#エイティシックス について✍️ pic.twitter.com/mRhgAh5pII
— 山下誠一郎 Yamashita Seiichiro (@seichiro0521) 2022年3月25日
あくまでも個人の感想です、皆様に届けば幸いです🤝 pic.twitter.com/kFxHdZFKcp
— 山下誠一郎 Yamashita Seiichiro (@seichiro0521) 2022年3月25日
山下さんのこういうところマジで大好きだなと思った。ライデンを演じたからこそ見える視点とか思うことももちろんだけれど、シンプルに物語の読解力が高すぎる。山下さんはわたしが感想書く前に絶対見たくないタイプの感想を出してくる。演者の前に読解力の高い信頼できる読み手だと毎度思う。そもそも読者視点で真剣に向き合わないと出てこないタイプの感想なのよな。
86のテーマとして「人間」というのはあると思っていて、人間扱いされなかった少年少女たちがどう生きるか、またそんな彼らと出会ったレーナはという部分が焦点で、そのあたりを2期のOPタイトルである「境界線」を軸に感想を構築してくるところとか物語をしっかり咀嚼した人にしか書けない文章。本当に恐れ入る。
この中の
これまた個人的なことですが、僕は今だからこそライデンを演じられたのかなと思うのです。
僕に今以上の経験や貫禄があったら、シンを救えてしまうような気がします。逆にもっと未熟で浅ければ、シンはおろか自らも支えられない気がします。
ここがすごく好き。山下さんはラジオに出演した際に、ライデンを演じた当初は記号的にカッコ良く頼れる兄貴で演じようとしていたけれど、それだったらこの顔に当てはまる声の人はたくさんいる、その中で自分を選んでもらったということは求められているのはそういうことではなくて、自分の役者としての未熟さ込みでライデンを演じるのには良いのかもしれないという話をしていた。この話を思い出した。この話大好きなんだよね。自分に求められている表現を理解することも役者の仕事だし、山下さんの役者としての賢さをめちゃくちゃ感じたのだが、このときのことを思い出した。
(28:05~くらいからそのあたりの話をしている)
よく新人・若手のフレッシュさがなければ演じられない役とか、逆にキャリアを積んだベテランにしか演じられない役があるとは言うけれど、そのどっちにも当てはまらない時期でないと演じられない役もあるんだなと思ったし、視聴者視点でも今の山下さんだからこそハマった役柄だと思う。
無事86のイベントが当選したので、山下さんはもちろんのこと他のキャスト陣のお話やトークやライブがめちゃくちゃ楽しみだなあ。
そして今日はAJで「陰の実力者になりたくて」のステージがあった。
山下さんが司会で、女性陣と共にトークをしていたのだが、女性声優に疎いわたしでもわかる女性陣の強さ……。終始和やかな雰囲気で、山下さんがつよつよの女性陣から時折イジられながら進行していく様子が面白かった。山下さんってすごく真面目そうだしパッと見堅そうに見えるけど、結構女性多めの場に馴染めるタイプですよね。めっちゃ面白い。
大沢事務所女子会ですね
— 山下誠一郎 Yamashita Seiichiro (@seichiro0521) 2020年10月19日
女子会ですね
尊敬する先輩、後輩の方々に恵まれるありがたさ😭
もっと精進せねば😤
写真は、この情勢下より前のものです! https://t.co/y6pMHdFmPt
こういうこともあったし。
それは置いといて。
PVめっちゃかっこいい!!!!!!!!!!!
山下さんのトーンも絶妙に今までなかったような感じ。トーンというかニュアンスが新鮮。転生前?のシーンはモリアーティーとかのサイコみある子をやるときの感じで(でもモリリンより冷たさを感じる)、転生後はめちゃくちゃカッコつけてて面白い。
あと何かルルーシュっぽいなって思った。これが2000年代だったら本当に福山潤さんが演じていてもおかしくなさそう。衣装がゼロっぽいのはそうなのだけど、声のカッコつけ(というか常に何かを演じている人っぽい)感とか背伸び感もルルーシュを彷彿とさせるところがある。
ライデンも含めてだけど、このシャドーも多分今の新人ほどのフレッシュさはなく、でも中堅ベテランというほどの熟し感もない微妙な年齢だからこそ演じられる役だろうなと思う。本当に今は今で今しか演じられない役を演じているし、この良い意味でどっちつかずさのある演技もあと数年の期間限定感がある。だからこそ今の山下さんのお芝居にリアルタイムで立ち会えることにすごく楽しさを感じる。
ふと思い返してみて、コロナ禍になってアイドルを推しても現場に行けず、キャラクター性を重視して推すことに飽きや限界を感じていて、生まれてこの方役者のオタクをしたことない、誰かの芝居を本気で好きになったことがない、一度くらい役者のオタクやってみたいと思っていたタイミングで都合よく現れたのが山下さんだった。
しかも出会いはドラマCDで、山下さんのことはふんわりと好感を持っていた程度でどんな人かは知らない、山下さんの演じていたキャラクターを推していたわけでもない(ただ話と曲が好きで追っていただけ)状態で、あまりの芝居の上手さに衝撃を受けてオタクになるという「お芝居が好き」以外の何物でもない理由で好きになった。出会い方も100点。令和で声優とこんな出会い方できるオタクいる?結構自慢である。
ただただ声と芝居が好きでオタクをするのはめちゃくちゃ気が楽だ。わたしは偶像崇拝に疲れていた。推しの偶像が日々肥大化していくことが恐ろしくて、早く楽になりたかった(推しは何も悪くない)。わたしが声優のアイドル化があまり好きではないのは、偶像崇拝から逃れた先でまた偶像崇拝をしないといけないのかと思うからだ。
あとはアイドル視されること、偶像としてあるべき振る舞いを求められ続けることはものすごく負担なことを事務所やオタクは自覚してるのか疑問なのと、声優のアイドル化って商業主義の結果でしかないと思ってるから、そこに理想も将来へのヴィジョンも覚悟も感じ取れなくて見ててつまんないとか色々ある。声優自体は求められていることに応えようとすごく頑張っていると思うからこそ見ていて辛いときがある。
個人的な体感として、山下さんは比較的この流れに巻き込まれずに済んでいるように見える。もちろんドルオタ的な偶像崇拝オタクってどこにでもいるので全く無縁というわけではないけれど、お芝居へのモチベーションや向上心が本人から伝わってくるし、事務所もちゃんと役者として売り出そうとしてくれていると思うから、偶像崇拝にまつわるストレス疲労感をあまり感じずに済んでいる。外見やタレント性を前のめりになって消費せずとも、声とお芝居で十分楽しませてくれている。芝居が1番のファンサだと心から思える。ありがたいことだな。
役者になりたくて声優を志した人が、周囲からの偶像崇拝に応えられなくて苦悩する様子は見たくはないし、良い芝居を届けるよりも偶像として適切に振る舞うことが求められる状況にも置かれてほしくないなと思う。
何かこんなお気持ちを書いていたら、山下さんのnoteのアカウントが削除されていてショックを受けている……なぜ……。好きな記事のログを取っておかなかったことめっちゃ後悔している。本人は問題があったわけじゃないから安心してとツイートしているので(何も問題ないのにアカウント消すか……?とは思ってしまうが)、良い知らせによるものだったらいいなあと思いながら寂しさに浸ることしかできない。