長文置き場

備忘録

WITH/lations by IdolTimePripara 感想

 

WITH3rdの配信ライブを昼夜と見たので、熱が冷めないうちに感想。

といっても骨太な記事はきっと他の有識者の方や山下さんが書いてくれるはずなので、お任せするとして、サラッとした備忘録ということで。

 

 

前置き

今回のライブ、開催10日前くらいに無観客になることが発表されて、正直まあモチベーションを保つのがキツかった!コロナが流行り出してから1年ちょっと、見た配信の数は片手で足りる程度というほどの配信無精なのもあったし(長時間画面見続けるのがマジで苦手)、やっぱり初の単独は配信じゃなくて生で見たかったし……。

わたしは、WITHの曲だと好きにしてI-I-Z-Eが特別に好きで、去年からずっと生で見たいって思い続けてたんだけど、WITHステ→ステイベとわたしが入らなかった回でだけ披露されてて。何だこのガチャの物欲センサーみたいな運のなさは?と思ってたりしていて、でも単独なら100%見られるだろうと胸を躍らせていたら無観客。めっちゃショックだった。

 

あとずっとWITHとの距離感をはかりかねていたオタクなので、そのモヤモヤ感を解消したいという思いもすごくあった。

というのも、ドルオタから声オタになるにあたり、アイドル扱いしないとかアイドルのように消費しないという意識は常に持っているようにしているから、アイドルコンテンツとか本人が前に出てくるようなコンテンツに対して自分なりに距離置いてて。入れ込みすぎないようにしていたというか。楽しむにしても上澄みだけにしようみたいな。

山下さんは演技を聞いて大好きになって、素晴らしいお芝居を届けてくれるだけで十分だから、それ以外のことについてあんまり求めたり期待したくないなーとは思っていて、特に歌やダンスは披露するまでに長い準備期間がかかる。本業のことじゃないのに。それをエンタメとして楽しむこととか、ものすごく入れ込むこととか、高クオリティのパフォへの期待を寄せるとかに対して、少なからず「いいのかな」という躊躇いはあった。

それでプリパラやWITHが、全然作品も刺さらんし、曲も刺さらんとかだったら、not for meでスルーすればいいだけの話なんだけど、本編見たら終盤号泣しっぱなしだし、夢川兄妹爆萌えすぎて深夜にイラスト漁って悶絶するなどしていたし、今プリパラ1期から見ている最中で、曲に関してはWITHは曲から入ったくらいなので当然刺さりまくりという有様。このコンテンツをもっと知りたい楽しみたいと思わされてしまった。

みたいなことがもうずーーーーーーっとぐるぐるぐるぐる頭の中を巡っていて、そろそろ難しく考えるのもアンビバレントな感情を抱え続けるのも疲れたし、一発生の単独ライブ浴びて「考えるのもうやーめた!!!」ってなりたかった。このモヤモヤを晴らすには配信ライブでは威力不足なんじゃないかって思ってた。それくらい生の理解らせる力ってすごいじゃん……。

 

というわけで直前までモチベ高く保てなかったという話。

 

感想

前置きで1500字書いちゃった。やっと本編の話。

結論から言うと、めっっっちゃ楽しかったーーー!!!!

 

わたしはずっと好きにしてを生で見たいと言い続けてたんだけど、その次に見たい曲がQMWだったので、QMWから始まって好きにしてで終わるセトリ神じゃん……。

あとなんかもう全体的に歌もダンスも構成演出も本気だし気合い入りすぎてヤバいなって思った。本気度を疑っていたわけでは全くないけど、想像以上でビックリしたというか……。

曲もアルバムは数えきれないほど聞いているし通勤のお供だけど、ライブの演出付きで見ると「本当これ女児アニメの曲なんか???」ってなる。プリパラの本気度がすごい。最近アイパラ見始めて、今1期から見返してるから、WITH以外の曲も聞いているけれど、もちろんWITH以外のユニットの曲もマジで名曲揃い。でもなんかこうWITHの曲って気合い入ってる方向性が違うというか、ほとんどがアニメで披露されていない曲だからか、現場映えを第一に考えられた曲っぽい感じがすごくした。そのへんが三次元アイドルみがするのかな。

ダンスとかセトリ構成でいえば、MYCS!→SHOW ME~→マジアワ→エスパレの流れマジで圧巻だった。これ考えた人完全に天才では?てかゴリゴリに踊ってるし、歌ってるし、この気合いの入りようは何……???って宇宙猫になった。

 

それとやっぱ個人的ハイライトはラテンアレンジのGiraギャラ!これマジで度肝抜かれた。かっっっっっこよすぎんか!?!?!?!?早く音源欲しいんですけど!!!!!!定番曲きました!のノリで迎えるつもりが、完全に新しいものに生まれ変わってて呆然とした……。ショウゴの「いつもより少しだけ、情熱的に……」というセリフから始まるのも最高だし、バラ舞ってるし、元々大人っぽい雰囲気ある曲だなと思ってたのが更に更に大人っぽさ増してて超カッコ良くて最高だった。

 

終盤のスパダリとかオレーザーとかJUST NOWとか好きにしてで畳みかける流れもめちゃめちゃ良かった~~!!!好きにしてはマジで見たかったやつだからめちゃめちゃ楽しみにしてたけど、生で見るまで死ねないという気持ちが強くなるパフォだった。あと後ろに流れてるCGライブあれ単独で見たいけど!?3rdブルーレイの特典映像にでもつけてほしい。

なんかセトリ全体を通すと前半の方にわちゃわちゃ系とかバラード系を固めておいて、終盤にクール系のダンス曲で畳みかける構成なのめっちゃ面白いなって思った。疲れているであろう終盤にダンス曲を固めるの強気じゃん……。次こういう感じの曲来るだろうな~って予想ことごとく当たらなかったのでそのへんも楽しかったな。

 

ライブもすごく良かったし、3人のコメントも本当に良かった。

ソロコーナーの流れとか、Giraギャラを筆頭に既存曲のアレンジ祭りとか、めちゃめちゃ気合い入ってるし、観客の期待の更に上を行こうとか、度肝を抜こうって気持ちがマジでめちゃめちゃ伝わってきて、これ絶対生で披露したかっただろうな~~驚くオタクの顔見たかっただろうな~~って本当に思った。こんなすごいことやってるのに何で無観客……って思ってしまったり。

ただ去年延期になったものがやっと今年という流れの中で、これに区切りを付けないと前に進めない気がしたってコメントを聞いて、前に進むためのライブだったんだと思うとストンと腑に落ちたというか、このとき初めて無観客ライブをポジティブに捉えられた気がした。コメントの中でもこれからとか未来の話をたくさんしてくれていて、まだまだWITHやる気満々じゃん……ってニッコリしてしまった。

こう見る前は色々難しいこと考えてぐるぐるしていたんだけど、単独見て、WITHの3人が楽しんで熱意をもって取り組んでいるのが伝わってきて、なんかもうそれでいいかという気持ちになった。わたしは見ていて楽しい、キャストもパフォーマンスしていて楽しい(と思ってくれていると信じている)、それでwin-winだからそれ以上難しく考えなくてもいいかなと。素直に目の前にあるものを楽しめばいいんだなーって。

配信という形にはなったけれど、ライブを見てやっとわたし自身も気持ちの区切りをつけられた気がする。

 

WITHって不思議なユニットで、WITHとはってなったときにまず第一には夢川ショウゴ・三鷹アサヒ・高瀬コヨイからなる男プリユニットであるっていう大前提の軸があって。そしてもう1つに山下誠一郎小林竜之土田玲央からなる3人チームという第二の軸が存在している。後者に関しては本編の出番に対してリアルイベントが多かったから、キャスト3人のリアルなストーリーがいつしかWITHの中に取り込まれるようになったとわたしは考えている。そんな2つの要素が不可分に溶け合って絡みあってWITHなんだと感じた。どちらが欠けてもWITHを表すには足りない。

かといってこれがキャストが役を私物化した結果なのかというと、それとも何だか違っていて、彼らの発言を聞けば役や作品の世界観を最大限尊重していることがわかる。他のコンテンツではあまり見ない不思議なバランスで成り立っているのがWITHなんだなと思ったし、その独特の感じが面白いからもっとこの先を見てみたい。

 

そんなわけで自分で自分を納得させることができたので、このライブは本当に自分にとっても見る意味のあるものだったなとものすごく満足している。

だったので、4thの開催を心待ちにしています!!!!!!!