長文置き場

備忘録

華Doll* 2nd season INCOPLICA:IU~Universe~ 感想

タイトル長いな!!!!

はなどるの動向追えてなかったので発売日を全く把握していなかったら、今月でビックリした。予約が遅れて発売日に届かなかったのでサブスクで聞いた。サブスクでドラパまで聞けちゃうの便利すぎ……。

 

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感想を書いていくけれど、相変わらず考察は全放棄。

 

ドラマパート

一言で言えば、大筋は予想通りの展開。1巻だから序章の序章みたいなもんだろうなあと思ったけど、1巻だとるるでぃの活動再開が決定したというところで終わっているので、本当に序章。

キャラ設定を読んだ感じ亜蝶と鬨くんはバチバチにはあんとすのこと敵視してきて、元々大人気グループだからお高く留まったヒールな感じのグループみたいな描き方なんだろうなと思ったけど、マジでその通りだったね……。はなどるのこと半分くらい平成(1期)ライダーだと思ってるけど、マジで平成ライダーみが増している。

以下キャラ別の感想。

 

亜蝶

予想していたとはいえ、想像以上にAnthos*大嫌いすぎて一周回って笑ってしまうレベル。殺意がすごい。でももっとエリートのトップアイドルとしてドンと構えているかと思いきや、まだ1巻なのに全編通してヒステリックでめちゃくちゃ情緒不安定なのが意外だった。ものすごく危うい。

そして「華が咲くのに1年もかかったグズな連中」「あの出来損ないの彼」とか敵意がすごすぎる……。ただ活動休止の発表を夢にまで見てうなされているのとか、ChiHEROのシンパだからこその眞紘への敵意とか、元々激しい感情がぐちゃぐちゃに渦巻いちゃってる上に絶頂期ゆえの情緒不安定が拍車をかけている感じか。

1st seasonだと智紘って眞紘の優秀な兄として語られることが多かったから、アイドルとしてどんな影響力だったのかよくわからなかったけど、亜蝶みたいな強烈な信奉者がいると存在の大きさを知るというか、眞紘が置かれている立場の辛さをすごく感じてしまうな……。

それにしてもラストトラックの取り乱しようはすごかった。でも取り乱し方に脈絡がないところを見ると、華の副作用?でヒステリックになっているという感じがする。ルイに対して「お前みたいに気高い薔薇が咲いていたら」と羨むような発言をしたり、「もう時間がない」と言っているのがすごく気になる。それは身体的な意味なのかな?

このあたりの豊永さんの演技が迫真すぎて半端ない。後述するけど歌も半端なく上手いのに、演技もめちゃくちゃに上手くて、完全に"正解"の人を連れてきたな……と思ってしまった。

 

ルイ

よくわかんないなーーーーこいつ!!!!!亜蝶を絶対視している割に結構好きなように立ち振る舞っているように見えるというか。亜蝶が発作?を起こして「俺が弱っている姿を見るのはさぞ気分が良いだろう」と言われて、「お前が苦しそうなのは可哀想だが、俺が役に立てていると思えると嬉しい」って答えちゃうとことかさ!

現時点で亜蝶に対して悪意というか裏切りとかそういうネガティブな感情を持っているとは思えないけれど(亜蝶についていきたい気持ちは本物だと思う)、でもなんか何考えてるんだろうな~?という底の見えなさがある。

亜蝶と鬨がテンションもプライドも敵意も高めだからこそ、ルイのダウナーな感じというか敵意の薄さはバランスが良い。やっぱり1巻から5巻までAnthosの歩みを見てきたので、終始Anthosへの敵意ビシバシぶつけられるのもキツいというか。

ちょっとルイに関しては見えない部分が多くてあんまり語れることがないな。

 

まあるるでぃならこの子かなと思っていたけど、想像以上にとんでもない子だったね!!記者会見の対応とかマイナス500点だろこれ!!!って一周回って爆笑したけど、でもこのくらい生意気で不遜で度胸のある子じゃないと人気グループの新規加入メンバーなんて務まらないのかもしれない。新規加入メンとか辛い立場よなあと心配してたのを吹き飛ばすキャラクターだったね!

もっとみんなの前では可愛い子ぶってるけど、裏では超毒吐いてる二面性の激しいタイプかと思ったら、ずっと毒を吐いているという。したたかな面もあるし。だろうなとは思ってたけど。

弱い部分も描写されていた亜蝶と比べると、ずっと鼻につくような言動でヘイト溜めていきますねえ!という感じだったけれど、でも物語において大抵こういう子の鼻って後半でへし折られない?もうそれの前振りにしか見えんし、それを楽しみにしてるみたいなところがある。そういうサディズムをくすぐられるキャラなんだよな鬨くん……。

あと大輝の方の山下さんはドラマCDでガッツリ演技聞くの初めてなのだけど(3人とも初めてだけど)、小林裕介さんとか松岡禎丞さんの高いときの声にめっちゃ似てるなって思った。可愛いの中にハスキーが混ざる感じ。で、みんなアニメの主役めちゃくちゃやっている方なので、これがトレンド声……!と思うなどした。

 

気になること

・天霧プロダクション(社長)の思惑

なぜLoulou*diよりAnthos*を優先したのかは気になるところ。このことを亜蝶に問い詰められた社長、もうこれ完全に煽ってんな?ってくらいの話しぶりで笑った。

 

・亜蝶の体調について

これって智紘だったり失踪した雨宮快斗だったり人気絶頂を迎えたアイドルはみんな体を壊してしまうのだろうか。亜蝶以外のアイドルたちもこうなる運命なのか。「もう時間がない」って言ってたのも気になる。

それと明らかに水とは違うイントネーションの「ミズ」って何?って思ったら正しい表記は「MI:Z」で鎮静剤みたいなやつ?謎。

bunshun.jp

MI:Zの正しい表記ここで出てるんだけど、マジで悪趣味*1の手が込んでるなはなどるくん……!!!!

 

・鬨の因縁の相手

誰を許してあげないんですかね。Anthos*の誰かって考えていいのだろうか?鬨くんお坊ちゃまと考えると、同じく家柄の良い眞紘や理人か?それか現時点で1番よくわからない刹那くんとか。謎が深まる。

 

・記者たちの動向

これからの話に関係しないのに、モブの記者たちの会話4分も挿入するわけないよね!?人懐っこいあんとすは良いなあ、ルルディは全然姿見せてくれないし……みたいな感じの会話。記者たちの好感度はあんとすの方が断然高いよう。

で、この後に鬨くんのめちゃくちゃすぎる横暴会見なのが怖いよねえ!記者さんたちからの好感度地に落ちたやろ。それでも好評だったのビックリしたけど、これは天霧が大手事務所で、ルルディはその人気グループということへの忖度の結果かもしれない。

2-5でルイが「午前に取材が1件、午後にインタビューと撮影が1件ずつ……向こう1ヶ月はずっとこんな調子だな」と言っていたのが、2-6だと「午後からインタビューとスチール撮影。それから3日はフリーだ」って答えてる。それに対して鬨くんが「昨日確認したときはもっと忙しかったような…?」と言っている。

これもしかしなくても、鬨くんのめちゃくちゃ会見のせいで取材キャンセルされてません……?Anthosも記者には振り回されたし、天霧はあえて記者泳がせている節があるので、ルルディの記者への対応の悪さがどう出るか怖いところ。

 

・亜蝶の打つ手

Anthos*への殺意MAXすぎてこわい。

 

楽曲

正直視聴聞いたとき「ルルディ刺さんないな」って思ってて。だからこそ発売日全然把握してなかった節ある。Anthosの何が好きってコーラスとハモリが容赦ないところだったので、ソロ+ユニゾン構成かあ……って思ってた。3人の時点で何となく察してはいてたけれど。

それが今日フル聞いて秒速手のひら返しした。はなどるくんマジで裏切らねえな…!?

 

パート割りがほぼ均等で、曲によって落ちサビを担当するメンバーが変わるAnthosと違ってこちらは明確に亜蝶をメインボーカルに据えた歌割。とはいえ3人なので他の2人のパートが少ないわけでもない(亜蝶がちょっとソロ多いくらいの感じ)。

そしてまあ豊永さんの歌がめっっっっっっっちゃ上手い。めちゃくちゃ上手いだけじゃなくて、風格のある歌い方なので雰囲気がやべえ。確かにこれはトップアイドルの歌だわ……と思わされる。

とはいえ武内くんもA3!で聞いた感じむちゃくちゃ上手いし、山下さんもキャラ声で歌うことに定評があるイメージなので*2、結果歌が上手い人しかいないという。 まあはなどるくんは容赦なく高難易度の曲を振ってくるから、歌上手い人しかキャスティングしないのは知ってる。

あんとすよりもハッキリ高中低と声が分かれているので、ユニゾンもグラデーションがあってめっちゃ綺麗。聞きごたえある。

 

曲調もAnthosとはガラっと変わっている。AnthosはSixTONESとかSnowManとかもうガチ最近デビューしたジャニとか、K-POPとかリアル三次元アイドル路線って感じ。三次元アイドルオタクにめちゃくちゃ馴染みが良い曲ばかりで、だからこそドルオタにガン刺さりしたんだけども……。

一方のLouLou*diは完全に二次元オタクに馴染みが良いやつ。梶浦由記みがすごい。See-Sawとかでありそう。

 

Empty Dream

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新生Loulou*di一発目の曲のタイトルがEmpty Dreamて。不穏さを隠す気が0すぎて笑う。MVは全然考察できない。

一発目だけあってユニゾン主体でコーラスもあまり多くない。BIRTHのときはユニゾン多めのシンプルな曲にすることでデビュー曲感を演出したんだと思ってるんだけど、こちらはシンプルにすることで人間味をなくしたファンタジックな感じにしているって印象。ユニゾンはそんな感じだけど、亜蝶の歌声はパワフルだしめっちゃエモーショナルで良いよね。1番サビ終わりのフェイク上手すぎてクソビビる。

 

Addictive Whispering

あまりにも好きすぎて1日中ヘビロテしてる。はなどるくんが新曲出すと毎回しばらくの期間ひたすらヘビロテしてるんだよな。はなどるはマジ楽曲裏切らない。

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開幕多言語コーラスに震えろ!!!!!!!!

最初見たとき開幕中国語と韓国語とラテン系っぽい言語出てきてめっちゃビビった。つべのコメ欄で知ったけどラテン系っぽいやつはスペイン語だった。意味はどれも「私の囁きが聞こえますか?」とのこと。いやマジで好きすぎるんだよねこの曲……Song Spoilerなのが惜しい……。

もう全部聞いてて気持ちいい。Bメロのoで韻踏んでるのとか。まあでも1番気持ちいいのはサビ終わりのソロパートだよね……。あれ何!?癖になりすぎてやばい。特に豊永さんはマジで上手くて聞いてて気持ちよさ半端ない。Cメロの加速して畳みかけてくる感もブチ上がるしなあ……ちょっとJulietのCメロに近いものを感じた。

歌詞も退廃的な感じで本当に良すぎるね……。

 

というわけでAWのヘビロテぶりがすごい。リピート止まらない。中毒性半端ない。でもEmpty Dreamも雰囲気あって超好き。

これでAnthosと同じような感じになるなら、2枚目から容赦なく高難易度の曲振ってくると思う。あんとすも1枚目のBIRTHとunknownは割と歌割シンプルだったと思う。2枚目からJulietみたいな生で歌えるもんなら歌ってみろな曲が続々と出てくるんだよな……。ルルディのキャストの3人も絶対高難易度振りに応えられる人たちだと思うので2枚目以降がめっっっっっっっちゃ楽しみ。ルルディの曲あと10曲欲しい。

はなどるくんの新譜ってドラマの続きが聞けることももちろんなのだけど、新曲が増えるのが本当に本当に嬉しいんだよな……。あんとす側の新譜も3月に出るの楽しみすぎる。

*1:

https://twitter.com/Amagiri_Prod/status/1341914886540910592

*2:sideMのオタクが山下大輝マジですげえってよく言ってる