃくちゃ相性良いと思う。大沢所属で良かったあ……。

そういうわけで大沢事務所にこれからも課金したいので、大沢男子会がこれからも定期的に開催されますように。

 

最後に山下さんと千晃くんのハピバケーキの写真で締める!デコレーションすごい!

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