初フォアレ行ってきたよーーーーー!!!!!
愛知公演にご来場頂いた皆様ありがとうございました❕
— 声優朗読劇フォアレーゼン公式 (@vorlesen0217) 2021年12月12日
声楽家との朗読劇楽しんで頂けましたでしょうか
終演後の皆さんを📸#山下誠一郎,#中澤まさとも,#小林千晃,#重松千晴
次回は12月18日宮城公演#山谷祥生,#竹内栄治,#汐谷文康#フォアレーゼンhttps://t.co/3We9YPMXCKhttps://t.co/9cVNX0wX2x pic.twitter.com/pHXvq90mYr
昼夜共に参加してきたのだけど、昼は後方席だったのが、夜は何と最前ドセンを引きまして、最高の席で素晴らしい演技を堪能することができた。山下さんのオタクになって1年ちょっと、わたしのチケ運はまっっっっっったく仕事をしてくれず、何なら山下さんがいない現場*1で最前を引くなどしていたのが、最高のタイミングで仕事してくれた。ありがとう自名義。
というわけで感想。今回はわたし比で簡易的な感想なので、大沢コンビの話しかしてないよ。
〇キャスト
アントニオ:山下誠一郎
ウリ:小林千晃
ナレーション/男/ユキヒロ:重松千晴
マリオ/男爵:中澤まさとも
本編が1時間ほど、休憩を15分ほど挟み20分ほどのトークがある約1時間半の公演だった。
舞台は現代のイタリア。音楽が関わる話なので、アントニオが歌うシーンではソプラノ歌手の方の歌唱が、ウリのピアノのシーンではピアニストの方の演奏があって、今までに見たことのないスタイルの朗読劇だった。
簡単なあらすじを。
歌は上手いが極度に女にだらしないイタリア人のアントニオと、アントニオの女遊びに振り回される真面目なドイツ人のピアニストウリのお話。2人はコンビで活動しているが、アントニオが毎度浮気して彼女に殺されかけるので、イタリア中を逃げ回りながら住居を転々としているうちにマフィアと関わることになってしまい……という内容。
そのため山下さんと千晃くんの掛け合いメインで進み、その途中で重松さんとまさともさんがサブキャラとして2人に茶々をいれたり振り回されたりするような感じだった。
話としては良くも悪くも非常に簡素でシンプルな作りというか、まあ台本そのまんまではぶっちゃけ面白くない話なので、キャストのアドリブと遊びがないと割とキツい。そういった印象の話なので、昼よりも遊びが目立っていた夜の方がわたしは好き。めちゃくちゃ面白かった。
アントニオとウリの掛け合いがもはや生命線のような作品だが、いやあ大沢コンビの安定感が凄まじかった。昼公演の最初の掛け合いのシーンから呼吸ぴったりすぎて、これこれこれこれこれ!!!!!!!という興奮があった。ピースとピースがピタッとハマるような息のぴったりさと掛け合いのテンポの良さが突き抜けていて、聞いていてめっちゃ楽しかったし心地よかった。同じ事務所の先輩後輩だけあって共演が多いことはもちろん知っていたし、掛け合いには何の不安もなかったけれど、生で聞くと改めて感動があった。
当然アドリブって入れるにもそれを受け止めるにも力量が必要で、だからこそアドリブが多い作品ってキャスト間の力量差が観客側からも何となくわかるし、一定以上の力量がある人同士じゃないとラリーが心地よく続かない感じはあって。そのへん2人はアドリブする側打ち返す側どっちもテンポ良く面白くこなしていたから、ちゃんと面白さが乗算になっていたのが素晴らしかった。ストレスフリーで最高だった。
色々別の作品が思い浮かぶようなキャスティングだけど、無味乾燥気味なシナリオをメインキャラ同士の掛け合いでもたせるような作品なので、息ピッタリの掛け合いができる2人がメインにキャスティングされたのはすごいわかると思った。
山下さんの役は女遊びの激しいイタリア男というある種コッテコテの役柄だったが、飄々とした感じが強くてくどさはなくあっさりめな印象だった。アントニオは基本的にふざけているし、口八丁の哲学を披露したりそれでピンチを切り抜けたりするキャラクターなのだが、ふざけているときと、口八丁のパフォーマンスでそれっぽく話しているときと、マジなときの緩急のつけ方がめちゃくちゃ的確だなと思った。
ウリや男爵に長めに演説するシーンの、心地よい緩急で最後まで聞けはするし話の内容はちゃんと頭に入ってくるんだけど、でも内容詭弁っぽいから響いてはこない、みたいな感じがめっちゃ絶妙だった。長い台詞って上手い人がやらないとソッコー聞いてて眠くなっちゃうんだけど、やっぱりそのへん山下さんは気持ちよく聞かせるなあと思った。だからこそ男爵に「アンナを解放させてやってくれ」って頼むときの本気ぶりが際立っていて、アンナへの想いが伝わってくるのも好き。
あとこれはフォロワーさんが言っていたことだけど、「誠一郎くんは力の抜きどころと入れどころがちゃんとしているから聞いてて疲れない」はわかる~~~~~!!!!ってなった。
千晃くんは役柄がめちゃくちゃハマってたな。ここ最近になって千晃くんの得意な傾向が見えてきたんだけど、ああいう素直でハキハキした物言いのキャラめっちゃ似合う。まっすぐさとか意志を感じさせる雰囲気というか。ウリは堅物な感じの面白味のないキャラクターなんだろうけど、千晃くんが演じるとなんかすごくまっすぐで可愛げがある。夜の部で男爵が寝てるシーンでのアドリブが炸裂しててマジで面白かった。山下さんも千晃くんのアドリブ*2にツボって笑ってたくらいキレキレだった。
アフタートークも短いながらも役作りの話とか、真面目なお芝居の話とかがガッツリ聞けてすごく濃厚な時間を過ごせた。朗読劇とアフレコの違いの話がめっちゃ面白かったな。あと千晃くんが山下さんのことをTシャツにお茶をこぼしてたとかちょいちょいイジっていたので、今日も通常運転でよかったなと思った。お互いの信頼関係に基づいて千晃くんが山下さんにナメた態度取ってるのめちゃくちゃ好き。
5月の山下さん、千晃くん、崚汰くんのフォアレも楽しみだなーーーー!!!!!!遠すぎてイベントの開催を信用できてなかったけど、最後にお姉さんが告知してて「本当にあるんだ……」って思えた。マジで大好きな3人だし、フォロワさんと「キャストがわたしら向けすぎる……」と言っていたくらいなのでどんなものが見られるかワクワク!