長文置き場

備忘録

BLCD感想まとめ3

まとめ第3弾。過去記事を振り返ると1ヶ月で10枚以上買ったんだなあ……となる。

今までは山下さんメインのものを買っていたのだけど、そろそろもっと手広く開拓していいかもなという気分になり、色々開拓し始めてみた。

 

αがαを抱く方法(江口拓也×熊谷健太郎)

本能型執着番犬α×俺様強気タチ専α
「誰を抱くって?抱いて"ください"の間違いだろ」

α階級のキャストのみを集めたタチ専高級出張ホストクラブ『alpha』。
その頂点に君臨するNo.1ホスト・流華が危惧するのはNo.2のレオの存在。
生まれ持ったセンスだけで全てを難なくこなし、他人を見下すレオの舐めた態度が気に入らない。
そんな時、常連客に同時指名される2人。
丁度いい、こいつのお手並み拝見といくか――と思ったのも束の間、
客からの要望は「2人のセックスが見たい」という難題で――。

本能型執着番犬α×俺様強気タチ専α
過激エロティックな発情オメガバースがドラマCD化!

https://e-fifth.net/faca0321/

 

脇役の山下さんが良いよと聞いたので買ってみた。が、問題が発生した。

熊ちゃんと江口さんの声が全然聞き分けができない!

結局最後まで聞き分けできなかった。最初本当にどっちが喋ってるのか全然わからなくて混乱しまくった。でも何とか口調やセリフや文脈で判断していた。そのやり方で聞き分けができる作品だったので助かった。

まあそれはそれとして、熊ちゃん受け天才では!?

どうもこれが受け2作品目だそう。有望すぎか?低音で男前な感じなのにベッドの上だとしっかり可愛い。エロい。天才だ……。流華さんのプライドの高いタチ専αなのに危機意識ガバだったり(流華さんの信条のせいもある)、毎回なんやかんや抱かれてしまう可愛さがヤバい。天才だった。テンション上がった。

最近思ったんだけど、わたしどんどん低音男前受け好きになってるな。低音男前路線あんまり興味ないと思ってたのに好みが変わった……。

 

そしてこの2人を引っかき回す野月空真役が山下さんである。なかなか良い役どころだったし、きゅるるん猫かぶり演技とヤバい奴の演技と更にそこから素に戻る演技と聞けたので脇ながらめちゃくちゃ満足できた。ストーカーっぽい危うい感じがすごく良かったし、ダウナー感がめっちゃ好きなんだよなぁ。

空真は流華とレオの仲を深めるためのポジションなのだが、個人的には流華さんのナンバーワンホストぶりにガチ恋しそうになったのでヤバかった。

 

総括すると話の中身は特になく、流華さんの可愛くてガバでえっちなところを楽しむ作品だった。

 

魔彼 MAKARE~魔は来たりて彼を堕とす~天編「Zorn」(竹内良太×山下誠一郎)

空の荒れた夜のこと、ユーゴが神父を務める小さな教会に酷い怪我をしたひとりの男がやって来た。
男は赤い髪と赤い羽を持った──人ならざる者。悪魔の類に思われたが、怪我人を放っておくことはできずユーゴは手当てを試みる。
そのユーゴを、男は犯した。
翌朝、男は天使ケムエルであると名乗り、怪我が治るまで滞在すると言い出す。
村の人々には手を出さないことを条件に、ユーゴは自らの身体を差し出すことになるのだが……。

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完全にシチュエーションの勝利。

教会という聖なる場所で聖職者を天使が犯す、サイコーーーーーー!!!!!!!という感情が溢れた。治癒とか魔力供給目的のセックスはね……オタクのロマンだよね……。

シチュエーションはものすごくロマンに溢れていて良かったし、話も手堅くまとまっていたと思う。個人的に非戦闘員が戦場に出てくるシチュにおい!!!となってしまうので、いてもたってもいられないからみたいなフワッとした理由で戦場に顔出しちゃうユーゴお前!!!!ってなったけど。

ただなんか話に小綺麗にまとまっている感が否めなくて、もうちょっと何か…もう一味…という気持ちにもなってしまった。低音男前系な山下さんとその更に下を行く重低音竹内さんのトーンは良かった。低音×低音好き。あと個人的に山下さんは硬派とか男前系よりチャラついてて若干周囲ナメてるような子の方が好きなので、そのへんも刺さり方が微妙な理由かも。

 

ゴールデンスパークル(古川慎×天﨑滉平)

優しくて真面目なイケメン男子×純粋無垢なクール系男子

女子が苦手で男子校に入学した日葵は、
同じクラスの楽と仲良くなり楽しい高校生活を送っていた。
しかし一方で、頭を悩ませているのが、
“朝起きたらパンツが汚れている”という謎の現象…。
誰にも相談できずにいたが、ひょんなことから楽にその悩みを知られてしまう。
楽からの誘いでオナニーの仕方を教えてもらうことになったのだが、
次第に彼への気持ちが友情とは違うことに気付き始め…?

悩める高校生男子たちの、
ひたむきでピュアな青春ラブストーリー。

https://e-fifth.net/faca0304/

何かあまちゃん気になるんだよな~と思い色々検索していたところたどり着いたのがこれ。フォロワーさんにも大プッシュされたし、ネットで調べてもかなり評判の良い作品だったので聞いてみた。

マジで良かった~~~~!!!!!!!

あらすじ読んだ感じ日葵のこときゅるるん可愛い系だと思ってて。あまちゃんも可愛い少年系が得意なイメージがあったし。それが全然違った!!!!

きゅるるんどころかめっちゃ男前系だった。声のトーンもあまちゃんにしては少し低めに思った。純粋無垢で無知なのは確かにそうなんだけど、そこが可愛いに繋がるというよりかは、だからこそ普通恥ずかしくて言えないようなことも素直にストレートに言っちゃう感じ。そこが男前。痺れる。でも抱かれてるときは超可愛い。

攻めの楽はスパダリ系と思いきや過去に色々あったせいで、日葵と良い感じになるにつれ臆病になって好きなのに突き放したりする。割とウジウジしている。でも抱いてるときはヤバい。古川さんの攻め2本目で、前に聞いたときも思ったけど、あの息遣いはなんなのか。非合法音声感が凄まじくてヤバイ。そりゃBLに引っ張りだこになりますわ。生々しいオス感がすごすぎて、ひ、ヒィ……ってなってしまう。

エロもしっかりありながらも、2人の感情や関係性の描写も丁寧ですごく素敵な作品だと思った。番外編のどんどんエロくなる日葵に困る楽の話が好き。マジで良かった。良いもん聞いたという充実感がすごかった。名盤。

 

サハラの黒鷲(佐藤拓也×熊谷健太郎)

魔性の精液を持つ調教師×血気盛んな若き奴隷商人
最も淫靡な寝物語、はじまる。

とある砂漠のオアシスの外れで
奴隷を商品として売り買いする『黒鷲』という通り名を持つ
若く艶やかな青年がいました。

ある日、客に売った奴隷・グランの恨みを買い、
どんな人間をも従順にしてしまう媚薬のような精液を持つ
調教師・アルキルの元へ連れていかれ、
グランの性奴隷になる日まで調教される毎日をおくります。

しかし、一向に屈する姿を見せない黒鷲に
アルキルは特別な感情を抱き始め―――。

https://e-fifth.net/faca0301/

元々目をつけていた作品ではあったけれど踏ん切りがついていなかったのが、αがαを~の熊ちゃん受けが衝撃の天才ぶりだったのでポチった。

まずキャストにビビる。脇役まですごい。えのじゅんとか山下さんとかこのくらいの出番で使うのかって思った。ロキの幼馴染だから重要な役であることは間違いないけれどそんなに目立つ役でもないから……。あとモブとか複数の役で千晃くんが喋ってるのすげーわかった。多分山下さんより台詞多い。

これで2からは中島ヨシキが参戦するんだからもう何が何だかよ……やばいな……。

 

前置きはここまでにして、感想を一言で言うとほぼヤッてるだけなのにめちゃくちゃ面白い、である。実際半分か3分の2くらいヤッてる。話の筋としてもそこまで密度が濃いわけではない、のにめちゃくちゃ面白い。

それもこれもメインカプであるロキとアルキルのキャラクターの良さと、メインキャストの良さなんじゃないかと思う。マジで良すぎる。熊ちゃん受けの天才ぶりはもう知ってるし、サトタクさんはわたしがもう何やかんや言うまでもなく間違いない人なので、めちゃくちゃ間違いないものが生まれることは分かっててもメインが天才……という感情が溢れた。

ロキがマジで良い。男前でどんな扱いされても気位が高いし奴隷たちの長としての器も最高。アルキルに対しても受けではあるけれどもお前がダーリンだよ!ってくらいカッコイイこと言う。でも抱かれるとしっかり可愛い。ツンデレ感も良い。熊ちゃんはどうしてこういう男前スパダリ感を出しながらも抱かれるときは可愛くてエロいみたいな、俺らこういう受け好きじゃんみたいなのを上手くできるのか。最高。

でもってアルキルがいかにも過去に何かあって傷心中でウェットな雰囲気を漂わせているのでサッパリ系の性格をしているロキとの対比が良い。もう終始ずーーーっと甘い。甘いトーンで話してるけど序盤のロキに対しての仕打ちはひどい。ただ早い段階でロキにコロッと惚れてしまうので、そんなに辛いしんどいシーンが続かなくて良かった。

無理やりから始まった2人の関係がだんだんイチャ甘になっていくのがまーーーーーーー良い。最高。それが声のトーンからわかるので本当にテンションが上がる。ロキは声の感じが柔らかくなるし、アルキルはデフォで甘い喋り方なのにもっともっと甘くなる。ロキが「本当の媚薬は声なんじゃないか」って言ってたの死ぬほど頷いた。あの甘くてエロくてとろけるような喋り方ヤバ……ってなった。

 

でも1番テンションが上がったのは、ロキが自分の仲間たちを救ってくれたお礼にアルキルに自分の本当の名前を教えるところ。ロキ基本荒っぽい喋り方してるんだけど、お礼と名前教えるところめっちゃ高貴な人って感じして最高……。「他の連中には内緒だぞ」とか、アルキルに「ロキ…!」って呼ばれて「なんだ?」って答えるときのトーンとかダーリン力ヤバすぎてめっちゃキュン……ってきた。アルキルも死ぬほどキュンときたと思う。これで抱かれるのがロキなのが最高なんだよな。

 

そしてメインではないけれども大事なのがグラン。元王族ではあるもののその性格ゆえに誰からも慕われず、恨みと嫉妬からロキに敵対心を燃やしている男。この横暴でいけすかない感じのキャラクターを木島さんが迫真の演技で演じていて本当に良かった!!!!グランのせいでロキはひどい目に遭うことになるのだけど、終始グランって道化みたいな役回りでもあり、何か見ていて憐れんじゃうんだよな……。その必死で滑稽な感じも上手く表現されていて良かったなあ。

グランがあの後どうなったのか気になるので、2に名前があってホッとした……。

 

とにもかくにも最of the高の話だった。原作が続く限り音声化されてほしい。2が楽しみだねーーーーー!!!!!!

 

まとめ

サハラの黒鷲は昨日聞きたてホヤホヤなのでむちゃくちゃ文章が熱くなってしまった。その他の3つは2週間くらい前に聞いたもの。いやそれがなくてもサハラはぶっちぎりで良かった。続編が楽しみすぎる……。

 

この1ヶ月は人生史上最速のペースでBLCDを聞きまくっていた。もちろん上級者からしたらハイパーぬるいペースではあるけれど、こんなにBLCD漬けなことは初めてだった。というかBLCDだけじゃなくBL小説もBL漫画も読んでたのでBL漬けだった。

元々山下誠一郎さんの演技に撃ち抜かれたことがきっかけでこんなことになってしまったのだけど、BLCDはハードではあるもののものすごく面白い媒体で知れて良かった。人によるかもしれないけど、大体メインの作品4つか5つくらい聞けば大ざっぱな演技パターン知られる気がするし、この人はこういう役してるときが好きだなっていう好みを浮き彫りにさせられるのが良いと思った。

 

今はBLCDの他に色々見ているものが増えているし、10月になったらアニメに追われる予定なので、ペースは落ちると思うけれどこれからも気になる作品があったら手を出していきたい。