長文置き場

備忘録

最近聞いたBLCDまとめ 210407

めっちゃ久々にBLCD感想まとめを書く。感想書くのが久々なだけで、ペースは落ちたものの月1枚は聞いてる。感想の書き方忘れた。

 

恋愛不行き届き(古川慎×佐藤拓也)

――最初で最後にするから、男に抱いて欲しい

大学の演劇部で衣装製作を担当する若宮鞍馬の秘密、
それはクローゼットゲイであること。
そして、ろくに話したこともない一つ年下の後輩・桐島のことを、
連日オナネタにアナニーしていること。
ミステリアスな雰囲気を纏う桐島は、繊維問屋の息子で、
鞍馬が所属する演劇部の仮部員。
部の強化合宿中、恒例行事だという乱パから逃れ、
頭を冷やすために海へ入った鞍馬を、
自殺しようとしていると勘違いした桐島が追いかけてきて……。
ふたりの歯車が噛み合い、動き出す――。

https://e-fifth.net/FACA0259/

 

キャスト

若宮鞍馬:佐藤拓也
桐島賢人:古川慎
江本たける山下誠一郎
蝶子:小野友樹

 

山下さんがメインになる「ロストバージン」のスピンオフ元なのでこちらから聞いてみた。

最初てっきりサトタクさん×古川さんだと勘違いしていたので、冒頭のシーンで「あれ古川さんの受け演技こんな正統派に可愛い感じだっけ!?」って思って確認したら逆だった……。

CD聞く前に原作を読んでみたのだが、一言でいえば謎の勢いはあるもののよくわからない話であり、その印象はCDになっても変わらなかった。攻めも受けも行動原理がよくわかんないというか。特に受けがよくわからん。

ただ、サトタクさんの受けがまーーーーーーーーーーー可愛くて!!!!!!ずっとサトタクさんの受けが可愛すぎる……って震えながら聞いていた。サトタクさんといえばわたしの中ではザ・攻め声だったのだが、受けの方が好きかもしれんと思うほど性癖にぶっ刺さった。この人の受け演技可愛いなーと思うことは何度もあるけれど、「これは!!!!!」と思ったの熊ちゃん興津さん以来なので、さすがだなあ……としか言えない。

相手役の古川さんはド安定。攻めにしろ受けにしろ変態性のある役ほんとにハマるよなあ。ちょっと聞いていて引きそうになるくらいの肉食獣感出すのが上手すぎる……。

総括すると話はよくわかんなかったし好きな話でもなかったけど、サトタクさんの受けはむちゃくちゃ可愛いし、絡みシーンは良かったので満足といったところ。

それとすごい良い声のモブいるなと思ったら坂くんだった。早くメインにきてほしい。

 

ロストバージン(小野友樹×山下誠一郎)

早く抱きたいのに優しくしたい――、なんてはじめて
スピン元「恋愛不行き届き」番外編ミニドラマCD付き!

若手俳優の江本は大学の後輩である鞍馬とコンタクトを取ろうとするも
なかなかタイミングが掴めず、ストーカーのごとく付け回す日々。
様子を見かねた売れっ子オカマタレントの蝶子に「鞍馬に近づくな」と忠告され
反抗的な態度をとる江本だったが、本音を吐けと飲みに拉致られてしまう。
泥酔した江本のいつもとは違う弱々しい姿と鞍馬に謝りたいという本心を知った蝶子は
江本のかわいさに完全ノックアウトされてしまい――?

https://e-fifth.net/faca0313/

 

キャスト

江本たける山下誠一郎
桐島長治(蝶子):小野友樹
若宮鞍馬:佐藤拓也
桐島賢人:古川慎
松坂慶志:熊谷健太郎
蜜也:小林千晃
西沢:石谷春貴

 

いやわたしが賄賂出してキャスティングしたんかこれ?

こうとしか言いようのないレベルに好きな声帯大集合作品なんよなあ……。ただキャストの神さに反して、作品として好きかといえばまあ……うん……。

これほんと山下さんどうしちゃったんですか……?ってくらい個人的に萌えポイントが全然なくて困った。元々たけるは可愛げも経験もないタイプなので、終盤までの絡みシーンに萌えがないのはそれで説明できるとしても、だったら結ばれた後の絡みシーンは甘々萌え萌えじゃないとカタルシスがないじゃないですか!?

でも山下さん受け何枚も聞いてるのでわかるんだけど、山下さんは甘々演技より無理やり演技で萌え&性癖得点を稼ぐタイプなので、冒頭で萌えセンサーが動かないと後からの巻き返しがないことは……知ってた……。

なんか山下さんでも「これは違うな……」って思わされることはあるんだなって思った。言うてたけるのこじらせゆえの可愛げなさとか憎たらしさは忠実に表現されていたなと思うんだけど(通常演技は言うまでもなく問題なかった)、でもその方向性でいったら三角オペラの方がいいんだよな……。

 

他キャストでいえば本当に大好きな人たちばかりで、熊ちゃんとか「熊ちゃんは受けの方が好きなんよなー」って思ってたけど、攻めも天才すぎてやっぱこの人天才じゃん!!!!ってなった。まあ熊ちゃんが天才じゃなかったことなんてないけど。マジで早いところ山下誠一郎さんと熊谷健太郎さんメインのCD発売されてほしい。熊谷×山下でも山下×熊谷(αがαを抱く方法)でも未遂シーンやったことあるのに、メインと脇なら複数回共演したことあるのにメインで組んだことないとかある!?

あと千晃くんの脇キャラならご利用は計画的にの哲一択でしょって思ってたんだけど、蜜也くんめちゃくちゃ可愛くて良かった!蝶子の後輩ということで、やや癖のあるテンション高めなアホの子で、こういう癖ありなキャラもっと聞きたいなーって思った。中盤の悪気なくたけるの地雷を全て踏むシーンわろたけど、悪気ない良い子で本当に可愛かった。

 

オールドファッションカップケーキ(阿座上洋平×興津和幸)

「好きです。野末さんが好きです。死ぬほど。」
アラサー番犬部下×アラフォー愛され上司

寝て、起きて、仕事をする―――それだけの毎日、
それだけを好きで選んでいる自分に最近少し憂鬱な39歳・野末。
ちょっと無愛想だけど信頼の厚い部下29歳・外川は、そんな野末が気になる。
ひょんなことから、女子で賑わうパンケーキのお店に2人で行くことに。
ここから、外川による野末のためのアンチエイジング大作戦が始まった。
休日まで野末のために時間を割く外川に「なぜ?」が募っていく野末だが…!?

2度目の成人を控えて臆病になった大人の恋のお話を
2枚組み仕様でドラマCD化!

https://e-fifth.net/faca0340/

 

キャスト

野末:興津和幸
外川:阿座上洋平

 

こういうBLCDが!!!!!!!めちゃくちゃ聞きたい!!!!!!!

いやこれ2枚組ほぼエロなしかあ……とずっと積んでいたんだけど、聞いてみたら2日に分けて聞くつもりが1日で全部聞いてしまった。

一応最後の最後に絡みシーンがあるのだが、別にいらなくない?と思うほど、2人の会話が心地よく、2人の関係性の進展がゆっくりと丁寧に描写されているところにすごく好感を持った。すれ違ったりもするのだが、そこは大人同士なので騒がしさはなく、全体を通してゆったり物静かな感じがすごく好き。

BLCDに慣れてくるとエロ極薄系退屈しがちな話何度かしてるんだけど、エロ薄いことそれ自体がイヤというより、ストーリーもキャラもどっかで見たような感じで当たり障りがなく加えてエロもないだとどこに美点があるんや……ってなってしまうのが退屈に感じる。逆に言えば、ストーリーがしっかりしていればエロ薄くても満足度は高いということをこの作品を聞いて改めて実感した。

もうこれトラック1で鷲掴みにされるくらい話面白かった。エロ極薄系にありがち少女漫画を男同士にしただけでは?感なくて本当に好き。

 

あともう2人のキャラクターがいい。可愛い。もうずっと野末さんも外川くんも可愛くて聞いている間可愛いが止まらない。

野末さんはおっとりふわふわしたいかにも可愛いおじさんという感じのキャラクターで、興津さんの演技がめちゃくちゃ可愛くて引き出しすごい……ってなった。

外川くんも基本クールでデキる部下なのだけど、野末さんへの好きが溢れちゃう場面がところどころあってそこがたまんないんだよな。阿座上さんはメインを聞くのは初だけど、実はリカー&シガレットでエンカウントはしていた。そのときに良い低音だな!と思ったのだが、メインでガッツリ聞くとクールでシュッとした感のある心地良い低音でやっぱめっちゃ良いな~!と思った。スマートさが強めの感じすごく好き。

特に好きなのがトラック4の「口説いてます……口説いてました。ずっと。死ぬ気で口説いてました。微塵も気づいてもらえませんでしたが」のところ!外川くんたまに可愛いところも見せつつ基本涼しげなんだけど、このセリフすごい切なげに言うのがめっちゃグッときて。野末さんは気付いてないというより気付いてないフリをしているだけなので、緩やかにすれ違っている感じが実際切ないし、ちゃんと時間かけて2人の関係性を描写したからこそ印象的に感じられるシーンだった。

 

エロなくてもいいからこういう話が丁寧に作られたBLCDもっと聞きたいなあ……。どうやらこれ続編あるっぽいので、それもぜひCD化されますように!!!

 

とろけて開いて(加藤将之×野上翔)

売れっ子暴君ポルノ作家×快楽に弱い新人編集

新人編集の夏目は、暴君と名高い売れっ子ポルノ作家・獄本龍之介の担当に。
我儘で気難しい獄本が突きつけた初仕事の条件は
『抱かれて官能小説の執筆に協力する』こと。
考え抜いたあげく渋々条件を呑むが…。

「本当は後ろも気持ちいいんだろ」
「さっきから中の締め付けがすごいぞ?」

読み上げる淫らな文章通りに獄本は夏目の身体を暴き、激しく抱き潰す。
これでもかと初めての快楽を教え込まれ、その先にあるのは…?

売れっ子暴君ポルノ作家×快楽に弱い新人編集の極上エロスがドラマCD化!

 

キャスト

夏目貴文:野上翔
獄本龍之介:加藤将之
泉:土岐隼一
志賀:寺島惇太

 

mumumsn.hatenablog.com

 

フォロワーさんのこの記事を読み、元々気になっていた作品かつ野上さん受け割と好きかつオタクの情熱に敬意を表して買うことにした。

わたしの山下さんの記事を読んで書いたそうなのだけど(ありがたいです……)、他の人の山下さんのBLCDの感想聞きてえ~!!って思って記事書いたのに野上さん受けのダイマ記事爆誕してるのめっちゃ面白い。

みんな推しのBLCDのダイマ記事もっと書いてほしい。わたしはあと熊ちゃん受けのダイマ記事なら書けるけど(攻めは全部聞いてない)、熊ちゃん受けの良さとか書かなくてもBLCD聞くオタクみんな知ってる説ある。

 

閑話休題

作家と編集という設定で起こってほしい全てのことが最高性癖作品。官能小説がキーになる作品なので、作品全体の雰囲気も官能小説っぽさがある。まあでも総括してしまえば、作家とそのスーパーオキニのオタクがこじれまくりながらくっつくまでの話なんだよな……オタクドリーム……。

複数のオタクが「これは野上さん受けの最高傑作」と言っていたのだが、確かにこれはすごかった。まずこれ攻めが受けに行為中に自分の小説を朗読することを強要するので、ずっと喘ぎながら朗読してる。これがめちゃくちゃすごい。とてつもなく高度なことをやっているのでは……????とビビった。

 

 

野上さんみたいな高めで可愛い系の受けが得意な人って他にも色々いるけど、可愛いな止まりなことが多い中、野上さんはめっちゃグッとくるのって快楽に弱い声出すのめちゃめちゃ上手いからだと思った。通常演技でも何かもうエロ同人誌の導入みたいな、この子絶対後のページでめちゃくちゃになるなみたいな雰囲気出まくってるというか。絡みシーンでの乱れっぷりは言うまでもなく。

あと途中獄本先生の描くヒロインってみんな清楚系淫乱だよねと言われるシーンがあるんだけど、そっか野上さん清楚系淫乱が上手いからわたしに刺さるのか……と全てを理解した顔になった(清楚厨)。快楽に弱そうな声してるけど、ビッチっぽさとか遊んでる感はないんだよなーーー真面目で大人しそうな子がこんなに!みたいな感じがある。

個人的にはトラック2のバイブ入れながらのラウンドが好き。後ろだけじゃイけなくて、前触ろうとするんだけどダメって言われての「お願いだから……イかせて……」がめちゃめちゃ大好き。

そして相手役の加藤さんもものすごく良かった!良い感じに渋くて乾いていて厳格さが漂う声だったので、ザ・小説家って感じがするなと思ったし役にすごくぴったりだった。

 

本編はシリアスな感じだったのだが、フリトはものすごくにぎやかで声出して笑ってしまった。縦笛のくだりが最低すぎて好き。これも続編があるそうなのでCD化されてほしいなあ……。

 

 

サラッと書こうとしたのに結構な大作になってしまった……。4月は新規3枚買っているので、それも感想あげられたらいいな。