長文置き場

備忘録

BLCD感想まとめ2

BLCD感想集第2弾。

ツイッターを控えるとコンテンツ履修が捗るので、ひたすらコンテンツの感想をブログにあげてしまう。

 

 

元ヤンパパとヒツジ先生

「お前って学校の先生とか向いてんじゃね?」
仕様:本編ドラマCD+フリートークCDの2枚組

高校時代、初恋の相手に言われた言葉だけを大事にして、気持ちを伝えないまま小学校の教師となった日辻宏明。
ある日、生徒のひとり・日向の父親である鳩山とスーパーで偶然出会った日辻は、なんだか懐かしい感じを覚えながら彼と話すが、鳩山はどうやら子育てについて頭を抱えているようで――…。

ドラマCD『元ヤンパパ と ヒツジ先生』 | COMICフルール

・キャスト
日辻宏明(山下誠一郎)、鳩山京一(日野聡)、日向(天﨑滉平)

 

良かった~~~~~!!!!マジで良かった。良かった。暴れそうになった。これはリピ確。好きだ…………。

いやもう鳩山くんが超カッコいい!鳩山くんが超カッコ良すぎて何度も大声を出しそうになった。こんなん誰だって好きになるわ……。あとずっと日野聡声がかっこい゛い゛い゛い゛」って唸ってた。日辻先生に酔った勢いで告白&キスされた翌朝に「俺のこと好きなの?」って聞くところがちょーーーーー好き。

感じの悪い友人に絡まれて日辻先生が鳩山くんにゲイだってこと知られてしまって、フリーズする日辻先生を引っ張って帰っていくところとか、日辻先生が泣きながらカミングアウトするのをそっと受け入れるのとか、めちゃくちゃカッコいい。

 

日辻先生もおっとりふわふわ系ですごく可愛かった!ずっと鳩山くんに片想いしていて、ゲイが原因で人から心ないことも言われたりしていたから、最後両想いになれてよかったねー!ってほっこりした。

こういうちょっとぶりっこ入っているようなほわほわきゅるるん敬語系の山下さんは聞いたことない引き出しだったので新鮮味があった。きゅるるん系の演技だけど聞いていて落ち着く声は健在だったなー!

 

日向役のあまちゃんも可愛さ抜群ながらもナチュラルな演技ですごく良かった! 無理してる感がなくてすごく聞きやすかったな。

 

一応絡みシーンはあるものの軽いオマケ程度で、ほぼ2人がくっつくまでに尺が使われているほのぼの子育てBLですごく心の栄養になった。進展が遅いので本当に両思いになるんか……?と思ったくらいだったけれど、これくらいのスローペースも心地よくてすごく好き。イヤな人も出てこないし、心穏やかに聞ける作品だった。

結局こういうシリアス薄めの心穏やかに聞ける作品が1番好きかもしれない。

 

最悪な男

高取裕也にとって、同僚の船場亮は高校の同級生であり、初恋の相手。
だが、船場は大学時代に女遊びを覚え、

職場で再会した頃には女にも時間にもルーズな男になっていた。
それでも初恋の思い出を忘れられない高取だったが、

ゲイだとバレた挙句「男とのセックスに興味ある」と船場に最悪な形で抱かれてしまう。
脅され、体だけの関係が続くにつれて追い詰められていく高取と同じように、
船場の様子も変わってきて――。

最悪な男(CV:山中真尋/山下誠一郎)★特典付:CD | ステラワース

・キャスト 

船場亮(山中真尋)、高取裕也(山下誠一郎

 

ほぼエロだった。話は正直あってないようなものなので、マジでヤッてたことしか記憶にない。1トラック丸々絡みシーンなトラックもあってマジかー!って笑った。

船場がまあイヤな男なんだけど、散々高取にひどいことしておきながら、実は学生の頃から好きでしたは別に免罪符になってないし虫が良すぎるぞ!とは思ったけど、なんかハッピーエンドっぽいからいいか……?いいのか……?

実は両想いだった系なので、タイトルの割にそこまで胸糞系の話ではなくてそんなに辛い思いにならずに聞けた。

 

ほぼ絡みシーンなんだけど、山中さんと山下さんの音量のバランス?が良くなくてずっと気になってた。山中さんがウィスパー系で、山下さんがしっかりした声だから、山中さんに合わせると山下さんの声が大きすぎて、山下さんに合わせると山中さんの声が小さすぎるみたいな感じで……。2人の演技自体はすごく好きだったからもったいなかったなあ……。多分攻めと受け逆の方がいいよね……って思ったら次に書く作品が本当にそうなんだけど!

 

三角オペラ

貞木 薫は、由緒正しい学園の真面目な音楽教師。彼には心に秘めた片想いの相手がいた。
その相手、大河内 明幸は清く正しい“学園の王子様”と呼ばれている。
ある日、不良の“情報屋のショウ”に目を付けられた貞木は秘密をバラさない代わりに飽きるまでセックスするようにと命令されて――…。

三角オペラ【初回限定版】 ||フィフスアベニュー

 ・キャスト

貞木薫(山中真尋)、山口翔太(山下誠一郎)、大河内明幸(佐藤拓也)

 

名前の通り、三角関係もの。こちらもまあまあほぼヤッてるシーン。3Pもある。

最悪な男と並べるとキャストも話も似たような感じで笑った。本当にたまたまなので狙った結果ではない。

向こうは山中さんが山下さんを脅す役だったけど、こちらは逆で山下さんが山中さんを脅す役。こっちの方が遥かに悪質度が高い。山口がマジもんのクズなので……。

 

山口はマジでクズだし、大河内も途中闇堕ちするし、貞木先生は終始レイプされっぱなしで可哀想で、どうしようもない聞いていて気持ちいい話でもないのになぜか最後まで聞かせる力がすごい。1時間半近くあったんだけど、あっという間に聞き終わってた。

要素だけ書き出すと胸糞系っぽいし、実際そういうシーンもあるけど、そこまでヘビーではないし鬱な話でもない。すごく不思議で歪な話なんだよなあ。

これ最後どうやってオチつけるんだろうと気になりながら最後まで聞いていたけど、えっマジで!?という終わり方をしてビックリした。

 

山下さんの人を苛立たせる演技の上手さは知っていたつもりだったけど、エースとかモリリンはだいぶ水で薄めたやつだったということがわかった。終始死ぬほどナメ腐った喋り方をしている。稀にナメ腐ってない男の子な喋り方になる瞬間もあるけど、今までがクズすぎるのでマイナスが余りある。

山中さんは最悪な男の飄々として節々に色っぽさが漂う感じの演技の方が好きだったりするんだけど、山下さんとの絡みシーンを聞くと受けの方が合ってるなって思うし、儚げミステリアスで何を考えているのかわからない教師役にはすごくぴったりだった。本当に何を考えているのかわからないキャラだった。

サトタクさんは王子様系なイメージはあったけれど、情緒不安定なイメージがなかったので新鮮だった。わたしの中の数少ない知識をかき集めたサトタクさんのイメージって爽やかで色気のある頼れるお兄さんだったから、世間知らずで情緒不安定な気のある少年役、こういう頼りない弱々しい感じの引き出しもあるんだー!って思った。

 

リピートしたい話かと聞かれればNOだし、歪さが強い話もあまり得意ではないんだけど、聞きごたえはあったし、歯ごたえある感じがどうにも嫌いになれない不思議な作品だった。

 

まとめ

いくつかBLCDに触れてみて、基本的にハッピーな作品が好きなのかもしれないと思った。やっぱり無理やりはダメだよ~~~……という気持ちが沸いてしまう。両想いラブラブいちゃいちゃセックスが最高だな!

短期間にBLCDをいくつも摂取している影響でエロ多めの作品もだんだんと聞けるようになったけれど、実は現状、絡みシーン自体に楽しさはさほど見出していなかったりする。基本的にスンッって感じで聞いている。元々関係性厨で2人の関係性とそれにまつわる人物の感情の動きが好きなオタクなので、好きな商業BLは絡みシーンがないものばかりだ。声が付けばその好みが変わるというわけでは現状ないらしい。今後どうなるかはわからないけれど。

 

言うてもBLCDってエロがメインディッシュというイメージだし実際そうなんだけど、こんなに些細な感情の動きを純粋に追える媒体もないので、やっぱり好きな人の演技を聞く媒体としては最強だ。

ついに聞いていないBLCDのストックがなくなってしまったので、また買い足したい。