長文置き場

備忘録

2022/11/18 雑記

11月も後半戦になったのにまだ1つも記事を書いていなかったので、声優関連の雑談記事。

 

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何がきっかけで見たのか忘れたのだけど、1週間ごとにキャストを変えたPVを4パターン出していてめっちゃ面白いことしてるなーって思った。この第1弾の根岸さんと大野さんの組み合わせはオリジナルというか、この企画の前に出したボイスコミックでも使われていたキャスティング。

第2弾が下野さん松岡さん、第3弾がKENNさん前野さん、第4弾がえのじゅん内山くんという組み合わせなのだが、まーーーー第1弾が圧倒的に良かった。演技力で言ったら当然他の弾に譲るところはあるんだけど(松岡さんの演技力規格外すぎんか?)、他の弾にはない声の瑞々しさと何色にも染まっていない真っ白さと良い意味での軽やかさ!この2人の聞いちゃうと、他のパターンはそもそも男子高校生に聞こえない……って思ってしまう。松岡さんのよしきとKENNさんのヒカルはかなり好きだったけど。

特によしき役の大野智敬さんの演技がすごく良くて、上手いし演技の雰囲気が良すぎて何で誰もこの人のこと教えてくれなかったん!?!?ってなるくらい刺さる演技だった。ドラマCDでガッツリ聞きたいタイプのめっちゃ雰囲気の良い演技。フォロワーさんとも話してたんだけど、フォロワーさんが「若い頃の誠一郎くんみたいな雰囲気ちょっとある」と言ってて、うんわたしもそう思った……ってなった。ああやっぱこういう雰囲気好きなんだなって自覚した(?)声が素朴で瑞々しいし、それでいてちゃんとよしきの葛藤とか思春期特有の繊細さも孕んだ感じの演技で本当に素敵な演技だと思った。あと調べたら関西出身の方で、だから方言がこんなにもナチュラルなのか!と思った。一発ガッツリドラマCDで聴きたい演技だなこれ……。

あとさっきも書いたけど、松岡禎丞さんってマジでお芝居上手すぎませんか?結構色んなところで言ってるけど、松岡さんってわたしが思う「上手い芝居」を全部兼ね備えてる。第一声で真っ白なキャンバスに一瞬でイラストが出現してくるような感覚になる。しかも描き込みの細かさも色遣いの繊細さもずば抜けてるみたいな。声の情報量エグすぎる。繊細さこそ魅力みたいな芝居をするのに、力でゴリ押すアッパー演技も一級品だからマジですごい。昨今のトレンドは自然さ(芝居してる感のなさ)だけど、わたしは繊細さとか丁寧さ、精密さに優れてる方が断然好き。

 

 

続いて現場の話。

 

半年ぶりくらいの山下さんの朗読劇現場!やっぱ生で浴びるお芝居って高〜〜〜!!!!ってなった!

この作品もそうだけど、今放送されている2本の主演アニメもどれもかなり賑やかでコミカルな感じの役なので、アッパー系の演技をよく聞いている。何百回言ったかわからないけど、わたしは山下さんの演技なら断然物静かなダウナー系が好きなのだが、こうアッパー系が続くとアッパー系も良いなと思い始めている。わたしはこんなにも山下さんの物静かでダウナーな芝居が好きだしこの系統こそ山下さんの武器に思えるのに、何でうるさくてコミカルでアッパーな役がこの系統こそ僕の得意分野です!と言わんばかりのハマり方をするんだろうな〜って思いながら見ていた。何だか自分が好きになった役者さんとは別人のようだと思ってしまうのが面白かった。でもこれが役者なんだろうなあ。

普段の山下さんって騒がしさとは無縁な印象で、喋り方は穏やかでおっとりしてるし、ぱっと見ものすごく真面目そうな感じだけど、コメディ系の芝居してる時は生粋のコメディアンにしか見えなくて水を得た魚か?ってくらいすごく輝いて見えるのである。ウケ狙いのアドリブを割と入れてくるし、随所から遊び心を感じさせる芝居をしている。でもこれが芝居になると別人格が降りているのかというと、オタク視点割とそうでもない。芝居になるとなぜかギャグセンと頭の回転の速さが普段の10割増しになり、ゲラゲラ笑えるレベルのアドリブがポンポン出てくるのは未だに本気で謎に思っているが……。

山下さんのトークを聞いていると、割と素でもウケを狙いに行こうとはするし(シャイゆえなのかすぐ引っ込めがちだし天然ボケの方が面白い)、仲のいい共演者とは漫才のようなやり取りを楽しんでいるので、芝居での遊び心も普段の山下さんの延長線なんだろうなと思う。コメディ演技をしている時の山下さんって、実は陽気なんだけど普段はそれを抑え込んで大人しくしている人が、酔っ払うと陽気で開放的になるみたいな感じがする。つまりは、芝居ってその人にあるものからしか出てこないんだろうなと思った話である。

 

全然作品の感想書いてないな。ここでの山下さんの役はコミカルな感じなのだけど、終盤決めるシーンではめちゃくちゃかっこよくて「この人の声ってカッコいいな……」という何億回目かわからない再確認をした。スイッチの切り替えがさすがだった。あと山下さんの泣きながら話す演技が大好きだから生で聞けてよかった。山下さんの泣き芝居は女優泣きってずっと言ってるんだけど、女優さんが顔を崩さず綺麗にシクシク泣いているような泣き芝居が特に絶品なので女優泣きって言っちゃう……。

あと黒田さんの晴明は声のオーラと圧がやばすぎて絶対に悪霊退散するという説得力しかなくて笑っちゃったし、本編中は基本ずっと「高橋英則さんの演技が上手すぎる……」って思っていた。逢田さんは見た目も声も歌も可愛らしいと思ったけど、演技については平均点的で特に思うところはなかったな。

 

 

現場その2。

小林千晃 on Twitter: "お茶の水女子大学 大学学生有志団体カリオペイア主催のトークショーに登壇させていただきました。 人生初女子大で緊張しましたが、裕介さんの新たな一面なども見れてとても楽しい時間でした。ありがとうございました! https://t.co/ZXwuiHIVQm" / Twitter

千晃くん推しのオタクと行ってきた!この2人の組み合わせめちゃくちゃ好き。チケットがlivepocketで、ここ微妙な席しか用意しないから嫌いなんだよな……と思っていたらまさかの2列目で初めてまともな席用意してきて笑った。その代わり直近であった山下さんの現場は逆最前とかだったけど。

学園祭イベントに行ったのが初めてだったので、何をやるのか全くわからなかったし、司会の子は当然大学生なので用意された原稿を元気に音読している初々しさとかこんな感じかーーー!!!となった。わたしは山下さんのオタクで、連番したのは千晃くんのオタクだったのに、終わった後2人して延々と小林裕介さんの声が可愛い……」「人柄が良すぎる」って裕介さん絶賛botになってて面白かった。

事前にもらった回答から作ったプロフィール帳ををもとにトークをしていくコーナー、ボドゲの「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ」対決、朗読コーナーの3つで大体1時間半くらいのイベントだった。トーク主体のバラエティ系のイベントって満足度が良くて80点、平均60点くらいになりがちだけど、今回のイベントは100点満点なくらいボリューミーで楽しかった。最後の挨拶で裕介さんが言ってたけど、芝居の話をめちゃくちゃ聞けたので満足度高かった。

2人でラジオもやっているので仲が良いことは知ってはいたけど、本当に空気感が良かった。ほどよく先輩後輩でほどよく友達みたいな。わたしは2人とも人との距離取るのが上手い印象があるので、そういう意味でもリラックスして安心してやりとりを見られた。

というかわたし小林裕介さんのトークの雰囲気めちゃくちゃ好きなんだよな。声優がやってるyoutube全く見ないけど、小林幕府はたまに見てる。ほどよく物腰柔らかくて、ほどよくハキハキと自己主張する感じが絶妙。柔和な明るさがあって、キツくなくて、独特さや不思議ちゃん感が強すぎることもなく、マジで聞き心地が良い。てか特技が「悩み相談」なの強すぎんか?

芝居の話でも、割と2人の年齢差とかキャリア差が伺える感じがしてすごく面白かった。得意な芝居の話で、裕介さんは「追い詰められる演技、苦しむ演技」と言っていて、千晃くんは「最近周りから煽る演技が良いねと言われます」と答えていたのだけど、なんかすごく年齢とかキャリアの差を感じて良かった。千晃くんの煽る演技ってパラライか?と思ったら本当にパラライで笑った。

お互いに入れ替わったとしたらという質問に、裕介さんが大沢事務所のスタッフさんに色々聞く」と答えていて、小林裕介どう思います?とかオーディションのこととかを色々聞きたいとのことで、芝居に対してめちゃくちゃ貪欲な人だなあ!とめっちゃ好感を持てた。千晃くんは小林千晃いいですよってダイマをめちゃくちゃする(ニュアンス)と答えていて、マジで笑った。いつ見てもおもしれー男だな……と思った。あと女性声優さんだったら誰の声になりたい?とかもすごい面白い話だったな。男女だと体格が違うから、女性の体でどうやってあれだけの声量出してるんだろう?みたいな話をしてて、プロの視点……!ってなった。

あとボドゲ対決と朗読コーナーはなんか一生小林裕介さんの声めちゃくちゃ好きだな……」「声が可愛い……」と思い続けて終了した。久々に生で声聞いたら思ってた100倍くらいめっちゃ声好きってなってビックリした。高くて可愛いハスキーボイスフェチなので……。元が可愛い系の声じゃなくても演技力で可愛く聞かせるタイプもいるけど、裕介さんは割と地で声が可愛いと思う。いやマジで一生声が可愛いって言ってしまう。

 

 

引っ越ししてからマジで現場がなさすぎて、この学園祭イベが生身の人間ラスト現場になりそうで笑っている。今月末フォロワーからのお誘いであんスタの3Dライブ現場に行くので、今後現場予定が何も入らなければこれが本当のラスト現場。人にもよるけど声優ってアイドルほど頻繁に現場が入らないから、ないときはめっきりないなあ。なんか最近人からの誘いで行く現場がちょこちょこあって、自分一人だけだったらもっと少なかった。実家出ると出費増えすぎ草も生えない状態なので、現場少ないのはお財布には優しいけど、12月ノー現場は悲しいなあ……。