長文置き場

備忘録

【BLCD】あばれんぼハニー 感想

発 情 注 意
血気盛んな荒くれ者の、心と身体でぶつかるガチンコラブ!

「殴り合いもえっちも激しい、ならず者どものラブバトル」

喧嘩が大好きで、威勢が良くて、ちょっぴり頭の悪いクマは、他校の不良相手に暴れ回る日々を送っていた。そんなクマの宿敵は、極道一家のイケメン次期組長・ハチ。今日こそ決着をつけてやろうと河川敷で決闘を申し込むが、突然クマに異変が訪れる——。体が熱く火照り、呂律が回らず、心拍数はどんどん上昇…。そして股間に走る疼痛。宿命のライバル・ハチの前でサカってしまったクマの運命やいかに!?

ドラマCD『あばれんぼハニー』 Produced by FUSION PRODUCT

キャスト

森山琢磨:熊谷健太郎
羽地衝彦:小野友樹
花咲満郎:伊東健人
天飛スズメ:白井悠介

 

やっぱり熊ちゃんは天才だった

 

マジで開幕大文字にせざるをえない事実。マジで聞いている間「天才」「いや天才だろ」「天才でしかない」以外の語彙が消える。

熊ちゃん受けといえばサハラの黒鷲もαがαを抱く方法でも、攻めにギャンギャンに歯向かう活きの良い強気男前系の受けだった。もちろんこの手の受けは熊ちゃんの十八番とも言っていいくらいなので何度でも聞きたいけれど、そろそろ別のテイストも聞きたくなる頃で。天才熊ちゃんに限ってまさかとは思うけど、万が一億が一このタイプの受けが奇跡的にハマっただけで、全然違うタイプの受けは微妙ってことも絶対ないとは言い切れないじゃん!?まあ実際はそんな心配など全くしていなかったし、こんな無理やりなイチャモンにしかならないくらい天才なのだが……。

 

あらすじ読んだ感じ、またサハラ、α系統の受けだと思っていた。

だけど聞いてみると、自分から攻めにがっつくやんちゃ系おバカ可愛い受けだった。あと泣き虫っぽいところがあり、何回か攻めの前で泣く。今までの受けとはかなりタイプが違っていた。ヤンキーなのでモブに喧嘩を売るときなどはカッコいいのだが、あんまり男前っぽい感じはない。

それをまーーーーーーーーー可愛く演じている!!!!!!普通の会話のときは可愛いと言っても男子高校生だし、ハチを思い悶々としてうわああああああ!!!!とよく絶叫する面白おかしさもあるのだが、絡みシーンになるとそれが一転むちゃくちゃ可愛い。あのおバカDKのどこからその色気が……?と思うくらいにエロ可愛い。自分からがっつく受けなので、喘ぎも全体的にトロトロで柔らかくて本当に可愛い。ちゃんとサハラやαのときみたいな強気男前受けのときとは喘ぎを変えていて本当にデキる人だな……。

特にトラック3の「ハチ、俺がこっちやるから、お前はこっち、こっち」の甘えたでトロトロした言い方めっっっっっっっちゃ可愛くて天才ポイント+5000000000億。天才の所業としか思えない。ちょっとロリっぽい。めちゃくちゃに可愛い。マジで天才。

トラック7のお祭りでの絡みシーンはマジで全部に渡って天才可愛いで最高。何か次の動作を行おうとするときの、文字にならない息遣いっていうか声みたいなのからもう細かいところまで全部可愛い。くわえるときの音?声?もめっっっっちゃ可愛いから天才。可愛いけど女の子女の子した受けじゃないし、熊ちゃんの声質も相まってかあんまりぶりっこ要素は感じない。でも強烈に可愛い。

 

つい熊ちゃんべた褒めbotと化してしまうのだが他の方の感想も。

相手役のおのゆーはアニメを筆頭に色んな場でバリバリ活躍しているのに、BLにも精力的に出てくれる上に演技はもちろん最高というありがたすぎる存在であることは様々な作品の評判から知っていた。そんな常連さんだが今回が初エンカウント。

まあ知ってたけど声がめちゃくちゃ良い。何か松岡禎丞さんとかもそうなんだけど、本人のキャラクターがまあ個性的で、顔も一度見たら忘れないなって感じなのに、演技聞いてるときは本人の顔一切思い浮かばないの本当にすごい。何だこの奇跡的にカッコいい声は……しか考えられない。おのゆの声とか散々聞いているのに毎度新鮮に声がカッコ良すぎて驚くんだよな。

がっつく受けに対してクールなツンデレ攻めなので最初から最後までカッコいい声を堪能できてすごく良かった。トラック3の絡みシーンでの「あ、ごめん手……」の言い方とか間合い?がすごくリアルさを感じて妙に印象に残ったな……。

 

おのゆと熊ちゃんのカプだけだと思っていたら、2トラック分はしらいむと伊東さんのカプだった。2トラックしかないし番外編扱いなので話としてはこれだけでは量的には物足りなさがある。量的な物足りなさはあるものの、短い中で話はちゃんとまとまっていると思う。

しらいむは完全に乱数だなーーーと思って聞いていた。乱数よりは若干低くて落ち着いている感じ。天真爛漫で無邪気な喋り方にも滲む二代目としての器というかしたたかさみたいなのはすごく感じ取りやすくて良かったな。

でも幼少期の演技はひどいよ!!!!!!笑 完全に笑かしにきてるのかと思った。しばらく声出して笑ってしまって後の話入ってこなかった。これは女性声優さんを使うべき案件だったのかもしれない。何か面白かったからいいけど!

だけど最初の「じゃあ体で払ってもらおうかな」の語尾にかけて低音が混ざる感じはめっっっっちゃカッコ良かった!

 

伊東さんは5秒か10秒くらい伊東さんだと気付かなかった。本気で「誰?」って思った。それくらい何か聞いたことない新鮮な感じのトーンで面白かった。声の高さとしてはちょっと低めくらいで別にそんなに物珍しさはなかったのだけど、喋り方というか声の印象がすごく新鮮だったなー。

個人的な伊東さんの印象としてクール系とかツンデレとか根暗系とか、声質に合っている得意な方向の役をやっているときは外さない人という印象なので、今回はかなり良かったと思った。クールで手厳しいが何やかんや面倒見のいい美人系の受けだったので、めちゃくちゃ役にハマっていたと思う。お祭りでちょっとはしゃいでいたのが可愛かった。

しらいむと伊東さんのカプは原作でメインの巻がちゃんとあるので、続編もCD化されそうな気がする。

 

本編がすごく楽しかったので、フリトが4分ほどしかなかったのが本当に残念だった!!!それもおのゆ&熊ちゃん、しらいむ&伊東さんに分かれてのトークだったので各チーム2分くらいだったかな?おのゆと熊ちゃんペアなんか時間を気にしてバタバタしていたので本当に一言程度しか感想言う尺なかった感じ。おのゆがいっぱい喋りたいことあるのにと言っていたので、もっと話聞きたかったなあ……。

 

わたしの知る限り熊ちゃん受けは4枚しかないので(サハラ1・2とα~とこれ)、これで熊ちゃん受けは全部持っていることになるのだけど、マジで受け打率10割なのがエゲつない(個人の感想です)。攻めも持ってる分含めれば、どの作品でもこちらの性癖に刺さる素晴らしい演技をしてくれていて、熊ちゃん目当てで買って微妙だなと思ったことがない。最高すぎでは?マジで熊ちゃんは安心して買える存在。ありがたい。

熊ちゃん勘が良いのか何なのか、多分BLでの演技のツボわかってると思うんだよな。演技を聞いているとわかってるなー!!って何度もなる。本当にこれからのBLCD業界を担う存在になっていくと思うし、これからも色々な作品に出演してほしい。熊ちゃん絡みで聞きたい組み合わせ山ほどあるんよな!!!2021年もたくさん出てください!!!