長文置き場

備忘録

スペースたのしい

最近スペースが楽しくてかまけすぎて文章を書きたいという欲がなくなっている。いや単純に記事にしようと思うようなことが起きていないというのもあるが……。

 

どうも1人でダラダラ喋るという行為はかなり自分に合っているらしい。何か話したいことがあったときに、スペースで対談するのも楽しいし、もちろん通話とか直接会って話を聞いてもらうのも楽しいのだが、相手がいる以上100%自分のペースで話したり、会話の主導権を完全に掌握することはできない。更に相手の相槌や返答で話が思わぬ方向へ転がったり、本来の話題から逸れて盛り上がってしまうこともある。もちろんこれが誰かと話す面白さではあるのだが。

ただ1人喋りでは、100%自分のペースで話せるし、会話の主導権というかコメントがあった場合にいつ拾うか、どう展開させるか完全に自分がコントロールできる。話がそれて話したいことを話しきれなかったということがない。これはやっぱりスペース(に限らないけど)だからこそ得られる面白味だと思う。

 

そのときにあった楽しいこととか、好きなことを語る系のスペースはもちろん楽しいが、最近は逆にネガティブなこととかモヤモヤしたことをスペースで発散するとものすごくスッキリできることに気付いた。もちろん悩みが深刻な場合は公開の場でとはいかないが、深刻ではないけど自分の心の中に留めておくにはモヤモヤするレベルのことをスペースで話すとスッキリする。

最近もオタクをしていてどうにも許せないことがあって、内容的にブログに書くのは憚られるもので(文章が感情的になりすぎるし、公開ログとして残しておきたくはない)、鍵垢で殴り書きしてもまだ足りないと思い、スペースを開くことにした。

1人喋りなので、モヤモヤを説明するための基本情報(登場人物とか)やどこのポイントに腹が立ったのか、リスナーに伝わるように経緯を一応順序だてて話す必要がある。この一から十まで説明する必要があるというのが肝で、経緯を順序だてているうちに感情まで整理されてくる。これがめちゃくちゃスッキリするしデトックスになる。

わたしはこの件についてマジでキレていて、スペースでも実際30分くらいハイテンションでキレ倒していたのだが、一応そんな自分を見て(聞いて)笑ってもらおうと立てたスペースだったのだ。実際界隈を知らないフォロワーは「声出して笑った」と言ってくれていて、何だか成仏できた気がする。

 

これだけスペースにかまけているのは、好きなジャンルで沸くことが起こらないというか、むしろ落ち込むことが立て続いて起こっているからなのはある。複数のユニットがいる楽曲コンテンツで再生回数を比べてしまって楽曲を素直に楽しめなくなったり*1、BLCDではここ半年近く刺さる作品がなく瀕死になっていたところを某所で適当な紹介文書かれて致命傷を食らうなどした。

加えてここ半年くらいは西洋占星術の熱が過去イチ自分の中で燃え上がっていたのが落ち着いてきたタイミングも重なり、熱心になったり沸けるものがないという状況になっている。好きなものが複数あっても運悪く気持ちが落ちるタイミングが重なって八方塞がりになることってあるんだね……。

 

それで最近思っていることはやっぱり物事に執着するのは良くないということで、好きなジャンルが複数あるとはいえ、明確に優先順位があるタイプなので(わたしにとって同率1位が複数あるのはありえない)、その第1位に執着してしまうところがある。

BLCDの話になっちゃうんだけど、好きになって1年半近く経つのだが、BLCDは基本的にDDでないと続かない趣味なので、興味の幅が狭い自分には実は全然向いてない界隈だということを改めて実感した。周り見ても、1人の推しのBLCDからしか栄養補給できないタイプだと常に飢餓と闘っているというか。コンスタントに新作が出るなんて一握りだし、作品は出たけど全然好みじゃなかったなんてザラにある。もちろん1つ1つの当たりは半端なく大きい。他の媒体の比にならないと思っている。だけど、そんな当たり作品はそうゴロゴロ転がっていないのである。

しかも原作が面白ければいいかといえば、相手キャストに台無しにされたり、レーベルにドラマCDを作るセンスがない(ただ原作を機械的にCDに起こせばいいってもんじゃない)とかで、微妙な出来になっていることも珍しい話ではない。BLCD聞いた枚数が100枚にも及ばないわたしでもこういう場面には出会ってきた。体感として年に一作大当たりがあれば良い方。

そういう中で作品もキャストもCDの出来も高水準でまとまっている作品と出会うのは非常に難しい。いくら1枚あたりのコスパが高くても、当たり作との遭遇率が低かったら意味がない。マジで数千円払って微妙な作品にばかり遭遇し続けると普通に心折れてくる。今のわたしである。

当たり作品との遭遇率を上げ、満足度を高くしていくには必然的にDDになるしかないのだ。そしてわたしにDDの才能は0である。というか当たるかわからないドラマCDに博打で数千円払ってでも芝居を聞きたいと思う声優が複数いるオタクってそんなに多くない気がする。1人追いかけるだけでもお金大変だし。そう考えるとBLCDに適性のある声優オタクはかなり少数な気がするし、BLCDに手を出すオタクが少ないのは自然の摂理だと思う。

そもそもエロのおまけにストーリーがあるような作品が多いので、アニメ見放題の今の時代、ストーリーのクオリティに対して目が肥えているであろう今のオタクは耐えられないよね……。BL摂取するにしても数百円で買えてササっと読める漫画で十分というか。あと単純にBLCD聞き慣れていないオタクは、エロしかないようなCDに対して面食らってしまうと思う。BLCDデビューの人にエロしかない特殊性癖っぽい作品あてるのやめてほしいのだが、これは声優本人が面食らってBLCDはちょっと……って思う危険性があるのはもちろん、そうやって面食らってBLを敬遠しかねないのはオタクも同じのはず。

 

まあなんかBLCDにばかり執着してても不毛だなとやっと頭が冷え始めてきたので、もっとBLCD以外の仕事に対して今まで以上にじっくり味わって楽しみを見つけていこうと思ったというお話。

*1:公式は再生回数で争わせるようなことはしていないから、オタクが勝手に気にしてるだけ