長文置き場

備忘録

1月にあったBLCD関連雑談

スペースにかまけているとブログの更新がおろそかになってしまう。記事にするほどでもないけど言いたいことはスペースで話せばいいってことに気付いてしまった……。

とはいえブログに書き残したいこともあるということで、雑記集。

 

愛しき人魚インタビュー

www.anime-recorder.com

来月発売を控えている愛しき人魚のインタビューがめっちゃ面白かった!

コロナ禍以降のBLCDの収録ってメイン2人しか一緒に収録できなかったイメージがあるのだが、情勢が落ち着いていた頃の収録だったのか4人で収録していたことにビックリした。原作は既読済なのだが、メインカプ2人だけじゃなく脇キャラとの絡みもめっちゃ多い作品なので、4人で収録できたようなのは嬉しい!

特に面白かったのは「聞きどころは?」という話。

小野:先生の敢えてのつくりなのかなと……色々考えてしまいますけれども。そんなことも感じつつ、聴きどころとしては、僕は誠ちゃん演じる海くんのゲロリンチョシーン(笑)。

山下:そこですか!?(笑)

小野:ゲロゲロ、ゲロゲロゲロッピの。

一同:(笑)。

小野:ゲロッピシーンのリアルさだったり、誠ちゃんの芝居を聞いてて僕個人的にずっと感じていたのは、セリフ外のアドリブの音にも凄いこだわっているなって。そうだよね?こだわり持ってるよね?

山下:そうですね。連動というかセリフの間のつながりとかはちょっと考えたりしてますね。

小野:そう、なんかSE職人的な。その音へのこだわりを個人的には感じていて。あと猿轡を噛んでるところ。あれって指でやってる?

山下:指でやりました。

小野:その轡ギリギリやってる歯ぎしり音を感じられるくらいの雰囲気感を出してやっていたのが凄い印象的でもあったので、そういう部分も聞いていただけるとなぁって思います。

 

思わず「おのゆー神!?!??!?!」と声を出してしまった。

BLCDのインタビューはそれなりにチェックしているのだが、こんなにSEの話に切り込んでいたものを読んだことがなくて、そこに着目してくれるおのゆーが本当に神様でしかない……オタクが聞きたいこと聞いてくれた……!

BLCDやシチュを聞くオタクが「(自前)SE」と言うときには、大抵リップ音とかキスシーンのときに漏れる息とかなめたりくわえたりする音のことを指しているので、わたしはそういった意味も込みで読んだのだけど、わたしは山下さんのSEがたまらんとBLCD聞くたびに言っているし、SE大好きだから原作チェックするときにどれだけSEチャンスがあるかも気にしているようなオタクなので、おのゆーに褒められていることがめちゃくちゃ嬉しい!今まで「山下さんはSEでめっちゃ良い音を出す!……と思うくらいの感じで言ってたんだけど、このインタビュー読んでこれからはもっと堂々と主張していこ!ってなったw

おのゆーはアニメはもちろんだけど、BLCDもめちゃくちゃ出てくれている人で(確か去年のBLCD出演数1位だった気がする)、おのゆー自身もセリフでない音や声を意識してお芝居に取り組んでいる人だからこそ出てきた切り口なんだろうなと思うと、本当に良いインタビューだなあ!ありがたすぎて足向けて寝られない。

そんなおのゆーが褒めてくれた吐くシーンとか猿轡とかのSE的な面でもめちゃくちゃ期待が増した。何か久々に楽しみに思いながら発売待てるな……。

 

SEって基本的にBLか(R18)シチュかでしか求められない技術だから*1、ドラマCDをあまり聞かないオタクには馴染みが薄い気がするけれど、着目してみるとセリフに感情を込めること以上に声優は声を使った技術職であることがわかりやすく実感できるなと。やっぱ山下さんのそういう技術職的な感じというか、職人なところが好きだなので、名前を見た瞬間「この人なら安心だ!」と思えるほど絶大な信頼を寄せているおのゆーが言及してくれているのを見て嬉しくなった。

 

跪いて愛を問う 特典CD+フリト

ドラマパートとフリトがそれぞれ約6分ずつと短めで、1つの記事にできるほどではないので抱き合わせてしまう。

いや~~~半年待った!収録レポやキャストトークからも、去年7月に発売された本編と同じ日に収録されたことは間違いないと思われるが、なぜか半年待たされた。特典CDとフリト発売が本編発売より大幅に時差があることって他のレーベルでは経験したことないんだけど、これってしばしばあることなんですかね??????

 

思い切り文句から始まってしまったが、中身についての感想。

といっても、とにかく山下さんの声と演技がカッコよかったとしか言えないのだが……。これに尽きる。はぁ~~~~かっこええ。とにかくカッコいい。正己くんの店での話聞いてるときの、心配で思うところありげみたいなのが滲む感じめっちゃ良かった。

楽しみにしていた「present」は本当に贈り物するときの「プレゼント」の発音そのまんまだったから、え?贈り物するの?wってなってしまったけど、「真っ赤♡」の言い方マジで良すぎん…………!?!?完全にここが最大瞬間風速だった。マジで言い方にハートマークが見えたし、恍惚としてる表情までも読み取れてここのセリフめっちゃ好き。さすがの表現力だなぁ……。悠生くんってなんかヤンデレみがあるというか、正己くんのためなら何をしでかすかわからないような怖さをずっとまとっているなと思っていて、山下さんはちゃんとその成分を入れてくれている感じがするんよなぁ。なんか原作にしろCDにしろ悠生くん怖さありません?

悠生くんって普通に喋ってるときと、Domスイッチ入ったときでトーンが変わるけど、Domモード(絡みシーン)のときって何か他の作品ではあんま聞いたことない感じの雰囲気の芝居だなと思って聞いていた。トーン自体は低いときのいつもの山下さんって感じなんだけど。山下さんの攻めってSっ気強いことが多いから、俺様的な感じでガツガツ攻める芝居は割とよく聞くんだけど、悠生くんはDomモードに入ったがゆえのがっつく感はあるけど何か紳士的だよね。Sみあるけど紳士的なのが新鮮。それでいて正己くんの言葉が嬉しくて、素の悠生くんに戻っちゃう瞬間とかめっちゃ好き。愛情滲ませる芝居本当に良いよなぁ。

 

千晃くんに関しては詳しいことはフォロワーさんに任せるので(記事書くかわからないけどw)、わたしからはザックリとした感想を。収録の時系列から言えば去年11月に発売されたシュガードラッグとかコスメティックプレイラバーより前のはずなので、現時点での実力とは異なっているだろうと考えて。通常演技はマジで文句なく素晴らしかったのだが、絡みシーンはかなり粗っぽいなと思った。まだ手探りしてる感じがすごくわかる。粗っぽいし戦闘でやられてる声っぽい感じはするけど、でも気持ち良さを出そうとしてるのは伝わるw それとやっぱり冒頭のヘロヘロになっちゃってるところの演技ものすごく良かった。

あとなんか当時はピンときてなかったけど、今になって聞くと正己くんに千晃くんがキャスティングされた理由なんとなくわかる。多分活きの良さなんだろうなーー。

 

キャストトークはたったの6分弱しかなくて普通にキレたんだけど、いつもの山下さんと千晃くんって感じで話の中身自体はすごく良かった。何か謎に千晃くんの方が先輩みたいなコメントしてて笑ったけど。いつもの2人だなーと思いつつ、それぞれのスタイルで作品に対して真面目に向き合っていることが伝わってくる素敵なトークだった。

特に山下さんがDom/Subユニバースという世界観について語る中で「性を扱う以上そもそもBLってデリケートなジャンルだと思っていて……」と発言していて、何て思慮深いコメントなんだ……!って思った。山下さんのそういうところ好きだなぁ。この発言もそうだけど、ブックレットのインタビューでもDom/Subを生理現象と捉えて、それをどう表現するかってことを考えていたって話めっちゃ好き。

 

 

やっぱり山下さんの攻め大好きだなって思ったし、マジでお芝居上手すぎませんか……!?新しいお芝居に触れるたびに「めちゃくちゃこの人演技上手くない……!?」って新鮮に驚く。2022年は去年以上にたくさん攻めが聞けますように……当方攻め厨なので受けしか予定がないのが辛い……。

*1:SEはアニメの場数をどれだけたくさん踏んでいても、特に裏シチュでの場数踏まないと上手くならないイメージ