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Crystal break

平成ライダー沼に足を取られてしまった人間のブログ

TRUMP 2015 感想

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見てきましたーーー!!!

前々からTRUMPという作品の存在は知っていたんですが、特に調べることもなく公演日を迎えたので「繭期」という言葉とヴァンパイアものということだけしか知らない状態で観に行きました。

もちろんニチアサ勢が多いのもあってその人たちの演技を生で見てみたいという気持ちはあったんですが、それよりも単純にTRUMPという作品に触れたいという気持ちが強かったので、かなりフラットな状態で観れたのが新鮮でした。

以下ネタバレガッツリの感想。

入ったのは11月25日のR公演、28日のT公演だけなのでポンコツな記憶頼りだし、そんな状況であーだこーだ書くのはアレかなと思うんですが一応記録を残しておくためということで。トンチンカンなことも書いてると思いますがそのへんはご了承ください。

 

ソフィ

ソフィは最初は他のヴァンプたちとの関わりを拒むんだけど、Tソフィだと高潔さゆえにマジで「僕に近づかないで」って冷めきったオーラ放ってるんだけど、Rソフィだと突き放した言葉の裏に本当は誰かとの関わりを求めているんじゃ…?って感じがした。だから臥萬里に「お前は独りよがりで孤独な寂しがり屋」(正確な言い回し忘れた)って指摘されるシーンは、Rの方が分かる~~って思いました。Tだとあっ本当のところはそうなんだみたいな。

フォロワさんが「ゆうきくんは井上敏樹ぢからが高い」って言ってて、すごい同意なんですけど、ゆうきくんソフィはちょっと555のたっくんみたいだなって思った。パッと見キツい対応とるんだけど、根は優しくて繊細な奴なんだろうなみたいな。ゆうきくんはウルのときもそうだったけど、言葉や態度とは裏腹な気持ちがあるだろ!って思わせる演技ですごく好きだなあ。

あとRだけ見たときはゆうきくんの方が主人公力高いって思ったけど、両方見るとまひろっちソフィの方が主人公力高い気がした。まひろっちソフィは首突っ込み型、ゆうきくんソフィは巻き込まれ型主人公って印象したなあ。Tソフィの方が能動的な印象だった。

ソフィとウルについてはTR両方好きって言ってるんだけど、でもソフィはTの方が好きかなあ。この物語にふさわしい主人公って感じがしてやっぱりTが正史なんだって思わされた。

 

ウル

まひろっちもゆうきくんもウルの演技が本当にどっちも見応えあって楽しくて、だからウルは本当にどっちも好き。でもゆうきくんウルは体育会系感すごいから「お前絶対そんなに本読まねえだろ!!!!」ってツッコミたくなるけどwww

ウルは実はダンピールゆえに短命で繭期を超えるまで生きられないところから、永遠の命を持つTRUMPに執着するキャラなんですけど、Tウルは生きることに、RウルはTRUMPに執着してる印象だった。Tウルは全力で生を求めていて、自分が生きるためにはTRUMPに選ばれるしかないって泥臭く這いつくばってる印象なんだけど、Rウルは死期が近いゆえにTRUMPっていうヤバイ宗教にハマっちゃってる奴みたいな感じがしました。TRUMP伝説の狂信者みたいな。

だからTウルって「もうウルに永遠の命与えてあげてよ!!!!頼む!!!!」ってめっちゃ感情移入しちゃうんだけど、Rウルは「でもクラウスには選ばれないんだよなあ~!!」って絶望に堕ちていく様が美しいなって思ってしまいますね。どっちもクラウスに永遠の命を懇願する演技は迫力がありすぎて、グイグイ引き込まれた。

 対ソフィだとTウルは「君に興味があるんだ!(まっすぐ)」って感じで、Rウルは「君に興味があるんだ!(ニヤニヤ)」って感じだった。あとTだとウルはソフィの人を寄せ付けないぐらいの高潔さに、Rだとそのまっすぐさに惹かれたんじゃないかなーと思いました。本当にウルはTR共に若い才能のすごさを感じさせられて、でも2人とも19歳だからまだまだこれから成長していくんだよなあと思うとある意味末恐ろしいですね!

 

アレン

物語の発端。ツイッター「アレン(ALLEN)が死んで(DEAD)、ALL END」って聞いてウワーーーー!!!!!ってなった。

 TR共に純真無垢で幼い性格で喋り方超可愛くて、とてもアラサーの俳優がやってるとは思えねえ。アレンとクラウスを武田航平くんがやってるのは知ってたんだけど、相方が誰なのか知らない状態でRを見たので、Rアレンを見たときに思わず「10代の俳優使ってる!?!?」って思いました。*1 本当に役者ってすごいと思わされました。

純真無垢とはいえ、Rだとお星さまから何かを受信してるような歳の割には大人びてる6~7歳のロリって感じなんですけど(ちょっと電波系入ってる気もする)、Tだともっと少年っぽくて不思議ちゃんなんだけどちゃんと意思のようなものを感じた。あとRアレンちょっと小悪魔っぽい。

あとアレンとクラウスのダンスシーンが本当に大好きなんですけど(特にRのダンスシーンが好きです)、あれをクラウスの正体を知った状態で見るとすごいキツかった。アレンってあんなにもクラウスを惹きつけるのに「永遠の命なんていらない。だってそんなの寂しいし、今を生きてメリーベルを愛して死にたい(うろ覚え)」とか言うのほんとお前さーーーー!!!!!ってなった。そのくせ死に際にはクラウスから永遠の命を拒みながらも「ずっと寂しかったんだね…」とか言うからさあ…。だけどアレンの心はメリーベルの方へ向いてるんであって、クラウスはアレンの特別にはなれないんだろうなあとか。悲しい。

でも末満さんのツイートによるとメリーベルには幼馴染兼許婚の男がいるみたいだから、メリーベル的にはアレンとの関係は一時の過ちにすぎないのかもしれない。だったらどこまでも報われないなあ。

 

クラウス

クラウス!クラウスはほんと前半と後半のギャップが凄まじかった…。最初はちょっと抜けて明るい雰囲気の先生として出てくるんだけど、実は不老不死の力を持つTRUMPで…という。

ここもTとRで似てるようだけどかなり印象違いました。Tだと元々狂気を抑え込んでいた人がアレンとの出会いで爆発してしまう感じで、Rだと今まである程度まともな感覚で生きてきたんだけどアレンとの出会いで狂わされてしまうみたいな。

だからTクラウスとかめっちゃ怖くて見てる間「この人怖いよおおおおおおおお!!!!!」と心で叫びまくりでした。絶対監禁とかやらかすでしょ…って思ってたから檻のシーンも怖かったですね。「行かせません」のトーンとか冷たかったし。Rクラウスだと必死感あってちょっと可愛げあった気がしたけど…。

あとTだとアレンへの執着があまりにも強すぎてもうアレン自身をひどい目に遭わせてでも自分の側におきたいぐらいの病んでる感を感じたけど(アレン以外の奴なんてどうでもいいぐらいの気迫あった)、Rはアレンをひどい目に遭わせたくなくて立ち回ってたように思う。多分最初はそこまで歪んだ感情ではなかっただろうけど、どんどん歪みが出てきちゃう感じかな。Tは初っ端からアレンに歪んだ感情を向けてそうだなと思います。

それにしても人間たちがTRUMPの不老不死に焦がれたせいでクラウスが自分以外のTRUMPを消したというのに、自分はひたすらに今を生きるアレンに焦がれるなんてないものねだりなんだなあとか思ったり。

 

ラファエロ

ここもTとRでめっっっっっちゃ印象違いましたね。Tラファエロだと元々武人っぽいお堅い感じの性格で長男としての責任感も強いっていう昔の日本男児みたいなタイプに見えたけど、Rだともうちょっと今風で線が細くてお父さんに認められたくて頑張ってる感が強く出てる感じ。メンタル面もTより繊細になってる印象受けたなー。

ウルがダンピールという秘密がバレて(というか自分で暴露しちゃった)、ダリ卿に「この恥さらしめが」って言われるところと、剣術大会の前でダリ卿の方を見上げるけど何も声をかけてもらえなかったシーン、Rの方が心痛かったなあ。Tでもダメージは受けてるんだろうけど、ギリ持ちこたえられてる感あった。そんな感じでRの方がダメージデカそうだったから、ウルを守らなきゃ…ってあんな行動に出るのも分かるなって思った。Rだとウルを守ることが最後の砦みたいな心の拠り所にしてる感があったけど、Tだと最後まで長男の責任を全うしようとしてる印象だったかなあ。キャスト的にRは田村さんとまひろっちの組み合わせで2人とも儚げな印象あるから、関係性が依存っぽく見えやすかったというのもある。

あとTだとショーマタンの剣さばきがめちゃめちゃカッコよかったな~!!!ソフィvsラファエロのときの「こんなん相手じゃ絶対勝てねえよ!!!!!」感すごかった。

 

アンジェリコ

 TRで印象違うことには違うんですが、何が違うって知能が全然違った。ビックリした。Tだと素因数分解できるけど、Rだと分数同士の足し算引き算できてドヤァってしてるぐらい違った。あとRの純血倶楽部は昼休みにドッジボールしてるけど、Tだと放課後にお茶会してる。*2

Rはソフィを煽ってジョルモロとウェーイってハイタッチしてたときに「何だコイツヤバいくらい知能が低い……」と心配するレベルだったんですが、Tだとビックリするぐらい貴族らしい上品さ保ってて困惑したよね。何かボンボン息子とガキ大将ぐらい違いがあった。

 それで色々好き勝手やらかすんですが、Tだとボンボンゆえにワガママの度が過ぎていてエリート意識暴走させてしまった感じで、Rは狂気にとりつかれていてイカレちゃってる印象でした。ビリーさんの貴族感溢れる感じもショーマタンのマッド感溢れる感じもどっちも良かったなあ。

最初は本気でラファエロのことを目の敵にしてたと思ってたから、終盤の「ラファエロは僕が殺さなきゃいけなかったのに…!」のあたりはビックリした。その後には「違う…一緒に血盟議会で新たなヴァンプの世界を作っていくんだ…!(うろ覚え)」みたいなことを言っていたから、この2人も相当関係こじれているというかアンジェリコが一方的にこじらせているというか。本編だとアンジェリコが一方的にラファエロにアプローチしていましたが、ラファエロはアンジェリコのことどう思ってたんですかね。末満さん曰く父親の世代から確執があったそうなのでそのへんも気になるな~と思いました。

 

あとはサックリといきます。

 ガバンリはRだと初見だったのもあるんですが、飄々としてて何だコイツめっちゃ怪しい!!!!!感強かった。Tだともうちょっとキリッとしてカッコイイ印象だったな~!なかなかワケアリっぽいので、ガバンリ主役のスペクターがとても気になります。

ダリちゃんは、登場シーン何であんなふざけてるんだろうと思ったけど(あの感じ大好きです)末満さんが演じてたからなんですね…。 2~3日前に気づいたの遅すぎだった。

ラファエロにウルの秘密を守り通せなかった!と怒るシーンがあって、元凶お前だろうが!!!って思ったんだけどこのパパとデリコ兄弟もなかなかこじらせてそうだなあと。末満さんもパンフでダリちゃんはラファエロには素直になれないって言ってましたし。あとあれだけダンピールを蔑む割に、ウルに対してひどい仕打ちをするんでもなくちゃんと育ててるっていうのは気になった。これで息子が1人しか生まれなくて、ウルをヴァンプとして育てるしかないってなら分かるんだけど、実際はラファエロがいるわけだしウルのこと見捨てても問題はなかったと思うんだけど…。そう考えるとダリちゃん案外悪い人でもないのかなあ。

 

全体的な感想ですが、自分が想像してたよりもギャグシーンも多くてずっとシリアスが続くというわけではないのが意外でビックリしました。最初の方とかすごく男子校のノリっぽいし、だからこそこの次どうなるんだろうというのが読めなくてワクワクして楽しかったです。

TR両方ありましたが最初に見た方だからというのもありますがRの方が好きです。キャラ別だと

 ソフィ&ウル→T

アレン&クラウス→R

ラファエロ&アンジェリコ→R

臥萬里&ピエトロ→T

グスタフ&ミケランジェロ→R

って感じですかね。個人的にRのアレクラダンスシーンにめちゃくちゃ心奪われて気持ちが高まったからRに大きく傾いてます。あとはRは生きづらそう…と感じるキャラが多くて可愛げを感じることが多かったというのも好きな理由です。

 

TR制の舞台を見るのはこれが初めてで、TRだと1回目は話の筋を追って2回目は分かった上で楽しむ…というわけにもいかなくてTとRが全く同じものではないので2回目話が分かった上で見てももっと見たいという気持ちが全然収まらなくて、本当にもっとチケット取れればなあ…!とちょっと悔しい思いだったり。観れば観るほどドツボにハマるような作品だと思うので、自分ももっと深みに行きたかったなあと思うばかりです。

でもTRUMPという作品の名前を知った時、DVDいっぱいあるから買うにしてもお金が…と思っていたところをタイミング良くこうして再演があって生で観れたことは本当に良かったし自分の幸運に感謝するしかありません。欲を言えば何回でも再演してほしいと思うし、シリーズ作であるLILIUM・SPECTERも生で観る機会があれば…と思ってしまいますね!

今年はもう舞台を観に行くことはないと思いますが、年の終わりにこんな面白くて素敵な作品に出会えて幸せでした!

 

*1:単純に視界が良くなくてあんまり顔見えなかったからってのもある

*2:この比喩考え出したフォロワさんマジ天才的