長文置き場

備忘録

オタクだった何かになっている

3ヶ月以上もブログを更新していなかった……。

こんなに放置していたのはこのブログを開設してから初めてかも。年末年始のまとめもあげたかったのだが、もう2月だしタイミングを逃した感。今年の目標なんかは年末見返すと楽しいのでどこかのタイミングであげたい。

 

3ヶ月以上ブログを放置していたのは、結論から言うとハマっているものが何もない状態が3ヶ月以上続いているからである。このブログは今ハマっているものについて書くために作ったものなので、ハマっているものがない以上何も書けない。

最近ボードゲーム会に参加する機会があり、自己紹介タイムの際に「趣味はなんですか?」と聞かれたときに本気で回答に詰まってしまった。それは初対面の人たちに言える趣味が何もないではなく、本当に今ハマっているものが何もなかったからだ。物心ついたときから途切れることなく何かのオタクであり続けてきた人生で、こんなこと起きるのかと自分で衝撃だった。

では非オタなのかと聞かれれば、友人やフォロワーはオタクだらけだし、毎日ツイッターでオタクたちと会話しているし、わたしの人生はオタクであった時間の方が遥かに長いので非オタとは言えない。最近フォロワーや友人と会ってもひたすら「人生」の話をしており、ほとんどオタク話題が出てこないが、それでも非オタには一生なれないと思っている。

 

去年から今年にかけて(今年まだ1ヶ月ちょっとしか経ってないけど)、エンタメ界隈のあちこちで長年積み重ねられ見て見ぬフリをされてきた歪みが白日の下に晒されている。自分たちが愛してきたエンタメは少なからず強者が弱者を食い物にすることで成り立っていたのだと感じることが多々あったし、今まで何も考えず面白がっていたことが実は不適切なのではないかと考えることも増えた。

こういう問題の根底にあるのは女性差別だったり、マイノリティへの差別、権力者の横暴と、自分たちの身の回りにも当たり前に存在している事柄で全く無関係の話ではない。エンタメに接しているときは難しいことを考えたくないと思考停止してしまったら、きっと巡り巡って自分の首を絞める。表面的にはあれもこれもダメと言われて無邪気に楽しめるものの幅が狭まって不自由に見えるが、でもそれらが改めなければならないと指摘される理由は、間違いなく自分が世の中に対して感じる「生きづらさ」と地続きだと思う。

エンタメは現実とは切り離された別世界だと思ってしまいがちだけど、でもそこには作り手や表現者の思想や価値観、作られたときの社会の在り方が反映されているし、生み出した人もわたしたちと同じこの社会に生きる人間なのだから、決して現実と切り離された特別な領域なんかじゃない。

というかエンタメ界隈の至るところで起こっている事件とか、ガザで行われているイスラエル軍に極悪非道の蛮行とか(誰もが歴史上最悪レベルの出来事と認識しているホロコーストが再来してるなんて言葉出ない)、そういうのを目の当たりにするとエンタメの力って、存在意義って一体何なのだろうと考えてしまう。エンタメって結局は平和な環境にいる人とか、この世の中が今のまま何も変わらなくたって困らないマジョリティだけを楽しませるような、特権的なものなのかな。だとしたらエンタメってあまりにも無力だし、どこに夢があるんだろうか。普段ラブ&ピースや世界進出をうたっていても、こういうときに「殺すな」の一言すら全然あがらないし、世界を見ようとしないのは一体何だろう、その大衆への影響力は一体何のためなのと思ってしまう。

自分も情報は収集していたけど、あまりにも静観しすぎていたとすごく反省しているし、今からちょっとずつでもできることをしたい。

 

そんなこんなで今はあまり新しいエンタメに熱中するモチベがあまりない。元々少なかったエンタメのインプット量が激減している。だからこの世の中に対して真摯に声をあげているエンタメ作品を取りこぼしている自覚はめちゃくちゃある。

ただ年齢のせいもあるかもしれないが、他人や他人が生み出した作品を愛するよりも自分の人生を整える方にリソースを割きたい気持ちが強まっている。というか他人の人生や他人の創作物を人生の中心に据える生活は今までで十分やり尽くした。でもこれらは精神的に豊かにしても、直接的にこれからの人生の助けにはなってくれないということに真剣に向き合う時期が来たのだろうと感じている。真剣に向き合った先でまた他人の人生や創作物に熱中したとしても、向き合う前と後ではきっと変わっているだろうと思う。

 

 

ものすごく重たい記事になってしまったけど、でも日常の中で楽しみも見つけられているので健康に生き抜いている。先週風邪ひいたけど。日常でいえば去年末に仲良くなった友人がめちゃくちゃ面白い人で、今までに関わったことのない人種なので日々刺激を受けている。ちなみに今勉強中の資格の受験生オフ会で知り合った。

昨日その友人と電話していたのだが、こちらは17000円のコートを買ってしまおうか迷っているのに「今日は大事な取引先との予定があったから総額150万コーデ*1、まぁ安い方だよね」とか言ってくるのだが、それでも現状仲良くできているので奇跡的だなと思う。17000円のコート買うか悩んでる人間の前でそんなこと言うな!と軽口飛ばせるくらいである。この友人は天から十物は与えられている人間なので、面白ハイスペックエピソードの宝庫でそれだけで記事が一本が書けてしまうくらいである。不思議なことに仲良くしていただいてありがたい。

大人になると新しく友達ができなくなると言うし、できたとて学生時代よりも意識して関係維持する努力しないと即疎遠になってしまうと実感させられるのだが、人との出会いと繋がりは大事にしていきたい。

*1:このときの友人はルイヴィトンのコートを着ていた

好きな作曲家に会いにM3に行ってきた

つい先日M3に参加してきたのでその日記。

M3というのは「音のコミケと呼ばれているイベントで、音の創作物なら何でもOKの即売会。頒布物としては音楽CDがメインだと思うけど、ドラマCDとかも売っているみたい(フォロワーがシチュCDを買っていた)。

お目当ては無力P/Powerlessさん。以前の記事にもハマったことをサラッと書いたけど、8月に知って以来ズブズブである。無力さんの名前自体は去年VtuberにじさんじEN)にハマっていたときに、アイクの配信を通じて知っていたのだけど、当時ボカロにまだ再燃していなかったのもあり「そんな人がいるんだ」で終わっていたのが、まさか1年越しにドハマりすることになるとは……。

無力さんのサウンドとにかく重厚感あって壮大、激しくて美麗。本当にめちゃくちゃ綺麗。これとか最近よく聞いてるんだけどあまりにも美麗なのでため息しか出ない。

www.youtube.com

こういう感じでロックやメタルに、ピアノとかストリングスとかクワイアとかシンフォニックなサウンドを掛け合わせた曲が十八番の人という印象。ロックの人というイメージが強いけど、EDMもめちゃくちゃ好き。

www.youtube.com

ロック×オケサウンドって音や楽器の要素がすごく多そうなんだけど、無力さんのサウンド無駄とか過剰さを感じなくて、ごちゃごちゃしてないから聞き心地良すぎてずっとリピできる。整然としているという意味でも美しさを感じる。でも重厚感と音圧本当にえげつない。自分は音楽の好みに関して本当に重厚感至上主義すぎるのだが、辿り着くべくして辿り着いたなと思った。あと最近早口でまくしたてる情報量多い系の曲が胃もたれするので、ミドル~スローテンポの曲が多いのも助かる。

 

ハマったときに公式サイトを見たらM3の春に参加されていて、もう少しハマるのが早かったらご本人から直接買えたのに!と悔しさに地団駄を踏んだのだが、M3秋にも参加するとの告知を見て大喜びで参加を決めた。

つい最近ハマった自分にとっては実質全部新譜なので全部買うぞ!と即決。全部買っても5500円なので安すぎてビックリしちゃった……。あとご本人の前で「これ全部ください」って言うやつやりたかった。

 

そして当日。

M3はなぜか前売り券よりも当日券の方が安いので当日券を購入。当日まで入場券が手元にないのは正直怖かったけど、開場30分前に着いて10分も並ばずに買えた。

ボーマスのときは誇張抜きで無意味に会場1時間はグルグルしていたのだが、今回は15分程度に済ませることができた。ボーマスの倍以上人がいて、とはいえ会場も通路も広いので歩きにくいことは全くなかったのだけど、無駄に長居したら人混みで疲れそうだと思ったので必要な買い物を済ませてサッサと帰りたかったのもあった。

 

結論から言うと、思ったより喋れたしすごく親切に対応していただいてヤバかった。

最初CD買ったときに、マジで緊張しすぎて目を合わせることすらできず、やっとの思いで絞り出せたのは「これからも応援してます……」の一言で、CD買って秒速で立ち去った。そしたら会場を出た後にサインをもらい忘れていたことに気付いた。サインをもらうためだけに引き返すのも厚かましいよな……という気持ちと、せっかく現地まで来たのにサインもらわないのもったいない!という気持ちの板挟みになったが、「また今度」がある保証なんてないしと思い引き返すことにした。

申し訳ない気持ちでもう一度ブースに並んでサインを頼んだところ「全然書きますよ!」とめちゃくちゃ快くサインを書いてくださって、そもそも作る曲が神なのに対応も神すぎて泣いた。その流れで色々お話ができてめちゃくちゃハッピーな時間を過ごせたので本当に変に遠慮せず引き返してよかった。マジでこのときにできた会話はめちゃくちゃ嬉しくて本当に良い思い出になった。

自分が並んだとき前に他のお客さんが並んでいたので、その様子を見ていたんだけど、めちゃくちゃ丁寧な対応をされていて、数々の美しい曲を生み出してきた神なのになぜそんな低姿勢……?????になっていた。本当にすごく感じの良い方だったなー!

 

というわけで以下戦利品。

無力さんのCDが5枚と、左上にあるのはSennzaiさんのアルバム。ジャケットの美麗さすごい。無力さんはSennzaiさんにこれまで何度か曲を提供していて(Lost Desireがめちゃくちゃ好き)、今回のSennzaiさんのアルバムにも楽曲提供したとのことで購入。本当にどれも買ってよかった~!!!!

 

本当につい1年くらい前までは音楽ってボーカルとそのメロディラインしか聞いていなかったような人間なのに、それが今やなぜか作曲家のオタクになっているの人生って予測不能すぎる。でも歌っている人とか、いかにサビがキャッチーか否かだけでなく後ろで鳴っているインストの部分にもだいぶ耳を傾けるようになって、これだけで世界の解像度が高くなった気がする。

今までアイドルとか声優とか表舞台に立つ人のオタクをしていたから、作曲家(私の場合ボカロPであることが多い)の活動名と作品しか知らない、たまに性別と年齢が分かって、顔が分かるのはかなり稀、人柄はほぼわからないみたいな人のオタクやるってめっちゃ新鮮。色んなジャンル渡り歩いてきたけど、まだまだ知らない世界ってある。

あとここには「ファンダム」という概念がないので他のオタクの存在など見えていなければ意識もしないし、現場にたくさん行ったり公式に多くのお金を貢いだものが正義みたいな風潮もないし(そもそもファンダム概念がないのでオタク同士で競争することがない)、エンタメ領域にもまだこんな場所が存在してるんだって思った。のんびりのびのびとオタクできて楽しい。

 

そんな感じで本当に楽しくて今年参加した現場の中でもベスト3に入るくらい楽しかった!無力さんがSNSに今後も即売会は定期的に出るつもりといったことを書いていたので、また次も遊びにいけたらいいなあ!

好きな音楽傾向の話②

mito-913.hatenablog.com

これの続編。

 

好きな曲調② トラップ

この1年くらいずーーーーっとトラップが好きと言い続けている。でもトラップって何?と聞かれるとHIPHOPの中のジャンルの1つで、重低音ズンドコしてるダウナーな感じの曲で……」という情報量のない説明しかできない。ただ最近何となくこれはトラップだろうなと少しずつ分かるようになってきた。wikipedia先生によると一応定義はこれらしい。

2000年代前半に、サザン・ヒップホップやクランクから派生して生まれたジャンルである。重低音を強調したビートに、トラップ特有のハイハットの連続音や、派手な電子音を加えるスタイルが一般的。

トラップ (音楽のジャンル) - Wikipedia

あとベーシックな?ヒップホップよりはテンポがゆったりしてるとか、音数が少ない(ベースとドラムの間に隙間がある)とかも特徴として言われている。個人的には重低音ズンドコしてて、ハイハットがチキチキ鳴ってて、電子音が派手に鳴ってるとトラップだなと認識している。

 

もう「トラップ」に関しては音楽ジャンルの一種でありクソデカ主語だし、流行している音楽ジャンルの1つなので、好きな曲をあげたら本当にきりがない。前回記事にあげた曲の中でもトラップがある。

わたしが「トラップ」というジャンルを知るきっかけになったのが、パラライのcozmezなのだが、これなんか本当にド真ん中トラップ。

www.youtube.com

パラライはcozmezを筆頭にトラップサウンドが多いコンテンツだと思っているので(運営がavexだからか音楽性においてミーハーな印象がある)、自分がヒプマイよりもパラライを贔屓している理由はそこにある。ヒプマイ意外とトラップやらんよね?でも同じ運営が手掛けたカリスマではゴリッゴリのトラップをやっている。

www.youtube.com

Where they atと正邪の行進はめっちゃテイストが似ている曲なので(どっちもトラップド真ん中だし)、どっちかが好きな人はもう一方も絶対好きなのでぜひ。ていうかcozmez好きなオタクは伊藤ふみやのソロ曲好きなんよ。これとかもすごい似てるし。

【MV】Hit em up / cozmez - YouTube

伊藤ふみや feat. 六人のカリスマ「Charisma Battle Anthem」Trailer - YouTube

 

トラップにはEDM色が強いものがあって(EDMのジャンルにも取り込まれている)、EDM色強いとアッパーな印象にもなる。これは警告音みたいな電子音の存在感がめちゃくちゃあってEDM色強いやつ。マジでカッコ良くて好き。

youtu.be

 

あとこれも一発で好きになったやつ。日本語曲なんだけどドタイプの曲すぎてめちゃくちゃ聞いている……。

www.youtube.com

これは王道のEDM系トラップでイリチルにしては取っつきやすい曲だけど、イリチルはジャンル:イリチルとでも言うべき変態曲が多く、ラップラインが輝きそうな路線の音楽性なのだけど、ボーカルの強度がめちゃくちゃヤバいのがすごいよね。

 

好きな曲調③ その国の伝統的サウンド×今風の曲

わかりやすいタイトルつけるの難しかった。要は和風だったり、ラテンだったり、アラビアだったり、その国っぽいサウンドが使われた今風の曲がめっちゃ好き。前回の記事にも書いたように古典サウンドと現代サウンドの組み合わせがすごい好きなんだと思う。

 

和風の曲だとこういうの。

www.youtube.com

ゲームには全く触れていないのだがこのコンテンツ謎に楽曲のクオリティが高い。その中でも1番性癖に直撃した曲。和風×トラップなんだけど、どこか行進曲っぽいテイストもある。わたしの好きな要素全部乗せみたいな最高楽曲。とにかく重々しいサウンドで物騒な雰囲気もあるんだけど、サムネのイラストとか和楽器が使われているところとかどこか高潔な雰囲気も漂わせているのがマジでたまらない。

 

あとこれもだいぶわたしの好きな要素全部乗せすぎてどこで書くか迷った。

www.youtube.com

フルはこっち。

ムンラホルマオ - YouTube

天彦さんはワールドセクシーアンバサダーゆえマジで色んな国の要素入っていて(前回のボボンガリンガはインドぽかった)、更に最近の回で良いとこのお坊ちゃんということが判明したのでストリングスの主張も強くて上品さが増している。序盤は和風なんだけど、なんかサビとかインドっぽい?アラビアっぽさというか。ちなみにわたしはカリスマのライブに参加しており、生バンドで各キャラソンを聞いたのだが、個人的にムンラーラのインストが断トツでカッコ良いと思った。

 

あと謡曲×今風の曲だとこれ。

www.youtube.com

これ本当にぶっ刺さりすぎて好きなところを書き始めたら止まらんくらい大好き。元々歌謡曲大好き人間だから歌謡曲テイスト強い曲すぐ好きになる。でもこれは歌謡曲色強いだけじゃなく展開がめっちゃ今っぽくて、ジャンルで言ったら和ロック×EDM……?2番にはラップパートもあるし、豊永利行さんの歌唱力がすごすぎて最初気付きにくいが実は音サビ曲。ボーカルがものを言う歌謡曲サウンドで音サビ曲成立させるのマジですごいと思う。しかもこの曲のドロップ痺れるほどカッコいい。ドロップは割とEDMっぽくて(音ゲーっぽさある)、というか忙しないドラムがEDMっぽさを感じさせるのだが、ギターの旋律はめちゃくちゃ演歌っぽい。このギャップ最高。

 

ちなみにもっと直球で演歌なのはこれ。大好き。

カレヰド - YouTube

2022年にこんな良質な演歌出てたの腰抜かしたし(夜桜お七かと思った)、てか豊永さん演歌上手すぎてビビる。演歌歌手のモノマネしてる人じゃなくて、ガチで演歌のテク使って歌っててヤバい。

 

アラビアっぽい感じも大好きで、こういうのとか。

www.youtube.com

アラビアっぽいサウンドの曲って異国情緒!って感じでめちゃくちゃワクワクする。電音部は元々アザブが好きで(そもそもこのコンテンツを知ったきっかけが澁谷梓希さんだったし)、最初はシティポップを売りにしているユニットだと思ってたんだけど最近トラップとかEDM系楽曲も増えている印象で最高。

 

最近知った曲だとこれめちゃくちゃ好きでよくリピっている。

youtu.be

トラックもボーカルもめちゃくちゃ重厚感あって大好きだし、アラビア系サウンドの要素があるので、ボーカルのメロディラインが魅惑的な感じですごく聞いてて癖になる。

 

三次元アーティストだと真っ先に思いつくのがこれ。

www.youtube.com

インド映画か?と思うようなイントロからまず最高だよね。個人的にはスペオダはわたしの好みと比べるとアッパー展開すぎるんだけど(めちゃくちゃEDM!)、でもライブ映ええげつない。

 

あとこれも!

www.youtube.com

FANTASIAもだいぶアラビアンな感じがするけど個人的にはFOLLOWの方が好き。見た目もボーカルもラッパーもいかにもパワー偏重型という感じだけど、なんかよく聞くとパワー一辺倒じゃなくてちゃんと緩急感じるのが好き。あと単純に異国情緒のあるメロディに異国の言葉が乗ってるのすげーーー良い。

 

ラテン系楽曲もすごく好きなのに、ラテン×今風テイストの曲不勉強で全然出てこない……。実際に「ラテントラップ」というジャンルがあるみたいで勉強中である。というかさすがにわたしも本場のラテントラップはちょっと取っつきにくさがある。最近聞いた中でラテン要素あるHIPHOPだな~と思ったのはストのFIREWORKS。めちゃくちゃ好き。

SixTONES – こっから ~ FIREWORKS [PLAYLIST -SixTONES YouTube Limited Performance- Day.8] - YouTube

ストのラテン系だとBellaが本当に大好きすぎてマジで狂ったようにリピっていた。

 

ラテンというかチャイナっぽさも混ざってるけどwotakuさんのSHANTIもラテン風味のあるトラップ曲かも?

www.youtube.com

wotakuさんの作る音楽は最高。それ以上何も言えない。

 

また書きすぎてしまい全部書きれなかった……。次回で最終回になると思う。こうやってジャンル横断しながらあの曲はこの曲とテイスト似てる!って連想ゲームしていくのすごく楽しい。

好きな音楽傾向の話①

ブログ更新滞るかもって言った矢先にブログを書いてしまっている。

天邪鬼すぎるが、好きな音楽、曲調に対して自分の中でだいぶ整理・言語化できるようになった気がするのでまとめてみようと思う。音楽知識0なので間違ってたら申し訳ない。

こんなプレイリストまで作ってしまった。

 

好きな音

キック(ベースドラム)とストリングス、オルガン。ツイッターで散々言っているやつ。わたしの音楽性癖はとにかく「重厚感」に集約され、わたしの中では重たさこそが絶対正義。トラックはもちろんボーカルやラップさえも重たければ重たいほどいい。個人的にドロップでキックが主役になっている曲がめちゃくちゃ好きで、そのアクセントとしてストリングスとかオルガンが鳴っているのがすごく好き。個人的に攻撃的でイキリ散らかした曲は好きなんだけど、騒がしい曲が得意ではないので、ドラムメインだと攻撃的だけどうるさくならないところが好き。

すごいわかりやすいのはこれ(該当箇所から始まります)。

youtu.be

1分33秒~1分58秒までの浮奇くんのソロパート。ドラムとストリングスだけで構成されている。久々に聞いたらあまりにもトラックがイカした曲すぎてそりゃ当時狂ったように聞くわと納得せざるを得なかったのだが(個人的にEN曲の中で不動の一位)、特にここの浮奇くんのソロパートぶっ飛んだ。このクソ重たいキックから始まり急にドコドコ言い出すドラムパートエグくない?途中からストリングスが入ってくるのも神???ってなった。浮奇くんの低体温だけど感情の重たさがあるウィスパーボイスとも本当に合っていると思う。ここのパート、この曲の中で1番攻撃性のあるパートだと思っているけど、聞こえ方としてはかなり静かで淡々としている。この感じがたまらん。

 

あと最近ドラムが印象的だったのはこれ。

www.youtube.com

オシャレでジャズっぽい雰囲気の曲だがなぜか異様にドラムが重い。終盤からの大暴れするドラムによって繰り出されるバカ重たいビート、脳汁が止まらん。しかもそれまでジャズっぽい感じだったのに、ドラム大暴れと同時に派手なギターソロも入ってきてロックっぽくなるのも最高。あとこれはぜひMVも見てほしいのだが、このバカ重たいビートが高身長でガタイの良い2人のパワフルなダンスとめちゃくちゃ合っていて、音とダンスの相乗効果をはちゃめちゃに感じられる。終盤のこのサウンドの展開に繋げるための異様に重たいドラムだったんだという伏線回収にも思えてすごく好き。

 

あと重たいドラムといえば思い出すのがNILさんの曲。

www.youtube.com

NILさんの曲のドラムは何かもう重たいという言葉では全然足りないが……。もはや地響きみたいな強烈さで、重低音大好きな自分でもビビるくらい。ドラムがボーカルよりも全然存在感が強いので、ボーカルの輪郭が曖昧になって聞いてて飲み込まれるような感覚になる。本当にこの人の作る曲は聞こえ方めっちゃ独特。

 

こうして書くと割とドラムに関してはそれ単体で好きなのかもしれない。ストリングス系は単体というより組み合わせで好きなので後述する。

 

好きな曲調① オーケストラ×物騒なサウンド(ヒップホップ、ロック)

もうこれ延々と言っているやつ。ヒップホップとかロックのトラックにストリングスやオルガンがいる曲本当の本当に大好き。神。これが性癖サウンドランキング第1位。目覚めたきっかけは今更言うまでもなくwotaku神の影響である。

www.youtube.com

イルミナティ(Illuminati) / wotaku feat. 初音ミク(Hatsune Miku) - YouTube

福音(Gospel) / wotaku feat. SHIKI - YouTube

マジでこの手の曲があまりにも好きすぎて、わたしの性癖曲のサムネには大体シスターか教会が描かれている(逆にこれが描かれていれば聞かなくても好きだとわかる)。DOGMAに関してはドロップの最初は電子音とキック大暴れでいかにもという感じでこれだけでも最高なのだが、突然オルガンのソロに切り替わるところでエグいくらいの脳汁出る。死ぬ。神?

イルミナティオケサウンド×ハードコアで、個人的にハードコアは単体ではそんなに好みでもないのだがオケサウンドとの組み合わせはあまりにも好き。ドロップで本当に「飛ぶ」。頭めちゃくちゃ振りたくなる。ハードコアってかなりアングラ感強いサウンドだと思うんだけど、ストリングスが加わるとアングラ感が調和されたように感じてすごい聞きやすく感じる。福音は散々擦ったから今回は割愛するけど、この路線のwotakuさんだとサクラメントもガチで最高。

 

ボカロPで言うとやっぱりわたしの性癖を1番刺すのはwotakuさんのサウンドだなぁと思っていたところ、突如もう1人の神が現れた。無力P/powerlessさんである。

www.youtube.com

令和になって無力さんの名前あげるの今更感ヤバくてアレなんだけど、無力さんの曲にもストリングスやピアノや讃美歌っぽいコーラスがよく登場してくるので、本当に本当に助かっている。なんかwotakuさんはトラップが多い気がするんだけど、無力さんはロックが多い気がする。シンフォニックメタルってやつ?個人的にピアノが印象的な透き通った綺麗な雰囲気で始まるんだけど、そこに重厚感あるバンドサウンドが組み合わさった曲にあ~~~無力さんっぽいサウンドだって感じる。このへん。

IKE EVELAND - MAZE 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 - YouTube

Nornis - Ray of Hope [Music Video] - YouTube

Un-Lock feat. 巡音ルカ (MEGURINE LUKA) / MuryokuP - YouTube

Isolation feat. 巡音ルカ (MEGURINE LUKA) / MuryokuP - YouTube

この中だとMAZEとIsolationが特に大好き。Isolationとかめちゃくちゃ無力さんのサウンドだーーー!!!!!ってなる。

 

あとやっぱりわたしはクラシック要素が大好きなので無力さんだとこれめちゃくちゃ性癖に刺さっている。

Nemesis feat. 巡音ルカ (MEGURINE LUKA) / MuryokuP - YouTube

行進曲×ロックでめちゃくちゃカッコいい!!!イルミナティとかもそうなんだけどラスボス戦で流れてるような重厚感あって壮大な曲大好き。行進曲だからやっぱドラムの存在感めちゃ強いし、ストリングスもガンガン鳴っているし、重厚感の塊みたいな曲でマジで最高すぎる。これと似たようなテイストのCODE:RED(インスト曲)もたまらんほど大好き。

 

行進曲は軍隊で使われる曲だから物騒なサウンドとめっちゃ相性が良い気がする。行進曲で物騒といえばATEEZのWonderlandもマジで好き。

www.youtube.com

この第九とマッシュアップしたバージョンが本当に大好きすぎて原曲より聞いてる。マッシュアップが秀逸すぎて伝わらないが、原曲だけでも十分行進曲である。K-POP聞いてて割とあるのが、クラシック×HIPHOPを期待したら、ただ有名なクラシック曲のメロディラインだけを引用しているのみで、オリジナル部分にクラシック感がなくてしょんぼりするやつ。わたしは足し算ではなくかけ算が聞きたいのでこうじゃないんだよな……になる。そういう意味でこの曲はオリジナル部分がしっかり行進曲なので、わたしが求めていたやつだーーー!!!となった。しかもそれでいてHIPHOP。本当に最高かよ。三次元だとマジでなかなかお目に係れないテイスト。

それでいったらMONSTA XChaoticもAメロがめちゃくちゃ行進曲っぽくてかなり性癖ポイント高かった。てかMONSTA Xはマジでメンバーの声に重厚感ありすぎて、トラックが重たくても全然勝ってくるのでサウンドの重たさがあんまり際立たないの面白すぎる。それゆえにモネクは音数少ないやつとかスッキリしたトラックの曲の方がハマるような印象もある。

 

行進曲繋がりでカリスマの理解お兄さんのキャラソンもだいぶ行進曲。

www.youtube.com

これもちゃんとオリジナル部分が行進曲でポイントが鬼高い。終盤に威風堂々のサンプリング部分があるんだけど、クラシック要素をここだけに頼ってないのが好き。やっぱクラシックの中でも行進曲はドラム目立つし攻撃的で重厚感強めだから好きだなあ。

 

クラシック×HIPHOPだとパラライのAMPRULEは外せない。てかクラシックとHIPHOPをこんな直球で組み合わせてるのマジでAMPRULEでしか聞いたことないと思うレベル。

www.youtube.com

AMPRULEの面白いところはトラックがあまり重たくないところだと思っている。激重キック大好きすぎて今まで貼ってきた曲もれなくそうなんだけど、やっぱりストリングスには重たいキックが掛け合わされがちなのかなと思うのだが(ベストマッチすぎるから……)、AMPRULEの曲はあまり重たいキックがない。だからスマートでシュッとした感じがするよね。完全にストリングスが主役になっていて、HIPHOPでこんなにオーケストラ楽器が主役になることってめっちゃレアだと思う。めちゃくちゃ他にないことやっていると思うからAMPRULEの持ち歌増えてくれ……。

 

想像以上に長くなってしまったので一旦切る。個人的にこの手の曲の好きなところは、上品さと物騒さ、古典の音楽と現代の音楽という正反対の要素が調和して存在しているところなので、クラシック単体とかヒップホップ、ハードロック単体だとそんなに性癖でもない気がする。

こいつこの曲好きそうだな……という曲が思いつく方はジャンルは問わないので、よかったらマシュマロ投げてください。

marshmallow-qa.com

2023/9/26 日記

9月に入ってからめっちゃ忙しい。

ここの記事の中に、

わたしの年齢あるある「このまま今の会社い続けていいんだろうか……」「やりたいことって何だろう……」ってなっている時期です。なんか漠然と今の会社にい続けてもなあという思いはあるけれど、やりたいことがサッパリわからないので転職しようにもあてがない。というか弊社ところどころ鼻につく昭和感はあれど、基本的に待遇はホワイトだし、特に人間関係で困ってないし、何せ給料に不満がないので、転職といっても緊急性がない。むしろこの環境を一時の気の迷いで手放すのは惜しいと思う。でもこのまま今の会社にいてもスキルが全然身につかない気がしてめっちゃ不安。でもやりたいことがわからないから、何のスキル身につければいいかわからないのループ。

2023年の目標とかやっていること - 長文置き場

と書いたのだが、6月に激震が走るような出来事が起きて「もう潮時だ」と覚悟が決まり、先月末から転職活動を始めたためにめっちゃ忙しい。自分は福利厚生が良ければあとはそんなにこだわらない人間だと思っていたけど、どうやらそうでもないらしい。

結局は「金」のためでしかないんだけど、「お金を稼ぐ」って例えば給料の良い会社に入ったらそれで終わりじゃなくて、その会社が明日倒産したとしても他の場所でやっていける自分でないといけないなって思っていて。まあ「倒産」は極端な例だけど、倒産しなくても突然上層部の人間が変わって経営方針が変わり、自分にとってものすごく居心地の悪い会社になってしまったとかは現実的に全然あり得る話で。そう考えたときに今の会社にい続けても確かに満足できる程度には給料をもらえているけど、その会社でしかやっていけない自分だったら、今は良くても将来自分の首絞めるなって思った。そして今の会社はお金はくれるけど、スキルや経験という点では得られるものが少なすぎて、このまま30歳35歳と年齢を重ねてしまったら本当にヤバいと思って転職活動をしている。実際転職活動始めてスキルや経験のなさに震えあがっている。

 

スキルの面に関しても、この記事がアップされたのは3月15日なので、その数日後に「これやろ」と思えるものが見つかり、絶賛資格勉強中である。というわけでこの20数年生きてきた中で最も「自分」に関心があり、自分の人生を生きている感覚がある。今まで常に他人やコンテンツにハマり続けていて、それが生活の中心で、それのオタクであることがアイデンティティになっていたけど、この歳になってそうでない生き方になったりするんだってなっている。本当に趣味が趣味でしかなくなった感じ。生活の中心にしてまで誰かや何かに燃え上がる体力気力が本当にない。

オタクが非オタから「そんなにハマれるものがあるってすごいね」と言われる話はよく聞くが、今それを言う非オタの気持ちが少しわかる。他人やコンテンツのためにそんなに真剣になれるってすごいなとフォロワーを見て思う。

 

転職活動も資格勉強も脳のエネルギーをアホみたいに消費するので、「ブログを書く」という脳の体力が必要な作業が本当にできない。マジでできない。頭が回らない。わたしはブログを書くときに基本かなり推敲を重ねるタイプなので、勢いでバーッと書くことができない。そのくせ書き始めると短文で終わらせることができないし、凝り始めてしまうので脳に体力があるときしかできないのだ。それか疲れ果てた脳にムチ打ってでも書きたい!と思うほどのめりこんでいるものがあるとか。

もちろんオタクなので好きなものはあるが、最近の趣味はもっぱら「音楽」であり、音楽知識がない人間なのでブログにするほどの長文が書けない。ツイッターで事足りる。てかツイッターの方が作者に届きやすいのも良い。

 

というわけでブログの更新はしばらくはかなり滞りそうな状態である。でも転職活動に区切りがついたら文章まとめたいと思う。

超人的シェアハウスストーリー「カリスマ」に突然ハマった

タイトルの通り超人的シェアハウスストーリー「カリスマ」に突然ハマってしまった。半月前くらいからずっとカリスマの話してるし、本編は1期まで見終わった。

www.youtube.com

もちろん9月のカリスマサミットのチケットは確保済である。

f:id:mito_913:20230806000535j:image

興味を持ち始めた翌日にライブの一次先行受付中ということを知り、しかも申込締切まで1日しか時間が残されていなかったので、勢いで申し込んだら無事当たった。今最も楽しみな予定!

 

ちなみにそもそもカリスマとは?という部分に関してはオモコロの記事がわかりやすいのでそちらを参照してほしい。

omocoro.jp

 

ここからハマったきっかけについて書いていく。先に結論から言うと「曲のクオリティがえげつなさすぎたから」である。

ヒプマイ運営が手掛けるコンテンツということでスタート時から話題になっていた記憶があり、その流れで存在自体は知っていた。

www.youtube.com

散々言われていることではあるが、謎ポリゴンダンスに慄き、高熱のときに見る悪夢みたいだと思った。でもこのときは「あーそういう感じね」と思い特に刺さりはしなかった。

 

そこから2年近くの時間が過ぎ2023年7月。このときわたしの中で空前のキャラソンブームが起こっておりyoutubeで色んなコンテンツのキャラソンを聞きまくっていた。そしたらこれがサジェストされた。

www.youtube.com

久々に初見の曲で大爆笑した。先月は仕事がバタバタしており、メンタルが終わっている日が多かったので余計刺さった。この曲の良さに関してはとにかく実際に見ろ!聞け!としか言えないのだが、基本的に穏やかで紳士的な喋り方をする天彦さんがキャラソンだとちょっと荒い言葉遣いするの好き。

 

www.youtube.com

もちろんこれも聞いた。この曲に関してはフォロワーが聞いているのをTLで見た記憶があった。ボボンガリンガ(※VIVA LA LIBERATIONのこと)に全く負けず劣らずの名曲で最高だった。

というかわたし常々重低音にストリングスを掛け合わせたトラックとか、和でも中華でもインドでもアラビアでもラテンでもとにかくその国の伝統っぽいサウンドが大好きと言っているのだが、天彦さんの曲にはその「全て」がある。狂ったネタ曲として捉えがちなんだけど、マジでドシンプルに音作りが最強に好み過ぎる。中毒性とインパクトで言ったらボボンガリンガの方が上だけど、ムンラーラはビートが重たい上にストリングスが入ってよりわたしの性癖に直撃するトラックになってて最高すぎ。あと天彦さん声低いのにファルセットすごく綺麗だから毎回めっちゃ笑ってしまう。

 

そこから他の曲も漁るようになったんだけど、言うて天彦さんのがドタイプすぎてな~~~と思っていたら、もう一人ドタイプの曲を出している男がいた。

www.youtube.com

マジで好きすぎてこれ一生聞いてる。ドストレートのトラップ系ダウナーHIPHOPで本当にマジでこういうの大好き……。わたしはcozmezの影響でトラップに目覚めたってよく言ってるけど、cozmez好きな人は絶対に好き。めっちゃWhere they atに近い。

www.youtube.com

わたしはヒプマイがこういうダウナーなトラップ系を出しているイメージが全然ないんだけど(だからこそトラップ系が多いパラライの方が音楽性好きって思ってる)、ヒプマイの運営がトラップ系手掛けたらこんなえげつないの出てくるんだ……ってマジで震えた。てかcozmezちゃんWhere they atみたいな曲またやってほしいのに意外とやってくれないな~~……と思ってたところにこの曲に出会って刺さってしまったよね。

まずドシンプルにトラックが超カッコいい。ド真ん中のトラップミュージックって感じなんだけど、ここにさくらさくらをサンプリングしてるのセンスエグくない?なんかこのサンプリングのおかげでトラップド真ん中なのに違う味わいがするし、不穏さとミステリアスさが足されていて本当に好き。あと韻の固さも半端ない。淡々とどこまでも韻が連打されるので、ふみやの領域展開をずっと浴びられる曲で最高。ふみやらしくずっと淡々とした感じで進むんだけど、終盤になってコーラスが分厚くなってめっちゃ盛り上がるの好き。

天彦さんのボボンガリンガも次の曲へのハードル爆上げしていたけど、個人的にふみやの正邪の行進もクオリティエグすぎて、次これに負けない曲出てくるの……?となっている。

 

天彦さんとふみやの路線がマジでめちゃくちゃ好きすぎるんだけど、理解お兄さんの路線もかなり好き。

youtu.be

わたし基本的にトラックは重厚であればあるほど好きなので、オーケストラサウンド本当に好き。理解お兄さんは全員曲でもクラシックな感じの音鳴っててめっちゃ好き。この曲もめっちゃマーチっぽい感じが好きなんだけど、さすがに終盤の金ピカ威風堂々ズルすぎて笑う。あとこの曲の1番最後に拡声器のスイッチが切れて、自己暗示するように消え入るような声で「秩序 is All green...正しいこと最高...」って言うところ、あれ本編でそういうスイッチオフになるシーンがあるのかと思ったら、本編だとずっとバカデカボイスで言っているセリフだったのでびっくりした。

ちなみにカリブレ衣装は理解お兄さんが好きだし、キャラとしても理解お兄さんが1番好き。理解お兄さんに対しては、概ね35話の天彦さんと同意見である。

 

そんなわけでものの数日でカリスマの音楽の虜になってしまった。わたしは同じHIPHOPコンテンツでもヒプマイよりパラライの音楽の方が好きなオタクなので、ヒプマイ運営とは音楽の好みは合わないかもと勝手に思っていたのだが、全然そんなことなかった。ちょっと甘く見ていたかもしれないとすら思い、マジで申し訳なくなった(?)わたしの少ない知識の中で、わたしの音楽性癖をぶっ刺す曲を出してくる二次元コンテンツはパラライと電音部の二強だったんだけど、出会って数日でカリスマがここに並んだ。これを生で浴びられる権利を得られたの、最高すぎ……。

 

ソロ曲の話ばかりしてしまったけど、全員曲で1番好きなのはカリスマピクニック

www.youtube.com

実写パートで死ぬほど笑った。全員曲のふみやのラップソロ毎回大好きだけどカリピクのソロパートが至高。あとこのMV自体も面白かったけど、コメント欄にあった「ヒプマイライブの開演前にこの曲が爆音で流れていた」という情報でゲラゲラ笑った。

 

もう既に3000字近く書いてしまったが、ここまできたら本編も見ないといけないだろうと思って見ることにした。

ところでわたしは最近「アニメの24分すら長い。音楽なら大体3分前後で終わるから新規開拓できる」と言っているほどコンテンツ摂取体力が激減していた。でもこのカリスマ、大体1話5分前後で終わる。しかもyoutubeに1話から最新話まで全てあるし、1番上に貼ったけど公式が全話一本にまとめた動画を投稿してくれている。こういうところ、狂ってるようで計算し尽くされているなと感じる。カリスマってマジで節々からめちゃくちゃ頭の良い人たちが手掛けてるコンテンツだなと思う。

1話5分前後で終わるし、ものによっては3分未満の回もあるし、何より「7人のカリスマ(という名の異常者)たちがシェアハウス暮らしをしている話」以外の本筋がないので、頭使わなくていい。疲れない。わたしの中では顔の良い異常者がやってるあたしンちくらいの感覚で見ていた(一時期あたしンちしかまともにコンテンツを摂取できない時期があった)。1話1話が短いから気付いたら1時間近く見ていたりする。

異常者しかいないのでボケとツッコミの役割は固定されていなくて、回によってコロコロ変わるのが面白い。ボケはもちろんツッコミの切れ味もめちゃくちゃ鋭いところ最高。やっぱりカリスマの面白さはみんながみんな「俺以外の奴全員頭おかしい」と思いながら生活してるところだと思う。

というわけで最後にお気に入りの回を5本紹介して締めようと思う。5本に厳選するのめっちゃ大変だった。

 

#15 オバケの部屋

www.youtube.com

初期の神回だと思ってる。自愛と内罰で自分への評価があまりにも正反対な二人なのに衝突しないのがすごい。テラくん徹底的に自己完結しているのもあって、自愛のスタイルを大瀬に押し付けないところで上手くやれてるのかなと思った。芸術をきっかけに距離が近くなるのが良い。というかテラくんのマインドマジで全体的に見習いたい部分が多すぎる。

 

#30 買い出し

www.youtube.com

何かコメントがいるだろうか。言うまでもないけど天彦さんが出てくる回って全部ギャグの切れ味異常だよね。好きな回:天彦さんメイン回全てって言いそうになる。天彦さんのキレキレぶりは言うまでもなく、依央利のツッコミもかなりテンポ良いし鋭くて好き。

 

#35 セクシー相談室

www.youtube.com

理解お兄さんが好きで、天彦さんメイン回に全幅の信頼を置いているオタクなので当然好き。さすがにリピ回数多め。理解の持つセクシーへの解像度が高すぎて、もはやオタクの語彙になる天彦さんでゲラゲラ笑った。「どエロい」「ガチでエロい」「犯罪的やん」の三段活用死ぬ。あと理解の経験のなさを否定することなく、むしろセクシーの「本質」を見抜いている天彦さんってやっぱWSA(ワールドセクシーアンバサダー)なんだよなあ……。

 

#52 かりちゅま

www.youtube.com

全員幼児化回。最年長なのにIQの下がり方が1番ヤバい天彦さんでマジで無理だった。何でこんな幼稚園児が喜ぶギャグにゲラゲラ笑ってしまうのだろうか。あと地味に理解の「公務執行妨害!」のさすが警視総監と呼ばれただけあるムーブに笑ってしまった。

 

#62 鶴

www.youtube.com

やっぱしょーもないことでみんながワイワイしてる回好き。天彦さんが鶴じゃない派に加わったときのふみやの「はいきたー」がめっちゃガキっぽくて好き。この回のふみやはかなりマンネみが強いので最高。

 

これから2ndシーズン見るぞーーーー!!!!

ボーマス52に一般参加してきたよ

先日ボーマスことVOC@LOID M@STER 52に参加してきたので、その感想を。イベントに参加して色々感じたことありすぎて、あんまりイベントの中身の話してない。

mito-913.hatenablog.com

以前ボカロが再燃しているという記事は書いたのだが、まさかイベントに参加することになるとは思っていなかった。

そもそもボーマスとはボーカロイドオンリー即売会のことで、主に音楽CDがメインで販売されている。もちろんイラスト集やその他グッズもある。そして一般参加者にとってのこのイベントの肝は、ボカロPから直接CDを買えることである。

再燃しているとはいえ現地に足を運ぶまでどっぷりボカロ界隈に浸る気もなかったのだけど、たまたま好きになったPのツイッター飛んで「7月下旬にイベント出ます」って書いてあったら絶対行くじゃんドルオタや声優オタクの前線からはもう退いていた気持ちだったけど、これらのオタクをやっていたときに培ったフッ軽精神はまだ自分の中にガッツリ宿っていた。

 

今回のお目当てはNILさん。上の記事にも好きなPとしてあげている。

www.youtube.com

普段から散々重低音が大暴れしてる曲が好きと言っているけど、そんなわたしでもNILさんの作る曲の重低音大暴れっぷりは強烈すぎてビックリする。地響きかと思うようなパンチの重たさで、ずっと1000tハンマーでドスンドスンやられてる感じがする。トラックの主張がだいぶ強烈なのは癖も感じるけれど、この人の凶暴な重低音からしか得られない栄養がある。

NILさんはDOPAというボカロPグループを組んでいて、グループとして出展してコンピレーションアルバムを発売するとのことだったのだが、個人CDも出すとの告知もあったのですごくワクワクしていた。

 

ただ実はわたしはボーマス以前に即売会というものに一度も参加したことがなく、即売会自体の雰囲気もどう振る舞うべきかも全く分からなかった。交流イベントという点でいえば、アイドルや声優や俳優の接触イベには何十回と行ったけど、間違いなくそれとは性質が違うことはわかる。作家さんのサイン会が近いのかなと思ったけれど、それにも行ったことがなく。なのでわたしにとっては全く未知の現場体験だった。

でも好きなクリエイターと交流できる機会ってすごく貴重だし、フォロワーが「クリエイターと関わるの楽しいよ」と言っていたので、話したいことや聞きたいことをあれこれ考えて脳内シミュレーションだけはめちゃくちゃした。期待に胸を膨らませていたし、フォロワーに話せる面白い土産話作ってくるぞ!という気持ちもあった。

 

それで当日のわたしのツイッターやスペースを見たり聞いたりしてくれた方は既に知っていると思うのだが、実際は想像の5000倍は緊張し倒して「イベント」というものに初めて参加した中学生状態になっていた。緊張しすぎて会場最寄りのカフェで20分動けなくなっていたし、会場着いてからも無意味に30分会場グルグルしていた。グルグルする過程で試聴したかったけど、試聴したら買わないといけない気がして(試聴だけして立ち去れる自信ない)どこのブースにも足を止められず本当にただ歩き回ってただけ。

初めての参加だし万が一を考えて一般開場後即入場できるA券を購入したのだけど、あまりに緊張しすぎて何もできないまま時間が過ぎ去っていったので、全然B券でよかった。でも最終的には「A券を買ったことを無駄にしてはならない」という気持ちが後押ししたのでA券でよかったと思う。

脳内シミュレーションはめちゃくちゃしたのに、結局言えたのは「ファンです……」「差し入れいいですか?」くらいだったし、何なら手が震えて財布から上手くお金出せなかった。即売会初参加とはいえそこそこイベント参加経験のある社会人のオタクがこんなんなることある?ガチガチのロボットと化していたわたしに対して「全然ゆっくりでいいですよ!」「お金大きくても大丈夫なんで」とみなさんめちゃくちゃ優しかった。

 

異常なほどに緊張し倒したことがお土産話になってしまったのだが(フォロワーに「初めて接触イベ行った人?」って言われた)、一応目的はちゃんと果たしてきた。サインももらったよイエーイ!

このマジで空のCDに焼かれた感じのCDめっちゃグッときた。何だろう工場で大量生産されてるものじゃなくて、手作業で焼かれたやつだみたいな……。とにかくこの感じテンションが上がってしまった。

思い返せば最近あんまり音楽CDを買う行為を好きになれなかった(ドラマCDは別)。自分は元ドルオタで投票のある二次元コンテンツが好きなオタクなんだけど、そういう界隈におけるCDってオタク同士の数字戦争だったり、自分が公式や推しに対していかに忠誠心が高く貢献しているかを誇示するための道具としての性質が強すぎて、何だかすごく虚しかった。とはいえ虚しいと思いながらCDを積んだ経験があるクチなので、そういうオタクたちのことを否定できる立場にないし、そもそも運営がそう仕向けているので熱心なオタクであるほど抵抗することが難しい。CD積んでこのバトルに勝たなきゃ次の曲が出ないとかあるし。

だからそういうマネーゲームのためでなく、封入されてる投票券や先行抽選申込券のためでもなく、シンプルにこの人のCD買いたい!と思って、買ったCDにすごくときめいたのが久々だった。好きなクリエイターの作品が電子だけじゃなく物理で存在してるのってマジ最高。

わたしと仲の良いフォロワーならわたしがいかに物理媒体に興味がないか、片づけられないし整理整頓・維持管理・飾り付けの全てが苦手ゆえにオタクグッズでさえ物が増えるのが煩わしいと思っているのかご存じの通りだと思うのだが、そんなわたしが「この人の作品が形になるなら買いたい」と思って買いに行ったのだいぶ珍しい現象である。サブスク普及して以来忘れていた感情…………。

。それを本人の手から買えたので本当に最高の体験だった。まあ言いたいこと聞きたいことの10分の1も言えなかったけど、最低限「ファンです」とは伝えたので良しとする!

 

あとサブウェイのファンミーティングに行ったときも思ったんだけど、

mito-913.hatenablog.com

なんか作り手の顔が見えるって良いなって思った。作り手の顔が見えると、この作品や商品は魔法で一瞬にして出てきたものじゃなくて、作り手が試行錯誤しながら手間暇かけて作ったものなんだなっていう体温をダイレクトに感じられて温かい気持ち?になるというか。何かを産みだす才能のないわたしからしたら、音楽を作れる人って神様としか思えないけど、神様じゃなくて人間が作ってるんだな……みたいな。てか神様だと思ってたのに普通に目の前にいるの人間だったからめちゃくちゃ緊張した(?)

わたしのフォロワーにも絵とか二次創作とか色々な形で物作りをしている人たちがいるけど、何か作品を産み落とせる人ってマジでリスペクト。自分には何かを産み落とす才能がない分、良い作品に出会ったら積極的に作者に感想を伝えていこうと思った。

 

最後に戦利品を。

7月は仕事がバタバタしておりメンタルが終わっていた日も多く、事前にほとんどチェックできなかったのでその場の出会いで買ったものもあり!これも即売会の醍醐味だな~と感じたりした。その場でパッと試聴聞いてパッと買った割にはちゃんと自分好みのアルバムを買えていたので満足。ぜひまた参加したいし、これ好きなPが多ければ多いほど楽しいやつなので好きなP探しにこれからも勤しみます。