Crystal break

平成ライダー沼に足を取られてしまった人間のブログ

リボンの騎士 ミュージカル

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雨の中見に行ってきましたー!乃木坂の子が主演ということで男性客が多くて、もちろん女性客もいっぱいいてカオス!という感じでした。

2か月ほど前にもふ虎の感想を投げやりで書いたところ、もふ虎の感想でヒットされることが多かったらしくすごい申し訳ない気分になったので今回は真面目に書きます。

 

「主演アイドルだしなあ」と何となくハードルを下げて行ったら、主役の生田絵梨花ちゃんも桜井玲香ちゃんも周りと全然遜色のない演技でビックリしました。歌も普通に上手くて、レベル高いな!!!!と思わされた。舞台班の子とかなのかな?

生田絵梨花ちゃん、当然アイドルで女の子だから女の子らしい演技が良いのはもちろんだけど、男モードのサファイアがもーーーーとにかくカッコよくてですね。リボンの騎士の青の衣装も本当にカッコよくてたまんなかったです。

あと散々言ったけど、しょうこおねえさんの生歌がヤバすぎる。

迫力凄すぎて終始鳥肌立ちっぱなしです。2幕の初っ端からしょうこおねえさんの生歌だったんだけど「これもうしょうこおねえさんがずっと歌って終わりでいいわ…」と思うぐらい心捕まれた。歌だけで人殺せそうなぐらいの歌唱力だよね。本当にすごい。しょうこおねえさん声量とか調整してたかもしれないけど、こんな化け物歌唱力の人と一緒に歌ってた桜井玲香ちゃんなかなか頑張ってたと思います。

 

それで本筋!

天使チンクのイタズラから男と女の心を2つ持ってしまったサファイアが王位継承問題でゴタゴタしたり、隣の国の王子とロマンスしたり…みたいな話なんですけど(雑な説明)、予想以上に要素盛り盛りだったなと。

サファイアの苦悩、王子と海賊との間の三角関係とか、親子問題とか。でもぶっちゃけそのどれもが単なるイベントとしてでしかなくて、そこからテーマ性みたいなとこに繋がってないんですね。で、結局何が言いたいんだってなる。てかどれも描写足りないんすよ。

例えばヘルとヘケートの親子。自分が良いと思う道を娘の意思を無視して押しつける親と、それに反発する娘っていういくらでも掘り下げてメッセージ性を込めることができるような関係だったのにアッサリ終わっちゃったしね。しかもこれがサファイアの物語とは何も関係ないのが痛かった。ヘルとヘケートはサファイアを振り回すんだけど、この2人の物語とサファイアの物語は別に交わってないんだよね。というかぶっちゃけ、この2人は単に悪役として出した方がサファイアの物語がもっと深みを増したのでは?って思う。

そう思うぐらいなのにこの2人やったら存在感あるんですよね。それはしょうこおねえさんと桜井玲香ちゃんの演技のおかげだし、舞台が終わってキャストが出てくるとき許されるなら叫びたかったぐらい好きなんですよこの親子…。しょうこおねえさんの歌は迫力満点すぎてもう1度聞きたいぐらいだし、ヘケートちゃんの曲はロック調が多くて素直にカッコよかった。てかヘケートちゃん超可愛い。

 

それで物語的にはいらなくね?と思うのにやたら存在感が出てしまったキャラの最たるものがブラッドだと思うんですよ。だからブラッドって言及しようとすると「でもさーーーーー」って言いたくなる。

ていうかほんと、男と女の両方の心を持つ女の子が1人の人と恋に落ちるってだけで波乱がすごいのにそこでもう1人男に好かれちゃうってなったらそれだけで要素詰めすぎなんですよ。加えてさっきに言ったように王位継承がどうとか、ヘルヘケートの親子問題とかフランツとブラッドは生き別れた兄弟だった!とか入ったらもう2時間半じゃさばききれないの当然だよね。だから恋愛パートでいえばフランツ1人に絞った方が、サファイアの男と女の心を持つがゆえの葛藤にもっとスポットを当てられたと思う。結局ここ特にメッセージとして昇華されることなくふわっと終わっちゃってるんですよね。

 

でも何が問題って、ブラッド本当死ぬほどカッコよかったんですよね…。

ブラッドっていない方が割くべきところにもっと尺割けたよねって思うけど、ブラッドカッコよすぎた。確実にMVPだった。出てきた瞬間に「あっ、この青木玄徳ダメなやつだ」って本能が危機を感じました。殺陣はカッコイイわ、サファイアに男の心しかなくなっても向き合おうとするし、最期はサファイアと同じ毒に侵されながら1人分しかない解毒剤をサファイアのために使って自分は死んじゃうわ、ズルすぎるやろ!!!

しかも最期にベッドで寝てるサファイアに寄り添ってたあのときの青木玄徳は本当に表情が綺麗すぎて「芸術だ…」としか言いようがなかった。いやもう「綺麗」とか「芸術」じゃ全然足りないくらい美しかった。しかもあのときに歌ってた歌、高音が甘めな声ですごい良かったんだよなあ。このシーンだけでももう1回見たい。

青木さん、キャラ的には9月に見たもふ虎の斎藤さんの方が好きなんですけど(あの高みから見下ろしてニヤニヤしてる感が好き)、ブラッドは本当ドストレートにカッコよくて良かったです。

 

それでブラッドが本当に男らしくてカッコよかったから正直フランツ食われてた感否めなかった。神永くんは金髪碧眼がすごく似合っててカッコよかったし、歌声もイケボやな!って思ったけどフランツの見せ場なあ…って思っちゃう。何かブラッドとフランツ、生き別れた兄弟と言うものの2人の絡み自体がそんなにないし、この事実自体も駆け足で明かされちゃうから、2人の間にそんなに兄弟というか男と男の信頼感的なものを感じなくて、単にフランツがブラッドの御膳立てのおかげでサファイアゲットしたように見えるんですよね。最初に出会ったときからサファイアとフランツは惹かれあってたけど、この2人のエピソードも弱いというかブラッドが全部持っていっちゃいましたって感じだ。

 

リボンの騎士、話としては「うーん…」ってなるところが大きいんですけど、ヘルヘケート親子とかブラッドとか物語的には枝葉の部分がやたら魅力的になってて(キャストの演技のおかげですね)、幹がどこなんだ…ってなってるところかなあ。もちろん主役と王子役2人の演技は良かったから脚本しっかりしてって話なんですけど。

でもキャストの演技に注目して見ればかなり満足度が高い舞台だと思います。実際こんなん言ってても「もう1回観に行きたい…」ってずっと言ってたの、キャストのパワーが素晴らしくて舞台に引き込まれていたからですし。DVDだって出るなら買いたいし…。

あっ書けなかったけど、プラスチック親子すごい好きです。っていうかプラスチック王子、最初リアルに中学生ぐらいの俳優使ってるのか!?と思ったらもちろんそんなことはなかった。シリアスな展開が続く中でもこの親子の掛け合いは面白くて笑ったし癒されたなあ。

 色々書いたけど個人的には満足な舞台でした!あと、ブラッド役で軽率に青木玄徳に推し変しそうとか言ってる人は仮面ライダー鎧武」を見ればいいと思います!

 

 

青木さんが直々にダイレクトマーケティングをしているぞ!!!ぜひ見よう!!!!